【戦闘】悪の女戦士を屠るスレ 3【やられ】 1 :名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 05:20:21 ID:H1u7Tq3B 悪の組織その他、悪辣な女悪役が、 正義役に屠られるのが基本ライン。 ・創作/二次創作、どちらも歓迎。ただし実在人物はNG。 ・エロ・グロ表現の有無・程度は書き手の任意。 ・スレタイは「屠る」となっていますが、  屠るかどうか(死 or 戦闘不能)も書き手次第。 ・雑談や感想レスなど、書き手が投下しやすい環境を心がけましょう。 ・特殊属性につきsage推奨。 ◆前スレ 【戦闘】強い悪の女戦士を屠るスレ 2【やられ】  http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152028736/ ◆まとめサイト・絵板 強い悪の女戦士を屠るスレ まとめblog  ttp://akujolove.blog74.fc2.com/ †強い悪の美女を屠る絵掲 †  ttp://w5.oekakibbs.com/bbs/akujolove/oekakibbs.cgi 2 :名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 05:21:09 ID:H1u7Tq3B ◆歴代スレ  1:★強い悪の女戦士を屠る創作スレ★     http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1112600419/  2: 【戦闘】強い悪の女戦士を屠るスレ 2【やられ】     http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152028736/ ◆姉妹スレ 【つかまえて】悪の女とH 2【つかまえられて】     http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162820600/                    悪の女との「えっち」がメインの場合はこちらに。 悪の女をつかまえて INエロゲ板     http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1152888591/                    悪の女が登場するエロゲに関してはこちらで。 3 :1:2006/11/27(月) 05:24:53 ID:H1u7Tq3B しまったぁー! テンプレがまとめと絵掲の名前に対応してないじゃん……orz 皆ごめん、吊ってくる。 4 :名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 06:19:50 ID:IAf2JuVT >>1 http://www7.tok2.com/home/for2ch/up/src/up0028.jpg.html 5 :名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 09:27:50 ID:vtDqaRsG >>3 スレ立て乙! テンプレのミスぐらいキニスンナ! 6 :名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 20:29:28 ID:GZ3NEwvm >>1 乙。 7 :名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 23:27:25 ID:FaRw1t5i >>乙  そんなのささいなことだから誰も気にしないよ。  てーか、スレ立ててっていった本人だが全く気付いてなかったさw 8 :タイツの人:2006/11/28(火) 12:55:45 ID:R8kCvcpc >>1さん、乙です。 とりあえず自分も名前つけることにしました。作品はまとめスレから… ・「うまなとき」(縦読みした初代スレの679氏に脱帽w) ・地下13階の悪魔 ・最期の呟き ・必殺!保守sage! ・ギョクレンジャー ・笑劇!タイツ仮面! ・忍者ふてん丸 9 :タイツの人:2006/11/28(火) 13:09:13 ID:R8kCvcpc FA宣言キャラ:あしも (※注…データはいずれも『ふてん丸』完結の時点のもの) 性別:女 属性:おとぼけ ジャンル:時代劇 職業:抜け忍(元・尾出忍軍所属) 年齢:17才くらい 元ネタ:スクウェアのLIVE A LIVE(時代設定も大体同じくらい。幕末あたり) 格好:LALのくの一 服装:天誅3のくの一 能力:身体能力は忍としては並以下。火薬の扱いに長けるが詰めが甘い。 利用規約 ・生死問わず。 ・商用はやめた方がよろしいかと… 10 :副まとめ人安奴隷:2006/11/28(火) 17:00:17 ID:/scjbCEs >>タイツの人さん 詳細ありがとうございます。 作者名を統一し、あしもの項目もいじっておきます。 ついでにこんな場所を設けましたのでお知らせしておきます。 ttp://www16.ocn.ne.jp/~nicholai/cprostudio/ 既にまとめブログのリンクにも入っております。 クレイさん作品含む既存作について語りたい人大募集。 スタジオと銘打ってるだけあり、新シナリオが生まれるかもしれません。 興味ある人はこぞってご参加下さい。作者様大歓迎。 11 :名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 00:01:43 ID:B9vElebr >>11 うほっ。隠れてこそこそ語り合ってるなんてズルイぞぅ( ´∀`)σ)∀`) 12 :名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 10:05:04 ID:pghS2AR/ >>11 フヒヒ、すいませんw こういう風な↓新作にすぐ役立つ情報とかもサポートしたいと思ってw ttp://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-1331.html あと、ちょっと絵掲では場違いになってしまう「屠り側」の企画ラフとか出るかもしれません。 それでは皆様、新作をwktkでお待ちしております。 13 :名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 09:56:55 ID:EIks3nXF 念のため保守 14 :名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:52:38 ID:sMCU6/pr 最初にSSを書くのは誰かな?かな? 15 :名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 21:57:36 ID:8NA6qnJz ところで今月出たヴァルキリーのやられ率/悪女率はどうなの? 16 :名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 08:58:15 ID:N/oixNn8 >>15 したらば情報だと今月は不作だってさショボーン 17 :名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 13:25:05 ID:RibvW2lf 2号が豊作だったせいか、ほとんど"無い"に等しい。 18 :タイツの人:2006/12/01(金) 18:33:24 ID:RibvW2lf おっと、名前を入れるの忘れたぜ。>>17は俺です。 新作SS、行くぜぇ。 19 :タイツの人:2006/12/01(金) 18:33:58 ID:RibvW2lf 「俺はタイツ!真理の扉をこじ開ける者!今日も平和の代価を払うべく敵女(犠牲者)を求めさ迷うぜ!」 満月の夜、繁華街を少し離れたビル街にある小さな公園で男が叫んでいる。 採石場の一件から半年。再び日本に舞い戻っていた全身タイツの怪しい男はあいも変わらず正義者気取りだった。 女戦闘員の気配に引かれ、寂れた公園にやって来たタイツは全ての感覚を総動員して犠牲者じゃなくて女戦闘員を探し回った。 しかし…彼の前には一匹の猫がいるのみ。「あれ?」と思うタイツの前で、夜の闇に溶け込むかのような黒猫が頭を撫でている。 「ぬぅ。当てが外れたか。それはそれとして、ぬこカワイイよぬこ(*´Д`*)」 本来の目的を隅に追いやって猫相手に遊ぼうとするタイツ。と、彼の背後から煙草の臭いが漂ってきた。 タイツの仲間である聖石戦士いわく「外で吸いにくくなる一方の世の中、自室が一番気兼ねなく吸える場所だ」と言う。 ちなみにそいつは随分前から携わってきた任務にピリオドを打ち、その時知り合った娘と結婚するのだという。 実に羨ましい。俺なんか会う女がみ〜んな戦闘員だから宿命に従って屠ってばっかだぜ。いいなぁ〜。 フ〜ッ、再び煙草の煙。今度は直接吹きつけられた。流石に、臭う。 「…って、誰だァーッ!」 物思いに耽るのを止め、背後の怪しい気配に振り向く変態タイツ。その声に驚いたのか、猫が猛ダッシュで逃げていった。 『敵女の気配を追って猫にたどり着くとはねぇ』 後ろには女が立っていた。厚ぼったいトレンチコートの下に黒のレディーススーツという…銭形のとっつぁんみたいな井出達だ。 どこかで見たような灰色の髪は胸まで伸ばしっ放しにしている。顔立ちは美しく、左眼を覆う眼帯が更にアンバランスな美を醸し出す。 開かれた右目の色は黒く、暗い。よく研磨された黒曜石を思わせる。鼻は高くすらりとしている。明らかにアジア系の顔ではなかった。 その黒い瞳がこちらを見据える。見下すかのようなその姿勢にタイツはむっとしたが彼女は無視して口を開く。 『貴方のアンテナも錆びついたようね…クスクス…おバカさぁん』 その口から発せられた言葉はやはり軽蔑が色濃く出た冷たいものだった。タイツはますます機嫌を悪くした。 「無礼ってレベルじゃねぇぞ!何者だッ!」 『"血風"のクリスタトス』…女は氷のような冷たい声音でそう名乗った。 その頃――――― 今日も一日の仕事が終わった。夜の街を行く会社員風の女――ミユキは疲れた顔で帰路についていた。 採石場で死にかけた彼女もまた、日本に帰ってきていた。"組織"からの追っ手もなく、今は職場に復帰している。 職場といっても"組織"ではない。世を忍ぶための仮の生活である事務員の仕事に戻っているのだ。 (今日はお腹空いたな。あのバカも最近見ないし、ブロフェルドと一緒にラーメン食べに行こうかしら) 気だるい面持ちでそんなことを考えていたら、不意に声をかけられた。 「ねーねー。そこのお姉さん〜」 そいつは馴れ馴れしい口調でこちらを呼んでいる。最初は何らかの―下らない部類の―勧誘かと思い気だるい印象を受けたが、 無視すると五月蝿い手合いかも知れない。仕方ない。適当に相手して手っ取り早く済ませ――… 『ブロ姉(ねぇ)は元気?』 「え?」 完全に振り返る前に意外な名前が飛び出した。それは彼女の家に居候している自称・妹の名だ。 パッと振り向き終わってみるとそこには声で感じた印象と同じ、ちょっと馬鹿そうな小娘がいる。見た目は高校生くらいか。 よく街で見かける"今風の"格好の女の子だ。細い指の全てに何らかのネイルアートが施されていて、ラメの部分が派手に光っている。 「…誰よ貴女」 『"烈火"のスカラマンガ』…パッと見、頭の悪そうな小娘は馬鹿っぽい口調を改めてそう名乗った。 20 :名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 23:26:20 ID:BbbgzM1c コートの女は煙草を吸いながら楽しげにタイツの格好を観察している。 上から下までジロジロと、途中で『プッ』って聞こえたのがタイツの癇に障る。明らかに馬鹿にされているのだ。 まぁ、タイツは全身ふぁ 「…クリトリス?」 タイツは"わざと"間違えて呼んでみた。軽くからかって相手の性格を掴むつもりだったのだ。が、 『…クリスタトスよ』 ふぅ〜。煙草の煙が三度タイツに吹き付けられる。今度は真正面から受けたので咳き込んでしまった。 「げぇっほげほっ!――よぅし、ならクリちゃんでいいな!お前が今夜の生け贄だ!決定!大決定!」 ビシッとクリちゃんを指差し、今夜の獲物と定めるタイツ。大げさで演技がかったポーズを決め、プルプルと武者震いを再現する。 それを冷ややかに見つめながらクリスタトスは笑う。おもむろに煙草をポイッと投げつけ、タイツの膝に当たる。 「熱っ!」遠距離からの根性焼きがタイツを襲う。膝の部分が焼け焦げてしまった。特注タイツなのに、酷い。 『こんなのが標的ぃ?…クスクス。俗に言う"冗談"ってヤツねぇ』 「にゃにィ〜っ!?」 侮られたタイツはいつものペースを崩されて面食らっている。こんなタイプは初めてだった。 「お前のその余裕もここまでだ!"TIGHTS THE MASK"をナメんなよこのメス豚がァーッ!いきなりイくぜッ!白濁色のオーヴァ――」  ガ ブ ッ ! 「ドライ…ヴィヤーーーーーーーッッ!!?」 突き出されたタイツの下半身を激痛が襲う!思わず最強の碑文を放ちかけるタイツ。だがMPが足りないようだ… 涙目になって――アソコが逝ったかも、という恐れを感じつつ――下半身を見る。猫だ。見覚えのある黒い猫がいる。 「なっ…なんでさっきのぬこが俺のおチンチンを噛んでる、の……う〜ん」 タイツはそのまま前のめりに倒れた。猫の離れた後の股間は真っ赤だ。何たる様。薄れゆく意識の中でクリちゃんの笑い声が木霊する。 『おバァカさぁん…クスクス』 その頃、ミユキは―――、 「…スカラマンガ?」 「そ、ブロフェルド…ブロ姉とは姉妹で〜っす☆ よ・ろ・し・く・ネ♪」 先ほど名乗った時からすぐに軽い口調に戻ったスカラマンガはミユキの前でぶりぶりと媚を売るような素振りをする。 「ミユキおばさんって老けてるねぇ〜。何歳?」 眼前を右に左に、ちょこまかとウルサイ蝿のような動きでミユキをからかう。 "オバサン"、"老けてる"という禁句をズバズバと小娘に言われ怒り心頭のミユキだが、こういった連中にまともに取り合うのは 疲れるだけだし無駄なことだとタイツやコンドー(前作で出てきたミユキの上司。故人?)で思い知ってるので極力抑えるよう努めた。 「(プルプル…)な、なんのよ・お・か・し・ら!?」 それでも語尾が強くなってしまった。ぶっちゃけ、この小娘を引っ叩いてさっさと帰りたい衝動でいっぱいだった。 スカラマンガはそのミユキの心情を知ってか知らずか、目の前で動き回るのを止めて真正面からこう言い放った。 「あのねぇ。死んでくれるぅ?」 「え―――」  ド ゴ ッ ! 聞き捨てならぬ言葉にカッとなったミユキを突然の衝撃が襲う。やられ役の宿命か。しっかり喰らってしまったボディブロー。 「ほげぇっ?!」なんて間抜けな悲鳴を上げてそれっきり彼女の意識は途絶えた。身体から力が抜け、スカラマンガに抱え上げられた。 「女ヤラレ役、ゲットだぜぇ☆」 21 :名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:29:40 ID:KQrNe23U 待ちに待った新章キタコレ。 うおおぉぉタイツさん地獄から帰ってきたぁー! ゴートゥタイツ! ゴートゥタイツ! 22 :名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 11:30:37 ID:nSE4nYau ミユキさんがんばれw なんか灰になって海に散布されても翌日には復活してそうな気がする。 23 :絵掲住人:2006/12/03(日) 04:19:23 ID:ZyKBxwP5 スレ住人の皆さんにお願いしたいんですが、 できたら絵掲の方にもたまにはコメントつけに来たりしていただけませんか? 絵師さんたちだけで感想言い合ってる状況は寂し過ぎます。 絵掲なんか関係ない、てんなら仕方ないですが・・・どうかお願いします。 24 :絵師その1:2006/12/03(日) 05:14:25 ID:Y9QHEUZq >>23 確かにもうちょっと人欲しい。あれじゃ絵師同士の馴れ合い杉ワロタ。 まとめサイトに、コメントとしてリクエストを書き溜めておける記事とかあれば、 本スレと連動が増えてちょっとは来てくれるかな? と思いますた。 今はなんかもう陸軍と海軍で別々の戦争をやっておりますw 25 :名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 08:01:40 ID:WVfa1pCO 超書き込みづらい状況になっておいて何を言うか。 でも作品は毎回見てますね。性欲をもてあます。 26 :絵掲住人:2006/12/03(日) 09:08:02 ID:ZyKBxwP5 >>24 それはいいかもしれませんね。安奴隷さんに相談してみましょw >>25 書き込み辛い状況?常連の一人として努力しますから、具体的にどうすればいいか言って下さい。 絵師さんがコメントを控えて馴れ合いが無くなれば、あなたがコメントつけてくれるんですかね? 27 :名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 09:23:41 ID:BD8csA41 そんなだから書き込まないんだよ 28 :名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 22:34:00 ID:Q4PfmeEu もう絵師は絵師でネットワークが出来てて一見が入れる雰囲気じゃないな、って思ってレスはつけてない。 あくまで自分の感想だけどね。あと単純に好みの絵が無いとかもある。ごめんよ。 29 :名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 22:47:45 ID:tQfHXgvj この板・スレに限らず、2chのスレ派生だからといって スレ住人が押しかけるとは限らないと思う。 でもあの絵板自体は悪女界隈の場として必要とされてると思うし(俺も毎日巡回してる)、 無理に「スレを巻き込んだ盛り上がり」を期待しない方が健康的(?)じゃないかなあ。 …あと、ここの住人・ROMは妙に引っ込み思案だということをお忘れ無く。 30 :名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 23:43:01 ID:ZplSRwiJ っていうか今見に行ったけど馴れ合い色強いけど賑わってるじゃん。あんなもんでいいんじゃないの。 31 :24:2006/12/04(月) 00:19:54 ID:mhGBmnkz あ〜なるほど、やっと理解。この界隈同じ悪女好きだけども 一つのゲームとか漫画とかのみ(例:ジョジョとか)で回ってるわけじゃないから、 本スレと絵掲がかみ合わないのは当然だったのね。題材多すぎて。 じゃあ逆に絵掲の方から見てもいまさらスレに合わせるのは無理か… いや、マイナージャンルにしちゃ贅沢すぎる嬉しい悩みだと思うけど。 じゃあこれまで通り、普段は別々でチャンスがあればアドリブでセッションね。 一人で挿絵とSS自作して両方に投下してる人もいるし。 ただ、コメント貰って嬉しくない絵師はいないので、 イイと思ったら気軽に話しかけてあげて下さい。皆コテハンだけど排他性のない良い板です。 …と書いてたら既に賑わってるようで、安心して名無しに戻りますノシ 32 :名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 21:14:58 ID:T8AWE6m+ 投稿しようとしたら512k超えたよって出たのでこっちに投稿。 >>前スレ613 ちょっと違うような…。 どちらかと言うと昔のアダルト系RPGによく見られた… 敵の鎧(衣装)が壊れて「倒しましたよ表現」。 MNLで(一部の人に)言われていた「アーマー破壊」だと思うのですが。 どうなんでしょ…。 33 :名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 22:04:42 ID:bhq/SU58 同じく512KB超えていたので >>前スレ608〜610 無生物のみを焼き尽くすマジックフレイムで女戦士とか女騎士とか女剣士とか女拳士の装備を破壊するのはどうかね。 34 :名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 22:15:32 ID:IzRP/Nke >>32 Yes 35 :名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 23:12:01 ID:0jD4qnoD 前スレ…逝ったか。 36 :タイツの人:2006/12/06(水) 13:02:43 ID:60lY5rQU ≪タイツ編≫ 嗚呼、なんてこった。俺の縮退砲が潰れちまった… しかも愛するぬこにガブリ。だが俺は彼(彼女)を憎むことはできない。 悪いのはクリトリスだ。あのクソアマ。タバコ臭いし口調が挑発的だし… 『おまけに格好がオッサンくさくて色気にかける?』 そうそう。胸は大きいし顔は美人だけど許せん。正義の肉棒で懲らしめて肉奴隷にしてやる。 『最低ねアナタ…女の子を何だと思ってるのん?』 うるさいな。敵女悪女は別だっつーの!…そもそもなんで思考にツッコミが――…タバコのにほひ? 『フ〜ッ。ぜ〜んぶ声に出してたわよ?おバカさぁん』 「うわぁ!」 目を開けてみたら件のクリちゃんが目の前にいるじゃないの!右目でこっちをジッと視姦してやがる。感じるぢゃないかw というか此処どこ?なんか地下室みたいだべ?日付は?晩御飯は?2chは?…俺の拡散波動砲はどうなった!? 『…縮退砲じゃなかったの?』 「いちいち細かいな。俺の槍は1000の名を持っているのだ!」 威勢よく声を張り上げてみるが、実のところその槍が心配でたまらん。見てみたがやっぱりタイツが真っ赤に染まってるまま… 脳内でおネエちゃんのエチィシーンを想起してみてもピクともせん。感覚ゼロ。これでは自慰もし甲斐がないってモンだ! 「う〜ぐ〜。なんてこった。氷雪姫すら蒸発させた俺の蝶絶倫神ぶりが発揮する前にこうなるとは…お前の仕業か!?」 『さぁてね〜。子猫ちゃんの悪戯まで私のせいにされちゃかなわないわぁ』 目の前でクリちゃんがタバコをプカ〜ッ。彼女はパイプ椅子に座っていて傍には駅で見かけるような足付きの灰皿が置いてある。 落ち着いて周りを見てみると、ここは室内で間違いないようだ。直感で地下室っぽく感じたが、それは窓の外が暗いかららしい。 そして俺はクリちゃんが座ってるのと同じタイプのパイプ椅子に固定されて動けない。後ろ手に鎖で縛られているのだ。 どうやら俺がロケランに受けたダメージのせいで気絶している間に彼女に変な所に連れられ、拘束されたらしい。 『変な所とは失礼ね。ここは私の家よ』 「お前ン家かよっ!」 室内を見回している俺の気持ちを察してムッとしたのか、憮然とした態度になるクリスタトス。椅子の上でふんぞり返る。 「住まいにしちゃ殺風景だな。せめてテレビくらい置けばいいのに」 部屋には、見事に何もなかった。あるのは椅子と灰皿と、ゴミだけ。それもタバコの空き箱とか紙くずだけで、生活観に乏しい。 「まぁいいや。面倒くさいから詮索はやめときましょ。で、俺に何の用だい?」 『……簡潔に言うと、アナタを抹殺せよって指令を受けただけ』 さらっとそう言うと短くなってきていたタバコを部屋の隅にポイと捨てた。なんてやつ。さすが悪役だぜ!! クリスタトスはコートの内ポケットから新たなタバコを取り出してライター(多分100円のやつ)で火をつけて口にした。 そう言えばこの女、タバコをくわえたままでしゃべるので行儀が悪い。だが似合っている。やっぱり悪党だぜ!!! 『アナタの"悪"の判断基準が分からないわ…』 「いつも最初に言うが、俺は女戦闘員を狩る正義の使者!俺が悪だと思ったら(たぶん)悪!俺の前の現れる女は(おそらく)敵役だぁ!」 『さり気に無茶苦茶言うわねこのコ…でもどんなに威張ったって縛られたままじゃ、ネェ』 バッキーン!鎖は簡単に引き千切られた!バラバラと鎖の破片が宙に舞って床に落ちて硬質な衝撃音を立てる。 「俺は縛られてなんかいないぜ!"銭形のとっつぁんのコスプレしたザクロちゃん"みたいな井出達しやがって!覚悟しろぃ!」 『あらぁ。百均じゃあ駄目だったかしら。』 頬に手を当ててため息混じりに、かつ残念そうにそう言ったクリスタトス。しかしその唇は、悦楽に歪んでいた。 37 :タイツの人:2006/12/06(水) 14:24:49 ID:60lY5rQU ≪ミユキ編≫ ―――どこかで声がする。すぐ近く、でも直に話を聞いてる気にならない。おそらくは、テレビか何かの声なのだろう。 『お前に記憶がないように、私もまた、欠けた過去を持っている』 『キミも…?』 なにか深刻そうな内容だ。ドラマか何かだろうか。他に物音らしい物音も……なにかパタパタと音がするぐらいか。 目を開けてみると見覚えのあるギャル(死語)が社内でよく見かける何の変哲もないパイプ椅子に座って携帯と睨めっこしている。 赤いタートルネックのシャツ。上に着た白のファージャケットの袖から赤い袖がはみ出してるので長袖か。下は紺のバルーンスカートだ。 何処にでもいそうで、雰囲気だけ何かが違う感じ。どこで見たっけ?そもそもあたしは何を? …記憶を辿ってみる。どうやらあたしはこの小娘にやられたらしい。そして今は捕まってしまっているようだ。身動きが取れない。 小娘――スカラマンガといったか。どこの国の名前だろう――は気がついたあたしに構うこともなく携帯を見つめ続けている。 『私にはこうなる前の……自分を知らない。いや、分からないのだ……』 『自分が…分からない?』 自嘲気味な女の人の声。凛としていて意志の強そうな響き、だが今はそれを失っている感じがする。 一方は男の戸惑う声。どこぞのケダモノの暑苦しいボイスと違って、少年らしい若さのある声だ。 2人の声は小娘の持つ携帯から聴こえてくるようだ。よく見ると携帯の画面から発する光が小娘の顔に投影されている。 部屋があまり明るくないせいもあってか、小娘の顔に当たっている光の、色の変化がよく分かる。その彩りには見覚えがあった。 どうやら、彼女はテレビを観ているようだ。少し前に話題になり、今や当たり前のように使われている機能だ。ワンセグ、だっけ。 『見ただろう?私の肩を…私の、この軍服の下を』 『…うん―――ゴメン』 男の人が謝ると、少しの沈黙の後に女の人の『クスッ』という小さな笑みが聞こえた。 『お前が謝る必要はない。あれは、私が無防備だっただけなのだ』 思わせぶりな会話と重い雰囲気。あたしはいつの間にか、耳を集中させて聴いていた…続きが気になる。 そして衣擦れの音(多分、女の人が立ててる)が聴こえてくるところで――音が止んだ。彼女がテレビを切ったのだ。 あたしは我に返るかのようにハッとなって顔を上げてしまっていた。 「なぁ〜んだ。目が覚めてるんじゃん。ミユキおばさま♪」 目の前にはこちらを見て「にぱっ」と笑う小娘の顔。生意気げで可愛くない。妹(自称)とは大違いだ。 「…とりあえずその"おばさん"扱いは止めてくれる?」 本当ならとっくに引っ叩いているのだが手足を縛られていては歩み寄ることも蹴りを入れることもかなわない。 「う〜ん。仕方ないなぁ。でもそれが最後の望みってんなら聞いてあげてもいーかなぁ」 考えている…ように見えないこともない素振りの後で小娘が笑う。"最後の〜"は聞き捨てならないがそれよりも、 「…あたしを捕まえて何しようってのよ。殺すんならさっさと殺りなさいよ。どうせこのままじゃ逃げられないし…」 彼女は自分を倒す前に『死んでくれる?』と言った。なのに自分は生きてるし、殴られたお腹も、もう痛くない。 「え〜っ。でもそれじゃつまんないジャン。どうせだからタップリ遊んでから仕舞いにしたいヨ〜!」 不満は顔で厭な台詞を吐く小娘。つまり弄んで殺すということか。あたしは遊び道具じゃないっつーの! 「どうせって何よ。ウチの妹――ブロフェルドを知ってる辺り、あの基地外(自称・生みの親)の刺客?」 「酷っ!ちょwww刺客なのは当たってるけどwww」 当たってるのか。はしゃぐ小娘を見ながら"ウンザリしてくる自分"を実感する。またそっち方面の厄介事かYp! 一通り笑うとスカラマンガは携帯を閉じて上着のポッケに入れた。 『アタシが受けたのは不肖の被造物の抹殺。ブロ姉には敵いそうもないから貴女を使うわけ〜。アタシってあったま良い〜』 ニヤニヤ笑いながら自画自賛する小娘。あたしは限界だと思った。だが手足の鎖が切れそうもない。ピンチだ。 38 :タイツの人:2006/12/06(水) 14:30:55 ID:60lY5rQU 女の子のファッションなんか分からねぇよ!ヽ(`Д´)ノ ウワァァン Google様のお力を借りてそれっぽいのチョイス。 途中で「俺、何やってんだろ」って素に戻った('A`) アーマー破壊とか謎の電撃はステキだと思います。 でも謎の電撃というとエピソード3のパルパティーンの怪演が脳裏に焼きついてるw 「喰らえぇーーーーー!無限のォォォーーーー!ダークサイドのパゥワァーをォォォーーーーー!!!!」 39 :名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 15:44:02 ID:8UeysvTv >>タイツの人 テカりながら読ませていただきました。このまま正座で次までお待ち申し上げ。 何のテレビだったのか気になるような気にしてちゃいけないような。 謎の電撃とかそこらにある物を動かして攻撃とか、 そういう妙な神通力は全部フォースで片付けられますねw 40 :名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:32:09 ID:gsjq3SN3 GJ!!いつものコトながら小ネタをはさむのが好きですね 41 :名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 02:31:24 ID:Voad7SXg おーい、誰かいないのー? もう四日も経ってるのに書き込みないな。 やっぱ皆、年末は忙しいか。 42 :名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 09:16:02 ID:EcFvFDLC 見てるよー 見てるけど、ちとネタに走りすぎて反応しづらいというか…タイツ氏のテンションがマジ羨ましいというか… まあ、忙しいってのはあるんじゃないかな。 43 :名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 18:31:07 ID:ridjq6L9 見てるお。四葉ですごいのが上がってておっきした。 44 :名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 03:23:56 ID:lylGDT8S 俺も冬眠の準備で忙しい。 45 :名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 16:23:54 ID:GcjKOzfd ASIMOが凄い進化をwww http://news20.2ch.net/test/read.cgi/news/1165758584/601-700 あしもwww 46 :名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 07:20:23 ID:Dk6pg4/N >>45 ちょwwあしもwww 47 :クレイバンの人:2006/12/15(金) 03:46:29 ID:I/gohUlW だいぶ間隔があきました。時雨丸シリーズです。 今回のSSもまとめ管理人さんの作られた絵がありますので、 まとめBlogに収録された際にはリンクが貼られると思います。 48 :名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 03:53:18 ID:I/gohUlW 6. 屋敷でめぼしいものがないかと物色していたくの一は、 娘を犯しているくの一の喘ぎ声が悲鳴へと変わったことに気づき、慌てて縁側に飛び出た。 彼女が眼にしたのは、無惨にも尻から刀を深く突き入れられ娘に倒れこむように絶命している仲間の骸、 そしてその横で自分を睨みつけている血に濡れた鎧を着込み口元を隠した男の姿であった。 男は刀を裸のくの一に突き刺したままで空手である。 殺るなら今かと思ったが、その身から発せられるただならぬ気配を感じとった彼女は逃げることを選んだ。 もし、ここで自分が返り討ちにあえば、同じようなやり方で仲間が次々に殺られるかもしれないとの判断からだった。 ……いや、もう既に何人か殺されているかもしれない。 くの一は事がいつも上手くいくので、油断していた自分たちの甘さを呪う。 「ハッ」 身の処し方を決めると、棒手裏剣を取り出して時雨丸にむけて放ち、その結果を待たず庭を駆け逃走する。 彼女はそんな適当に放った飛び道具で仕留めきれるなどと驕ってはいなかったが、 少しは牽制にはなるだろうと考えていた。しかし、くの一のそんな思惑は脆くも崩れ去った。 背後から何かが彼女の左腕を掠めるように飛んできたからだ。 「クッ」 痛みとともに、ツツーと血が腕をつたい流れていくのが彼女にはわかった。 ただし傷は浅く、走るだけなら差し障りはない。くの一は後ろも振り返らず全力で逃げ続ける…… 49 :名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 04:00:29 ID:I/gohUlW 時雨丸はくの一の放った棒手裏剣をサっとかわすと、 懐から今までの苦無ではない卍型の手裏剣を取り出し逃走するくの一めがけて投げつけたのだ。 手裏剣は狙い通りに彼女の左腕を傷つけ、地面に落ちる。そう……狙い通りであった。 時雨丸は逃走するくの一に未だ姿を現さぬ頭目のところまで案内してもらうつもりであった。 もちろん気づかれぬように、ちょっとしたお土産つきで…… 娘の上で事切れているくの一から刀を引き抜くと、彼女の死体を無造作に蹴り飛ばす。 力なくあおむけになったくの一であったモノは、 熟れきった、もう誰にも揉まれることない大きな乳房を晒し、口と尻からはドクドクと血を垂れ流し続けていた。 そんな死体には何の興味もないのか一瞥もくれず、時雨丸は娘の手を取って起き上がらせる。 「大丈夫か」 「あ、あの……」 「……すまないが詳しく話している暇はない。安心しろ仇は俺が討つ。  女盗賊どもは夜明けまでに、すべてこの世から地獄に送ってやる」 娘の無事が確認できた時雨丸は娘が何も云い終わらぬうちに、そう言い捨てて逃げたくの一を追うため走りだした。 ……残された娘は自分を救ってくれた男が視界から消え去った後、 自分が助かったことへの安堵と、家族を失った悲しみに耐え切れずにその場で泣き崩れた。 これは運命なのか、自分がどうにかすればこんなことにはならなかったのか、 そんな憤りが、過酷な現実が、彼女をまるで小さな子供のように泣き喚かせた…… 50 :名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 04:04:35 ID:I/gohUlW むずがゆい…… くの一は時雨丸から逃げる途中で、胸と股間がどんどんと熱っぽくなっていくのがわかった。 それは、痒みをともない……いやどちらかといえば性的な刺激を求めるような火照りにも似た感覚である。 「ハァァンッ」身をくねらせ思わず、喘ぎにも似た声を漏らしてしまうくの一。 まさか……何かしらの毒が塗りつけられていたのでは…… 血がタラタラと流れる左腕をおさえ、そんな想像を頭にめぐらせる。 恐怖で全身から汗が吹き出てきたが歩みをとめず、お頭がいる場所へとひたすら駆けていく。 その後ろから、気配を完全に殺して追う時雨丸には全く気づいていない…… くの一が、今夜仲間たちが襲っているはずのもう一軒の大商人の屋敷に飛び込んだ時には、 彼女のコリコリに勃起した乳首を中心として、大きな乳房に同心円状に広がっている熱っぽさとむずがゆさは限界に達していた。 会陰も、まるで淫らに男を咥え込みたいと叫んでいるがごとく疼きが止まらない。 「ハァハァッ、フヒャァァァァアアアアアンッ」 走り続けたことによる息切れと、快感に悶える声が重なる。 我慢しきれず、ついに両手でおのれの乳房を激しく揉みこんだ時、乳首の先から白い乳液がピュッと出た。 一瞬遅れて狐面がズレ落ち、快感と苦痛で歪みきった口から血反吐をまき散らしその場に倒れこんだ。 51 :名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 04:09:10 ID:I/gohUlW 驚いたのは屋敷に住んでいた商人一家と丁稚などの使用人を皆殺しにして、 いそいそと金目の物を運んでいたくの一たちである。 別働隊のくの一があわてた様子で息も切れ切れに屋敷に入ってきたかと思うと、 いやらしい喘ぎ声を出して倒れたのだから…… 作業を放り出して、彼女のもとへと駆け寄るくの一たち。 「どうした」 「大丈夫?」 「何があったの」 状況を把握しようと狐面のくの一たちは次々と問いを投げかける。 倒れこんだくの一はまだ事切れておらず、胸と股間に手をやり、揉んだり摺ったりと強い刺激を与えつづけている。 口元から血を吐き続けながらも、なおも自慰をやめない彼女の行動は痴態というよりは狂態であった。 「お乳が、アソコが疼いて疼いちゃうのほぉぉぉぉっ、いひぃぃぃっ」 明らかに正常ではない彼女にくの一たちは戦慄を覚える。 「毒を盛られたな……」 背後からの声にいっせいにふりかえるくの一たち。 そこには髪を乱れさせ、二つの角を生やした金色の般若面を顔につけた女がいた。 まさに首から上をみればおどろおどろしい存在であるが、少し目線を下に落とせばその印象は変わるだろう。 股間には黒い褌、胸元は黒いなめし皮に薄く延ばした鋼を張り付けたものの上に鎖帷子をかぶせている。 あと身を守るものといえば手甲と肩当てくらいのものであった。 つまり、その白く鍛え上げられた艶かしい肌の大部分を露出させているのだ。 おどろおどろしいというよりは……妖香の漂う魔性の女という形容が似つかわしい。 52 :名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 04:15:10 ID:I/gohUlW 「残念だがもう助からん。だが、最後くらい私のために少しは役立って死ね」 そんな冷徹な言葉とともに般若面のくの一は血を吐きながら悶え続けるくの一のそばにしゃがみこむ。 「ふひぁぁんっ、あはぁぁ、お、お頭ぁぁっ」 「お前をこんな風にしたのはどんな奴だ……他の者たちはどうなった……」 「あぁぁぁっ、多分……うひぃっみんな……殺られた…あはぁぁっ、男……つ、強いひぃぃぃぃぃっ  いひぃぃっ、イっちゃう、逝っちゃう、死にたくないひぃぃっ、けど、も、もうっだめぇえぇっぇぇぇぇぇっっ」 今までにないほどの絶叫とともに頭と足を支えとして橋のように反り返ったかと思うと、 乳首からはドピュピュッとお乳が、股間からは淫らな潮を盛大に吹き出し、最後に勢いよく口から血反吐を吐き、絶命した。 血と乳液がお頭と呼ばれた般若面のくの一の白く美しい肌を濡らしていく。 「……馬鹿が、そんなくだらない報せと引き換えに邪魔なのを呼び込んじまうなんてね……そこぉっ!」 そういって、右手に持っていたいくつもの短い刃を持つ輪っか状のものを投げつけた。 回転しながらすさまじい速さで、その奇妙な形状の武器は飛んでいき、ある者の胸に突き刺さった。 「うびゃぁぁぁっ」 小汚い叫びとともにブルブルと肉体を左右に揺らせたあと動かなくなる。 男ではなかった。よって時雨丸でもない。何よりの証拠に胸にはいやらしく隆起した二つの乳房がある。 叫びをあげ、さらけだした胸を血で朱に染めて死んだ女の正体は、 この屋敷の見張りをしていたはずのくの一であった。 しかし……よくみれば彼女の背後にはもう一人誰かいる…… そのことに最初に気づいたのは般若面のくの一であった。 「とっさに盾にするなんてやるじゃないか……さぁっ、さっさと姿をみせな」 まわりのくの一たちも事態を把握したのか、次々に背中の刀を抜き戦闘の態勢をととのえる。 ズルリと横に倒れこんだくの一の後ろから現れた者こそ……時雨丸であった。 53 :名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 21:55:57 ID:GAAD0AmG うおー!時雨丸キター!そして般若面のお頭に期待。 それにしても「いやらしく乱れながら死に至る」とは恐ろしい… 54 :名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 01:30:31 ID:FTcCDsUy おかしら登場ktkr! つか、なんのためにそんなエロ非道い毒を常備してるんだよ時雨丸w 55 :絵掲住人:2006/12/16(土) 12:08:18 ID:DUfg6fb8 エロ過ぎる!クレイさん毎度GJです。 時雨丸、はなから女敵にしか使わない毒を常備してるってことは普段から悪女を屠っているのか・・・ううらやましい。 56 :名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 19:11:52 ID:cAYpe06y ぐおー年末でネットを休んでたら出遅れたー! クレイさん超絶GJッ!!!! その毒ってもしかして薄めて使うとただの催淫剤で、 原液で使うと致死量でエロ死にするという万能毒ですかw 俺ならたぶん薄めない。ていうか薄めちゃダメ。 57 :絵掲住人:2006/12/17(日) 20:22:47 ID:qcWSz7TW >>56 そのアイデア最高w 58 :タイツの人:2006/12/18(月) 22:03:43 ID:kxAB+j5G >>56 こうですか?分かりません(><) 忍「これまでだな。さて、お前にはいろいろと吐いてもらわねばならん」 く「だっ誰がお前なんかにッ!」 忍「――だろうな。そう言うだろうと思ってこんな物を用意した。強烈な毒物だ」 く「ひっ…ど、毒!?」 忍「心配するな。薄めればただに催淫薬に成り代わる(ごそごそ…)」 く「催淫!?ちっ、どうせあたしはもう動けそうもない。好きにしな!」 忍「いい度胸だ…出来たぞ。これでお前の手コキの速度は3倍になる。それっ」 く「あっ…(ゴクン)―――――う、うぐっ!苦しい〜」 忍「ん!?まちがったかな…」 く「こ、こ、この田ゴ作があぁ〜っ……ぐふっ(逝)」 忍「おれの求める淫猥忍術はまだ遠い!!」 59 :名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 22:58:48 ID:Gum6nz99 >>58 と、遠すぎますっ!! その忍が時雨丸に追いつくまでに、何人の悪女が実験台となって死ぬのやらw だ が そ れ が い い。 GJ! 60 :名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 23:02:41 ID:NliAxHHv 淫猥忍術を極めた暁には是非つかまえてスレにお越し願いたいw つか、手コキの速度を3倍にする意味がわからんww 61 :名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 20:49:05 ID:CUwWIu/z 手コキー byバイオハザード4 62 :名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 22:37:29 ID:Eyn7g6gF >>61 「ご遍路〜ご遍路〜」「せえれぶろすせえれぶろす」とか言ってる連中ってさ、 女性化してもあんまり萌えなさそうなのが悲しいところよなw 63 :名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:02:34 ID:mXCa7YjQ あげ 64 :名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 01:33:04 ID:tZX2nVRE 書き込み少ないねぇ。 邪淫兵と時雨丸とタイツの作者さん3人組は忙しいのかな・・・ 今年のMVPでも決めるか? 65 :名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 03:06:11 ID:BzgcmNAw MVPとかは荒れるもとだからやめとこう。 皆に感謝でいいじゃないか。 しかし、書き込みが一気に減ったのは確か。 姉妹スレが「悪の女とH」になってから爆発的にのびはじめたのとは対照的だ。 まぁ、あっちの方が門戸が広いからってのもあるだろうけど。 66 :名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 10:15:49 ID:tZX2nVRE いや、単に「これよかった〜」とか「これ吹いたw」とか面白いかな、と思って・・・ 甘かったか。「悪の女とH」ならウチでもやってるけど、そこがシーネ派とスンナ派の間にある溝かのぅ 67 :名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 19:52:16 ID:vSPHnWU5 こっちのHって殺伐としてるからな。生きるか死ぬかの極限Hだし。 過疎ってるので何かネタ振りでもしたいが…… 逝きザマ(悪女のリアクション編)についてなんてどうだ。 1:やられたことが信じられないと、驚愕しながら逝く 2:やられたことさえ気付かずに逝く 3:命乞いするも無慈悲に屠られる 4:命乞いして、油断した正義の味方に襲いかかり、あえなく返り討ちで逝く 5:所属組織、所属組織の大幹部などの名前を叫びながら逝く 6:Hなシチュに突入し(自慰、レイプなど)、喘ぎ(イき)ながら逝く 7:普通にやられ、断末魔の声をあげながら逝く 8:正義の味方に愛の告白をしながら逝く 9:まるでギャグのようにぶっ飛ばされたり、爆発したりするが本当に逝っている 10:その他 ……複数回答ありで。ちなみに俺は……全部好きだ。 ただ8だけは嫌いじゃないが、それで抜けるかって聞かれると微妙かもしれん。 68 :名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 21:11:09 ID:R35gQ0qF 8:正義の味方に愛の告白をしながら逝く 「先輩っ!あ、あたしずっと前からあなたのことが好きでしたわばっ!」 69 :名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 23:05:02 ID:eJziGc6v 俺も1〜10まで全部好き。 >>68 どうしてくれるんだ、盛大に吹いたジャマイカwwwwww 70 :名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 11:18:56 ID:FPPk76s5 >>67 俺も全部好きだな。 だが、このリストを見てると「北斗の拳でいえばこれはどれだろう?」とか考えちゃうw とりあえず、1はアミバ。うわらば! 71 :名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 23:52:58 ID:mOUwen6+ Hな誘惑で相手の隙を狙うが正義の味方は動じず、あえなく屠られるってのもいいな。 72 :名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 00:30:35 ID:iA7Ylx+H Hな誘惑で相手の隙を狙うが実は結構純。 正義の味方は動じずクールに女を性的に追い詰めていき 敵女は恥じらいつつも盛大に達しつつあえなく屠られるってのもいいな。 73 :名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 14:12:46 ID:SHYBH1pf >>71 実はゴルゴ13に結構あったと思うよ。 >>72 某ブログで紹介してた鬼っ娘はストライクだったYO。 それはそうと、みんなあけおめ(・∀・) ノシ 74 :タイツの人:2007/01/01(月) 17:01:18 ID:6FHt8hth アケオメ!今年もタイツ仮面ともどもよろしく! 75 :死圧師:2007/01/02(火) 02:21:29 ID:KyI7y13J 「あ、あなた誰よっ」 表立っては(いやそれさえも裏だが)ただの悪徳金融だが、裏では高額で殺人請負業まで営む闇会社。 その裏稼業を経営する女社長−歓喜崎美架夜は、突然部屋に侵入してきた白衣の男に驚き金切り声をあげた。 社長は殺し屋上がりの女で、歳はすでに三十代の後半である。 熟れきった肉感的なボディを赤で統一された高そうなスーツで包み革張りの椅子に腰掛けている。 スカートは黒のレースのTバックがチラチラと見え隠れするほど短く、 黒い網タイツごしに肉のたっぷりついたいやらしげな脚を晒していた。 胸元に眼をやればブラウスのボタンを上からいくつか外してズデンと重量感のある大きな胸と それを寄せ上げる黒いブラをみせつけるように誇示している。 ウェーブのかかった黒髪の女は日頃からの努力の賜物か化粧のおかげか、 少し目尻に皺はあるものの他に四十手前の女に比べれば遥かに若い。 そんな彼女が妖しくエロティックな美貌に怪訝な表情を浮かべて男を睨みつけている。 「ただの指圧師ですよ。ご依頼がありましたのでうかがいました」 ひょうひょうと話す短い髪の男は爽やかさをもった美男子であり、 女社長は普段ならこのような色男をみれば喰ってやろうと 情欲に身を焦がすのであろうが、とてもそんな艶がかった状況ではない。 「指圧師ぃ?わたしは頼んでないわ。誰に頼まれたのよ。  それに誰に断ってこの社長室まで通ってきたのっ」 美架夜の赤紫のルージュが印象的な口唇からヒステリックに発せられた疑問に男は答える。 「はい指圧師です。今回、ちょっとしたサプライズでして、最初に依頼された方のお名前はお教えできません。  誰に断ってきたかとの質問ですが……みなさん僕の指圧を受けられると極楽気分に浸れるようで……  これはぜひお疲れの社長にもと……つまりあなたの部下に頼まれてここまで通されたわけです」 慇懃無礼な男の受け答えで美架夜は理解した。こいつは殺し屋だと。 おおかた会社で請け負って殺した者の家族か誰かがこいつを雇ったのだろうと。 たった一人で荒くれ者ばかりの部下を倒したとは信じ難いが仲間のいる可能性も捨てきれない。 しかし、美架夜も現役は退いたとはいえ元殺し屋である。やすやすと殺されるつもりはない。 机からそろりとオートマチックの銃をセーフティを外しながら取り出すと、いきなり指圧師にむけて撃った。 予想していたのだろうか。さっと横に跳んだかと思うと、驚異的なスピードで美架夜に近づく。 彼女は次弾を撃つのが精一杯で、それがかわされる頃には手に強烈な手刀を受け銃は絨毯の上を滑っていた。 76 :名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 02:22:46 ID:KyI7y13J 「いきなり物騒ですねぇ。僕はただ指圧をしに来ただけだというのに。  僕じゃきゃ、死んでいたかもしれませんよ」 そう、ニコニコとしながらいう男に恐怖を感じた美架夜はひぃっと短く悲鳴を漏らした。 「さて、さっそく指圧を始めましょうか」 そういうなり、いきなり美架夜の背後にまわり、 むんずと左手でスーツごしに大きな乳房を揉みしだき、 右手は股間に持っていき黒のTバックの上から外性器を弄りはじめた。 「な、なにをするのよっ」 少し鼻にかかった淫靡な声で美架夜は男に抗議し、なんとかふりほどこうと抵抗をこころみる。 彼女の体術は並の男では敵わないほど洗練されたものであったが、 肘うちも踵踏みも頭突きさえも巧みにかわされる。 あろうことか、男は避けながらも美架夜の太股やお尻など部位を変えながらも指圧しつづけているのである。 「や、やめてぇっ」美架夜の声もだんだんと艶がかってくる。 指圧師だという男の言葉は伊達ではないようで、 童貞男が味わったことない女体をまさぐるような乱暴さはまったくなく、 的確に肉体のツボをとらえて、刺激をくわえていく。 「フフッ、日々の仕事の疲れがとれていく気はしませんか。  どうも揉み心地からして大変疲労が溜まってるみたいですよ」 男は休むことなく首を肩を乳房を腰をお尻を太股を、美架夜の肉体をまるで味わうかのごとく指圧する。 女は当初の恐怖は薄れ、だんだんと、まさに極楽であるかのような刺激の連続に溺れ始めた。 嬌声をあげるのを必死でこらえていたが、ついに我慢の限界に達した。 77 :名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 02:25:04 ID:KyI7y13J 「あひぃぃぃぃぃっ」 そんな卑猥な喘ぎ声とともに、ついに立っていることさえ辛くなったのかその場にペタンと座り込む。 黒のTバックはあふれんばかりの淫らな汁で湿り、吸収量を超えた淫汁は高価な絨毯に染みをつくっていく。 「どんなもんですっ、上手いもんでしょう?  もっともっと極楽に連れていってあげますよ  さぁさぁ、そんな野暮なスーツはお脱ぎなさい」 言われるがままに美架夜は赤いブランド物のスーツを脱ぎ捨てていく。 あまりの快絶に彼女の思考はどんどんと鈍くなっていた。 黒で統一された下着と網タイツだけの姿になった美架夜は、 その熟しきったダイナマイトバディと相まって若い娘には絶対に持つことのできない、 大人の色香を全身から醸し出している。そのいやらしさに骨抜きにされる男は数え切れないだろう。 しかし、指圧師を名乗った男は顔色一つ変えず、 相変わらず何を考えているかわからない顔のままで美架夜をみつめている。 「ね、ねぇっ指圧師さん。は、はやくつづきをっ」 せつなげな表情で美架夜は男に催促する。 「はいはいっ、せっかちですねぇ。  あなたを極楽に連れて行くまでたっぷりとしてあげますから、あんまりがっつかないで」 そういって男は両の手で美架夜の垂れ始めた大きな二つの乳房をを下からすくいあげるように持ち、揉みしだいた。 若々しい張りや弾力といったものはないが、熟れた乳房特有の柔らかくどこまでも沈んでいくような感触が男の両手に伝わる。 「あはぁぁぁっっ……あ、いいの……うひぃぃっ」 身をくねらせ悶えながら卑猥な声を断続的に出し続ける美架夜。 「すごい柔らかくて大きな乳ですね。これじゃあ肩もこるでしょう。  それにこのやらしい乳で何人もの男があの世に旅立ったんでしょうねぇ」 普通ならイかせたといった意味でとらえられるような男の言葉も、 元殺し屋であった美架夜にむかって発したものとなるとニュアンスが異なる。 実際に彼女は胸だけでなく女の武器をすべて使って何十人もの男を闇に葬ってきたからだ。 そして、彼女には「仕事」だけでなくヤった男を殺さずにはいられないという異常な性癖の持ち主でもあった。 78 :名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 02:28:04 ID:KyI7y13J 「さぁ、ブラジャーも息苦しいでしょう。僕が外してさしあげますよ」 男はいやらしさを強調するのが目的であるかのような黒いブラのホックを手際良く外した。 勢いよく広がりながらも垂れ落ちる大きな乳房。 その熟しきり形も崩れ気味の乳がもつ卑猥さは女は若さだけでないことを物語っているかのようだ。 少し大きめの乳輪の先には興奮のために勃起した黒い乳首がツンをその存在を主張していた。 ムニュゥゥッ、ムニュゥゥッとリズミカルに時にはテンポを変え、刺激に強弱をつけながら、 美架夜の乳房やそのまわりを揉みこんでいく男。 「あん、あああっ、ダメいやぁ……いひぃっ……ふひゃぁぁぁあっ」 女は今までに体験したことのない至上の悦楽に激しくよがり狂う。 あまりの心地よさに彼女はすでに自分がおかれている状況は忘却の彼方にあった。 美架夜の手は自然に股間にのびていた。Tバックの中に爪に赤いマニキュアを塗った指先をいれてクリトリスを擦る。 「あひぃぃぃっ、こんなのないっ、初めてぇぇいひゃぁぁっ」 自慰にふけりながら、あらゆる部位に指圧を受けている。 男は胸だけでなく肩や腰など性的な部位ではないところも揉みこむのだが、 そのツボをおさえた弱くも強くもない絶妙の刺激は彼女にSEXよりも強い興奮を与えていた。 79 :名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 02:31:53 ID:KyI7y13J 男が最後に残したのは尻への指圧だった。 重量感のある、熟れきってはいるが形は崩れていない綺麗なお尻を、 突き出させるような態勢を美架夜にとらせたあと、男はゆっくりとお尻を揉みこみはじめた。 彼女はその間も自らを慰めることに没頭し、今は肉壷に指をいれてクチュクチュと卑猥な音を出しながらかきまわしている。 男は弛みはじめたデカ尻の割れ目を広げたり、狭めたりしながら指圧を繰り返していた。 いやらしい淫らな匂いが男の鼻腔をくすぐっているはずだが、 何を考えているのか読み取らせないポーカーフェイスは決して崩れることはなく、 指にまとわりつくようないやらしい肉尻を淡々とほぐしている。 「いいよぉぉぉっ、うひゃぁこんなのぉっ、さ、最高よっっ、も、もう、だめっ。  わたしイっちゃう、イクのぉぉぉぉぉっイヒャァァァァァァァっ」 社長室に響きわたるような乱れ声を出す美架夜。 一瞬、ビクンッと跳ねたかとおもうとイった余韻を味わっているのか荒々しい息遣いのままに動かなくなる。 「いやらしい人だなぁ。僕は指圧師であって、あなたをイかせるために来たわけじゃないんですけどね。  いや、まぁ逝かせるというのは間違いではないのかな」 ひとり言のようにあくまでひょうひょうとつぶやく男。 「さぁっ、そろそろ仕上げですよ。そのままお尻をおろしてうつぶせになってください」 「え、ええ、わかった……わ」 息も絶え絶えになりながら美架夜は従う。 男は先ほどまで揉んでいたお尻に乗っかるように座ると、美架夜の細い腰に手をおいた。 80 :名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 02:37:41 ID:KyI7y13J 「指圧してわかったんですが……歓喜崎美架夜さん、  あなたの身体ちょっと疲れすぎてて、もう僕じゃあ治せません。  いい指圧師を紹介しますんで、そこに逝ってください」 そういうと親指を美架夜の腰にあて、人の指力では考えられぬ圧力をくわえた。 「ひぎゃぁぁぁっ」 極楽気分に浸っていた女を現実にひきもどすには十分なほどの痛みが奔る。 歓喜崎美架夜は思い出していた。男が殺し屋であることを。冷や汗が全身から吹き出る。 そして、どうにかして脱け出そうとジタバタともがくが、下半身にまったく力が入らないことに気付き驚愕する。 「お、お願い命だけは……お、お金ならいくらでも。そ、そうよ、わ、私の身体も好きにしていいわ。  ねぇ、私の肉体を味わったでしょ、すごくタマらなかったでしょ。ね、そうよね。  あなたのオチンチンをオマンコでもお尻でも、好きなだけ挿れてくれていいのよ。ねぇ、だから許してぇっ」 美架夜は涙で顔を濡らしながら、どこかいやらしさを感じさせるせつなげな表情で、 必死で背後にいる男にむかって命乞いをする。 「僕はただの指圧師ですよ。あなたの腐れマンコにこれっぽっちだって挿れたいなんて思いません。  それにねぇ美架夜さん、殺しを稼業としててもやっちゃいけないことがあります。  土地が欲しいってだけで孤児院の子どもたちを皆殺しってなぁお天道様はやっぱり許しちゃくれませんよ」 男はそういいながら、両手を絨毯で押しつぶれた卑猥な両乳房に持っていくと痛いほどに強く鷲掴みにする。 高額の報酬に眼が眩んで、孤児院の子ども殺しを請け負ったおのれの愚かさを呪いながらもなおも女は叫ぶ。 「やめてぇぇっ。いやぁっ死にたくない、死にたくないぃぃ許して許してぇぇっ」 「あんたみてぇなババァがガキを殺してのうのうと生きようなんて許せるはずがねぇだろう」 今までの慇懃な言葉遣いをかなぐり捨てて男は怒りをあらわにしながら、 乳房を掴みながら女の上半身を腰を支点に勢いよく反らすように持ち上げていく。 骨が軋み、ボキボキボキと折れる鈍い音が静かな部屋に響く。 「ブギャァァァァッッゴボッ」 壮絶な断末魔、醜く歪んだ美架夜の顔を男が覗きこめた時には彼女の身体は真っ二つに折れていた。 「死圧完了、あとは地獄で閻魔様の針治療でも受けろ」 そうつぶやくと、赤い手形がしっかりついた乳房から手をはなしゆっくりと立ち上がる。 熟れきった乳房がダランと重力によって垂れる。黒い乳首がなぜかコリコリと勃っていた…… 81 :名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 02:39:05 ID:KyI7y13J 「はいっ、該当のお客さんにはすべて死圧しました。  了解です。はい、それでは後始末はお願いします」 二つに折れて事切れた歓喜崎美架夜の横で男は何やら後の処理を携帯電話で誰かに頼んでいるようだ。 さっきまでのひょうひょうとした言葉遣いにもどり、 その顔からは怒りが消えて、またもや何を考えているのか見当のつきがたい表情になっている。 彼は「死圧師」、この世にはびこる法で裁けぬ悪党を屠る始末屋。 江戸の頃よりの代々続く裏稼業だという噂もあるがその真相は定かではない。 当代の死圧師の名は神掌 圧士。悪は許せぬと真っ赤に燃えたぎる心を内に秘めた男である。 「はぁ、それにしても十数人も一度に死圧するのは疲れたや、帰ったらマッサージお願いしますね」 そういうなり、携帯を切ると死んだ美架夜には一瞥もくれず部屋を出て行った。                                                                  了 82 :クレイバンの人:2007/01/02(火) 02:39:54 ID:KyI7y13J 新年あけましておめでとうございます。 必殺系の熟女エロやられです。お年玉がわりにw それでは、今年も細々と投下していく予定なのでよろしくお願いします。 83 :名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 09:01:26 ID:LR1qwDIU 「クレイバン」の人さん新年早々お疲れ様でした。 正月らしい悪女の屠り方… 門松の竹の部分に股間からグサリとか… だんだん食い込んでいく独楽とか… 凧に全裸で縛り付けて晒し者にするとか…。 くだらないお笑いネタで凍え殺すとか。 84 :邪神兵の作者:2007/01/02(火) 11:26:11 ID:wG5MTFIu >>タイツの人 アケオメです! 本年も宜しくお願いします。 >>クレイさん 正月しょっぱなからお年玉を有難う御座います。 ひとつ一人の姫はじめに貰っていきますw で、貰いっぱもアレなので私も小額ながらお年玉投下します。 邪文が来るぜ、全員伏せろーっ!! 85 :邪神兵の作者:2007/01/02(火) 11:27:24 ID:wG5MTFIu  建物の廃墟と、その軒先へ押しやられ錆びついた廃車の間を、荒涼とした風が吹きすさぶ。  殆ど砂漠化したと言っていい都市の片隅に、大きな施設があった。そのゲート前に佇む若い女が二人。  どちらも黒光りするM16アサルトライフルを持ち、半裸に近い格好をしている。  それもそうだろう。照りつける太陽は気温を高め、日中に普通の服ではかなり辛いものがある。  全てを焼き尽くす炎が荒れ狂ってからというもの、人類は守ってくれる筈の自然からも牙を剥かれていた。  一人は金髪の白人女で、青と白の横縞で彩られた超ハイレグTバックのレオタードにガンベルトを巻き、 白いカウボーイハットをかぶっている。足元は馬も無いのに拍車つきの黒い乗馬ブーツだ。  もう一人は黒人、迷彩色のフリッツヘルメットをぞんざいに頭に載せ、白いレースの下着でビアリングベルトをし、コンバットブーツを履いている。  元は米軍横須賀基地だったこの施設は、いまや地球の女性を使って地球人を締め上げるための、 レンナル帝国軍現地調達兵たちの司令部だ。港に停泊するのは軍艦ではなく、レンナル帝国の宇宙戦艦である。  ――六万隻以上の攻撃型UFOからなる大艦隊が地球を侵攻してからというもの、国家という組織は失われた。  代わって支配者となったのは艦隊の主、レンナル帝国。彼ら……いや彼女らは女尊男卑の文化を持ち、 地球を恐怖と絶望で支配していた。男は搾取の対象と化し、それに加担する地球人の女も出る始末。  寝返った女達は悪しき帝国の威を借り、再建に生きる人々を脅かしていた。  帝国に反旗を翻す唯一の組織、地球解放軍はまだ烏合の衆だ。統一された法整備にも踏み切れず、 強大なる帝国との戦いで手一杯で、治安維持に割ける兵力さえない。  それゆえ中央から外れたこの街もまた、レンナルに尻尾を振る者どもがのさばる弱肉強食の土地である―― 「ん? 誰か来る」  ふいに白人女が発した一言で、黒人女はクチャクチャとガムを噛むのをやめた。  二人が目をすがめてみれば、確かに風が運ぶ砂の向こうに人影が見える。男だ。  簡素にオールバックにした黒髪に、ぱりっとノリのきいたカンフースーツ。  高い気温の中にあって汗もかかず、凛とした雰囲気を纏いながら歩いてくる。武器らしいものは持っていない。  顔が見えるまでに近づいた時、二人は相好を崩して口笛を吹いた。  端正な顔に憂いと悲しみをたたえ、一見してわかる引き締まった身のこなし。青年は若く、美男子だった。 「よぉ、お兄さん。あんたここに何しに来たのさ」 「ここは立ち入り禁止だよ。ま、あたい達と遊ぼうってんならベッドぐらい空いてるけどね」  女二人は銃を肩にやり、ニヤニヤ笑いながら男の前に立ちはだかる。身長は女達の方が少し大きいだろうか。  レンナル帝国が都市攻撃に使った武器の影響なのか、女性は大崩壊前よりも巨大化の傾向にあった。  迫る大きな乳房と、筋骨たくましい体つきの女を前にしても怯むことなく、男は微かな笑顔で静かに切り出す。 「そんな用事で来たんじゃないよ。山の麓の村から奪った食料と子供達を、返して貰いに来た」 「はぁ?」  途端、女二人は白けて顔を見合わせた。付近の集落から子供をさらうのも、食料を奪うのも、 彼女達にとっては当たり前の日常だったからだ。とくに奴隷はレンナル帝国への貴重な〃上納品〃であった。 「そりゃ仕方ないね。そこいらの村からガキと食い物を集めるのは、ここのボスが決めた事なんだから」 「逆らおうってんならただじゃおかないよ。ちぃっと勿体無いけど死んでもらうからね」 「その綺麗なお肌を引っぺがしちまうよ。ははは!」  ここの女兵士どもは自分達が横暴を振るって我侭放題を通す為なら、いとも簡単に同胞を売り渡す。  下卑た笑いを浮かべながら青年を見下す二人に、青年は悲しげに深く溜息をつき、目を瞑って頭を垂れた。 「そうか……なら仕方ないな」再び顔を上げた時、彼の顔から人を殺めねばならぬ悲しみは消えていた。  変わって見て取れるのは、覚悟と静かななる殺気。叫び一声、彼は目にも止らぬ速さで腕を動かした。 「ほわたぁっ!」 86 :邪神兵の作者:2007/01/02(火) 11:29:38 ID:wG5MTFIu  印を組むようにした青年の指は瞬く間に二人の女体のそれぞれ三十六箇所の秘孔を突き、最後に股間へズブリと刺さった。 「ごほ……ほ……ほぉおおぉぉおお!?」 「くっおぉぉおおぉぉ!?」  肋骨まで切れ上がって陰毛のはみ出たハイレグの股へ指を沈められ、二人は口を〃O〃の形にして目を見開く。  筋肉で引き締まったTバックの尻がブルブルと震え、丸太のような太腿をツーっと愛液が伝った。  構えたM16ライフルは既に二人の手を離れて地面に落ち、青年の攻撃に対し何の役にも立っていない。  起っているのは女の乳首、それにクリトリス。丹念な愛撫によってしか勃起しない筈のそこは、 体の気脈を操作された事により硬くそそり立っている。二人が痺れるような快感を感じている証拠だ。  事実、二人は股間と乳首から広がる甘く切ない快楽に、逃げることさえできずにいた。  顔は火照り、脈は速くなり、脊椎からゾクゾクと凍るような、それでいて堪らない快感が駆け上がる。 「なっ何コレぇええ……はああーっ、気持ちイイ〜〜ん」 「すっ、すーずしーなーーっ!?」  二人とも思わず脚を開き、内股の肉をひくつかせながら自らの乳房を揉みしだく。  乳首は着衣の布を押し上げて存在を主張し、陰核は親指ほども飛び出して濡れた股布を体から浮かせている。  青年は局所を手荒めにコリコリと撫でてやりながら、厳しい目で問い詰めた。 「言え。子供達はまだ生きているのか。どこへ閉じ込めてある」  地獄の底から響くような青年の声に、女達は突き出した媚肉をビクビクさせながら答えた。 「はぁ〜ん、ガ、ガキどもは……ボスの寝室とぉ……使ってない倉庫れすぅぅ〜ん」 「ああ〜ん……おっオスは味見してから、女は痛めつけて〃大人しくさせて〃から……引き渡えぶぇ〜」  極度の快感は二人の思考を麻痺させ、何を言っているかの自覚もない。ただ悦楽に身を任せ、悶え狂う。  厚ぼったく腫れた舌はデロンと口から飛び出し、紅い唇から涎がとめどなく流れ、瞳は上を向いてしまっている。 「ならば、ボスの寝室と倉庫はどこだ」 「はぉぉ〜ん、ちっ、地下の……旧司令室ぅうう〜」 「そっ倉庫は、基地の外れにありまっすぅう〜〜ん」  青年は軽く頷くと、ひときわ大きく息を吸い込んだ。 「それだけ聞けば十分だ。せめて、痛みを知らずに逝け」  言うが早いか、秘所へ突き入れた指をグリッとねじりながら引き抜く。途端、女達はガクガク震えだした。 「あっ、あっすごっ、ひっ、だめっ、気持ち良過ぎておしっこ! オシッコが漏れちゃうぅっ!」  白人女はレオタードの前と後ろを引っ掴み、股布を激しく食い込ませながらガニ股で腰を振る。 「ッハァーン、も……もうイグゥ〜〜ん! いぐいぐイグ逝くぅぅぅっ! 死ぬ死ぬッ!」  黒人女はレースのパンツの上から性器をグイグイ押さえ、内股で突き出した尻を振り回した。 「っくおおぉぉおおぉぉおおぉおお!」 「ひぐぶぅうぉぉおおぉぉおおおお!」  二人の中で淫欲と性感が爆発的に燃え上がり、それが一際大きくなった瞬間、二人の子宮が鈍い音を立てて破裂した。  ――ボンッ! 「あびゅうーーーーッ!!!!」 「死ぐぶーーーーっ!!!!」  女の中枢を破壊されて血を流しながらも、二人は普段の性行では到底味わえないエクスタシーに焼かれていた。  初めて絶頂を迎えた少女の如く尿口から布地越しに黄色い液体が激しく飛び散り、放尿に負けぬ勢いで潮が吹出す。  青年はとうの昔に、狂乱する二人の間を通り抜けて施設内へと歩みを進めていた。  その足取りは静かで、先程見せた激しさとは似ても似つかない。表情も穏やかだ。 「あっ……アオ……オ……」  女陰をパンツの上から両手で鷲掴みにしてのたうち回った黒人女は見開いた目で虚空を見つめていたが、 ふいにその瞳から、電気のスイッチがプツンと切れるように生気が失せた。  ゆっくりと前のめりに倒れて土を舐め、土ぼこりを上げながら地べたで奇妙なダンスを踊る。  そして下品な音を立てて脱糞すると、尻を天に突き上げたまま動かなくなった。  股間を縦に裂かんばかりに股布を引っ張りながら気を遣った白人女は、弓なりに背を反っくり返らせて股を突き出し、 口から舌を、女陰からクリトリスをはみ出させたままドウと後ろに倒れた。うっとりした顔で、溜息に似た恍惚の声を出す。 「Oh,Yeah…………」  それが最期の言葉となった。彼女もギクギクともがいて動きを止め、意識は虚無へと沈んでゆく。  二人の無様な死体は、子供達を救おうと歩みを進める男の背中を、見送っているようにも見えるのだった。 87 :邪神兵の作者:2007/01/02(火) 11:33:21 ID:wG5MTFIu ……とまあ投げてみたは良いものの、見直すと流石に恥ずかしい。 なんせこれ、舞台こそクレイさん設定だけど北斗の拳エロは小6からの妄想ズリネタwww うぇwww俺ばかすwww ま、アイタタ野郎ですが皆さん今年も宜しく(´∀`)ノシ 88 :名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 21:14:27 ID:97XjRKGr なんというお年玉と邪文… ザッと目を通しただけで興奮してきた これらのSSは間違いなく勃起モン…             / ̄\            | ^o^ |              \_/ 89 :名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 12:19:04 ID:vAY0oPkT エロい。北斗での妄想は俺も小学生からしてたw 外道のデカブツ女っていうのもツボ。ぜひ続編をつくっていただきたい。 90 :名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 22:50:22 ID:TozAFVO+ やはり悪女の最期は無様に命乞いしてこそ。 「戦士」じゃなくてもいいかな? 「現代版必殺仕置人」のような感じで悪事を行う悪徳女医、看護婦のコンビを仕置人がちょっとエロく成敗するストーリーが書きたい 91 :名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 23:50:39 ID:Qhe/Fib1 うぉわっ!正月早々SSが二つも投下されていたのかっ >>75 年増悪女の二つ折りキタ━━━(゚∀゚)━━━!!! >あなたの腐れマンコに〜 こういうの、激萌えです。 「自分は魅力的だ」と思ってる悪女(実際、外見的には美女)に対する 最大かつ最後の侮辱、って感じで。 >>84 「北斗の拳」式はいいですね… 殺られた後の描写がえげつなくて素敵。 お二人ともエロくてひどくて激GJでした! 92 :タイツの人:2007/01/04(木) 23:02:45 ID:Yz9/uCV7 >クレイさん 嗜虐心をそそられる死圧師のキャラ性がイイですねぇ〜 悪女が異常性癖であることもツボを心得てて素敵w >邪心兵の作者さん 後半のノリは確かに赤面モノかもwww いつもながらイク時の台詞が輝いてますねぇ…死ぐぶ〜ッ! で…俺も新年一発目を単発ネタで行こうとしたんですが… まずい。近頃ネタばっか書いてたから真面目なやられ文が書けないwww とりあえず構想として「4人1セット販売の中華娘型ボディーガードvs殺し屋」があるんだが、 なんで「殺し屋さん」とか「極道一直線」とか次々に浮かぶんだYp!! orz ――――とりあえずタイツのボツシーン貼って逃げる ノシ ブロ「バアサン属性の…くせに……」 クリ「!…なっ、なんですってぇぇ〜?」 ブロ「"姉"属性通り越して、バアさんのクセに…」 クリ「ばっ…!?」 ブロ「―――ババアッ!」 クリ「ぬっ!?ぐっ!!!うわああああああああ!!!!(憤怒)」 93 :名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 13:48:13 ID:I4mrCciw ババァヒドスwww タイツ仮面の続編、楽しみにしてます。 94 :名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 18:53:12 ID:Vhh38OJn >>92 ブクブクブク?ロリロリロリ? 95 :名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 20:20:10 ID:KkvTsmi8 >>94 だから縦読みするなってw 96 :名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 20:44:32 ID:ioi8H2sO >>94 どういう設定だよ http://www.happymail.co.jp/?af2094782 http://550909.com/?f5787804 97 :名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 01:21:26 ID:eSyoq1q9 >>96 どういうアドレスだよ 98 :名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 23:50:37 ID:+Ld/K5Z2 (1) 「ふん、私の悪事にたどり着いたのはいいけど。ここから無事に帰れると思うの?」 俺の目の前で勝ち誇る女は大森美咲。27歳の女医である。 本来人の命を救う立場にあるはずのこの女は臓器密売組織とつるみ、治るはずの入院患者を次々と死なせていった悪徳女医なのであった。 本来であればまだ研修医を終了したばかりで何の権限も持たないはずであるが院長である父親の権限で大勢の患者の主治医となり、そして大勢の患者を死なせていったのである。 俺は23歳、表の顔は探偵事務所の見習いである。 しかし裏の顔はこのような悪人に命を奪われた被害者の遺族の依頼をうけ、闇で仕置きする仕置人なのである。 2ヶ月前、うちの探偵事務所に小学生の男の子がやってきた。 2人暮らしのまだ30代の母親が病院で死んだというのだ。 胆石を患い入院した母親。簡単な手術と聞いていた。しかし、手術2日後、肺炎を併発して死んでしまったというのだ。 その死に納得のいかない息子がなけなしの貯金をはたいて事務所に依頼に来たのだ。 もちろんうちの事務所は子供の言うこととその依頼は受けなかった。 だが、何かきな臭いものを感じた俺は個人的に2ヶ月かけて調査を進めこの女にたどり着いたのだ。 99 :名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 00:05:11 ID:JAKrfhmg (2) この大森美咲という女、顔は端正なまるで芸能人であるかのような美貌を誇りスタイルも抜群であるがとても人間の心を持っていない極悪人であった。 この女は胆石の手術などしていなかったのだ。 手術室の看護婦と組み、開腹した後、肝臓、腎臓など生命に必要な臓器を摘出し臓器密売組織に横流ししていたのだ。 助手を務めていた医者は臓器密売組織が派遣した悪徳医師であった。 もちろん肝臓、腎臓を摘出された患者は2−3日のうちに体内の電解質バランスが崩れ不整脈を起こし死んでしまう。 他にも同様の手段で10人以上の患者を殺しすでに5億以上の大金を得ていることまで判明した。 それを知った俺は機をうかがい今日、この女が暮らす豪邸に仕置に訪れ、この女の部屋でワイングラスを片手に金を数えていたこの女と対峙しているのだ。 「私を警察に突き出すつもり?でもね、私のバックに密売組織がいるのはよく知ってるでしょ?私がこのボタンを押せば3分で20人以上のやくざが飛んできて、あなたなんかたちまち殺してくれるわ」 勝ち誇る女はさらに続ける。 「まあ殺さない程度に痛めつけて気絶させた後、臓器を全部取り出して殺してあげるわ。あんたみたいな若い男だったら全部合わせれば1億は下らないのよ、おいしいわー」 「言いたいことはそれだけか?悪いが俺は警察に突き出す、なんて法律を使ってあんたを逮捕させるようなまどろっこしいことをするつもりはないんでね。」 「ふーん、私的に痛めつけてくれる、ってわけね。でもさっきも言ったでしょ、このボタンを押せばすぐに大勢の人間が現れるわ。そんな短時間で何が出来るのかしら?」 大森美咲は部屋の壁に取り付けられているボタンに手を置く。おそらくこれはすぐ近くにあるやくざの事務所とつながっていてこれを鳴らせばすぐに大勢のやくざが駆けつける、というシステムになっているのであろう。 100 :名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 00:19:31 ID:JAKrfhmg (3) まあしかし俺だって仕置人。それくらいのことを計算していないわけはない。 「おいおい、あまり俺をなめるんじゃないぞ。テレビをつけてみるんだな」 「は?テレビ?あんた何言ってるの?」 「いいから着けてみろ、面白いものが見えるぜ」 だが美咲は怪訝そうな顔をするだけで動こうとしない。 というより壁のボタンから離れるのが危険と考えたのだろう。まったく動こうとしない。 そんな美咲の代わりに俺がテーブルの上のリモコンを取ってテレビをつけてやる。 「何よ、いったいテレビが何だって言うのよ・・・?」 いらいらしながらしゃべる美咲の顔が曇るのに時間は要らなかった。 そのテレビに映し出されていた光景、それはまさにこの豪邸の近くのやくざの事務所が警察の捜査をうけ、組員一同が警察に連行されていく瞬間を生放送しているワイドショーの現場だったのだ。 連行されていくやくざたちの中には手術の際に助手を務めた悪徳医師の姿もあった。 連行されていくやくざたちは全員、顔を腫らし、中には鼻血や口から血を流しているものもあった。 「ど・・・・どういうこと・・・?」 美咲は狼狽しながら俺に問いかける。 「俺は仕置人だぜ。ここに来る前にな、あの事務所に乗り込んで全員血祭りにしてきた、ってこと」 「ば・・・馬鹿な・・・あなた一人で・・・?」 「ああ、そうだぜ。ま、格闘技の経験もあってな。あんなやくざの10人や20人、俺の敵じゃないぜ」 「そんな・・・」 「で、来るついでに警察と、あとテレビ局に電話を入れてやった、ってわけよ。面白いものが見れる、ってな。」 101 :名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 00:40:11 ID:JAKrfhmg (4) 「だから残念ながらそのボタンを押したところで誰も来ないぜ?」 無言で俺をにらみつける美咲。顔からはあきらかに焦りが見て取れる。 「お前の悪事もこれまでだ。これまでお前に殺された人たちの無念、たっぷりとあじあわせてやるからな、観念しろ」 「ひぃ・・・!」 短い悲鳴を発してドアのほうに逃げようとする美咲。だがそれを逃がすほど俺も甘い男じゃない。 逃げようとする美咲の髪を後ろからつかみ強く引っ張ると美咲の体は後ろ向きに背中から床に倒れる。 俺は倒れた美咲の水色のスカートをすばやく剥ぎ取り、黒のTバックのショーツを露出させる。 「きゃー!」 悲鳴を上げて両手で慌てて股間を押さえる美咲。 俺は無言で美咲の白のブラウスも強引に引き裂き、Tバックとおそろいの黒のブラジャーも露出させる。 細身の体型からは想像できないDカップのバストがあらわになる。 「も・・・もう許して・・・」 102 :名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 00:52:17 ID:JAKrfhmg (5) あわれ下着姿になった美咲は先程までの強気とはうって変わって俺に向かって哀願してくる。 もちろん俺に許すつもりはさらさらない。 「大勢の人の命を奪っておいて。自分は下着姿を見られたくらいで命乞いか?」 「も・・・もう悪さはしないから・・・この通り・・・・」 美咲は姿勢を正し、正座したかと思うと顔を床にこすりつけ、土下座を始めた。 やくざ20人を一瞬でねじ伏せた俺から逃げれる訳はないと悟ったのだろう。 「つい・・・つい・・魔が差したのよ・・・お願いだから許して・・・・」 「ほう、お前は魔が差したくらいで10人以上の命を殺すのか?」 そう言いながら俺は土下座している美咲の後頭部を右足で踏みつける。 「ぐぎゃっ・・・も・・・もう二度と悪事はしませんからーーー」 叫び声をあげる美咲。さらに続ける。 「わ・・・わかったわ・・・・取り引きしましょう・・・」 「取り引き?」 「お金ならあげるわ・・・1億でも2億でも・・・ね・・・いくら欲しいのよ・・・最初からこれが目当てなんでしょ?」 この言葉はますます俺の怒りに火をつけた。 「金?金のために俺がこんなことしてると思うのか?残念ながらな、俺は金でお前を許すほど甘くはないぜ!」 そういいながらますます俺は右足に力を入れる。 「ひっ・・・じゃあ・・どうしたら許してくれるのよーー?」 103 :名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 01:02:17 ID:JAKrfhmg (6) 「そうだな、じゃあまずはそのブラジャーを外してもらおうか?」 「え・・・・」 絶句する美咲。 「できないのか?自分は金のために人を大勢殺しておいて。じゃあ死ね」 冷たく言い放ち俺は左手で美咲のあごをつかみ、顔を持ち上げ、右手で美咲の顔に鉄拳を食らわせる。 「ぐぎゃっ」 醜い悲鳴を上げ美咲の体は吹っ飛び、部屋の壁に激しい音を立てて激突する。 衝突の瞬間、美咲は無様にも失禁をしてしまったらしい。 美咲のショーツは股間を中心に濡れていき、あっという間に布一枚では吸収しきれなかった小便が床に水溜りを作っていく。 「み・・・見ないでーー」 悲鳴を上げる美咲。 「おい、恥ずかしがってる場合か?一発で済ますわけないだろう?死ぬまで殴ってやるよ」 拳を構えながら壁にもたれかかり座り込んでいる美咲のもとに近づいていく。 「来ないで・・・来ないで・・・わかった、わかった、脱ぎます、脱ぎますからーー」 104 :名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 01:14:52 ID:JAKrfhmg 続きは待ってくれる人がいるならまた後日書きます 105 :名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 01:36:51 ID:2eLmQtT+ 死ぬまで殴るに一票! …なんだけど、このスレはかなりの特殊属性なんでsageてほしい。 (メール欄に半角で「sage」と書く) 106 :名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 01:57:37 ID:SZOsEP5i 「君がッ! 死ぬまでッ! 殴(ry」にもっていくとしたらあれだな、 美咲、戦意喪失と見せかけて銃取り出す ↓ 当然そんなもん予想済みの主人公 ↓ 銃を蹴り飛ばしてメメタァ かな? かな? どうなるにせよ、続編をwktkでお待ち申し上げます。 新たな作家さんも来たし、今年はいい年になりそうだww 107 :名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 02:44:24 ID:S+ahURLl 新人って久しぶりだね。早速女性に対して容赦のない主役の登場とは話が早くて助かるぜ! 美咲さん27歳って何気に年(メメタァ >>106のおかげで仕置き人の台詞が承太郎ボイス(ゲーム版)で脳内再生されるから困るw 「やれやれだぜ…」 108 :名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 10:09:44 ID:W+yvCOOz 「はぁはぁはぁ」息が切れる。 ヒーローに見つかったら確実に殺されるし、 だからと言って拠点に戻れば「失敗の罰だ」と言って酷い目にあわされるに決まってる。 前任者がそうだったから…。 「必ずやヒーローをこの手で打ち倒してまいります」 と自信を持って戦闘員20人と出撃したのが4時間前。 罠を作成中にヒーローに見つかってしまって… 戦闘員をけしかけたのだが20人いた戦闘員は5分と持たず全滅。 「もう少し粘るのでは」と思いつつ、ヒーローの前に出る羽目になってしまった。 戦闘員とそれほど変わらない戦闘用改造しか受けてない私には、やっぱり無理だった。 とりあえず逃げた。逃げまくった。今も逃げてる最中だ。 止まったらヒーローに殺される。 ぱっぱっぱーーーっ ドン キキキキーーーーっ 「おい、お姉ちゃん大丈夫か?」 それが私の聞いた最後の言葉となった。 一風変わった悪女の屠り…。(ダメじゃん 109 :名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 12:24:40 ID:54QZoS6i >>108 事故死! 何気に女やられ役界隈(なにそれ)でも希少なネタではないでしょうかw 110 :名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 14:25:12 ID:2QTP4ljH >>108 戦闘員とあんまり変わらない怪人さんカワイソスw 逃げてる途中に車に轢かれるのって新しいかも。 111 :名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 00:24:11 ID:tpT8U7uh >>103の続き (7) 許しを乞いながら美咲は観念したかのように背中に手を回しブラジャーのホックに手をかける。 そしてためらいながらもホックをはずすと黒のブラジャーははらりと地面に落ちる。 Dカップの豊満なバストと極悪人には似つかないほんのり桜色のきれいな乳首があらわになる。 「隠すんじゃねーぞ!」 俺は美咲の機先を制し強い口調で命令する。 「ひ・・・ひっ・・・」 美咲はビクッとして両手を前に持ってくるのをやめる。 「お・・お願い・・・約束よ・・・・これで許して・・・」 「約束?てめーが今までしてきたことを考えてみろ!これくらいで許されると思ってるのか?」 そう言いながら俺は壁にもたれかかっている美咲の顔を右足で踏みつけ顔を壁にぐりぐりと押し付ける。 「ぐ・・ぐぇ・・・うぎゃ・・・」 声にならない悲鳴を上げる美咲。 「その小便まみれの汚いTバックもとっとと脱ぎな」 112 :名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 00:31:04 ID:tpT8U7uh (8) それを聞いた美咲は再び体を震わせると両手を顔の前で合わせて許しを求める。 「お願い、それだけは許して・・・この通りです・・・もう二度と悪事はしませんから・・・」 まったく往生際の悪い女だ。 俺は無言で再び美咲の髪の毛をつかむとそのまま部屋中を引きずりまわす。 美咲は小便まみれの黒のTバック一枚で仰向けとなり、両足をばたばたさせながら部屋中引きずられていく。 「痛い・・痛い・・・やめて、助けてーー」 「お前に殺された人たちはお前に眠らされてる間に臓器を奪われて殺されて・・・そんな風に助けを求めることもできなかったんだ!」 「ひぃ・・・ひぃ・・・ごめんなさい・・・ごめんなさいーーー」 部屋の中央に美咲を連れてきた俺は美咲の両手を背中の後ろにまわし手錠をかける。 「これで抵抗できないな」 「くっ・・・」 113 :名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 00:46:10 ID:tpT8U7uh (9) 手錠を力ずくで外そうと両手に思いっきり力を入れて暴れる美咲。 もちろんそんなことで外れるはずもない。 そんな美咲を見下ろしながら俺は美咲の腹を右足で思いっきり踏みつける。 「ぐぇっ・・・」 悲鳴をあげて暴れるのをやめる美咲。 声を出すこともできず懇願するように俺の顔を見上げる。 とんでもない悪党の癖にどこまでも往生際が悪い。ますます怒りがこみ上げてくる。 美咲のTバックに手をかけ、思いっきりずり下ろす。 ついに悪党は一糸まとわぬ姿となった。 仰向けの状態で転がっているためきれいに整った黒々とした陰毛が姿を現す。 陰毛の奥にはうっすらと性器が見えている状態である。 「いやっ!ひぃっ!」 自分のあまりの醜態に気づき、美咲は陰毛を隠すように体を反転させ腹ばいとなる。 今度は透き通るような白い肌をした豊満な尻が丸見えとなる。 114 :名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 01:01:28 ID:tpT8U7uh (10) 全裸にされた美咲は泣きべそをかきながらさらに命乞いをする。 「もうここまでしたんだからいいでしょ・・許して・・・こんな・・・全裸にまでされて・・・」 「ずいぶん勝手なことを言うんだな、大勢の人の命を奪っておいて」 「だ・・・だからそれは悪いと思ってるわよーー、もう二度としないから・・・お願い、これで許してー」 そんな美咲に俺は冷たく言い放つ。 「お前を許すかどうか決めるのは俺じゃない」 「ど・・・どういうこと・・・?」 不安げな目をし俺を見上げる美咲。 そんな美咲の頭を右足で軽く蹴飛ばしながら俺は部屋の外に声をかける。 「おい、入ってこいよ」 すると部屋の中には一人の少年が入ってくる。 そう、母親をこの女に殺された小学生の少年である。 しかも手にはさっき俺が渡した拳銃を持ち目に怒りを宿らせながら・・・ 115 :名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 01:02:13 ID:tpT8U7uh 今日はここまでです。 また楽しみにしてくださる方がいらっしゃれば続きを書きます 116 :名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 11:35:19 ID:Ll7FlUnE >>115 執筆乙! ここまででも十分一つの作品に仕上がってますね…結末はご想像にお任せしますって感じで。 でも>>115様に一つの結末を描いて欲しいので続編キボンヌw 117 :名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:05:18 ID:uMCw0Tcj いよいよエロ展開or一気に屠りかな?いずれにしてもwktk 118 :名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 01:22:40 ID:pexNFRo9 ところで2ch閉鎖の危機とかいわれてるけど、引っ越すとしたらやっぱしたらばザコ女板? 119 :名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 08:22:51 ID:Ik022oLU >>118 あれガセらしいよ。ひろゆきの事だから、大丈夫だろww 120 :名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 11:38:52 ID:nuDHHJ+k 2ch閉鎖を危険な方法で阻止しようとする女戦士集団。 その前に一人の男(30代)が立ち塞がる! ――とか考えたけどツマンネ('A`) 121 :名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 20:36:51 ID:5v7jKCh0 >>120 社会的に見てどっちもどっちだろ、それはw 122 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 01:33:00 ID:QBcZoVTh それが勧善懲悪の限界ってやつだな。 2ch閉鎖を目論む某氏は2ch世界の(一部を除く)住人にとっては悪。 だが2chを諸悪の権化と見る向きにとっては善、か。 2ch閉鎖阻止のために動く連中は2ch界にとっては善。 だが違法な手段を講じようとするならば社会的に悪になってしまう。 この世は善悪の別だけでは計りきれないのぅ。 123 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 02:59:41 ID:wSdI87+u 閉鎖される前に一応完結させないとな 124 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 03:09:49 ID:wSdI87+u (11) 突如部屋の中に入ってきた少年を見ても美咲は誰なのかもわからずぽかんとしている。 「だ・・誰なの・・・・?」 「やっぱりな、あんたにとって僕なんてそんなもんだよな。一応病院で何回か会ってるんだけどな」 ここまで言われても美咲はまったくわかっていない。 「僕はね、お前にお母さんを殺されたんだよ!簡単な手術、ってだまされて!臓器を取られて!」 「あっ・・・」 ようやく思い出したようだ。 「僕はお前にお母さんを殺されたんだ。だから僕がお前を殺してやる・・・」 そう言いながら少年は美咲に銃口を向ける。 「ひっ!」 美咲は悲鳴を上げると体勢を直し、少年に向かって土下座をする。 土下座、といっても両手に背中の後ろで手錠をかけられているため顔を床にこすり付けて、思いっきり尻を突き出す間抜けな姿である。 美咲を挟んで少年と反対側にいる俺からは汚い肛門も比較的濃い陰毛に覆われた陰部も丸見えとなってしまっている。 「ごめんなさい、ごめんなさい、謝る、謝りますから許してーー、この通りよ、殺さないでーー、命だけは助けてーー」 125 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 03:19:31 ID:wSdI87+u (12) 「自分は金のために人を殺しておいて・・・それで許してくれだなんて・・・」 少年はいたぶる様に美咲を責める。 「ごめんなさい、ごめんなさい、何でもしますからーーー」 陰部も肛門も俺から丸見えなのもかまわず大声を上げて許しを乞う美咲。まったく見苦しい。 「とりあえず、そのカメラに向かって自分の悪事をしゃべってよ」 少年は俺のほうを指差す。俺を振り返る美咲。 そう、俺は美咲が土下座を始めてからこっそりとビデオカメラを取り出し一部始終を録画していたのだ。 このとき始めて美咲は自分の痴態を撮られていたことに気づく。 「ひぃー、こんな姿撮らないでよーー」 「うるさい、みっともない声を出して!いいから早くしゃべってよ!本当に撃つよ!」 少年が俺のほうに顔を向けた美咲の後頭部に銃口を押し当てる。 「わ・・わかった・・・わかった・・・しゃべりますから殺さないでーー」 ついに美咲がビデオに向かって悪事をしゃべりだす。 「わ・・私がこの子の母親を殺したのよ・・・手術をするって嘘をついて・・・だまして・・・」 「続きは?」 「は・・・はい・・・それで麻酔で眠ってる間に・・・肝臓や腎臓を取り出して・・・それで彼女は死んじゃって・・・」 「ほかにも悪事をしてるだろう?」 「はい・・・その手段で13人殺しました・・・臓器は密売組織に流して・・・大金を稼いでたんです・・・・」 126 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 03:30:49 ID:wSdI87+u (13) 言い終わると美咲は再び少年のほうに頭を向けて床におでこをこすりつける。 おかげで俺はまた汚い肛門を見なくちゃいけない。ま、全裸にしたのも俺なんだが。 「こ・・・これで許してくれるんでしょ・・・?ね・・?」 懇願するように少年を見上げる美咲。 「何言ってるの?13人も殺しておいて。自分は助かろうってこと?」 「そんな・・・じゃ・・じゃあどうしたら許してくれるのよーー、お願い、何でもするからー」 悲鳴を上げる美咲。 「あんたにはたっぷり恥をかいてもらわないと僕の気が済まないから。どうしようかなあ?」 少年はつぶやく。 「わかった、わかりました、何でもします、何でもしますから」 「そうだなあ、じゃあせっかくビデオカメラ向けてお尻突き出してるんだし。そのままその姿でうんちしてもらおうかなあ」 「え・・・う・・・うんち・・・?」 127 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 03:35:28 ID:wSdI87+u (14) 「そう、うんち」 少年は屈託なく笑いながら言い放つ。 「そんな・・カメラの前で・・出来る訳ないじゃない!何言ってるのよ!」 美咲は怒気をはらんだ声で食って掛かる。 「そう、何でもするって言ったのにね。人を殺しておいて自分はそんなことも出来ないんだ。じゃあ死ね」 そう言って少年は引き金に指をかける。銃口は美咲の顔に向けられている。目がいたって本気だ。 「ま・・・待って・・・待って・・・撃たないで、殺さないでーー」 「するの?死ぬの?どっち?」 「する、する、うんちでも何でもしますーーー」 128 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 03:50:20 ID:wSdI87+u (15) まったく異常な光景である。 少年と大の大人の男に挟まれ、美女(中身は人とは言えないほど腐っているが)が全裸で尻を突き出し、震えながら踏ん張っているのである。 「うーん・・・うーん・・・・」 必死に便を出そうと踏ん張る美咲。肛門や陰部の周りの皮膚からはたらたらと脂汗が流れている。 俺のほうからは顔は見えないがきっと顔も大量の冷汗をかいていることだろう。 「ねえ、まだ出ないの?」 少年がしびれをきらしたように声を出す。 まったく、こんな汚いものをビデオカメラで録画させられてる俺の気も知らずいい気なもんだ。 「そんな・・・言われてすぐにでるわけないじゃない・・・しかもこんな・・・人が見てる前で・・・」 まあこれについては美咲の言うことももっともだ。 「ふーん、出す気がないなら死んでもらおうかな?」 少年は再び引き金に指をかける。 「ま・・待って、待って、もうすぐ、もうすぐ出る、出しますからーー」 懇願する美咲。ますます踏ん張りに気合が入る。 そのたびに肛門がひくひくと開いたり閉じたり、間抜けな動きを繰り返す。 すると、美咲の気合いが功を奏した(?)か、肛門が開いた瞬間奥の方に茶褐色の固体が姿を現すようになった。 もちろんまだ肛門が閉じたときにはまったく姿が見えない程度ではあるが。 「もうすぐ、もうすぐです・・・もうすぐうんち出ます・・・」 無様な姿で自分の排便状況を実況中継する美咲。 そんな美咲に少年は鬼のような一言を与える。 「ちなみにここでうんちしてもあんたの命、助ける気ないから」 「え・・・・」 その瞬間、姿を現しかけていた茶色の固体は再び奥のほうへと引っ込んでいった。 129 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:02:47 ID:wSdI87+u (16) 「そ・・・そんな・・・約束が違うじゃない・・・・ひどい・・ひどい!!」 少年に食って掛かる美咲。 「命を助けてくれる、っていうからこんなに頑張ったのに。だましたのね?」 「おい、だました?あんた何人だましてその命を奪ってきたんだ!勝手なことばかり言うなよ!」 「で・・・でも・・・」 「いい加減観念しろよ、俺はお前にお母さんを殺されたんだ!絶対に殺してやるから。最後お前に希望を与えて必死になる姿を見たかっただけなんだよ!」 「そ・・・そんなーーー」 少年は美咲の顔に銃口を向ける。 「お願い、許して、許して、死にたくない・・死にたくない・・・」 顔を床にこすり付けて震えながら命乞いする美咲。 少年は引き金に手をかけながら怒鳴りつける。 「顔を上げろ!」 「はひっ!」 悲鳴を上げながら美咲は言われたとおり、恐る恐る顔をあげ、少年の顔を見て、次に銃口を見て、目をつぶる。 「目を開けろ!」 「ひぃ・・」 再び怒鳴られ恐る恐る目を開ける。 美咲が目を開けた瞬間、少年が引き金を引いた! 「ビシャ!!」 その瞬間、美咲自慢のの整った顔が真っ黒に染まるのであった。 130 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:08:00 ID:wSdI87+u (17) 何が起こったかわからないという顔で呆然とする美咲。 そんな美咲に俺が少年に代わって解説してやる。 「はは、それ本物の拳銃じゃないんだ」 「・・・」 何も言えない美咲。俺はかまわず続ける。 「それ、水鉄砲なんだ。で、中に墨を入れといた、ってわけ。自慢の顔が墨で黒塗り状態だなー」 「・・・」 まだ美咲は声を発することが出来ない。 「だいたいな、お前みたいなゴキブリ以下のやつのためにこんな未来あるかわいい少年を殺人者になんてするはずないだろう。ほっとけば死刑間違いなしのお前のためになんて。」 「ま、面白いものを見させてもらったよ」 その言葉を聴いた瞬間、美咲は緊張の糸が切れたのか低いうなり声を上げながら前のめりに倒れ顔を床に激突させ失神した。 その瞬間、肛門から太い見事な一本糞を断末魔の悲鳴代わりに放出しながら・・・ 131 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:19:29 ID:92T6l+GL 携帯専用アダルトサイト http://yuusaito.mh3.mp7.jp/50/ 132 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:47:05 ID:wSdI87+u (18) 翌朝。まわりのざわつきで美咲は目を覚ます。 世の中が反転して見える。しかも大勢の逆立ちした人間に囲まれている。 もちろん世の中は反転していないし人々も逆立ちはしていない。 美咲は駅前の人通りの多い場所で晒し者になっているのだ。 全裸のまま、背中を地面にべったりとつけた状態で両脚を頭の方に持ってきた状態、「いわゆるまんぐり返し」状態で陰部、肛門を空に向けた状態で固定されているのだ。 美咲が自分のその状態に気づくのに時間はかからなかった。 「ひぃ・・・ひぃ・・・何で・・・何でこんなことに・・・助けてーーー」 まんぐり返しの状態で、肛門には一本の菊が挿入され「人間生け花」の状態とされている。 顔は先ほどの墨で黒塗りの状態であり、胸やおなか、背中、尻、太もも、いたるところに油性マジックで「人殺し」「極悪人」「臓器密輸首謀者」「犯罪者」「天誅」などと落書きがされている。 近くには立て札が立てられ「私は私利私欲のために大勢の人の命を奪った悪徳女医です。警察に通報してください」と書かれている。 さらにその隣には巨大テレビが置かれ、そのテレビには先ほど少年に脅され全部の悪事をしゃべった自白シーンが繰り返し再生されている。 周りに集まった大勢の野次馬やマスコミ、被害者の遺族らはそれを見て無様な姿で見世物となっている女がどれほどの極悪人であるかを知るのであった。 133 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:59:47 ID:wSdI87+u (19) 「ひぃ、ひぃ・・・誰か・・・見てないで助けてよーー」 この期に及んで大声で助けを求める美咲。しかし当然許されるわけもない。 「この人殺し!」「死ね!」「クズ!」 たくさんの罵声と石を浴びることになる。 「うぎゃ!、痛い、痛い、物を投げないで、痛い、助けて、助けてーー」 大声を上げる美咲。 そんな美咲に生放送の朝のワイドショーのレポーターとカメラマンが寄ってくる。 「みなさん、ご覧ください。ここで全裸で恥ずかしい醜態を見せているこの女、実は臓器密輸のために人を大勢あやめたとんでもない悪徳医師だったのです。」 「ひぃー、ひぃー、やめて、やめて、こんな姿放送しないでーー」 「それにしても不思議です、いったい誰がこの極悪人をこのような姿で晒したのでしょうか?」 そのとき、ついに騒ぎを聞きつけた警察官たちがやってくる。 大勢の群集をかきわけ美咲に近寄る警察官たち。 顔をしかめながら美咲の肛門に挿入されている菊の花を引き抜き、美咲を固定している縄を解く。 ようやく固定を外された美咲はよろよろと立ち上がり両手で股間を隠そうとする、が、警察官たちはそれすら許さず美咲の腕を掴む。 「大森美咲!殺人罪および医師法違反および臓器保存法違反およびわいせつ物陳列罪の罪で逮捕する!」 そう宣言し美咲の腕に手錠をかけ、腰縄をつける。 「わ・・・わいせつ物陳列罪って・・・こっちも好きで陳列してるわけじゃないわよーー」 美咲のもっともな言い分にも耳を貸さず、警察官たちは大勢の野次と罵声の中極悪人を引っ立てていく。 パトカーにも乗せてもらえず、美咲は最寄の警察署まで20分ほど、大勢の野次馬の罵声を浴びながら全裸のまま見世物として歩かされるのであった。 「ひぃ・・・ひぃ・・・見ないで・・・・見ないで・・・助けて・・・助けてーーー」 美咲の醜い悲鳴はその間ずっと続くのであった。。。 なお大方の予想通り死刑判決を受けた美咲の死刑は5年後に執行された。 大喚きで抵抗し引きずられるように、途中失禁しながら死刑台に連れて行かれた美咲は首に縄をかけられた後も絶命するまでひたすら命乞いを繰り返していたという・・・ (完) 134 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 05:01:42 ID:wSdI87+u ということでようやく完成です。 長くなってしまってすいません。 結局直接仕置人の手で殺しはせず社会的制裁を加えた上で法にのっとり命を奪うという方法を選択しましたが・・・ みなさんの趣向にあいましたでしょうか? ご意見・ご感想お待ちしてます 135 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 09:40:49 ID:6VYwLiq9 おおう、こうゆうのもGJですよ! 136 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:05:13 ID:881zX7Pk 半分リョナニー、半分悪女趣味って感じかな? 何はともあれ完結おめでとう。そしてGJ。 137 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 18:14:22 ID:QjSNR8Nm GJ!!! 138 :名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 18:53:13 ID:0ccWD9P9 ここまでやられた悪女もいないな。スカトロとか晒しとか散々だな美咲さんwwGJ!! 139 :タイツの人:2007/01/15(月) 02:55:11 ID:iMO+i+WP うぃ。眠れないからタイツの続き投下します。 リアルタイム書き下ろしで相変わらず行き当たりばったりですが、どうぞヨロシク ノシ 140 :タイツの人:2007/01/15(月) 03:02:16 ID:iMO+i+WP "新"タイツ仮面・中篇〜Regeneration of Dark Phallus〜 鎖から自力で脱したタイツは眼前で煙草を吸ってる高慢な女に向けて吠えた! 「作者が他事にうつつを抜かしてるせいで1ヶ月以上経っちまったぜ!ファック!」 鎖でパイプ椅子に繋がれたままのミユキが目前の小娘に対して猛烈に抗議する! 「そうよそうよ!正座して待ち続けてくれてる>>39氏に土下座して謝りなさいよ!」 「「―――って、え?」」 二人は互いの声に心底驚いた。そして互いの方を向いて目を瞬かせた。 タイツは目線をちょっと下に、ミユキは気持ち見上げる感じでタイツを見やる。 「なんでお前が」「ここにいるのよ?」 実に息のあった様子で両者が相通じる疑問を口にする。 それに対して"トレンチコートと灰色の髪、左目に眼帯の娘"と "格好を説明するのが面倒(とりあえず現代っ子な衣装だと書いておく)な小娘"は平然と、 前にいる男女のやり取りを見つめている。現状に何の疑問も抱いてない様子だ。 前者をクリスタトス。後者をスカラマンガという。明らかに女性らしくない響きの名前だ。 「…なんであんた達はそう平気な面をしてるのよ。というかそっちの渋い格好の女は初めて見る顔ね」 ミユキがクリスタトスを睨みつける。クリスタトスは右目でミユキを見つめ返したが、特に何もいう気はないようだ。 タイツもスカラマンガのほうを注意深く観察している。 スカラマンガはタイツを見て『変な格好』と評した後は興味を無くしたらしく、携帯電話でテレビを観ている。 『ぐへへへへ〜。1ペリカで楽しむだ〜ッ!』 携帯電話のスピーカーから品背の欠片も感じさせない下劣な声が聴こえてくる。その声に数人の女の「きゃ〜ッ」という嬌声が続いた。 どうやらバラエティ番組を観ているよう。ドタバタと騒がしい様が音だけでも十分に伝わる。 「…ど忘れ」 ボソッ、とクリスタトスが呟いた。ミユキはまたしてもテレビに気をとられていたせいで彼女の声を聞き逃した。 タイツはしっかり聞いたようだ。タイツ越しに怪訝な表情を作る。眉根に皺が寄る。 クリスタトスは二人の様子を気にせず続けた。煙草を口から指先に移して白煙を吹きつつ、こう言った。 「前回からあまりにも間隔が開いたから、マスター自身が設定とか今後の展開とか忘却したらしいわ」 「………。はぁ!?」 ――それはあまりにもぶっちゃけた話だった。裏話にも程がある。ミユキは呆れるを通り越して泣きたくなった。 「なにそれ。だっさ。なんかちょっとウケるんですけどwww」 スカラマンガが癇に障る笑みを浮かべる。クリスタトスとは既知の仲だがそこに上下関係は感じていない様子がうかがえた。 「じゃあ今は刹那的に書き綴られてる、何の考えもない下らないショートストーリーってわけか」 タイツは割と円滑に事情を飲み込んだようだ。ミユキは疲れた顔をしてるし、クリスタトスはテレビと先の告白でゲラゲラ笑っている。 「そ。アナタの存在とおんなじ。俗に言う"即興の、薄っぺらくて安っぽい、実につまらない"産物ね」 「にゃにぃ〜っ?!」 タイツはクリスタトスのあんまりな言葉にカチンと来た。傍に居るミユキと違い、拘束を解いた彼はいつでも敵を殴りに行ける。 クリスタトスはそんな彼の憤る様が面白いのか、声を殺してくっくっと笑う。そして、決定的な一言を放った。 「まるで、ジャンクね。ふふ…あっはははは」 「! んだらぁ〜ッ!」 タイツはクリスタトスの言を戦いの火蓋を切る合図と判断して突貫した! 141 :タイツの人:2007/01/15(月) 03:22:53 ID:iMO+i+WP 猛然と襲い掛かるタイツ!カモシカのような足で驚異的な脚力を見せ、まっすぐクリスタトスに向かう。 その距離はわずかに5歩先ほど、走るまでもない。ワンステップで彼女に怒りの一撃をお見舞いしてジ・エンド…のはずだ。 クリスタトスは無防備だ。この上ないほどに隙だらけ。例え防御膜が貼ってあろうが世界の抑止力がかかろうがお構いナシだ! タイツは別に頭に血が上って冷静な判断が出来なくなって文字通り猪突猛進の猪侍(いのししざむらい)と化しているわけではない。 「俺のイチモツも感覚を取り戻してる今!貴様を貫いて今宵の生け贄と捧げてくれるわぁ〜っ!きっとヤラレ神様もお喜び下さる!」 ――単に、なーんにも考えてないだけだった。タイツはどこまで行ってもタイツだ。 その真っ赤に萌える左の掌を突き出し、クリスタトスのスーツ越しに色気を出している豊満なバスト(はぁと)を鷲掴みにせんと疾駆する。 クリちゃんは目前。これまでの文章は時間にして僅か数秒に過ぎない。 「この女の乳を掴むのに一週間とかお待たせしないぜ!捕ったァ!」 (根拠などドブに捨てているかのように)勝利を確信してタイツの左手が相手に達する前からニギニギと蠢く。実に不快な動きだ。 ミユキは呆然と、スカラマンガは眺める程度にその様を見つめている。 で、当のクリスタトスは腕を組んで、ただでさえ大きい胸をより強調した。誘っているかのやうだ…タイツはちょっと興奮気味になる。 そして遂に手が対象に到達――もらった!、と思った次の瞬間!とんでもない出来事が! スカッ。 「あらっ?」 なんと、空振り!クリスタトスが寸でのところでタイツの魔の手を逃れたのだ。 紅く輝いて見えなくもない左の掌が虚しく宙を掴む。これはまずい。このままでは(隙だらけで)命に関わる。 タイツは何となくミスする予感がしていた。しかし彼の「生きる者のサガ」が熟慮を許さなかった。 なんという失態。これは間違いなくチェーンソー。 タイツとクリスタトスの身体が交錯する。そえはあたかもスローモーションの如く流れ、現場を緊迫した空気が包み込む。 『がっはははは〜ッ!』 それにしてもこのテレビのオッサン、ノリノリである。 142 :タイツの人:2007/01/15(月) 03:57:19 ID:iMO+i+WP 攻撃失敗!たとえ命中率98%でも外れる時は外れるのだ!タイツは心でむせび泣いた。 「ちくしょ〜!絶対計算でインチキしてるだろ〜!」 先ほどああは言ったが、結局突撃することしか考えていなかったタイツの身体は慣性で前へ倒れていく。 その先はコンクリートむき出しの床の上――でなくて、攻撃目標の女の胸元、 「って眼前にパイオツ―――ぶわっ!?」 顔面が、あたかも吸い込まれるかのようにクリスタトスの胸の中に突っ込まれる。空を切った左腕は彼女の顔の右脇をすり抜けた。 独特の"むにゅっ"とした触感。ある意味、目的は果たせたのだが… 「俺がしたかったのは揉むことでなくて、この女をやっつけることなんですけど〜」 そう言いながらも顔を巧みに動かしてクリスタトスの体温を顔面全体で堪能しようと目論むタイツ。 最初は呆気にとられていたミユキも「…はぁ」とため息を漏らす。こういう展開には馴れっこだった。 「あ〜あ、クリス姉の術中にはまったね。変態タイツさん♪」 と、それまで興味なさげに事態を傍観していたスカラマンガが、先に見せた下卑たものとは違う、小憎らしく悪戯っぽい笑みを浮かべた。 タイツはクリスタトスの胸中に顔を埋めながらも「何?」と表情を曇らせた。 「――私の与えられし属性は"オネエサン"よ。ぼうや」 頭上からそんな声がした。ついでに煙草の臭いがタイツを包む。スーツにも染み付いたその臭いでタイツの鼻腔が満たされる。 「ん…」とタイツは嫌そうにしたが、それだけだった。徐々に行為に没頭し、文字通り埋没していく… 「"お姉さん"…ブロフェルドの"妹"属性と関連しているわけね」 ミユキが、今は家に居るはずの自称・"妹"の名を口にする。その言葉にクリスタトスは眉を吊り上げる。 「ブロフェルド。あの娘も始末しなければならないのよねぇ〜スカラマンガ?」 やや険しくなった表情とは裏腹に、その声音は(響きこそ暗いが)とても楽しそうに聴こえる。 スカラマンガはそんなクリスタトスに笑みを向けて同意した。 「そうそう。でもあのコったら超強いからまいっちゃうのヨね〜。アタシじゃまず勝てないし。マジ鬱陶しい」 スカラマンガは軽い口調で淡々と語る。 「でも自身の属性っつーか起源つーか、刷り込み?なんかで家族愛みたいのがあるから…」 「そこを付けばいい、と考えたわけね。貴女らしいわ。スカラマンガ」 途中でアホらしくなったのか、クリスタトスは表情を元の平坦なものに戻して、新しい煙草を用意して吸い始めた。 そのやり取りの間も、タイツはクリスタトスの胸に顔を預けたままだ。左腕は彼女の背に回している。 段々イライラしてきたミユキは感情を堪えきれずに醜態を晒し続けるタイツを恫喝した。 「ちょっと!いつまで"お楽しみ"に興じてるつもり?」 だがしかし、ミユキの声もタイツには届いていないようだった。変わらずに猥褻行為を続行するこのだらしのない男に、 久々に殺意を抱いたミユキだったが、それと同時に若干の違和感もまた、感じざるを得なかった。 (このお調子者が、"無言で"、しかも"大人しく"こんな莫迦なコトをし続けられるだろうか) 彼女は以前に採掘場であったことを思い起こした。あのハイテンションぶりは何処に行ったのか…?―――"術中"? 途端、はっとなったミユキをスカラマンガが嫌らしい目つきで見据える。 「気づいたねミユキお姉さん。タイツはもうクリス姉のと☆り☆こ☆」 語尾を可愛らしく変えて得意げに話す小娘。嫌な予感の予感の的中に、ミユキは久しく忘れていた緊張感を覚えた。 「さぁ、ぼうや。私のお胸は柔らかいかしらぁ?」 クリスタトスが、まるで子供をあやすような声でタイツを見下ろす。両手で自身の胸を寄せ、タイツの頭を圧迫する。 「だぁ〜っ」――タイツは、まるで赤ん坊のような甘えた嬌声を上げた。 143 :名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 19:51:37 ID:YuFRacs3 なんと。始まったと思ったらクリさんツヨス。 今回はタイツ仮面苦労しそうだなwww 144 :名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 19:38:54 ID:IYbhqebS クリさん、そんな変●仮面じゃなくて俺を術にはめてくれ! 145 :名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 03:30:44 ID:cgSHXkUe >>144 お前だけそんな危険な目に遭わせてなるものか! ここは俺(ry ところでこれ、明らかにこのスレの誰かだろ。 どうだった、女はいたのか? ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070113-00000021-jij-int 146 :タイツの人:2007/01/17(水) 15:49:37 ID:q/79r4xK 「ばぶ〜っ」――タイツが気持ちの悪い声でクリスタトスに甘える。 クリスタトスのパイズリにすっかり埋もれ、にやけた面で豊満な胸を愛撫する姿は情けないの一言に尽きる。 「固羅(コラ)!タイツ!」 「だ〜っ」 後方からミユキの罵声が飛ぶがタイツはそんなもの何処吹く風と言った風でまるで取り合わない。 ヨダレまで垂らして無様この上ない醜態を晒している。その様をニヤニヤしながら観戦する小娘が口を開く。 「クリス姉の"魅了"にかかったら変態タイツもkonozamaね。だっさ。あはは」 パイプ椅子にもたれ掛かった姿勢で両足をバタつかせる行儀の悪さ。ミユキの憤りは頂点に達しようとしている。 だが手足が鎖(百均で調達してきたブツ)で拘束されているために身動きが取れない。 その間、タイツを弄んでいたクリスタトスが顔だけをミユキに向けてニヤリと冷たく微笑んだ。 「タイツはもう赤子同然…頭の中はカラッポの、愚かで、可愛い、私の赤ちゃん…ふふふ…」 彼女の胸元ではワイシャツ越しにタイツが両胸を揉んで甘えている。 なのにこの女は先ほどから浮かべている冷笑を崩しもしない。紅潮する気配すらない。 「あんた、全然感じてないの?」と、ミユキは聞かずにはいられなかったが、彼女からの返答は無い。 代わりに何も無い後方に向かって呼びかけた。 「さぁ、私の愛する子猫たち、いらっしゃいぃ…」 甘えた猫なで声でそう言うと、どこからか2人の人影が、クリスタトスの左右に分かれて登場した。 上から降って出るように、ミユキがギョッとして上を仰ぎ見たが、天井には穴も何もない。平坦な壁があるだけだ。 だが、現に二人の人影はクリスタトスの左右後方に一人ずつ侍っている。見間違いなのでは断じてなかった。 「――また変なのが湧いて出やがったわね」 「私の可愛い後輩達よ。ラタと、スクよ…」 クリスタトスがそう言うと二人の影はペコリと頭を下げた。礼儀正しく"礼"の姿勢をとっている。 よく見ると、二人は紺のラバースーツに身を包んでいた。体型が綺麗に浮き出るほどぴったりのその衣装は、 彼女達の持つ体の線の美しさをそのまま前面に出し、それでいてまったくいやらしくない雰囲気を出している。 顔はまだ若い娘のものだ。クリスタトスは"子猫たち"と読んだが印象はリスかネズミに近い。 小柄で、髪を短く切りそろえた、なんというか小動物系の愛らしさを感じさせるものがある風貌だ。 「……お姉さま、あたしたちは、何をすればよろしいのでしょうか」 「……なんなりと、お言いつけくださいませ」 二人は頭を上げると己の主――いや、"敬愛するお姉さま"に向かってそれぞれ口を開いた。 その口調から、彼女達の"お姉さま"に対する従順な姿勢が感じられる。 「そうね。とりあえず、あの娘を黙らせなさいな」 「「はっ」」 しばし呆然とそのやり取りを見つめていたミユキは、その一言で一気に青ざめた。 147 :タイツの人:2007/01/17(水) 16:22:35 ID:q/79r4xK 「ちょっ、冗談じゃないわよ!!」 「いいえ?冗談よ?…くすくす。遊んであげなさいぃ」 「「…はい。お姉さま」」 二人の、合わせて四つの栗色の瞳が無感情にミユキを見つめ、しっかりと捉える。これが標的だ、と。 ミユキは拘束されている椅子の上でジタバタともがいた。だが彼女の力では鎖の束縛は解けない。 そうしている内にもクリスタトスの従僕がゆっくりとした足取りで接近してくる。 空恐ろしいものを感じて慌てるミユキ。スカラマンガはその様子をまた、笑いながら傍観している。 「やばいやばいやばいやばいやばいぃぃぃ〜ッ!!」 半ば錯乱気味に事態の脱却を試み、暴れるミユキ。手はもう手首や腕が痛いだけなので止め、足だけで頑張る。 だが鎖は互いをすり合わせるガチャガチャというやかましい音を足元で盛んに立てるだけだ。 その時、目の前の娘の一人――どちらがラタでスクかミユキにはさっぱり分からない――が得物を取り出した。 「やめてとめて!そんなナイフ出さないで〜ッ!」 娘の右手には手品のように忽然と現れた果物ナイフ(柄が桃色)が握られている。このままでは刺されてしまう。 刺さるのは顔面。しかも縦に貫かれる。断末魔は間違いなく「とめった!!」……そんなダサい死に様は御免被りたい。 「タイツ〜!ちょっと!タイツ〜!」 夢中になってこの場唯一の味方っぽい仇敵に助けを請う。だが肝心のタイツは小便まで垂らしつつクリスタトスに奉仕する。 「あらあら、お漏らしなんてはしたないでちゅよ〜」 完全に赤子をあやす口調になっているクリスタトス。だが、どう見ても母性とは程遠い印象を受けた。 「ヒロピンとか趣旨からずれてるんぢゃないのッ!?猛烈に抗議するわよッ!謝罪と賠償と――現状の即時解決を要求……」 そこまで騒いだところでラバースーツ娘の片割れがコンバットナイフらしきゴツい得物を取り出す。 明らかに殺傷力が果物ナイフより高そうだ。心臓を一突きで即、あの世行き…地獄行き…… 「いやだァ〜っ!!」 バァーン! 刹那、扉が荒々しく開け放たれた!新鮮な空気が一気に部屋に入り込んで場の陰湿さをかき消していく。 「「!!」」 ラタとスクは即座に反応して後退。クリスタトスを守るために前に立った。素晴らしい献身ぶりだ。 そのクリスタトスもすぐに顔を引き締めて扉の向こうの闇を見据える。スカラマンガはビクッと動いて椅子から立ち上がった。 「わわわわッ!ちょ…なになに!?」 すっかり油断していたせいでまったく周囲を警戒していなかった彼女は派手な不意打ちに完全に浮き足立った。 一人、既に狂乱状態だったミユキはついに椅子ごと倒れてしまった。幸い横倒しになったため頭は無事だが、腰を強打した。 「がっ!イタタタ〜…」 それまで散々叫んでいたために危うく舌を噛むところだったが何とか堪えた。 が、そのお陰で狂乱から逃れ、少しだけ平静さを取り戻した。 148 :タイツの人:2007/01/17(水) 16:48:04 ID:q/79r4xK 「うぅ〜っ」タイツは突然の大きな音に吃驚してしまって怯え、胸から顔を離してクリスタトスにしがみ付いた。 クリスタトスはそれを邪魔に思いつつも両手でしっかり抱きしめた。離してしまうと魅了が浅くなってしまうからだ。 「…何者?」 努めて冷静に、扉を開けたものへ問いかける。扉は開け放たれた衝撃で壁にぶつかり、慣性でゆっくり閉まっていく。 と、その扉が片手で制された。太い、指毛の生えた大きな、年期のこもった手だ。 そしてそこから続いて、藍色のオーバーオールを着た体格のいい男が入ってきた。 パンチパーマで髭面の黒い肌の男は、見た目こそ暑苦しいがどこか優しそうな印象がある。 オーバーオールの下は裸で、厚い胸毛に覆われた力強い胸板がむき出しになっている。 手には日本刀らしいが多分そうじゃないよく分からない刀を持っている。なかなか切れ味がよさそうだ スカラマンガとミユキはその突然の闖入者を唖然とした様子で見ている。ラタとスクは眉間に詩話を寄せ、それぞれ構える。 「……なぁに?あな―――」 「スケダチ ニ キマシタ !」 男はクリスタトスの声を遮る形で大声を出した。片言の日本語でそう言い放つと、刀を構えて猛然と飛び掛ってきた。 スカラマンガは眼中にないようだ。彼は真っ直ぐ、ミユキとクリスタトスら3人組(と、タイツ・ザ・ベイビー)の間に 素早く割って入る。ラタとスクは躍り出ることはせず、さらに守りを固める。クリスタトスは何やら片手を突き出している。 が、男はその4人には構わずに床に椅子ごと倒れているミユキを凝視した。刀が、照明で妖しく光る。 「モウ アンシン デース」 「わ、わわ!なにこいつ!」 「チェストー!」 身の危険を感じて怖がるミユキ。だが、有無を言わせず男の刀が振り下ろされる。理不尽極まりない展開に目眩がしそうだ。 バッキーン!…けたたましい炸裂音! なんと!男の一閃がミユキの鎖を断ち切った!(ちゃららら〜ん♪) 「――はぁ?」 ミユキは自由になったにも関わらずその場で緊張して硬直してしまい、まったく動くことができなかった。 が、男は構わずに刀を収め、ミユキに一礼するとそそくさと元来た方向――出口へ向かって歩いていく。 「オジャマ シマシタ。ムネン アトヲ タノム!」 そうして片言の下手糞な日本語で喋りつつあらためて礼をすると、(扉をちゃんと閉めて)去っていった。 最後のは別れの挨拶のつもりのようだったが、明らかにおかしかった気がするがミユキは突っ込む気力もなかった。 「…って、ちょっ!斬るならこいつらも斬っていきなさいよーッ!」 勢いよく飛び上がったミユキはドア越しに伝わるように大声で抗議したが、反応は得られなかった。 とにかく、ミユキは漸く自由を得てラタとスクに対峙できるようになった。が、勝ち目はかなり低そうだ…… 149 :名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 20:52:27 ID:mDo/5Sd4 こっちにもサムライ男がwwGJwww ミユキさん、こういう場合はジョースター家に伝わる戦法ww 150 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:18:13 ID:3v26PkUb 大宇宙連邦警察 特務官ルイア 1. 「さぁっ、我慢しないでいいのよぉ、イっちゃいなさい」 女の妖しく艶やかな声とともに、地球人では考えられないほどの強力な膣圧が、 組み伏せられ犯される青年の男根に襲いかかる。 「うわぁぁぁっ」悲鳴とも嬌声ともつかぬ声とともに、男は女の魔性の肉壷におのれの精をたっぷりと放った。 その瞬間、男の素裸の肉体が緑色に輝きはじめたかと思うと、 何かに吸い込まれていくように、どんどんと小さくなっていき、ついには消滅した。 同時に、コロンッと乾いた音ともに直径3cmほどの大きさの緑色の石が地面に転がる。 深紫色の手袋をした女はその石をそろっと拾い上げると満足そうに妖しげな微笑みを浮かべる。 「地球人は青に近い色ばかりだと思ったけど、緑っぽい色になることもあるのねぇ」 その石は不恰好であったが、ほの暗い電球の光にかざすとキラキラと輝いてみえた。 『魔女の奇跡』と呼ばれ、ノイア星人が異星人との性交によってのみ生成されるもので、 いくつかの過程を経たあと、宇宙の裏市場で高値で取引きされる宝石となる。 等価となるのは一人の男の命。科学的にはいまだ解明されていないが、 犠牲となった者によって色が異なり、同じものが二度と造られず希少価値があることから、 所持するだけで犯罪になるにもかかわらず、手に入れようとする富豪はあとをたたない。 151 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:22:30 ID:3v26PkUb ノイア星人の女性はそのため、異星人と男性と交わることを大宇宙連邦の法規により禁じられていた。 時おり、愛するが故に異星の男とセックスし、その結果として男が石となる悲劇があった。 また、ノイア星人を奴隷とし捕獲してきた男を無理矢理抱かせて『魔女の奇跡』を量産せんとする犯罪組織もあった。 しかし、ここにいるノイア星人のサイリーヌはそのどちらもあてはまらない。 おのれの欲望に忠実に、美しい宝石を手に入れるため、宝石を売ったお金で酒池肉林の暮らしをせんがために 金に目がくらんだ部下を使って男を捕まえてきては自ら犯して石に変えるという凶悪犯罪者である。 この地球に来るまでで、52の星で大宇宙連邦警察が把握しているだけで1452人もの男性が犠牲になった。 彼女は捜査の手がのびれば、すぐに他に星に逃げる狡猾な女であり警察もかなり手を焼いていた。 サイリーヌが53番目に選んだのが地球であった。そして、今まさに7人目の犠牲者が出たところである。 ノイア星人は地球の東南アジアや南アジアにみられるような褐色の肌で彫りの深い顔をしている。 髪型は長い髪を団子状に後ろで束ねておく女性がほとんどである。 こういった特徴はサイリーヌも例外ではなく、深緑色の髪を目立たない同じ色の網ネットでお団子にしてまとめていた。 またノイア星の女は地球の平均と比べれば総じて胸が大きく、彼女もHカップというかなり豊かな胸の持ち主である。 その胸を深紫の布地に赤色の『魔女の奇跡』を小さくカットして散りばめたブラジャーで隠している。 巨大な乳房によって盛り上がった双丘のおかげで、その谷間はものすごく深い。 そんな爆乳に似つかわしいムッチリとした肉体のほとんどを露出させ、男を誘うかのような姿態をさらしている。 152 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:26:30 ID:3v26PkUb 「さて、この星もそろそろ連邦警察の奴らが嗅ぎまわってて危ないみたいだし、  最後の地球産の男を美味しくいただいてトンズラすることにしようかねぇ」 目鼻立ちの整った顔を嗜虐で歪めながら、ベッドで両手両足を拘束された短髪で美形の男に近づいていく。 ビルの地下を改造した部屋には八つのベッドが備え付けられ、うち七つは既に白いシーツだけとなっていた。 サイリーヌは、さっきから休むことなく男たちを連続で犯し殺し続けている。 地球人に比べて数倍あるノイア星人の体力と、彼女のどこまでも性に貪欲な淫乱さの為せるものである。 「やめろっ、貴様ぁっ、人の命を何だと思っている」 「人の命?こんな辺境惑星の人間を何人殺しても全く心が痛まないわ。  それよりも……あなたとはこの星で最後のセックスなの。せっかくなんだし、ゆっくり愉しみましょうよ」 妖しい笑みを浮かべながら、サイリーヌはゆっくりと男を跨いで馬乗りになる。 (何やってんだよ……早く来てくれよ) 心の中で愚痴るようにつぶやく男は、実は大宇宙連邦警察の潜入捜査官で名をジンといった。 彼は体内に発信機をつけた状態でわざと彼女たちに捕まったのである。 そう、彼女たち……この廃ビルの地下室にいるのはサイリーヌと男だけではない。 薄い紫色のタイツを着込んだ女戦闘員が六人もいるのだ。 それぞれタイプが違ったが、誰もが地球基準でいえば可愛いとか美人とかに分類される妙齢の女たちである。 彼女たちの着ているタイツは首から下すべての肌を隠している。 隠してはいるのだが……タイトで生地の薄いそれは彼女たちの肌にピッタリと張りつき、 肉体の艶かしい曲線をすべてさらけだしていた。 タイツごしに女戦闘員たちの大小さまざまなお乳だけでなく、その乳首の形までもがクッキリと浮かびあがり、 タイツによってキュートなお尻から、ズデンと重そうな肉感的なお尻までそれぞれのヒップラインが強調されている。 股間の割れ目までも薄っすらとみえるというのだから、 裸に近い、いや人によっては裸よりもいやらしいと感じるような格好である。 彼女たちはサイリーヌが組織するパープルウィッチと名付けられた小さいが凶悪な犯罪組織の構成員なのだ。 多額の報酬に眼が眩み、それぞれが故郷の星を捨ててサイリーヌの悪事に加担する小悪党であった。 サイリーヌの方針か、はたまたノイア星人の魔性の膣に恐れをなしたか組織に男は一人もいない。 153 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:34:53 ID:3v26PkUb 彼女たちは色仕掛けや、時には銃で脅して男たちを連れてくるのが主な仕事なのだが、 その際に決して誘拐した男たちと性交してはいけない決まりとなっている。 できる石の純度がさがるというのが主な理由である。彼女の餌食になる者とのセックスは禁じられているのだ。 しかし、連続して性行為をみせつけられるのだから、年頃の女である彼女たちにはとても我慢ができない。 だからこそ、サイリーヌに許された自慰行為にふけるのである。 「ンンッ」「あふぅんッ」「んぁっ」「イヒィッ」「フワァッ」「アンッ…」 そんなくぐもった喘ぎ声とともに、こらえきれなくなった女戦闘員たちのオナニーの狂宴がおこなわている。 ある者は男が石にされ空いたベットで寝転びながら豊かな乳房と濡れた股間を両手で弄くり悶え、 またある者は壁にもたれかかりながら、虚空をみつめて切ない表情を浮かべて指でタイツごしに性器をまさぐっている。 他にもペタンと床に座り込んで火照った肉体を慰める者、ベッドの角に性器を押し当てて快感を得ようとする者、 二人で抱き合い、お互いの身体をむさぼって悦楽にふける者…… 154 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:41:25 ID:3v26PkUb 女戦闘員たちのどうしようもなく卑猥な痴態をジンはさっきからずっとみせつけられていたのだ。 ジンはゲイでも何でもなくまともな成人男性である。 彼女たちの行為をみているだけで既に半分勃起してしまうのは当然ともいえた。 「あら、嫌がってるわりにはここは正直みたいねぇ」 そういってピンッと指でジンの男根を弾くサイリーヌ。 「くッ」 「フフッ、可愛いわねえ、あなたはどんな色の石になるのかしら」 彼女は前かがみになり、その妖艶な顔を近づけて紫の口紅を塗りつけた口唇をジンの口唇に重ねた。 サイリーヌの生温かい舌がジンの口内に侵入し、彼の舌を玩ぶ。 彼女の胸がブラごしに男の胸板に押しつけられつぶれる。柔らかな乳房だけがもつ感触がジンに伝わってくる。 ジンが一矢報いたいと思うならば彼女の舌を噛みちぎることもできたろう。しかし、彼にはできなかった。 どんな犯罪者だろうと、どんな悪党だろうと女を傷つけることはできない、そんな倫理観に支配されていたからだ。 だから、ジンはひたすら耐えた。できるだけ関係のないことを考えて完全な勃起状態になるのを防ぐ。 「フンッ、なかなか頑張るわねぇ。じゃあこういうのはどうかしら」 妖しい微笑を浮かべながら、身体を180度回転させるサイリーヌ。 ジンの眼の前にはハイレグTバックによってむきだしの巨尻がブニュウと顎に押しつけられる。 淫汁とバラの香水の入り混じったなんともいえない匂いが鼻腔をくすぐる。 「な、なにをするつもりだ」 「すごい気持ちいいことをしてあげるの。だから、ちょっと待っててね」 視界が彼女の柔らかい肉尻に奪われ、ジンは何をされるかわからない。 ただ、このような体勢でされることといえばいくつもなかった。 まずチュル、チュパッそんな音とともにたっぷりと唾液がついた舌でジンの男根は舐めまわされた。 そのあとサイリーヌはバックリと口腔にそれを含み、口元をすぼませてヌポヌポと何度かストロークを繰り返す。 「んっっはぁっ」 フェラされたことによりテカテカと唾液によって濡れ光り滑りのよくなった半勃起中の男根が、 今度は彼女の温かな手でつままれたかと思うと、両側を柔らかな肉に挟まれた。 そう、サイリーヌはブラをつけたまま、その深すぎる谷間を押しひろげてジンの男根を導きいれたのである。 「うぉっ」 思わず声を出してしまうジン。男根がバストサイズが軽く100cmを超える豊かすぎるお乳に包みこまれてしまっていた。 サイリーヌはその状態のまま身体を左右に揺らす。もちろん、外から内にむかって両手で乳房を揉みこむことも忘れていない。 フニュリ、フニュリと柔らかく張りのある胸からの刺激が男根に伝わる、 同時に眼の前でプリプリと弾力ある尻が揺れ動き顔面にムニュムニュとあたる。 ノーマルな男である限り、このような強烈な責めに耐えられるはずがなかった。 ついに、ジンの息子はガチガチに勃起してしまう。 「はい、おしまい。まぁ、ここまで私に責めさせただけでも優秀かしらねぇ」 そういいながら彼女は男根を胸の谷間から引き抜くとジンにむきなおった。 155 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:44:20 ID:3v26PkUb 「さぁ、これからが本番よ。この星の女とは較べられないくらいの快感を味わいなさい」 そういってパンティを横にずらすと濡れそぼったオマンコが姿をあらわす。 剃ったのか、元からないのかはわからないが、性器のまわりには毛がなく、 綺麗なタテスジがジンにはみえた。サイリーヌは指でそれを広げて勝ち誇ったような笑みを浮かべる。 「今からここにあなたのオチンチンを挿れたげる。じっくり、私のを拝みなさい」 「畜生、そんな汚いマンコに挿れたくねぇよ」ジンは苦しまぎれに悪態をつく。 「ああ、そんなこと言われると私、もっと燃えちゃうっ……フフ、気持ちよくなろうねぇ」 ゆっくりとサイリーヌはジンの息子をおのれの膣に迎え入れる。 ギュゥゥゥゥゥゥゥッ 瞬間、今まで七人も連続して咥え込んでいたとは思えないほどキツすぎる締め付けがジンを襲う。 「ああっ」 「どうかしら、時々挿れただけでイっちゃう男もいるんだけど、あなたはなんとか耐えられたようね」 「くそぅっ」 「いいわぁっ、その調子でできれば私がイくまで我慢して欲しいくらい……」 そういって、両手をジンの肩におくとユサユサとムッチリとした豊満ボディを動かしはじめる。 ジンの眼の前をブルブルと爆乳が卑猥に揺れ動く、 男根はサイリーヌがヌプヌプと挿入を繰り返すたびに限界に近づいていく。 「イイわっ、ファッ、イヒィッ、は、8人のなかであんたのチンチンが一番相性いいわ。アンッ…、ンァァッ……」 暖かで狭苦しい絡みつくような魔性の名器はジンを快楽と絶望の海へと誘っていく。 (マジにやばいっ。誰でもいいから助けにきてくれよっ、このまま石にされたら潜入捜査の意味がないぜ) 必死で射精するのを我慢しながら、ジンは一縷の望みをいまだ来ぬ仲間に託した…… 156 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:51:14 ID:3v26PkUb 2. 「そこまでよっ」 高らかな美声が、地下室で反響しエコーをかけながら響きわたった。 金属の扉をぶち壊し現れたのは銀色の強化スーツに身を包む、二十歳になるかならずかのうら若き女。 手には青白く光るレーザーブレイド。肉体のラインが浮き出るコンバットボディスーツは、 女豹を思わせるしなやかでスレンダーなボディラインをくっきりと浮び上がらせていた。 彼女の名はルイア。大宇宙連邦警察の特務官であり、地球に忍び寄る凶悪犯罪異星人を取り締まる任務に就いている。 地球に赴任して一年、数々のミッションを成功させてきたエリートである。 (本当にギリギリってヤツだな…しっかし、ルイアが来たか……適材適所ってヤツだろうが…) チラッと自分をみたルイアにジンは片目をつぶってアイコンタクトを交わす。 (これで俺は助かったようなもんだが……) これから展開されるであろう凄惨な戦いを想像して、ジンは身体に少し震えをおぼえた。 157 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:01:28 ID:3v26PkUb 性交中に邪魔をされたサイリーヌはイラつきを隠せず憎々しげな表情でルイアを睨みつけながら、 ヌポッという卑猥な音とともに、リョウの男根をおのれの肉壷から出してベッドから降りる。 「あらあら、誰かしらって……そのスーツ、連邦警察の犬ね」 言い終わるなり片手で性交のためにずらしたハイレグTバックを直す、 淫らな蜜が彼女の股間と太股を濡らしテカらせている。 「ご明察、そのとおりよ。ノイア星人サイリーヌ。  あんたと……ここにいる犯罪組織パープルウィッチの構成員。  あんたたちの罪状は山ほどあるけど、長々と喋るのもダルいわね。  さしあたって必要なのは…… 『魔女の奇跡』生成を目的とした大量殺人の罪であなたたちを逮捕する。  これだけよ。ま、抵抗するようなら抹殺許可も出ていることだし、この場で全員地獄に送ってあげるわ」 ルイアは自信に裏付けされたはっきりとした口調でサイリーヌたちに宣告する。 「ウフフッ馬鹿ってあなたのことをいうんでしょうねぇ。  不意打ちならともかく、わざわざ私たちに戦う準備までさせてくれるなんて。  だいたい、小娘が一人ぽっちで何ができるっていうの」 そういってサイリーヌが手を振り上げると、先ほどまで自慰行為に没頭していた戦闘員は、 腰のガンベルトから携帯用の小型レーザー銃を引き抜くとルイアにむかって構える。 「はいはいっ、あんたたちなら絶対にそうすると思ってたわ。  これで心おきなく、あの世に送ってあげられるわね。わたしは優しくないわよっ」 「ふんっ、ご大層な自信ねぇっ。あなたのいけ好かない顔にその貧しいお乳に、  男を知らなそうなオマンコにたっぷりと風穴あけたげるわっ。さぁっ構わないわ、殺しておしまい」 ルイアの余裕にサイリーヌはキレたのか、顔を醜く怒りでゆがませるとそう言って手を下ろす。 それが合図だったのか、六つの光線がルイアめがけていっせいに放たれる。 「下品な女…」 そんなつぶやきが終わらないうちにルイアは動いた。時の流れをも無視するかのような速度で。 彼女の着る銀色の強化スーツ、通称『ゴッドスピード』は、 大宇宙連邦警察の科学技術をすべて投入し完成したコンバットボディスーツであり、 その耐刃性、耐弾性もさることながら、装着者の脳からの信号でダイレクトに、 地球標準時間にして五秒間、まるで世界の時が止まったような速さで動けるという特殊装置が組み込まれていたのだ。 158 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:11:01 ID:3v26PkUb 六つの光線が彼女に到達する前に、ルイアはそのスイッチを入れたのだ。 あらゆる運動体の微々たる動きさえも感知できないほどの、ゆっくりとした時間の中で、 ルイアは疾風のように動く。近くにいた戦闘員のくびれた腰をなぎ払いつつ勢いをとめることなく走り、 二人目の、口を半分を開けたまま固まっているまだ幼さの残る顔の女の首を返す刀で斬り落とし、 なおも三人目に走り寄った。自慰の結果なのだろう、タイツごしにもわかる勃起した乳首、 そのわずか横にレーザーブレイドの青白い光が刺し込まれ、豊満な左乳房ごと心臓を貫く。 それを引き抜いて四人目の背後にまわったところで、超加速移動を終えた。 「えっ」 それは誰が発した声だったのか。ルイアが消えたと思った瞬間、起こった出来事がサイリーヌ達を驚愕させた。 まず何も言葉を発さないまま、二人目の戦闘員の首が何もわからぬといった表情を浮かべつつゴロリと落ちた。 数瞬遅れて、残された肉体が後ろに倒れこむ。倒れこんだ瞬間、衝撃で乳房がブルンと揺れる。 ほぼ同時に心の臓を刺し貫かれた三人目が胸に信じられないほどの痛みを覚え、 その救いのない現実に「な、なにアヒャァァッ、ヒッ、ヒィィィッ」という言葉にならない悲鳴をあげた。 そして、おのれの豊かな乳房を両手で持ち上げるような仕種をしたかと思うと、その場にしゃがみこむような体勢で事切れた。 一番最初に斬られた戦闘員は、最初自分の身に何が起こったのかわからなかった。 三人目の悲鳴で振り返ろうと思った瞬間、やっと腰から下が自らの意志で動かせないことに気づく。 鈍い痛みとともに、だんだんと腰から上が徐々にズレていくという現実が眼に飛び込んできた。 「いやぁぁっ、何で、イヤよぉっ、こんなの嘘っ」 視界がぶれ、世界がさかさまになったかと思うと一回転してあおむけに地面に叩きつけられた。 さきほどまでベッドの角を使ってオナニーにふけり股間部分が染みになっている下半身が眼の前にみえる。 レーザーブレイドは肉体を焼ききるために、出血もせず、即死に至らなかった。 「いやぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっ」戦闘員の絶望の叫びが地下室にこだまする。 159 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:15:05 ID:3v26PkUb 残された四人はただ、混乱するしかなかった。その機会をルイアは逃すつもりはない。 背後にまわられた女戦闘員のGカップの胸の谷間から青白く光る刃が飛び出した。 ルイアはグリグリとかきまぜ、内臓に致命的なダメージを与えた後に引き抜く。 「ぶぇっ」 さっきまでベッドで横になり自慢の胸を揉みしだきながら自慰をしていた戦闘員は永遠にイく機会を失なった。 豚の鳴き声のような短い悲鳴をあげたあと、白眼をむき、一瞬にして絶命する。 後ろに倒れそうになる死体に蹴りをくれて前に突き飛ばすと、残る二人の戦闘員にルイアは襲いかかった。 「ひぃっ」 「何なのよぉっ」 そんな悲愴な叫びとともに、銃を撃つが一瞬にして仲間を殺され、恐怖に震えた腕では当たるはずもない。 なんなくルイアに接近を許し、一人は袈裟懸けに、最後の一人は頭から股間まで真っ二つに切り裂かれた。 さっきまで抱き合いお互いを慰めあっていた二人は、ほぼ同時にこの世に別れを告げた。 「はい、これでチェックメイト」 そういってルイアはサイリーヌの首の近くにブーンという重低音が鳴るレーザーブレードを突き出すと、ゆっくりと微笑んだ。 やれやれ……ルイアをよく知るジンが、誰にも聞かれないような小さな声でそうつぶやいた。 160 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:16:34 ID:3v26PkUb 3. ルイアによるわずか二分足らずの惨殺劇。 いくら相手が犯罪者とはいえ彼女のその躊躇いのなさははどこからくるのか。 彼女が冷徹なトップエリートであることはもちろんだが…… 何よりもルイアが女であることが、この無慈悲な行動を一番説明できるのかもしれない。 地球の男が女と戦うとき、まともな教育を受けてきた者ほど、女は慈しむものと弱いものといった固定観念を持ってしまい 油断したり、手加減したりしてしまうものである。時には、彼女たちの色仕掛けにによって篭絡されてしまう場合もある。 非情になれなければ、女性とはいえ凶悪な異星人相手には返り討ちになるのが関の山だ。 その点、同性であればどこまでも非情に任務を遂行できる。 少なくとも大宇宙連邦警察地球署の上層部はそう考え、女特務官ルイアにこの作戦を任せたのである。 彼らの推測は間違いではなかったのかもしれない。 次々と襲いかかる扇情的な格好の戦闘員をレーザーブレードで躊躇なく一瞬にして斬り殺したのだから。 161 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:19:16 ID:3v26PkUb 「そ、そんなぁ……」 今起こったあまりに一方的な殺戮が信じられない、認めたくないといったサイリーヌの今にも泣きそうな声。 「さて、と……今まで色々好き勝手やってくれちゃって……ええとなんだっけ、そう年貢の納め時ってヤツよ」 ルイアは可愛らしい声でサイリーヌに諦めろといわんばかりの冗談めかして言う。 ジュッ レーザーブレイドが、サイリーヌの後ろでお団子状に一つにまとめあげた網ネットにあたり、 彼女の深緑色の艶っぽい髪がバラバラと垂れ下がる。 ジンはひっつめた髪よりも下ろした方が好みだ、などと場違いな感想を抱きながら少しばかりサイリーヌに同情する。 「て、抵抗しない。抵抗しないから。と、投降するから、殺さないでぇっ」 自信に満ちた彼女はどこへいったのか。 両手をあげて恐怖からか薄っすらと眼に涙を浮かべたサイリーヌは降伏の意思をルイアにしめした。 「最初っからね。そう言えばいいのよ。相手がどんな力量を持ってるかわからないようじゃ一流じゃないわよ。  さぁっ、投降したいなら両手を壁について身体検査を受けさせなさい」 「は、はひぃ」 ルイアのいうがまま壁にむかって歩いていき、指示された体勢をとるサイリーヌ。 割れ目しか隠さないハイレグTバックのデカ尻を突き出したとてもいやらしげな格好を彼女はとる。 普通の男ならその尻をなでくりまわし、揉みしだき彼女の尻穴にイチモツを挿入したいと思うに違いない。 162 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:22:42 ID:3v26PkUb 「遅いぜルイア……結局誰も助けられなかったし、俺もごらんのとおりヤバかったんだぜ」 「ごめんごめん、トラップがビルのそこかしこに仕掛けられててさ、気づかれないように解除するのに手間取っちゃった」 そういいながら、ルイアはすごく優しそうな顔をジンにみせる。サイリーヌ達にみせる顔とは大違いだ。 ルイアがジンに一瞬意識をむけた好機をサイリーヌは見逃さなかった。 地球人では考えられない跳躍力で地下室の奥にむかって跳ぶ。「あっ」ルイアのしまったというような声。 「フンッ、ここまで追い詰められたのははじめてよ……とんでもないスーツをつくったもんねぇ  考えたら流出した資料を読んだことあるわ……それによれば確かさっきの反則技って一回しか使えないのよねぇ」 サイリーヌはさっきまでの卑屈な態度はどこへやら、いつものような自信たっぷりの高慢さをとりもどしている。 「あたしもねぇ、高かったけどすっごいの買っちゃったのよね。  ここまで私をコケにしてくれたあなたたちには実験台になってもらうわ」 両手を前に突き出すと彼女は下ろした髪がゆらゆらとそれぞれが意志があるように蠢きはじめ、 そして……地下室内のベッドが八つすべて宙に浮かび上がった。一つは固定されたジンもろともに。 一つ一つは50Kgはある軽くあるだろう、そのような重量のものを八つも同時に操っているのである。 「人工的なサイコキネシスってわけ?なかなかやるじゃない……」 ルイアはそんな風に冷静に分析しながらも余裕の表情を隠さない。それがサイリーヌには余計に癪に触る。 「あんたの身体をグシャグシャに潰してやるよぉっ」 サイリーヌの叫びとともに七つのベッドがかなりのスピードでルイアに襲いかかる。 「なかなかスリルある遊びかもっ」 ルイアは迫りくるベッドをなんなく避けながらドンドンとサイリーヌにむかって突き進む。 レーザーブレイドで切り裂くことも可能だったが、サイリーヌがいくつの物体を操ることができるかわからないが、 バラバラにして何十もの物体が襲いくるのはさすがにかわしきれない、そうルイアは咄嗟に判断したのだ。 二人の距離はどんどんと縮まってくる。サイリーヌはルイアの身体能力をみくびりすぎていた。 「と、とまりなさい、とまりなさいよぉっ」 ルイアは何も言わず、ただ避けることに集中しながら彼女に近づいていく。 163 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:24:00 ID:3v26PkUb サイリーヌは焦りの表情を浮かべる……このままでは。 「こ、こいつの命がどうなってもいいの」 ジンが固定されたベッドがサイリーヌとルイアの間の空中に浮かんでいる。ルイアの歩みが止まった。 「フ、フフ、フフフフフッ、そう、そうよこいつは人質なんだから……」 なんとか形勢逆転だと、焦燥に駆られながらひきつり笑いをするサイリーヌ。 ジンはグルグルと滅茶苦茶な軌道で動かされて酔ったのかウーンと呻いている。 「それで……どうしたいのかしら……」ルイアは真剣な顔をして問う。 「み、見逃してくれるだけでいいわ。取り引きよ、いいわね」 サイリーヌは戦意を喪失していた。力の差が歴然であり、勝つことは不可能だと悟ったからだ。 「ふーん、魅力的な提案だけど残念ながら却下よ、あんたを見逃したら犠牲者が増えるばかりだしね。  ジンも警察官なんだから、とっくに命を捨てる覚悟はできてるはずよ……そうでしょ、ジン」 「……ああ」呻くようにジンは答える。 「さぁ、さっさと殺しなさいよ。ただし、その後にあんたには死んだほうがマシってくらいの拷問したげるから覚悟してね」 そういってルイアは人を凍りつかせるような笑みを浮かべた。 「う、うわぁぁぁぁぁっぁあああっ」 ルイアの言葉に恐慌状態となったサイリーヌは、 ジンが拘束されているのをはじめ、八つすべてのベッドを八方からルイアにむけて襲わせた。 164 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:27:40 ID:3v26PkUb 一瞬の早業でジンの拘束具を斬ったルイアは「転がって」指示したあと、 体勢を地面スレスレまで低くしてベッドを避けながらサイリーヌに接近した、 ガシャーンとベッドがぶつかりあう音がした瞬間、 青白く光るレーザーブレイドがサイリーヌの濡れそぼった股間に突き刺さった。 「あぎぃぃぃぃぃぃっ」 今まで1450人以上もの男のイチモツを咥え、殺してきた魔性の性器が一瞬にして破壊される。 なおも、ルイアはその青白い非情の刃で彼女の褐色の肌をゆっくりと斬り上げていく。 サイリーヌはあまりの痛みですでにサイコキネシスの能力を失っていた。 「イヤァァァァッァァァッ、やめて、やめてぇぇぇっ」 刃は臍まで到達し、なおも上へ上へと昇っていく。 地球人ならショック死してもおかしくなかったが、ノイア星人の高い生命力が死ぬことさえ許さなかった。 「あんたをね。最初っから生かして捕まえるなんてつもりはなかったの。  千人以上の人を殺したから憎いってわけじゃない、あんたが一番してはいけなかったのはね、  ジンにイタズラしたこと、そして死ぬかもしれないような危険にさらしたことよ。  さぁ、これまで犯した罪を悔いながら地獄に行きなさい」 ルイアはサイリーヌの耳元で、どこまでも冷たい声でそう囁いた。 「ひぎゃぁっ」 身体の中心線に沿って豊かな乳房によってつくられた深い谷間を駆け上がっていく死の刃。 ついに宝石を散りばめた深紫色のブラがちぎれ、サイリーヌのHカップの爆乳が弾けるようにブルンッとまろびでる。 あらわになった葡萄色の両乳首はあまりの恐怖でコリコリに勃起していた。 「死に……たく…ぐぇっ」 美しい顔を恐怖と痛みで歪めながら断末魔の声をあげたところで、やっと自身の生命活動を停止させた。 ルイアのレーザーブレイドは彼女が死んでいようがお構いなしに、 なおもサイリーヌの首を、顔面を切り裂き、彼女を真っ二つに両断したところで止まった。 「ふぅっ、任務完了…かな」 ルイアはそうつぶやき、レーザーブレイドのスイッチをOFFに切り替える。 シュッ、そんな音とともにたった数分で七人の悪党の命を奪い去った光の刃がかき消えた…… 165 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:30:55 ID:3v26PkUb ep. 「ジン、大丈夫」 「……ああ、なんとかな」 ジンはグシャグシャになったベッドの残骸のそばで全裸で座り込んでいた。 「そう、よかった」ルイアは心の底から安心したような顔をしている。 「しかし、無茶しやがったな」 「そうね、……あ、ごめんね。さっき言ったの本気じゃないからね。  サイリーヌのいうことを呑むわけにはいかなかったし……」 ルイアはすごく申し訳なさそうにいう。 「いいって、おかげで助かったし。もし死んだところでおまえを恨みやしないさ」 「アリガト」 そういって、ルイアはジンを抱きしめる。 「これからも…どんな危険にジンが陥ることがあっても絶対に助けるからね」そういって安堵の涙を一筋流すルイア。 ジンはサイリーヌと比べて本当に胸がないなぁなんて思いながらもポンポンとルイアの背中を優しく叩く。 「いつも、心配かけてこっちこそごめんな。本当にありがとう……」 あまりに愛しくて、自分の息子がビンビンと反応していくのがわかる。 (ヤバイ……) 「んっ」 股間の猛りが彼女のお腹に当たった。ルイアは抱きついた腕をほどくと下をみる。 そこにはもちろん、半勃起状態のイチモツがあった。 ルイアは顔を真っ赤にして「もうっ」とジンを突き飛ばす。 「イテテッ、スマン。つい、な。ルイアが魅力的すぎて……」 そういって苦笑いするジン。以前からルイアは彼を愛していた。けれど、なかなか告白する機会がなかったのである。 「ねぇっ、わたしのこと好き?」どうにでもなれみたいな気持ちでルイアはジンに聞く。 ジンは一瞬真剣な表情をつくった後……「ああっ」とつぶやくようにいった。 「わたしもっ」 満面の笑みを浮かべながら、突き飛ばされ倒れたジンにかぶさってキスをするルイア。 ルイアのキスはサイリーヌの濃厚なキスと違って上手くもなかったが、愛しさのエッセンスが彼を興奮させた。 興奮したのはジンだけでなく、ルイアも同じだったようで…… 「ねぇっしよっか…」そう恥ずかしながらもつぶやく。 「ここでか?さ、さすがにまずくないか」驚いた声をあげるジン。 ルイアはムッとして「へぇっ、あんな年増の乳デカ女とはできてわたしとじゃダメだっていうんだ」とスネる。 「いや、あれは不可抗力だし、いやそうじゃなくてだなぁ……」とどうしたもんかとジンは焦る。 「どっちなのよ。わたしのこと好きなんでしょ、ねぇ抱くの抱かないの……」 引っ込みがつかず、勢いにまかせてルイアは声を張り上げる。 「わかったよ、ルイア。俺はお前が好きだ。そ、その抱いていいか」 彼女は優しげな笑みを浮かべてコクッと小さくうなづいた…… 男であった七つの石と女であった七つの骸が転がるビルの地下室で、二人は愛の契りを交わした…………                                                                     了 166 :クレイバンの人:2007/01/21(日) 16:38:53 ID:3v26PkUb >>タイツの人 クリスタトス姐さんが無様にやられるのを楽しみにしてますw 大宇宙連邦警察 特務官ルイアですが、 本格的には初めてとなる、女vs女のSSを書いてみました。どんなもんでしょう。 男が愛でるべき女を屠るという倒錯、もったいなさが好きなので、 基本的には男vs女が好みなんですが、ちょっと挑戦してみました。 167 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 17:11:51 ID:HHH5kktQ じりじり真っ二つとは壮絶だ…GJ! こんなスレにいながらサイリーヌ様の宝石になって胸元を飾りたいと思った俺は サドなのかマゾなのか。 つかジンは人間としてどうなんだという気がしなくもないw >女vs女 個人的には俺も男vs女の方が…。 女vs女だと生々しすぎる気がするので。 168 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 19:41:47 ID:5i4ObnPD >>166 GJです 女闘ヤラレじゃないと萌え度半減という難儀な性癖の私にとってはクリティカルヒットでした 169 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 21:00:53 ID:+z7YsXkX クレイさんは何を書いてもエロいですね。ヒロインの純情っぷりも萌え 170 :タイツの人:2007/01/21(日) 22:03:13 ID:CKf8e8Zy ゲェーッ!クレイさんからお言葉が…はわわわ…ぜ、善処しますです(`・ω・´)ゝ そして新作ktkr。そういえばクレイさんの女闘SSって初めてですね。 実に分かりやすい性格が素敵なサイリーヌさまが良かったですw あと意外にも初々しいジン&ルイアも…「わたしもっ」でメロメロです。 171 :タイツの人:2007/01/22(月) 02:54:45 ID:/Rvl0VVW "新"タイツ仮面・中篇 その2 嵐のように現れ去っていったサムライ男。その一太刀で拘束を解かれたミユキ。呆然とするその他。 「うう〜」とタイツだけがまだ怯えた様子でクリスタトスにしがみ付く。身体は大人・頭は子供未満。 「ちょっとちょっとちょっと〜、何なのよあれ〜」 サムライ男の乱入時に目に見えてたじろいでいたスカラマンガが漸く言葉を発した。 油断しきっていた彼女の心臓はまだバクバクと激しく脈打っている。人を嘗めきった視線も今は弱々しい。 「なぁにスカラマンガ?まさか貴女、この程度でビビったの?」 「う、うるさいわね!驚かされるのが嫌いなだけよッ!」 クリスタトスがさも面白そうに仲間であるはずのスカラマンガを見つめて嘲笑する。 「それでも"烈火"の二つ名を持つ《SPECTOR》の一員?」 ミユキは聞き覚えのある単語に眉を寄せた。《SPECTOR》…スペクター、たしか自称・妹が初めて現れたときに聞いた名だ。 「馬鹿が中二病の発作が起きて考えたみたいな恥ずかしい名前持ち出さないでよ。"血風"…虫唾が走るわ!」 半ば当たり散らすかのような態度で声を張り上げる。それはミユキがこれまで見てきた彼女の姿とは大きく異なるものだ。 スカラマンガは自身に付けられた"烈火"という称号は嫌いではない。ただ、その根本にある『ナントカ兵器』が好かないだけなのだ。 「あ〜もう。何するつもりだったか忘れちゃったじゃないのよ〜!」 ギラギラと光るネイルアートの施された爪で苛立たしげに灰色の髪を掻く。 その浅ましい様はやはり『どこにでもいるアホとなんら大差ない姿だ』とミユキは初めて会った時の彼女の印象をここで再認識した。 すると、そんな考えが顔に出たのだろうか。スカラマンガが危なげな目つきでミユキを睨んできた。 「ああ…そうそう。こいつを使ってブロ姉を誘き出すんだったぁ。でももう面倒くさくなってきたわぁ」 そう言うと、おもむろに倒れたパイプイスを手に取った。 クリスタトスは無言で待機していたラタとスク――自分の可愛い子猫たちを手で制し、下がらせた。 ミユキはスカラマンガが椅子で殴りかかってくるのかと思った。実際、彼女は椅子を手にじりじりとこちらへ近寄って来る。 「ちょ、ちょっ…これって八つ当たり?八つ当たりよね??」 冗談じゃない、とばかりに距離をとるミユキ。だが如何せん室内という空間では、その距離も知れている。 幸い、クリスタトスとその僕たちは傍観を決め込むつもりのようだ。タイツは―――考えるのも馬鹿らしい。 「クリスタトス、"あんたら"も手伝ってよね…」 椅子を片手に凄むスカラマンガに、クリスタトスは冷ややかな視線を送る。 「―――それは私が決めることじゃないわ。そうよね?ボウヤ?」 声をかけられたタイツはただ、甘えた赤子のように「あぅ〜」とヨダレを垂らしながら彼女を見上げるだけだった。 172 :タイツの人:2007/01/22(月) 02:55:27 ID:/Rvl0VVW 「そういえば貴女、タイツに何してんのよ?」 ミユキは言おうとして忘れていた疑問をクリスタトスに投げかけた。だが… 「あたしを前にして何余裕ぶってんのさ。おばさん」 その行為はスカラマンガに更なる苛立ちをもたらすだけだった。それでもクリスタトスは平然として答えた。 「何って…なぁにぃ?フフフフフ…」 「答えになってなぁ〜い!」 あくまで小ばかに態度を崩さないクリスタトス。眼下ではあいも変わらずタイツが熟れた果実のような胸で弄ばれている。 「それよそれ、その愛撫〜っ!」 ミユキ自身もだんだんイライラしてきた。内心では『なにこの2人。ムカつく!』と憤っている。 ただでさえ監禁された挙句にいきなりワープ(?)してタイツと合流して、意味不明なサムライに助けてもらって… そして今、眼前のスカラマンガのようなバカ女にこうして襲われねばならないのか。本当に、頭にくる。 足元ではジャリ、ジャリ、と砂利の音。部屋はかなり荒れていて殺風景で、最初に監禁された部屋と大差ない味気なさだ。 どこを見ても打ちっ放しのコンクリート。ホコリとか砂利(恐らく履物に付着して届いたと思われる)、生活ゴミが散乱している。 そこから受ける印象は一つ。"不快"だ。ただただ、不快。そんな中でこんな馬鹿げた事態に遭うなどと、悪い冗談だ。 「…だから早く脱して、お酒の後にラーメンでも食べないと気が済まないわ。」 ミユキは意を決してファイティングポーズをとった。元来、肝は据わっている彼女だ。臆することはない。 まぁ、タイツと会ってからというもの、(悪の組織に属していた日々からしても)非日常的な事件の連続だった。 ならば、今目の前にいる"ちょっとどころか思い切り頭の悪そうな"小娘など…脅威に値しない。 「どりゃあ〜ッ」――乾坤一擲。自分にとって唯一つの闘う術。それは肉弾戦における格闘術。 だが何らかの格闘技や特定の流派を持つわけではない。自前のケンカ殺法が彼女の戦闘スタイルの全てだ。 戦闘の姿勢もてんで出鱈目。ポーズも付けるだけで、そこにはなんの意味も含まれていない。 グッと拳を突き出し、足を踏ん張ってそれらしく構えるミユキの姿は格闘家が見れば戸惑うくらい様になってない。 そもそも格好が会社帰りのスーツのままだ。闘うのに適した姿とは言いがたい。 が、その点は女の子の普段着そのままな容姿のスカラマンガも、コート&スーツという井出達のクリスタトスも同様、のはずだ。 だが彼女達はミユキが想像する限り、異能の持ち主に相違ない。服装や容姿では彼女らの戦闘力は判断できない。 なにせ彼女らの仲間(である筈の)自称・妹のブロフェルドがそうだからだ。 女子高生みたいな姿で、手足から得体の知れない飛び道具を連発する彼女ははっきり言って反則級の強さを持っている。 一度、タイツと彼女による『サガ』シリーズばりの連携攻撃で死にかけたミユキはその力を身を持って知っている。 その点では、ミユキも尋常ならざる生命力の持ち主であるわけだが、それはこの際"どうでもいい"話だ。 とにかく。ミユキはスカラマンガと闘う決意をした。 173 :タイツの人:2007/01/22(月) 02:56:27 ID:/Rvl0VVW 「あたしとやるつもりなんだぁ〜。ミユキおばさま〜」 スカラマンガは険しい顔つきでいつも通りの嘗めきった口調で話す。 その様はアンバランスで、とても余裕があるとは思えない。場当たり的だが迫力のある姿だ。 「……。いい加減"おばさん"扱いはよしてくれるかしら。憎たらしい小娘ちゃん〜」 ミユキも負けじと胸を張る。本人は自信がないが、彼女の胸はちゃんとお椀の形に膨らんでいる。勢いで小さく揺れた。 「おばさんにおばさんって言って何が悪いのよおばさん。あたしが『おばさん』と思ったらおばさんなのよ。わかった?おばさん?」 「く〜っ。……もういいわ。とにかくあんたをやっつけなきゃ帰れそうもないのよね…」 心の中でだけ肩をがっくり落としてミユキはスカラマンガの出かたを待った。いきなり突っ込んで瞬殺されるのは嫌だからだ。 「そうね〜。あたしもそろそろ戦っちゃったりして?キャハハハハ…」 下品な笑い声を上げる彼女にタイツが吃驚する。だがクリスタトスはそれを微笑で迎える。 「あなたの出番はまだよぉ、ボウヤ。これからスカラマンガが面白いことをするから見てなさいぃ」 優しげな口調とは裏腹に冷たい感情が見え隠れする声音。しかしタイツはその声に屈託のない笑みを浮かべて応じる。 ラタとスクは、先ほどと変わらぬ様子だ。直立不動でずっとクリスタトスに付き従い、疲れも感じさせず傍にいる。 「キャハハハハ…キャーッハハハハハ!」 スカラマンガの笑い声は止まらない。彼女の口から絶好調なマシンガンのように「ハ」の時が放たれる。 「ちょっと、何よこのコ…」 てっきり椅子を振り上げるものと思っていたミユキもスカラマンガの変容に驚きを隠せないでいる。 だが何が来てもいいように構えは解かず、"自分なりに"善戦する所存を維持する。 それでもスカラマンガは止まらない。燃え上がる火のように熱くヒートアップしていく。 「アッハハハハ!キャッハハハハ!マジで?マジで?テンション上がってきたwwwww」 尋常でない高揚ぶりをみせるスカラマンガ。目は苛立ちで歪んでいてすごく怖いが、大口を開けて大げさに笑う様に ミユキと、クリスタトスに促されてスカラマンガを見ていたタイツは呆然とした。タイツは目を丸くしている。 「うはwwwwwババアをぶっ飛ばして、ぶっ殺して……キャハハハハハハ!」 その口から物騒な言葉が汚らしく巻き散らかされる。ついでにツバも飛んでえげつない事この上ない。 そして昂ぶりが最高潮に達した時――スカラマンガの能力が発露する。 「そんでもって、燃やし尽くしちゃうしぃーーーーッッッ!!!キャーーーーーーッハハハハハァァーーーーッッ!!!」 じじゅ〜っ。ミユキらの耳に聞きなれた音が届く。それはスカラマンガの手足から聴こえてくる。 「これは…!?」 戦慄するミユキ。ラタとスクもスカラマンガの様子を見て、はじめて驚きを示す。が、クリスタトスに「落ち着いて」と諭された。 ジジジジジジ……音は、熱を感じさせるものだ。肉を焼く時、ハンダを施す時……あるいは工場から響くような、そんな音。 それはスカラマンガの手にする椅子やスカラマンガの立っている足元から、徐々に度合いを増しつつ聴こえてくる。 「パイロキネシス―――」 クリスタトスが冷笑を浮かべながらそう呟いたのをミユキは確かに聞いた。 174 :タイツの人:2007/01/22(月) 02:57:44 ID:/Rvl0VVW ブロフェルドらとお揃いの灰色だった髪も今は真っ赤に変わって逆立っている。 来ていた服が内側から焼かれて燃え、無残な布切れと化して舞い、方々へ散っていく。 掴んでいた椅子のパイプは赤く変じ、彼女が握力を増すことで力なくぐにゃりと変形して、手を振るとぶちんと千切れた。 ガシャン!彼女から放たれた椅子が部屋の片隅に衝突して派手な衝撃音を立てる。タイツがそれを見て再び怯えた。 「キャハハハハハ!!これがあたしの"烈火"の由縁〜!触れただけで身体が焼け落ちるわよぉ〜!キャハハハハ!」 何が面白いのか、スカラマンガが笑い続ける。その身体からは服装が取り除かれ、もはや全裸も同然だった。 靴だけが、彼女のもたらす熱に燃えずに残っている。表面が焼け、真っ黒になり、何で出来ているのかわからない物に変わっただけだ。 ゴツ、ゴツ、と硬質な音を立てる姿は厚底ブーツを思わせる。恐らく足場が溶けるのを防ぐ為なのだろう。ミユキはそう思った。 それでも彼女の熱気は辺りに向けて噴出されている。真っ赤になった彼女の裸身を前にミユキは歯を噛み締めた。 「うげ…趣味の悪い能力ね」 現状で自分にできる精一杯のコメントを送る。ブロフェルドとは違う、不気味な力を前に身体は震えていた。 能力の発動によって露わになったスカラマンガの裸身は実にスレンダーなものだった。 無駄な凹凸はないが、魅力的な凹凸もない。いろんな意味では実に勿体ない姿をしている。 以前ブロフェルドと自分は姉妹だ、とスカラマンガは言っていた。確かに、体型はほとんど同じだ。 「胸はウチの子に分があるかもしれないわね…」 額の汗を拭いながら、迫る熱の塊を前にミユキはどう攻めていいか考えあぐねていた。 頭の片隅でサムライ男の再来も考えたが、どうせ無駄な願いだし、今のスカラマンガに刀が通じるかも怪しい。 (自力で抜け出すしかないわね…) クリスタトスの胸に埋もれるタイツをちらりと横目で盗み見ながらもミユキはますます焦っていった。 「ホラホラホラホラ、さっきの勢いはどうしたのおばさん!?アッハハハハハハ〜ッ!」 この場においてスカラマンガだけが絶好調だった。いや、もはやこの部屋は彼女の世界と化していると言っても過言ではない。 室温はどんどん増し、真夏の空を幻視できるほどに暑くなっていく。汗が噴きだし、不快度がピークに達する。 (彼女の言ってる通り、触っただけでも大ダメージだよね…それなら!) ミユキは周りに散らばるゴミに注目し、手始めにスカラマンガが捨てたパイプ椅子の残骸に着眼する。 スカラマンガ自身は「キャハハハハハ!」と笑い、ゆっくりとミユキに向けて歩を進める。 だが自分から襲いかかろうとはしない。あくまで相手を馬鹿にした態度をとり、ミユキの周りをウロウロするだけだ。 クリスタトスはスカラマンガのその様を「悪い癖ね…」と呆れた調子で評した。 それを知ってか知らずか、スカラマンガは笑いながら視線をミユキの身体の各所に向けて 「どこから蒸発させようかなぁ〜〜〜〜っ?」などと冗談めかしている。時折、手を伸ばすが本気で届かせる気はないようだ。 一方、ミユキは椅子が熱くないことを指先で確認するとすぐさま手に取った。 「そぉんなクズでなにしようってのォ〜〜〜?………バッカじゃないの?―――ババア!」 ミユキの抵抗の意志は鼻についたのか、突然感情が激化したスカラマンガが"本気で"手を伸ばした。 その速さは普通に人が手を出すような動きで、特別速いわけではない。ただ、接触してしまうこと自体が脅威なのだ。 ミユキはそんな彼女と距離をとりながらも、「ひっ」と短く悲鳴を上げながらパイプ椅子を勢いよく振り上げた。 175 :タイツの人:2007/01/22(月) 02:58:52 ID:/Rvl0VVW ミユキが振り下ろしたパイプ椅子は、その勢いも空しくスカラマンガに軽々と受け止められてしまう。 ガシッ!とそれなりの衝撃音がしたが当の本人には大したダメージを与えられていないようだ。 触れた途端に熱が伝わる――咄嗟に椅子とスカラマンガとを引き放そうとしたミユキだがスカラマンガのほうが上手だ。 熱い掌でしっかりと椅子を掴む。見る見るうちに赤くなりながら歪む金属のパイプ。 ぎょっとしたミユキの――そのぎょっとしている間が問題だった。掴みっぱなしだった手に容赦なく熱が伝達する。 「――っっ!きゃああっ!」 苦痛に悲鳴を上げて反射的に手を離す。だが「ベリ…」と嫌な音を立てて両手の皮が剥がれた。 それほどまでに、スカラマンガのもたらす熱は強い。椅子は再びスカラマンガに放り投げられ、壁に激突してぐしゃぐしゃになった。 熱で全体が柔らかくなった椅子は簡単にひしゃげて椅子と分からぬまでに変形して地に落ちた。 「あっ…あああ…」 ミユキの戦意は手の皮と一緒にあっさり失われてしまった。腰が引けて、尻餅をついてしまう。 コンクリートの床に血が滴る。もう手に何かも持って投げつけたりといった攻撃は出来そうにない。 しかも傍には、運が悪いことに投げるのにちょうどいい大きさの物も無かった。みな、ミユキとは離れたところにある。 椅子や棚、大き目の生活ゴミ(袋詰めされてる)……手の届かないもどかしさがミユキを襲う。その手も、今は酷い有様だ。 「もう終わり〜?アハハハハハ、つまんないの〜〜〜」 手を掲げて苦痛に涙すら浮かべるミユキを前にスカラマンガがようやく険しかった目つきを緩め、余裕の笑みを浮かべる。 ミユキは痛みを前にただもう、「あああ…」と意味も無く声を漏らすだけだった。 すっかり憔悴し、スカラマンガの熱で汗を流す。本当の恐怖に身を縮めるのは実は、コレがはじめてだった。 「………なによこれ。今までのと違うじゃないのよ」 ようやく、何か呟いた。涙ながらに訴える彼女の声はしかし、あまりに小さすぎて誰にも届いていない。 もうスカラマンガは間近にまで迫っている。ミユキの視界がスカラマンガの噴き出す熱による陽炎で歪む。 そして視界のど真ん中には真っ赤に燃える小娘の裸体。大事なところを隠そうともしない彼女の、燃え上がる冷笑がある。 「もしかしてもしかして〜〜〜"イヤボーン"とか期待してないよね〜〜?」 スカラマンガがミユキの絶望に塗れた姿を嘲笑う。 イヤボーンとは…俗にヒロインなどが危機に陥った時、その一声が劇的な変化をもたらし状況を一変させる展開のことである。 「俗に言う"ありがち"ってやつねぇ…ま、彼女はここまでねぇ」 目の前の戦いとも呼べぬ場景を冷ややかに見ていたクリスタトスがスカラマンガの冗談にコメントを付けた。 「そうよね〜〜クリ姉。見てこの無様さ。キャハハハハハハハハハハ」 スカラマンガがまた高笑いをする。その笑いもまた"烈火"の如く激しく、室内に響き渡る。 ミユキはもう完全に萎えてしまって、彼女の笑みにすら「ひっ」と身を強張らせてしまう。 「おばさまもこれでやっと、雑魚戦闘員らしく、しかも"恐怖に怯えながら死ぬ"って大人気の死に様を晒せるのよねぇ〜〜〜〜!」 スカラマンガの烈火の腕(かいな)が、高々と振り上げられる……勝ち誇った彼女による、決定的なトドメの一撃。 ミユキはもう逃げることも出来そうにない。呆然とその姿を見つめる。漏らす寸前だ。 が、クリスタトスだけ様子が違った。タバコに火をつけながらこう言い放った。 同時に―――閉じられた扉の向こうからドドドドドド、という怒涛の攻めを思わせる激しい音が迫ってくる… 「いや、"ここまで"ってのは残念ながら貴女のことよ、スカラマンガ」 「―――はぁ?」 176 :タイツの人:2007/01/22(月) 02:59:30 ID:/Rvl0VVW ドドドドドドドドドド!迫る音は物凄い勢いでこちらにやってくる。 テレビで見る動物のドキュメンタリー番組の動物の疾駆する音といえば分かるだろうか。 とにかく何か、途轍もない質量の存在が走る音が、来る! 「姉さんッッッッ!!」 ゴバァン!声と共に扉が跡形も無く吹き飛んだ!青白い波動と突風が一気に室内になだれ込む。 「……イヤボーン観測、と」 吹き込んだ風でくわえたばかりのタバコを飛ばされたクリスタトスがボソッと呟く。 彼女の手下の2人は流石に呆然として扉の向こうを見つめる。互いに手を取り合って互いを支えあう。 扉の向こうは眩い光を放っており、その中心…ちょうど扉があった位置の真ん中に、先の声の主のシルエットが浮かんでいた。 その姿を見てスカラマンガとミユキがほぼ同時に「げっ!」と驚きの声を上げる。 「―――スカラマンガだけでなく姉さんまで『げっ!』とはなんですか。『げっ!』とは…」 コツ、コツ、光の中から足音を響かせながら抜け出した影は、小柄な、スカラマンガと同じく若々しい年頃の女性だった。 クリスタトスと(かつての)スカラマンガと同じ灰色の、肩まで伸びた髪を手で整えながら彼女はぼやいた。 その場には場違いな制服姿。ネイビーブルーのブレザーに、淡い朱のスカート。そして黒いニーソックスと、革靴。 「ぶ、ブロフェルド!!」 ミユキの、汗と涙でぐしゃぐしゃになった格好の悪い顔の表情が見る見る明るくなる。 「あ、姉さん。明けましておめでとうございます」 ペコリ、ブロフェルドが年頃の乙女よりちょっと幼い印象の顔に笑みを浮かべて姉――ミユキに礼をした。 「え、え〜と、あけおめ…相変わらずマイペースね」 あまりにも今さらな挨拶にミユキは手の平の痛みも忘れて呆れた。確かに、彼女と前あったのは去年の暮れだ。 スカラマンガらに捕らえられている内に新年を迎えてしまったのだ。そう思うと凄く懐かしい気もしないでもない。 「!…って痛たたたたぁ〜!」 油断したミユキを掌の痛みが襲う。と、そそくさと傍に寄って来たブロフェルドがその手の惨状を見て顔色を変えた。 「まあ大変!――それっ。痛いの痛いのぉ…飛んでけ〜」 心配そうにミユキの傷だらけの両の掌を優しく手で撫でるブロフェルド。自愛に満ちた手つきは傷口に当たっても全く痛くない。 「…あのねぇ〜。気持ちはありがたいんだけどォ〜」 見る見るうちにミユキの手の皮が再生する!HPが完全に回復した! 「…って、ウソーッ!?」 「――さぁ、反撃開始です。姉さんッ!」 ブロフェルドはそう言うと拳を握って奮い立ち、呆然と流れを見ているだけだったスカラマンガと対峙した。 これまでの苦しみは何だったのか。ミユキは今度あの自称・主に会ったらこの手でくびり殺してやろうと心に誓った。 177 :タイツの人:2007/01/22(月) 03:00:16 ID:/Rvl0VVW 「ア、アハハハハ………ちょっと……ヤバくない〜?」 それまでから一変。まったく勢いの感じられない笑い声を立てながらスカラマンガがたじろいだ。 ブロフェルドがミユキに加勢することで、一気に旗色が悪くなったのだ。 彼女のテンションに呼応する発熱能力も次第に衰え始める。彼女が戦意を喪失すると、力も失われるのだ。 「相変わらず考えが浅いのですね。スカラマンガ。私が愛する兄姉のピンチを、察知できないとでも思ったのですか」 うろたえるスカラマンガを前に、ブロフェルドは毅然と言い放つ。ミユキを守るように前に出つつ、相手をけん制する。 彼女は敵に回れば全く手が付けられない破壊兵器と化す。だが味方に付ければ?―――それは、言うまでもないことである。 「久しぶりねぇ、ブロフェルド」 「…お姉さま」 緊張する両者を前に、新たなタバコを口にしつつクリスタトスが冷ややかに声をかける。 それに対しブロフェルドはミユキに対するものとは違った呼び方をする。 「お姉さま方は、やはり」 「…そう。あなた達を消す為に派遣されたの」 ブロフェルドはクリスタトスら一行全体の中にタイツの姿を認め、表情を険しくする。タイツはブロフェルドを不思議そうに見る。 「兄さんを――…」 「あら、赤ちゃんを前に"兄さん"だなんて、この娘ッたら…」 ニヤリ。クリスタトスがブロフェルドの言葉を遮って茶化す。笑った口元からは綺麗に揃った白い歯が覗いた。 「……。兎に角、兄さんと姉さんは返してもらいます」 努めて平静を装いながら、ブロフェルドはそう言い、ミユキが立つのを手伝う。彼女の腰は引けていたが、何とか立てる様だ。 手を貸してもらったミユキは「ありがと」と控えめに礼を言った。それにブロフェルドは軽い笑みで応える。 (超危機的状況なんですけど〜。こんなの聞いてないしぃ〜) スカラマンガはこの後どうすべきかで一杯一杯だった。 (ぶっちゃけブロ姉になんかゼッタイ勝てっこないんだし〜) こんな時、自分はどう身を振るべきか。股を開いたって無意味だよね?ブロ姉ってレズだっけ?…絶対違うよね。 真に迫ると冗談めいた態度もなりを潜めてしまうようだ。今度はスカラマンガの頬を汗が伝う。それは、冷や汗だが。 「こんな時は…」 スカラマンガは扉が文字通り"消滅"して、今は暗い廊下が覗く出入り口を横目で見つつ、いきなり走り出した。 脳裏にとある名家の策が思い浮かんだ気がしたがきっと気のせいだろう。とにかく彼女は走った! 「こんな時は――――逃げる!!!」 が、妹からは逃げられない。すぐさま振り向いたブロフェルドがスカラマンガの背に向けて手を掲げる。 「予測済みです。覇ッ!」 彼女の手から得体の知れない青白いオーラが発生し、スカラマンガを身体ごと掴むとそのまま反対方向に投げた。 その勢いで…クリスタトスの傍にいたラバースーツ娘の一人が巻き込まれて一緒に吹っ飛ぶ。 「あっ、スク!」 「うわあっ!」「きゃあああ…ッ」 スカラマンガと、スクと呼ばれた娘は力に振るわれるまま、コンクリの壁に叩きつけられた。 178 :タイツの人:2007/01/22(月) 03:01:19 ID:/Rvl0VVW びったーん!という音と共に壁にへばり付くスカラマンガ。 「あう!」と悲鳴を上げて背中を強打するスク。 見た目の印象が全く違う2人の女は、だがしかし同じように壁に叩きつけられていた。 ミユキは唖然と、クリスタトスとタイツはボーっとその光景を見ることしか出来なかった。 しかしラバースーツコンビの片割れであるラタだけはそうはいかない。 それまでずっとクリスタトスをガードしていた彼女が、相方の危機を前に慌てて駆けつけようとしていた。 その行為を、彼女らの敬愛する『お姉さま』であり、主であるクリスタトスが片手をラタの肩に回して止める。 主の制止にラタは納得できない。目の前で仲間が苦しんでいる。普段は冷徹な彼女も仲間意識の前では情熱的だった。 「離して下さい!お姉さまッ!」 必死に足掻くラタ。スクは床に倒れて苦痛に顔を歪めている。どこを傷つけたか、ラタからは分からない。 だが彼女の懸念は、むしろ傍で倒れ伏しているスカラマンガにあった。 彼女の能力は発動すると危険極まりない。その傍に、大切な仲間を置いておく事など出来ない。そんなのは、嫌だ。 「慌てないで。…私が連れてくるわ」 可愛い子猫を制しつつも、その意を汲んだのか…珍しく真摯な口調になってクリスタトスが歩く。が、 「くぅ〜〜〜〜!!!いっっったああああぁぁぁぁぁぁぁいいいいいぃぃぃぃ!!!」 スクより一足早く持ち直したスカラマンガがなんとか立ち上がった。パラパラと砂利が落ちる。 髪は灰色に戻り、すらりとして凹凸の少ない裸身は白い肌に戻っている。 「クッソォォ〜〜〜〜!!!!マジムカつくぅぅ〜〜〜〜〜!!!!なんなのよこのインチキ難易度ォォォォ〜〜〜〜ッッ!!」 一旦戻った肌が再び熱を帯び始める。髪も逆立ち直し、怒髪天を衝く。その姿は正に烈火にして修羅の如し。 「逃げられないならぁぁぁーーーーーーー!!!!ぶっ殺コロシテヤルルルルルゥゥゥゥーーーー!!ぎゃはははははぁぁ!」 巻き舌で叫び続けるスカラマンガ。その聞くに堪えない声にブロフェルドは不愉快になって眉を寄せた。 一方、倒れたままのスクに近寄ろうとしたクリスタトスは再燃したスカラマンガを前に立ち往生する羽目になった。 慌てるラタにタイツを押し付ける。クリスタトスの後方で「きゃあ!」と声が挙がる。タイツがラタに覆いかぶさっていた。 「…洗脳による精神の退行処理は済んだわ。じゃれてるだけだから危害は加えないと思うわよ」 クリスタトスの言葉とは裏腹に、ラタはタイツに組み敷かれている。タイツとラバースーツの擦れ合う音が聴こえる。 「い、いやあっ!お姉さま!スク〜ッ!」 なんでここで貞操の危機を迎えねばならないのか……ラタは訳が分からなかった。 179 :タイツの人:2007/01/22(月) 03:30:17 ID:/Rvl0VVW 後方の乱痴気騒ぎじみた事態を(なるべく)無視しながら、クリスタトスがスカラマンガの元へ向かう。 「スカラマンガぁ。落ち着きなさいよぉ〜」 「うっさい!」 ゴウ、とスカラマンガの八つ当たりの熱気がクリスタトスを襲う。彼女愛用のトレンチコートが熱に当てられる。 「……だめだわこりゃ。スクだけでも――」 「寄んなババア!あっち行け!!あっちいけぇぇぇーーーーーッッ!」 「――ぐっ!」 さらに『轟!』と熱風が吹き付けられる。流石の熱気にたじろぐクリスタトス。 スカラマンガは攻撃されたことであっさり理性を引っ込め、感情だけで動く獣と変わらない姿を臆面も無く晒す。 轟々と熱量を増し、先ほど展開された熱波の世界が再現されていく。それはすぐ近くで倒れているスクには生き地獄だった。 「ああ…熱い…ッ……いやあっ……助けてぇ!お姉さまぁ!」 ようやく起き上がることが出来た彼女は熱波で喉を焼かれつつもクリスタトスに助けを請い、必死に手を伸ばす。 ラバースーツの破れた部分は肌を露出している。その皮膚にスカラマンガの熱が容赦なく浴びせかけられる。 だがクリスタトスはもう、近寄ることは出来そうもなかった。表面は焦っているが、内面は窺い知れない。 「スカラマンガ、お姉さまが困ってます」 仕方なくブロフェルドが助け舟を出した――ーつもりだったが、それは火に油を注いだだけだった。 「はあ!?バッカ!バッカじゃないノ!ダレのせいでこんな…こんッ…んっがあああああAAAHHHHHAAAaaaa!!!」 スカラマンガはより一層激昂してしまい、言ってることも支離滅裂になってきている。 遂に最高潮に達して全身が真っ赤に燃え上がる。そのまま火の玉になりそうな勢いだ。 「ちょ…アイツ、なんかエライコトになってない…」 ミユキがその尋常ならざる姿を前にしてブロフェルドの袖を引っ張る。 「彼女は一度怒るとずっとあの調子なんです。怒りが治まるまでは、荒れ狂い続けるでしょう――…」 最後に、あれでも姉妹なんですけどね、と言った彼女の顔は呆れよりむしろ、哀れみを含んでいた。 燃え上がり続けるスカラマンガが足を進め始める。そのすぐ横にスクが倒れている。 「あ…ああ……もう駄目……」 遂に体力の限界に達し、力尽きようとするスクのその一言が、スカラマンガに届き…届いてしまった。 「黙れッ!この糞がッ!」 そう吐き捨てるとスカラマンガは真っ赤な手で倒れたスクの、ラバー越しに乳首が浮かぶ大きな胸を鷲掴みにした。 途端、その熱で接触している部分から煙が立ち昇る。それは瞬時にスーツを焼き切り、彼女の胸を焼く。 「!!!!!ッッッ……きゃああああああああッ!」 耳をつんざく悲鳴に、ラタが悲鳴を上げる。が、タイツを押しのけることが出来ずにその場で空しくもがく事しかできない。 「! いやあッ!スク!スクがぁ!」 クリスタトスにより赤子同然にまで退行されたのがこの時ばかりは裏目に出た。大人のままの力でラタは無遠慮に押される。 そうしている間にも、スクはスカラマンガの八つ当たりに晒され続けていた。 180 :タイツの人:2007/01/22(月) 04:02:20 ID:/Rvl0VVW 物凄い熱を発する手の平が饅頭を握り潰す勢いでスクの右胸の膨らみを掴む。 そして、それはすぐに"その通り"になった。 ぐじゅっ…というよく分からない音がミユキにもはっきり聞こえた。 「あっがああ……嗚呼………」 力無く絶望の声を漏らすスク。小水を漏らすが、その黄色い流水はスカラマンガに触れることなく蒸発し、霧散する。 それすらも、今のスカラマンガを刺激するには十分だった。蒸気が僅かに彼女の鼻腔に届いただけで感情が激化した。 「くっせえええええ!!!この汚物がああああああああああッッッッ!!!」 力任せに彼女を抱え上げるスカラマンガ。見る見るうちにラバースーツが燃え尽き、全裸になるラタに、 それまで見せた氷のような印象は欠片も残っていなかった。氷は解け、溶け出る水は氷が全て水に変わるまで、止め処なく流れる。 短く切り揃えていた髪もあまりの熱にチリチリと焦げて逆立つ。涙は流れる端から、かき消えていく。 触れるだけ妬き尽くされるスカラマンガの力に、抗う術など彼女には無い。裸身が焼け焦げていく。 そして手を離したスカラマンガは"自分がすっきりする為だけに彼女を殺そう"として、声を張り上げる。 「汚物は消毒だあああああああああ―――――――がっ!?」 だが、クリスタトスがそれを許さない。彼女はスカラマンガの背に向けて片手をかざしている。 「――ハンタースネイク。敵の内部に潜り込み、内臓を食い荒らす」 「ぃいぎいいいぃぃぃぃッッッ!!?? あぎゃあああああ!!AAHHHAAAA?!?!?」 スカラマンガが、突然苦しみだした。頭を掻き毟り意味不明な叫ぶを上げ続ける。その身体から、急速に熱が冷めていく。 黒焦げ一歩手前に陥ったラクは糸が切れた人形のようにその場に倒れこむ。それを、クリスタトスが抱きかかえる。 「…悪いけどこの娘を治しておいてくれない?」 そう投げやりに言ってブロフェルドに投げて寄越した。その無残な姿を見てミユキは息を呑んだがブロフェルドは応じた。 「制御不能な悪い子は……お仕置きしないとねぇ〜」 クリスタトスは暴走するスカラマンガが苦しむ様を、とても楽しそうに笑って見ている。 スカラマンガは血走った…いや、文字通り真っ赤になった瞳で、憎悪で相手を殺そうとするかのような勢いで彼女を睨む。 「ぐっぐぐぐぐぐ……ぐ、グリズダドズゥゥ!!」 濁声で喚く彼女に対しても、クリスタトスは冷笑を崩さない。熱を浴びてボロボロになったスーツの端を持ち上げる。 「もともと…今回指名されたのは"私たち"のほう。貴女はオマケ。立場をわきまえるべきだったわねぇ…」 蛇のように舌を出す彼女。ミユキは寒気を覚えると共に、彼女が言った『ハンタースネイク』が気になった。 そして、その答えはすぐ…しかも意外な形で出る形になる。 「ぎっ!?――――…… いっ……」 それまで"烈火"のごとく燃え続けたスカラマンガの、提灯花火を思わせる最期の声と一緒に―――その首筋から答えが顔を出す。 「おいでぇ…可愛いスネイクちゃん…」 銀色に輝く人工の蛇(スネイク)が、獲物を食い荒らして彼女の喉を食い破って現れるのを、ミユキは見た。 181 :タイツの人:2007/01/22(月) 04:03:44 ID:/Rvl0VVW うぐ…もう限界。タイプミスとかgdgd…寝ます。 次回はダークファルスが目を覚ますぜ! 182 :名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 21:04:16 ID:5qQbyZ0V うおーまた寝過ごしてライブ投下見逃したーッ >>クレイさん 屠り女闘だと女同士容赦なくていいですね。 私も基本的には男が女をですが、たまに見ると新鮮です。 つーかジン、この野郎wwwww悪女ともヒロインともしやがってwwww >>タイツの人さん うわ、タイツ仮面シリーズは終始コメディタッチかと思ったら、 スカラがえぐい最期を……激GJッッ!!!111! 次回も期待してるんです!(><) 183 :名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 18:47:11 ID:zsj0ayGp 外道なスカ姉さんに見事な散り様。GJ! クリ様はなんかかっこよすぎて、むしろ「強敵(とも)」な立場が似合いそうな希ガス。 …もしくは俺の嫁。 184 :名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:13:41 ID:4zXGkbEj サルベージage 185 :名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 22:32:19 ID:ecdV4Vtt 「汚物は消毒だー!」 なんかこれ見たとき指で秘孔突かれて殺されるのかとオモタ 186 :名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 12:03:26 ID:/P/A6LY3 >165 みたいに屠られた悪の女をダシに(もしくは無視して)、 主人公やヒロインがラブでコメったりとかするシチュって、 その無碍な扱い方が哀れすぎて余計に萌えたりするんだけどどうよ? 187 :名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 17:24:31 ID:q12dWLNJ >>186 同意。でも007のこんな台詞が脳裏を過ぎるんだぜ。 ゴールデンアイだったか、「過激なシチュで結ばれた恋は長持ちしない」 でもそれが余計に萌え。うはwww 188 :名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 17:44:04 ID:MwH9pV9s 映画スピードでもそうだったな。そして2で実証しやがった。 189 :名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 21:03:55 ID:K/d2Yn6L >>188 スピード2の主人公って前作の主人公が苦悩してて禿げてたわけじゃないんだ・・・ 190 :名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:47:49 ID:xu9aFsFz 悪女を描いてる漫画家や小説家の扱い方って、 1.悪い奴に騙されていただけ→改心 2.主人公(男)が女は殺せない→改心、悪男に屠られる(盾、無能は処刑など)、自殺 3.主人公(男)、女でも悪い奴にかける慈悲はない→あえなく屠られる 4.主人公(男)の仲間の女とバトル→同性ということで一切の遠慮なくぶち倒される 5.主人公(男)、同情する余地はあるが悪は見逃せない→仕方なくって感じで屠られる・捕まえられる 6.ギャグ系悪女→毎回撃退されるが、次回には懲りずに挑戦(タイムボカン、ポケモン) 大体こんなもの?他のパターン求む。 俺は、3と4が好きかな。しっかし、3は本当に貴重だと思うね。 191 :名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 20:55:49 ID:dEpK4gFE 7.いつの間にかいなくなる(フェードアウト) …個人的にこれが一番いやだw 192 :名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:09:15 ID:xu9aFsFz >>191 そういうのってあるよな。 ZZのイリア・パゾムなんて、いつのまにか倒されることもなく消えたし。 193 :名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 01:08:56 ID:OD2IQVqn 8.主人公と戦っているうちに友情が芽生える→最後は共通の敵に立ち向かう 9.最初はただの悪役→いつのまにかダークヒロイン扱い 10.悪役(参謀とか)→悪側の男と恋仲に→死ぬか改心して生き延びるかのどっちか なんかいろいろ浮かんだw 194 :名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 10:12:39 ID:xW5DKtry >192 イリアは生きてるよ。 ダブルフェイクに出てた。 195 :名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 15:58:12 ID:8e6yM3KL 『ダブル・フェイク アンダー・ザ・ガンダム』は非公式ストーリーだろw 全体のノリが変わってるんで印象深かったな。 関連書籍なら松浦まさふみ氏のガンダム漫画を推すが…スレ違いなのでこの辺で。 それより新刊のヴァルキリーにやられネタあったか? ヴァリスで敵役いたけどオチ知ってるから微妙…(親友が敵に、ってネタだし) 196 :195:2007/01/30(火) 16:03:05 ID:8e6yM3KL …って、サンライズ監修で公式に盛り込まれてるだと〜っ? 197 :名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 21:40:22 ID:akwvmvao 誰でもいい、誰か小説を・・・・・・・・禁断症状があぁ・・・・・ 198 :名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:34:41 ID:BpaQtwYJ そんなときこそ「馬な時」だ! 199 :名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:36:52 ID:zVR3n0TZ 「いまこそ"うまなとき"発動の時ッ!―――って、はうっ!?」 「かかったなアホがッ!」 「くっ!なんでこんなところにダイアーさんが!?」 「さあな!とりあえず犯した後で屠らせてもらうぜ!とぉっ!」 「い、いやぁーーーーっ!(逝)」 200 :名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 07:18:19 ID:Xz7CxTOl  バスがガス爆発する炎を、陸自のヘリに見つけて貰ったのは本当にラッキーだった。  俺のライダースーツやピザ男は少し焦げたが、死んだ者もなく全員元気だ。 「ああちくしょう、いてぇ……」 「しっかりしなさい、男なんでしょ」  駐屯地にいた医官のお姉さんに湿布を貼ってもらいながら、奴は半べそをかいている。  その前で俺は白いご飯をもらい、ちょうどいい具合にほっこり焼け上がったシイタケをおかずに朝飯だ。 「うまいぞ、タイツ仮面がくれたシイタケ。ピザ男もどうだ」 「うるせえよ。おれにメシを食わそうってんなら飲み物としてマヨネーズを持ってきやがれ!」  さすがにマヨネーズはないので、俺は幕僚長テントの方を見た。黒BDの連中が事情聴取を受けている。  だが、ただの『武装した公務員』である自衛隊員と、何度も死線を潜り抜けた彼らでは格が違いすぎる。  案の定、眼鏡の陸佐はバカにされまくって顔を真っ赤にしていた。 「だから、貴方達はどういう組織なんですか。それだけでも教えて頂けませんかね!」 「黙れ小僧」 「過去ログ嫁」  連中は詰め寄られてもどこ吹く風、そっぽを向いてニヤニヤ笑い、涼しい顔でタバコを吹かす。  陸佐もとうとうキレたのか、机をバンッと叩いて奥の手を出してきた。 「凶器準備集合罪の現行犯で装備を没収しますよ! 現行犯なら警察じゃなくても可能ですからね!」 「ヤ、ヤッウェーイ!」 「ヤーウェーイ!!!」 「アホどもめ……」  俺は溜息をついて飯を終え、周囲を見渡した。  枯野の中に設置された臨時の基地はあちこちにテントが立ち並び、その間を戦車や装甲車が行きかう。 「そういえば、貴方がたと同じ警察の方が来てますよ」  医官のお姉さんがいきなり言い出したので、俺とピザ男は同時に振り返った。「はい?」 「確か室井さんという方で、今は避難者収容のテントでお貸ししたパソコンをお使いです」 「……ありがとうございます。おい、ピザ男いくぞ」 「ええっ?」  俺とピザ男は避難者用テントに向かったが、途中で完全武装した隊員に声をかけられた。 「あ、警察から委託されたライダーの方ですね。済みませんがご同行をお願いします」  俺の格好は貧相な裸にズボンだけだが、変身ベルトはまだ腰に巻いている。 「リモコン兵士達の電波発信源を特定しましたので、これよりヘリで突入します。犯人逮捕にご協力下さい」  ちょっと信じられない事を言われて、俺は思わず足を止めた。 「本拠地がわかった? 今まで解らないから犯人が確保できなかったんじゃ……」 「いえ、昨夜の一時から状況が変わりました。奥多摩の山中に強い電波の反応があります」  ゆうべといえば、俺がピザ男に叩き起こされたのが三時。その頃には邪神兵だらけだった。  都内各地で女淫兵が邪神兵に変異し、虐殺を始めたのが二時間前とすると辻褄があう。  連中は戦法を変えたのだろう。それか、何かトラブルが発生して止む無くといったところか。  俺はすぐ目の前にあるテントとピザ男を見比べ、隊員に頭を下げた。 「すいません、もうちょっとだけ待って下さい。どうしてもやらなきゃいけない事があるんです」 201 :名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 08:04:29 ID:Xz7CxTOl 「了解しました。でもそんなに長くは待てませんよ」  再び走り出す俺に、もう息を切らしたピザ男が話しかける。 「はぁはぁ待てよはぁはぁ祐樹、どうしたんだよはぁはぁ何がそんなにはぁはぁ大事なんだ」 「ハァハァきめえ! 管理官クラスになりゃ、警察の重要ファイルにアクセスできるだろ」 「はぁはぁ……そりゃまあ、かなり使えるIDカード持ってるわな」 「それを貸してもらうんだよ!」 「ああそう……って、そんなもん簡単に貸すわけねーだろ!」  貸してもらえた。  ピザ男が用件を伝える間、俺がずっと耳元で「むろいさんかわいいよかわいいよむろいさん」 と言い続けてたら、室井さんは「かまンたーッ!」みたいな事言いながら凄い勢いでどっか飛んでった。  きっと照れたのだろう。残されたのはノートPCと、警察ネット内で高位権限を持つIDカード。 「よっしゃ、おだて作戦上手くいった」 「いってねーよ、ぜんぜん上手くいってねーよ。俺どうなるんだろ。減給かな、降格かな……」  ピザ男は鬱になって頭を抱えているが、そんな事を気にしている時間はない。  俺は素早いブラインドタッチでデータベースを探り当てると、捜査ファイルにアクセスした。 「……やった。これだ」探し物はすぐ見つかった。  〃違法組織ブラックレディースについて ICPOとの共同捜査最新状況〃  素早くダウンロードして俺の自宅PCに転送し、他に目ぼしい物が無いかと探す。  〃米田股介の身辺調査〃  クトゥルフの身元を洗ったものだ。日常からいきなり事件に巻き込まれた俺には、これを読む権利がある。  そう勝手に決めて開いてみて…… 俺は後悔した。  股介は玩具工場を経営していたが、不審火で住宅と工場が全焼。妻と高齢でできた一人娘も焼け死んだ。  粘菌を素材として使う特許も持っており、それまでは順調な人生だったのに。  ちょうどバブルが弾けて景気がガタ落ちしている最中で、銀行は容赦しなかった。  貸し付けていた資金もすべて回収され、股介は汚い家で一人死ぬのを待つばかりだった。  恐らく彼はこの時点で、耐え切れぬ寂しさと失望に、静かに狂い始めていたのだろう。  そこへ親切げに声をかけたのは救いの手ではなく、悪へのお誘いだった訳だ。  誰か、股介に資金を出した奴がいる。奴に力を与える事で、狂った老人の夢を実現させた奴が。  本当にふんじばって裁かれるべきなのは、そっちの方ではないのか。 「なあピザ男。俺達、今から股介を逮捕しに行くんだよな……ただのボケた爺を」  へこみきっている俺に、うしろからピザ男が口を開いた。 「あのな、祐樹。警察の仕事ってぇのはそんなもんだ。世の中嫌になるもんばっかりさ。 何が正義かなんてのもわかんねぇ。でも少なくとも、それで助かる人もいるんだぜ」 「本当かなぁ……」  納得できない思いを抱え、もうPCに用はないだろうと思い始めた頃、俺は妙なフォルダを見つけた。  〃ダークキッドの出生から今日に至る記録〃  中身は、恐らく論文であろうドでかいサイズのワードファイル、PDF、そして画像ファイル多数。  これはすごく読みたい。めちゃくちゃ読みたい。謎に溢れる彼の事がわかるかもしれない。  しかし本人の同意もなしに、こそこそ調べるような真似をしていいとは思えない。  悩んだ挙句に俺は、彼のファイルを読まぬまま閲覧履歴を消去し、PCの電源を切った。 202 :名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 10:55:43 ID:Xz7CxTOl ◆8月23日/埼玉/探索地域:ルルイエ      坂下 祐樹  終了条件1:マザーコンピューターの破壊  終了条件2:事件の黒幕・安藤良子に天誅を下せ  接地したブラックホークから飛び降り、俺達はどこの道からも続いていないトンネルに入った。  外からではただの洞窟に見えたが、内部はコンクリートで補強されている。 「まず自分らが先行します。警察の方は後から来て下さい」  一緒に来た自衛隊員はそう言い残し、フォーメーションを組んで突入して行った。  すぐに変身済みの俺とピザ男も続こうとしたが、そこへもう一機のヘリが飛んできた。  30mはある飛行高度から飛び降り、空中一回転して着地したのはダークキッドだ。  というか、飛行中のヘリから身ひとつで飛び出す時点で彼しかいない。 「よう坂下、生きてたか」 「何とかな。そっちも元気そうで何よりだ」  最終ステージを前にしても、別に笑うでもなく怒るでもなく、ダークキッドは普段と変わらない。  緊張で顔が固い俺やピザ男とは対照的だ。「じゃあ……行こうか」  闇に沈むトンネルの奥からビンビン感じる『嫌な予感』に、ガチガチになっている二人に素が一名。  俺の脳内では今までプレイしたゲームの最悪シナリオが次々と再生され、本当は前へ進むどころではない。 「あ、坂下。お前部屋に携帯忘れてただろ。連絡つかないと困るから持ってろよ」 「ありがとう」  あまり進みたくないのでダークキッドから手渡された携帯をいじってみると、登録が一つ増えている。 「これダークキッドの?」 「そうだ。緊急時にはいつでも呼んでくれ」  これは恐らく警察ですら掴んでいない番号とメアドだろう。えらく貴重なものを貰ったものだ。  と、ビクビクしながらも進む俺達の前に、ドアが二つ現れた。その前に隊員が一人。 「伝令です。この先、二方向にあるスイッチを同時に押さないと進めないようです」 「ふん、そうか」ダークキッドは俺に向き直り、こともなげに言い放った。 「坂下、ここで別れよう。俺とお前でスイッチを押すぞ」  自衛隊……先に攻略しておいてくれるのは有難いが、それならスイッチも押しておいてくれんか。 「あのー、他の人達はどうしたんですか?」 「はっ、左通路に進んだまま帰ってきません」  それを聞いて俺は右通路に行きたくなったが、ここは慎重に行動だ。 「ちょ、ちょっと待って。どっちがきつそうか偵察してくる」  俺は忍び足で左通路に入ってみた。まあ何もない、当然だ。  だが、右通路はもう少し進んだだけでやばい。この世のものと思えないものがいる。  俺はそいつに見つからないよう足音を殺し、息もせずに戻ってきた。 「で? どっちの道がきつそうだ。俺はそっちへ行くぞ」  余裕綽綽なダークキッドに、黙って右の道を指差す。俺のヘルメットの下の顔は真っ青だ。 「右だな、よし!」  彼は颯爽と暗闇の通路へ消えてゆき、やがて暗闇の通路に悲鳴が響いた。  恐らく彼が人生の中で、五本の指で数える程にも上げるかどうか分らない〃恐怖の悲鳴〃というやつが。 「うぅぅぅぅっッぎいいいぃぃやあああ信じらんねー! ス プ ー だあああぁぁああああ!!!!」  無理もないだろう、あれは誰でも怖い。子供だったら昼間見ても卒倒すること間違いなしだ。  とてつもなく酷い事をしたのは分かっているが、俺では勝てないのだから仕方ない。  例えば皆の衆、RPGで強いボスへの攻撃役は強い奴に任せて他は回復役だろう。  誰だってそーする、俺もそーする。  彼に決定的な落ち度があるとすればそれは一つ、俺より遥かに強い事なのだ。 「すまないダークキッド、許してくれ!」 「がんばれダークキッド、負けるな僕らのヒーロー!」  自分勝手な事を言いつつ、俺達は左の通路をひた走りに進んだ。  しかし、これで俺の嫌な予感は実現したわけだ。 『最悪シナリオその1、強い仲間がパーティ離脱』 203 :名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 10:57:51 ID:Xz7CxTOl とまあ、やられがないままインターバル〜最終話突入までを投下。 *関連リンク:スプーまとめ@Wikiテイルズ ttp://www13.atwiki.jp/supu/pages/6.html >>199 ダイアーさん……wwwww 204 :名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 12:05:27 ID:Q3Un7nI4 ダークキッドでも怖いモンは怖いんだなw …いや、暗闇であの魑魅魍魎に出会ったらそりゃ怖いけど 205 :名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 13:37:28 ID:yzzu+Cpy 邪淫兵の続きキター!って室井さんww(そういや『容疑者〜』観てないなぁ) ダークキッド対スプーとかまた凄いカードですね。 206 :名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 23:07:55 ID:kcxHpUBt >>199 こいつはくせえッー! イカのにおいがプンプンするぜッーーーッ!!w 207 :名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 08:58:13 ID:6dkF4x9V >>206 「うまなとき」の続編掲載決定www 208 :名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 11:33:06 ID:QWAxl7A4 スプーって…?ググってみて大爆笑。 なるほど、あれは怖い。怖いわ〜 その他といい、ネタのタイミングが素晴らしい。 GJですた! 209 :名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 12:58:55 ID:6dkF4x9V >>208 「ヤーウェーイ少年」でググってみても、幸せになれるよww 210 :名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:28:11 ID:+vv3LUHz エロ屠り系の話が少なくなってるのが寂しい。 作家さん、忙しいんだろうナ。。 211 :タイツの人:2007/02/04(日) 02:35:45 ID:hSzRgP0v 自身の発した熱の残滓と傷口より漏れ出る多量の血液で裸身を朱で彩った女が前のめりに倒れこむ… 血をブチ撒けながら激しく床に叩きつけられたその肢体は急速に熱を失っていき、ただの血塗れの全裸死体と化していく。 眼前で無残な死を遂げらスカラマンガの姿を見て、ミユキは完全に浮き足立ってしまった。 「な、なんなのよあれ…」 視線が死体とクリスタトスの手元を行き来する。彼女の白い手首に、血に濡れた銀色の何かが巻きつく。 それは生き物のように蠢き、蛇に似た細長い形をしている。 "ハンタースネイク"と呼ばれた"それ"の正体はクリスタトスのコートの袖口から現れた武器だ。 ブロフェルドが顔をしかめる。ミユキとは対照的に動揺は少なく、"お姉さま"のやり方に憤っている。 「暗器ですか。相変わらずえげつないですね、お姉さま」 「貴女の技に比べれば可愛いモンじゃないのん?」 からかう様に、嘲笑う様に、クリスタトスは艶めかしい声音で上目遣いに"可愛い妹"を見つめる。 その間に鉄の蛇はするすると彼女の腕を伝いコートの袖の中に隠れていってしまう。 蛇が這った跡にはスカラマンガの血が付着した。クリスタトスはそれを舌で舐め取る。 その様を見てミユキは嫌悪感を抱いて「うげぇ…」と言いながら青ざめた表情でベロを出した。 ブロフェルドは眼下で倒れている瀕死の女――スクに手を当て、先ほどと同じ"おまじない"を施す。 ラバースーツはほとんど焼失し裸同然のスクはあちこちに火傷を負い、片方の乳房を潰され息も絶え絶えだ。 どう見ても手遅れだが、ブロフェルドに癒しの力があることをミユキはついさっき体験して知っている。 すると、そのブロフェルドが何やらボソッと呟いた。 「…ベホマ」 「は?」 聞きなれた単語に反応して反射的にそちらを様子見たミユキが青白いままで間抜けな顔を作る。 その目の前で癒しの光が瞬き、傷ついたスクの身体はあっという間に元どおりに直った。 「――服まで元に戻ってる!?」 パチリと目を覚ましたスクは血色の良い顔で体のあちこちを手で触って点検している。 その桃色の唇から「え?…え?……あれ?」などと戸惑いの声が時折もれる。どうやら調子はいいようだ。 やがて彼女は立ち上がって見せると、ブロフェルドに向き直って無言で深々と頭を下げ感謝の意を示すと、 "敬愛するお姉さま"の元へ小走りで戻っていった。 「…ご苦労様」 事の一部始終を見届けて、スクが傍に戻るとともに、クリスタトスが労いの言葉をかけてきた。 「嗚呼…スク、良かった…って、助けてー!」 部屋の片隅ではさっきからずっとタイツ・ザ・ベイビーに犯され続けていたラタの姿があった。 212 :名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 02:57:41 ID:hSzRgP0v 「ひいいいぃぃ〜っ!」 ラバースーツ2人組み娘の片割れ・ラタはクリスタトスにタイツを寄越されてからずっと組み敷かれていた。 ご自慢の服はあちこち引っ張られて伸び伸びになり、限界に達して破れた部分からは白い素肌が露わになっている。 特に胸や腕、太股の辺りが集中的に狙われたようだ。タイツは洗脳で赤子並になっても"やる事はやる"男だった。 しかも理性とかタガとか、正確な判断とか受け狙いナッシングの『素』。いや、本能の赴くままの姿を晒している。 暴走初号機よろしく、四つん這いで涎を垂らして(コレは赤子化によるところが大きいのだが)執拗にラタに迫る。 ラタは『愛するお姉さま』を守るために日夜身体を鍛えているのだが、全く抗いきれていない有様だ。 もがこうとしてもタイツの強硬な拘束の前には無力に等しく、タイツ越しに突き出される舌でむき出しの乳首を弄ばれる。 「あぅっ!」と迂闊にも感じてしまう頬を高潮させるラタ。 (こんなにも嫌なのに…悔しいッ!) そんなことを頭で考えながらも、体は素直にビクビクッと強張る。完全に"女"の身体になっている。 流石に見かねたミユキがクリスタトスに注意を促す。この際、相手が自分の命を狙っている事は隅に置いておく。 「ちょっと〜、止めなさいよアレ」 遠回しに『自分は近づきたくない』という意思表示を見せつつ顎でタイツ&ラタを示してみせる。 だが彼女は動かなかった。全快したスクは気が気でない様子で相棒を見つめている。 「お、お姉さま〜」と上目遣いに懇願するのが精一杯だ。 「―――ふぅ、仕方ないわねぇ…ボウヤ、その辺でお止めなさい」 その場を動かず、子供をあやす様なやんわりとした口調でタイツを注意するクリスタトス。だが、タイツは全く相手にしない。 止めるどころか。前戯に飽きた、と言った感じでラタの腰を持ち上げて"本番"に入ろうとまでしている。 既にタイツの股間からは"まら"が姿を現している。もはや8割がた素肌を露出する羽目に陥っているラタが小声で悲鳴を上げる。 「ひ、ひぃ…」――それまでで喘ぎ疲れたのか、その拒絶の声には張りがなく、くたびれてしまっていた。 このままでは拙い。愛する子猫の操の危機―――クリスタトスは今度こそタイツに近寄り、その肩に手をやろうとして… 『 ガ ブ ッ !』…と思い切り噛みつかれた。 「げっ!」クリスタトスの氷のように冷たくも端正な顔立ちが一瞬歪み、その口から奇妙な声が短く漏れた。 がっちりと噛まれたものの歯は立てられなかったのか、漫画で見るような葉型が手の両面にしっかり跡になって残る程度で済んだが、 「な、なんで言うこと聞かないのん!?」 彼女にとってはそっちのほうがショックだった。退行処理は行き過ぎたかもしれない。だが制御不能、とは? これでは洗脳した意味ないじゃん! 「ばぶっぶっぶ♪」 そんなクリスタトスの心情を知ってか知らずか、タイツは何時にも増して不気味な笑みを浮かべ、ラタに視線を戻した。 213 :名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 03:20:53 ID:hSzRgP0v 「ちょっ……アンタ、全然駄目じゃないの!」 汗を垂らすクリスタトスを見てミユキが駄目出しをする。ブロフェルドは額に手の平を当てて「あちゃ〜」と呆れるポーズをとった。 「も、もう我慢できないっ!御免なさい!お姉さまっ!」 遂に我慢メータが限界に達してしまったスクがタイツの隙だらけ(に見える)背に特攻した。 クリスタトスは彼女の行動を何となく予期できていたようで止めようとはしなかった。顔には既に諦観が色濃く出ている。 「ラタを離せ、こんの変た――(ゲシッ!)――きゃあ〜っ!」 唸りを上げて飛びかかったスクだったがタイツは振り返ることなく右腕を一閃させ、スクの腹を打って彼女を退かせた。 その無遠慮な一撃はスクの胸と臍の間辺りをラリアート気味に打ち、その衝撃のあまり壁際まで吹っ飛んだ彼女は一瞬息が詰まった。 「うげっ、ぐぁ〜…」 女子らしからぬ聞き苦しい悲鳴を上げ涙目になるスクに、しかしタイツはやはり一瞥もくれることなくラタを弄ぶ。 「あっ!す、スク〜〜!いっ!いやあああ!やめてェ!」 相棒を吹っ飛ばされたショックで力を振り絞ったのか、幾分か先程より音量の出た悲鳴はしかし、タイツの太い指で塞がれる。 「ん!!むぐぅ〜〜〜ッ!?」 タイツは彼女をやかましく思ったのだろう。口を片手で塞いで、身体をより密着させる形をとる。 ずっしりとしたいやらしい体重がラタを押しつぶす。暑苦しくて汗臭い実に不快極まりない重圧がラタの胸や腿を押す。 容赦なく進行――侵攻するタイツ。それをみてミユキとブロフェルドが顔を見合わせる。 「え〜っと、どうしよっかコレ」 「とりあえず、見守るしかないようです」 呆れ気味のミユキと違って、ブロフェルドは既に自然体に戻っている。平気な様子でタイツの行動を観察している。 その間にもラタは健気な抵抗を試みてはタイツの一挙動でより強く縛られる結果になる、という流れを繰り返している。 ミユキら2人からはタイツのいつも通りの分厚い背中(やや猫背気味)とラタの丸出しの尻と太股がよく見える。 5秒ほどの沈黙の後、ミユキが話を続ける。 「やっぱり?でも、逃げるチャンスじゃない?」 「ボスキャラからは逃げられません」 「分かんないよ?8回逃げたら会心の一撃出し放題とか、逃げてる途中で思わぬ逆転の策が思い浮かぶとか…」 一連の流れを見飽きて、いい加減帰りたくなってきた彼女は適当なことを口走る。すでに口調からして緊張感がない。 ブロフェルドはそんな姉(と思ってる女性)を『仕方ないですね』といった目で睨みながらこう言った。 「……。姉さんは兄さんの活躍の場を見逃そうと言うのですか?」 それはミユキからすればとても馬鹿げた話である。即座に彼女は「はぁ?」というプロセスをすっ飛ばして猛抗議に移る。 「見たくないわよッ!」 戦力としては頼りないのだが…ことツッコミの速さに関してはミユキは優秀だった。 214 :名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 03:44:09 ID:hSzRgP0v 「ぶっぶば〜♪ぶっぶば〜♪ぶっぶぶっぶばぁ〜♪」 よく分からないが奇妙極まりない調子っ外れな鼻歌(?)を口ずさみながらタイツがブツをラタの最重要機密に摺り寄せる。 逃れ得ぬ脅威と苦痛に直面して、脱力すら覚えつつそれでもラタはその場でもがき続ける。 だが恐怖や興奮から、その中は既に少しずつではあるが濡れ始めていた。この状況で、感じてきているのだ。 「ひぃっ!いやあああ……」などと拒絶の声を懸命に張り上げるも、タイツの魅力(魔力)に憑かれつつある彼女がそこにいる。 その光景に、ミユキは既視感を覚えた。 「そういや採掘場で氷雪女を犯してる時、彼女も似た感じだったわねぇ」 思わず考えがそのまま口に出たミユキ。ちょっと前の"あの事件"でタイツとやり合った再生怪人(?)は、 確かに自らタイツを受け入れエクスタシーに身を溶かしていった…ように見えないこともなかった気がしないでもないが。う〜ん。 「どっちなんですか姉さん」 「え!?…あ、あははは。また口に出てた?」 「いえ、顔に出てました。それも露骨に」 微笑んだ表情でブロフェルドがそう告げる。彼女から見たミユキの顔は曖昧な思案顔になっていた。 「あ、そう?あははははは…はぁー。」 ホンのチョット疲れてしまって語尾の辺りで溜め息が出たミユキ。自分の浅はかさを再認識した。 「ぶっぶぶっぶ〜〜〜ぶおおぉぉぉ〜〜♪ばっばぶぶ〜〜ぅぅ♪」 タイツは絶好調である。いつもなら次々に狂言(決め台詞)を連発し読者を引かせる彼だが、全ての言語が赤ちゃん言葉に置換される。 そうして、遂にその狂気――じゃなくて凶器がラタの大事に扱っていた割れ目にIN! 「――って、ひぎぃやああぁぁあぁ!!」 一気に貫かれて、間髪入れず前後され小刻みに中を漁られる!速やかに、迅速に、急速に、神速で展開される膣内への暴力! 「ぶぶぶぶぶぶぶぅぅぅぅ〜〜〜♪」 頭は幼児以下だが、元より獣じみた陵辱を行うタイツの性根は事此処に至っても何一つ変わらない。 極悪にして苛烈。非人道的にして偏愛的。下半身全体で生み出される淫猥な動きは原始的でありながら、常に新しい響きをもたらす… 「訳が分かりません」 ブロフェルドが誰に言うでもなく一人呟く。それはその場の誰の耳にも届くことなく空気に溶けていく。 クリスタトスはそのタイツの激しさに思わず口にしたタバコを落とし、靴で踏みつけていた。スクはまだ苦痛から立ち直っていない。 「ひぎっ!いぎっ!痛っ!あっ!あっ!」 ずんずんずんずんずんずんずんずん………ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん! タイツとラタの接合部から重低音と炸裂音が交互に飛び交う。肉同士がぶつかり合い、愛し合う音。戦いの協奏曲。 「って、これはレイプじゃないのッ!いい加減にしろっ!」 今度はミユキが突っ込む。でも断る。 何故なら、タイツの底力はこれから発揮されようとしているのだから――… 215 :名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 04:15:47 ID:hSzRgP0v ラタは最早、完全に全裸だった、辛うじて残骸の如くぶら下がるラバースーツも、タイツの陵辱のなかで取り除かれる。 そして遂に綺麗な白い肢体が完璧な形で部屋に晒される隠すもののなくなったその美を、タイツは容赦なく貪る。 仰向けになっているラタの両太股の付け根をそれぞれの手でしっかり掴んで持ち上げ、彼女を半ば逆さまにする形で抑える。 膝の辺りで彼女の腰を支え、彼女自身をより大きく開かせる為に姿勢を制御する。 それは赤子同然の脳では思い付きもしないし出来ないであろう妙技。 ラタは無様に身体をおっぴろげ、その媚態をタイツの前に差し出している。その姿に登場時の面影はない。 「ぶばばばっばばばっばっばっば〜〜〜!!!!ばばばばっばっばっぁぁぁ〜♪」 ミユキは『何言ってんのか分かんないわよ!』と言いたくて仕方のない様子だったが無駄っぽいので控えた。 もう傍観しかない。そして大体この後彼女がどうなるかなんとなく想像がついて、哀れに思えてきた。だが止めない。面倒だし。 ずん!ぱん!ずん!ぱん!ずん!ずん!ずん!ぱん!ずん!ぱぱん!ずん!ずずん!ぱん!ぱん!ぱ!ぱん!ず!ぱん! タイツのもたらす超速のピストン運動はラタを犯し尽くしていく。既に思考すら「きもちいい?」といった有様の彼女に、 抗う手などあろう筈もない。いや、ラタはもう自分から求めて止まないかの如く、タイツの要求に応じ続ける! 「あは!あっ!あぎゃっ!こ、壊れちゃううううぅぅうぅ!!あっははははっはっはっは!はあっ!」 その顔は恍惚一色に成り果てている。いやらしく舌を出して下唇を嘗めている動作は彼女の癖なのか。 目はトロンとして正気が窺い知れない淡い色をしている。耳もこれ以上変わらないのでは?と思えるほど真っ赤に変じている。 その耳たぶもタイツの口内でと赤い舌で遊び倒される。レロレロと気味の悪い音が立つ。彼の、熱い涎が頬にかかる。 それなりにちゃんと膨らんでいる胸はぶるんぶるんと震える。疲れを知らないその振動がまた、堪らなく扇情的だ。 だがタイツは手を離してその乳房を揉みしごく手には出ない。あくまでメインディッシュは今の位置、だ。 ずんずんずんずんずんずんずんずん……もう何度、そのしごきが繰り返されたろう。床に当たる背や尻は擦れて赤くなっている。 「あっは!痛い!いたぁい!!あん!あん!あん!も…だ、だ、だらめぇぇぇ〜〜!!!い、い、いっちゃううぅぅぅうぅ!!」 そう言いながらもすでに彼女の壷からは愛液がだらしなく漏れ出ている。とろりとした蜂蜜のように滑るそれがタイツを濡らす。 「ぶぅおー!ぶぅおお〜〜っ!」 それを見ているかどうか、タイツは不気味な咆哮を上げ、天井越しに天を見上げる! その顔は今からこの思考の恍惚感を何かに捧げんとでもするかの如く―――そして……その眼がサンライトイエローの輝きを放つ! 「ぎにゅううぅぅぅあああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!」 「い、いやあああああ!!い、イク!いぃ……死んぢゃ……あ”あ”あ”ああああああぁぁぁぁぁーーーーー……ッッ!!」 そして立て続けにタイツ自慢の男根が眩い光を放ち始める!!さらにラタの身体もその接触した点から光り始める! 輝きは彼女の身体をヒビが走るかのようにして伝う。否、正に彼女の身体は割れようとしていた。 頂点に達した恍惚と達成感と満足感、快感、愉悦、全てに満たされてラタは輝きに侵食されて消えていく。 ミユキもブロフェルドも、クリスタトスもスクもその光景に目を奪われる。彼女達の眼前でタイツが"再誕"するッ! 「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!!」 「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 バァーンッ!!全身に走った光のヒビが力を解き放ち、ラタは光の粒子となって金色に輝きながら逝った。 その中に――"生け贄"を喰らった男が、再誕を果たした真っ白なタイツに身を包んだ正義の味方が静かに立っている。 『その者、白きタイツを纏いて金色の塵芥に降り立つべし―――ッ!イェッフゥ!』 タイツ仮面、新生――― 216 :名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 17:41:12 ID:SZamOuRH おバカ展開でマジ死にとか最高じゃないか タイツ氏のこの情熱が少しでもいいから欲しい…! 217 :名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 20:07:00 ID:y0vf2gH5 タイツ仮面はじまったなwww 俺もタイツ仮面の勇気と行動力と性欲が欲しス。 218 :名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:16:31 ID:luFqJZ4w 久々に爽快なエロパロ悪女屠りキターーーーー 展開萌え・いや燃え! 219 :名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 02:22:56 ID:WDI0j+yY スクのベホマに萎えたが、ラタが逝って勃ったw 今月のフラッパーのBRAVE10とかいうイケメン真田十勇士モノに 敵側として着物を着崩した肌も露わな爆乳美女が出てきて、味方側のお屋敷に仲間(野郎)とともに侵入、 扇情的に肌をみせつけながら体術で戦うのだが、 味方側の即・殺とかほざく物騒な輩に、罠を張り巡らしてあるっぽい竹林に追い詰められていた。 そこで終わってて次に期待って感じ。 ただ、まだ序盤っぽいので 展開としては「覚えてなさいよ」って感じで逃げ帰る可能性高い気がする。 そのままエロくおっぱいなんかを切り裂かれて屠られてくれたら最高なんだが。 220 :名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 02:44:25 ID:WDI0j+yY 追加。ごめん、読んだの二月号だから今日だともう三月号になっちゃってるかも(五日発売の雑誌)…… ちなみにこの作者、戦国時代だから女キャラは全員ノーパン主義でいくと宣言している。 え、何もつけてない?くらいキワドイ場面も敵女いくつかあった。 221 :名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 09:01:13 ID:8d8v6azZ サルベージあげ 222 :名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 14:51:17 ID:h6tDI8xA >>220 竹林と言えばおもいだす。 某ヒロイン二人組陵辱アニメの悪女さんが股間から串刺し……ww でも普通の雑誌じゃまずないな。 223 :名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 19:51:06 ID:BqSZSXq8 あるエロ動画サイトで、手下女二人を引き連れた単なるマッチョワカメ頭の自称悪の魔王だかが、 敵対するゴスロリ悪魔っ娘をリョウジョークして結果この世を手に入れましたーみたいな月並み作品を見たが、 そこから妄想。 逆にゴスロリ悪魔っ娘がまず手下女二人を触手やらジュウカーンやらでエロ責め、 アヘアヘ言って戦闘不能になってる二人を尻目にワカメマッチョへ 「いつまで偽りの姿をしているつもりなのかしら?」 と冷笑、歯噛みしたマッチョは手下女二人を吸収し(当然その際二人は無様に哀願と悲鳴を上げつつ吸収) あーら不思議、ボンバボーンな悪魔おねいさんになって自信満々悪魔っ娘を迎え撃つもボコボコにされ、 最後は牛チチをブルンブルンさせつつ悪魔っ娘と自分を仇と狙う女退魔師にリョウジョークと暴行の限りを尽くされて、 悲鳴と哀願とあらゆる液体を垂れ流し、手下以上に無様な屠られ様をさらす…なんての。 何処かでこれやってくれたら自分的には神作品なんだけど、世間一般には需要ないだろな。 長文&流れ豚切りですまん。 224 :名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:43:23 ID:6A4ZZDfz >>223 おまえさんが何を求めてるのか今一つ伝わってこないな。 もしかして好きなネタがフルセット入ってるとか? 225 :名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 01:11:51 ID:qo+NRsyX >>223 把握。 悪のマッチョ魔王(アスガルドのブリガン様みたいなの)と下僕の女悪魔×2(適当)! その前にゴスロリ悪魔っ娘が立ちはだかる。胸など知らぬ。通じぬ。 ガキと侮る3人組だが、僕の2人にロリっ娘の股間より出でたる触手が襲い来る! しかも豚やら犬やら召還されてたちまち二人は獣姦&リンカーン! 「正体を現せ!筋肉ダルマ!」とロリが言い放つとマッチョ魔王は一瞬でムチムチの牛乳娘に変身。 その際に女悪魔2人組は「お助け〜」と悲鳴を上げつつ魔王に喰われる。 「貴様!よくも我が部下を!この○トレイツォ容赦せんッ!」 「自分で吸収したんじゃんよぅ〜」 その後、なんだかんだでメメタァされる牛乳("ぎゅうにゅう"ではない)魔王。 ロリが生やした魔界の巨根に貫かれながら命乞い。でも断る。あえなくイキながら憤死! 簡単(?)に書くと――こんな感じ? 226 :223:2007/02/06(火) 01:44:09 ID:zGLTN/C5 うん、大体そんな感じ。 本当に自分的萌えシュチュ 「魔界もの」「ロリがおねいさん屠り」「複数悪女が外道な方法でリョウジョーク」 「ボスに裏切られる手下」「マッチョの正体実は美女」そして何より「無様な悪美女の最期」と、 全部突っ込んでそのまま書きこんだので、 時間を置いて読み直してみたら本当に分かりづらい文だった。 迷惑かけてすまん。 227 :名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 17:36:07 ID:SS+NCXt2 フラッパー三月号、BRAVE10は爆乳着物美女が出て来さえしなかったけど、 久々にアトリ抄でヤラレが。雪女が刀にお腹を串刺しにされて逝ってた。 露出度が低いのがあれだったが良物件かも。 228 :名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 20:32:32 ID:/hHyURyx 付近の書店を回った結果、ヴァルキリー>フラッパー=0だった俺が帰宅してきましたよ。 つーかマジで見つからないw 229 :名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 00:47:58 ID:TrApum3V 2ちゃん検索で「おんなせんし」と打って変換して検索してここに来るのだが、 ときどき『女戦死』と変換されるから困るww 230 :名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 03:17:12 ID:0vHJ83RM オートコンプリート使ってないの? しかし残念。 『女 戦死』 期待したんだけど無かった。 231 :名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 03:29:04 ID:MRkDRWEV >>229 Janeをインストールしなせぇ、タダだから。 スレをタブで覚えといてくれるし、使いやすい。 おまいら様、もっとお勧めなブラウザない? 232 :名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 03:37:31 ID:diY6rLa1 ギコナビしか使ったことないが、特に不満はないな。 三年くらい使ってるが、どんどん改善されて今では使い心地の悪さは感じない。 俺はギコナビの検索で悪の女っていれたりしてる。Hスレも一気に出てくるし。 で、二ヶ月にいっぺん悪女系スレがありそうな板で悪とか敵とかいれて新しいスレ立ってないか探してるw 233 :名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 21:22:44 ID:feQBGE7+ なるほど、ギコナビかなり良くなってるのか。d 234 :タイツの人:2007/02/12(月) 17:56:51 ID:ZDmVl8dp コンクリートの灰色一色で彩られた殺風景な室内に金粉が舞い散る。 それは絶頂に達して逝ったラバースーツ娘のラタの残骸だ。彼女はタイツの超自然的パワーでこの世を去った。 彼女の名残の中心で白きタイツに身を包んだ体格のいい男が高笑いを放つ。タイツ仮面だ。 「ばーっはっはっは!久々にまともな台詞を吐けるのは気持ちがいいぜ!公然猥褻ッ!粉飾決算ッ!」 台詞の最後に意味も無く四字熟語を付加しつつ、彼は絶好調を絵に描いたかのような仁王立ちで叫びまくる。 それまで赤子同然というか幼児対抗していた人間と同一人物とは思え…なくもない。 「…復活しやがった」 本来なら喜ぶべきこの事態に、しかしミユキは呆れ果てていた。 (まぁ、こいつに何が起ころうと今更驚くこともないんだけどね、実際…) 隣でミユキの妹兼タイツの妹(すべて自称)のブロフェルドが目を輝かせている。感動しているのか? 「兄さんが戻ってこられた、いえ、それ以上の存在に…」 うわ言のように呟くその姿にミユキは「馬鹿が大馬鹿になったようなもん?」と口に出しそうになったが、飲みこんだ。 クリスタトスはボーッと目の前の惨事(子猫を喪った彼女からすれば悲劇だ)をタバコを吸いなおしながら眺めている。 「予想外だわ〜」などとぼやいているが、他人事でないだけに顔は真剣になっている。 で、ただ一人、取り乱している娘がいる。スクだ。彼女だけは仲間の死に涙を流していた。 ショックでガクガクと震える顎を抑えられず。ようやく「そ、そんな…」という声が出た。 せっかく自分がこうして回復したのに、今度は仲間が逝ってしまった…お姉さまは何故助けてくれなかったのか。 徐々に奮い立つ敵愾心。先ほどから流されっぱなしだったが、流石に我慢も限界に来ている。 そもそも、なんだこのふざけた展開は。自分たちなど――完全に場違いではないか! カラン。絶望の淵に立つ彼女は不意に、足元に何かが当たったのに気づいた。振り返ってみると、その正体はナイフだった。 よく見ると、それはラタのものだ。スクは咄嗟に自分の物と合わせて即席の二刀流を成して立ち上がった。 そして果物ナイフとコンバットナイフの二刀で狂犬の如く相手を噛み殺さんと疾駆する。 「仲間の仇ぃぃーっ!」 ありがちな雄叫びを上げて果敢に攻め入る。だがいつの間にかタイツに見つめられていた。そのタイツ面が笑みを形作る。 はっとなるスク。だが遅すぎた。警戒して構え直す前にタイツがこちらを向いて飛び上がってきていた。 その高さは、ちょうど彼の股間がスクの顔の辺りに位置するくらいまである。そして叫ぶタイツ。 「ならば代わりにもっと丈夫な人生のパートナーを授けてくれるわ〜ッ」 その罵声と同時に勢い余ってタイツに突っ込んだスク。弾力のあるキモチワルイ感覚が彼女を襲う! 「うわ、モロだわ…」 ミユキも疲労困憊してきた。無論、タイツの奇行にどうこうするつもりなどさらさら無い。 「早く帰りたいなぁ…」 235 :名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 17:57:30 ID:ZDmVl8dp 「んぶっ!?」 思い切りタイツの股間とKISSしてしまったスク。そのまま二人は絡み合うように倒れ込む。 だがタイツはそれを許さない。おもむろに衣装をずらし、自慢のシスターレイを露出!…って、 「きゃあああああああ!!」 聞くのも痛々しい喚声が響き渡る!もちろんこれはスクのものだ。彼女の頭の中はゴチャゴチャになった。 「咥えやがれ〜ッ!」 もはや正義の味方らしい所の片鱗も感じさせない強姦魔タイツ仮面!どうみても犯罪だが誰も止めない。 ミユキは視線を逸らして焦れったく待ち構え、ブロフェルドは瞬きも忘れてタイツの活躍を目に焼きつけようと凝視、 クリスタトスは自身の咥えたタバコから上がる煙越しにタイツとスクをじ〜っと見ている。 「――ってお姉さま助けてー!……むぐっ?!」 叫ぶあまり大口を開けたスクの口の中に向けてタイツのデスラー砲が容赦なく突っ込まれる!防ぐ間も無くそれを受けるスク… 「…残念だけど、今回は自分で頑張ってねぇ」 必死に助けを求める子猫に対しクリスタトスは何故か突き放すような態度をとった。ミユキは不審に思ったが追求は避ける。 仕方なく"お姉さま"の支持にしたがうスク。口内に"侵入"した異物に興奮してラバースーツ越しに乳首が浮き上がる… 「言っておくが歯を立てたって…」 ガキンッ! 「んぐがッ!」 「――――無駄だぜ、と言いたかったが遅かったようだなぁ」 意を決して顎に力を込めたスクの反撃は空しくも弾かれた。思わぬ衝撃に目を真ん丸にするスク。目に涙が浮かぶ… 歯は無事だろうか?そんなことを心配した直後、タイツがイチモツを動かし始めた。奉仕しろ、ということらしい。 腕を動かそうにもタイツはいつの間には太い足で彼女の両腕を固めている。ギリギリと締め付けられて得物を取り落とした。 上から強力に押さえつけられるせいで足は力尽きて正座に近い感じで座る羽目になる。もう身動きは取れそうもなかった。 「悪いが動きは封じさせてもらうぜ。使えるのはもう顔だけ、だな。まあ、歯はもう使わないほうが身のためだと思うがな」 自慢げに、かつ余裕綽々といった風情でタイツが言い放つ。さして興奮しているように見えないのに、その下部は怒張している。 スクの口内で力強く脈打つビッグコアは彼女に「早くしろ」と言っているように思えるほど激しく震える。 その様に彼女は恐れおののきつつ、タイツの顔を見上げた。タイツ越しに嫌らしい笑みを浮かべているのがハッキリと分かる。 「くっくっく…不思議がってるな。俺のパニッシャーは俺の意思に反してみなぎることもある!」 そう言ってスクの頭をがっしと鷲掴み、自らピストン運動を強要し始めた。もう待てないぜ!ということらしい。 短く切り揃えられていたスクの髪が乱暴に掴むタイツの手で雑に乱れる。手はしっかりと頭に固定され逃れられそうもない。 ついでに上半身も腕をタイツに極められつつも激しく前後する。その反動で胸が揺れる。そのせいか下半身も興奮する… もうどうしていいか分からずクリスタトスを見つめようと試みるも、視界はタイツの暑苦しいボディーでいっぱいだった。 スクの口内でマクロスが暴れる。時折、喉に達しそうになってむせる。だが彼は強制奉仕の中止を断固として許さない! さて、先ほどから呼び名がコロコロ変わっているブツ…言うまでもないコトかも知れないが、全て『タイツのチ○ポ』の別名である。 「こいつフェラ下手糞だな〜。俺のゴリアテが萎えちゃうじゃないか」 「むっばごぐばんでがいごんっ!(やったことなんてないもんッ!)」 236 :名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 17:59:17 ID:ZDmVl8dp じゅっぽじゅっぽじゅっぽじゅっぽ… 「むぐぐ、むぐぐぐふんぐぐぐぐ〜〜〜〜〜〜ッッ!!」 完全にいいように弄ばれているスク。女戦闘員としての誇りとか尊厳など、色んな物がヨダレとともに次々に零れ落ちていく。 涙を流していたがタイツの動きが増すごとに暇が無くなり、枯れ果てる前に中断した。それでも目は潤んでいる。 スクがヨダレを垂らすせいでそれが潤滑油の役割を果たし、徐々にスムーズに繰り返されるようになる人力ピストン運動。 タイツもスクもだんだん息が荒くなってきていた。特に彼女の息遣いはタイツの獅子砲に直接かかる。 そのせいでまた、将軍砲が感じてしまい結果的にタイツの興奮促進に繋がってしまっていた。ぬふぅ。 「うむ。よい塩梅じゃ…」 急にオッサン臭いコメントを吐く正義の味方・タイツ仮面…姿勢を正してスクへの拘束を緩める。 多少余裕が出たスクだったが得物は気づけば手の届かない辺りまで転がっていってしまっていた。 なんとかタイツを跳ね飛ばせないか、と考える。その思惑も次のタイツの台詞で飛ぶことになる。 「ではそろそろ貪るとしよう」 「べっ(えっ)?」 "貪る"?その意味を図りかねた彼女の頭を、改めてしっかり掴むタイツ。その目に爛々とした狂気(!?)が宿る! 次の瞬間、「ふんぬ!」とタイツが力みながらスクの頭を後ろに引かせ…直後に思い切り引き寄せた!ズボッ! 「むぐぐぶぶッ!!」言葉にならぬ悲鳴を上げるスク。口内のオメガブーストは一気に喉を突き、強烈な衝撃を与える。 そのショックでスクは意識が遠のいて白めになり、後ろに倒れそうになる。それもタイツによって阻まれる。 体中が脱力して、タイツのごつい手で固定された頭だけが今の座った姿勢を保たせている。 タイツはそれまでより一層激しい動きをスクの喉に要求する。 がっくんがっくんがっくんがっくん!じゅっぽ!じゅっぽ!じゅっぽ!じゅっぽ! 音も更に激しさを増す。スクは既に気絶しており、白目から涙が零れていく。身体も力無く前後し腕や胸が揺れ続ける。 「うおおおおおおお!!!!ようやっと抜けそうだおおおおおおお!!!!エクスタシィィィィィ!」 一人勝手にハイテンションになるタイツ。遂に下半身と完全にシンクロし、その奥から何かが込み上げてくるッ! それに操られるかのようにスクの唇が、舌が、喉が、歯ですらもタイツの竿を愛撫し始めた。 それまではただ前後するパイプのようでしかなかった、その生暖かくぬめる口内を物干し竿が貪るように襲う。 レロレロレロレロ……舌は蛇のように衛星兵器・ソルを嘗め回す!ピストンを円滑に進めるために唇が巧みに蠢く。 その只中で更に、更に力を増すインドラの矢!際限を知らぬかのごとく勃起するチューリップ1号! 闇を切り裂き悪を断つロックバスター!弱きをくじき、強気を助くロング・トムが今、その力をスクの口内に"放出"する! 「久々に放つぜッッ!!!白濁色のォォォ―――波紋疾走・改ィィッッッ!!!―――うっ、イクっ」 「ちょっと!決め台詞ならしっかり最後まで……きゃああっ!」 締まらないタイツにミユキが突っ込もうとした刹那、スクの口内、いや、タイツのフレンチ75から眩い光が発せられた! 同時に光り輝くあまり全容が見えない、白っぽい何かがスクの口から勢い余って流れ出る! 「うわっ!汚い!」と距離もあるのに身体を引こうとするミユキ。射程範囲外なので危険はない、とブロフェルドがたしなめる。 「むっぐ!!!!むごっ!!!がっはぁあああ!!」 精液噴出の衝撃でようやくタンホイザーから開放されたスク。だが噴出は止まらず、その全身がタイツの白で染められる―――。 237 :名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 17:59:59 ID:ZDmVl8dp びちゃびちゃと汚らしい音を立ててザーメンが噴出するのをギャラリーは呆然と見つめる他なかった。 激しくむせるスクの姿もタイツの放つ白濁色で薄く霞んで見える。辺りにはイカくさい臭いが立ち込める。 ―――その後、きっかり10秒ほどでタイツの白い閃光がさめていった。あとにはその残滓が舞い散るのみ…その中でむせび泣くスク。 「うっぐ…ふぐっ……げほっ!げほっ…」 身を包んでいるラバースーツは白くヌメヌメした気持ち悪い液体で塗れ、口の中も顔もそれ一色だ。 喉が詰まらんばかりに注ぎ込まれた精液を、咳き込んで追い出そうとする彼女に対しタイツは満足げだった。 「ふぅ。やっぱ抜いた後って虚しさだけが残るのな。なんでだろうな?」 おもむろにミユキのほうを見る。距離を余分にとって離れていたミユキはそれに対し、「知るか!」と怒って言った。 「何もそんなに怒らなくても…」とタイツ。ブロフェルドは『とてもいい物を観た!』といった感じで満足げだ… と、ここでスクが立ち上がり始めた。なんとか気が付いたようだが、とても機嫌が悪そうだ。 「ごっほ…ごほっ…信じられない。この変態…げほっ」 まだ喉に絡む、異常に濃いエキス。よろよろと内股で立って構える彼女に、タイツがテキトーに相手する。 「やめとけ。もうお前では戦えないっての」 「な、なに言ってんのよ…絶対…おえ…許さないんだから…」 手で顔に付いた精液だけでも拭おうとするスク。だが、その体を異常が襲う! 「!!! う、うぐっ!?」 突然、喉や口の中に、清々しいような、気持ちいいような、とになく快感に結びつく不思議な感覚が湧き上がり始めた。 うろたえる彼女にタイツは「倒されたことに気がつかなかったのか?」とチクリ。 「な、なにを言って…て、てて、つつれてて……てら……っ…」 次第に舌が麻痺して呂律が回らなくなる。その間にも、身体を快感が包み込む。乳首は再び盛り上がり、股間が失禁する… 「仲間の後を追うんだな。今ならまだ地獄の門の辺りで逢えるんじゃね?」 それは手向けのつもりなのか!?ミユキもブロフェルドも疑問に思ったが、とにかくスクはもうここまでだというのは理解した。 スクだけが自分の運命を分かっていない。徐々に身体に彼方此方に亀裂が入り、桃色の光が発せられていることも自覚できない。 だが、視界にはそのいやらしい光がしっかりと入ってくる。あわてて手足を確かめるスク。そこにも亀裂が生じる! どうしていいか分からず、"お姉さま"に助けを請うスク。だが、「お、おね、おねねねぇ……」と全く言葉になってくれない。 それに対しクリスタトスはタバコを地面にポイ捨てしながらこう、優しい声音で呟いた。 「――お疲れ様。仇は取るわ」と。 その一言に、しかしスクは何も救われなかった。お疲れ様?仇?いやいやいや…そうじゃない…そ、 「ぞうじゃないのよぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーッッッ!!」 ようやっと声が出た。だがそれが最後の叫びになった。亀裂は全身に及び、口内からも同様に眩いばかりのピンク色の光が放たれる。 「ラタ〜ッ!!!!お姉さまああぁぁぁぁぁ!!!1!!!!1!!―――――――あばっ!」 ドゴォン! その瞬間、断末魔を挙げたスクの肢体が爆音を上げて飛び散った!ラタの時と同じように。、今度は桃色の粒子が部屋を満たしていく! 「無駄死にでは、ないわよ…」 クリスタトスはそう言って舞い散る桃色の光を見つめていた。 238 :タイツの人:2007/02/12(月) 18:05:43 ID:ZDmVl8dp ふぅ…雑魚キャラ屠り終了。ここから幹部ヤラレに入ります〜。 エロ(?)展開から燃え展開に移行するつもりです。 正直、扇情的な描写があまり浮かばないDEATH…クレイさんは凄いなぁ。 239 :名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 18:49:26 ID:GP8AlVIO うわぁー……今まで以上にものすごいエロSATSUGAIですね。 全作品中一番では。 なんかもう、パソコン画面までピンクの波動がビンビンきてて マイ・ノドンも秒読み段階ですよw 240 :名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 20:52:38 ID:+FAwztXr 外道すぎるww しかしGJ! 確かに、これまでのなかでもエロ度高かったかも。 ミユキさんは傍観者ってことで残ったクリスタトスさん達のヤラレに期待! 241 :名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 22:39:38 ID:5xgCffr5 俺は悪の女が退治されるストーリーも好きだけどそのストーリーの中の悪の女を「現実の」女が演じる、ということに興奮する いつから、といわれれば大学のときに所属してた演劇サークルでそういうストーリーで美人の先輩が悪役を演じるのを見たときからかな ちょっとスレ違いかな 242 :名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 09:19:54 ID:iJU26JJC >>240 傍観者を気取っていたら、暴走したタイツに巻き込まれるに一票。 >>241 うーん、それは美人悪女に興奮を感じるってことなのかなぁ? たとえばテレビドラマで美人俳優の悪女姿に興奮するとか…。 243 :名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 15:43:57 ID:98Ew2Z3M こういう屠り方もよい、生死を問わず http://www.youtube.com/watch?v=LzaVaEv2-G4   文章でこの迫力を表現したら、尊敬に値する 244 :名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 21:25:42 ID:zuNpWGE5 >>241 俺は241とは逆だな。どれだけ中の人(役者)を意識しないかが重要。 子どもの頃みたミスアクマとかリッキーとかは最初から悪の女と刷り込まれてるから萌えるが、 役者の人を前から知ってたりすると萌えられない。 例えば実写版セラムンのクインベリルは中の人が有名なだけに微妙だった。 245 :名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 21:40:16 ID:vhDQhPZw 女優がどうとか演じ方がどうとかいうより、 やられ方でしか良いか悪いか判断してない俺は真性ということでFA? 246 :名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 22:37:30 ID:L8sR2/js 実写じゃ萌えない俺は末期か。 247 :名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 23:02:38 ID:Ww79bNZ9 >>245 俺も演者がどうとかって話はなぁ・・・正直名前すら覚えないよ。 その時その時のやられ方が全てだよ。 何度も何度も見事なやられっぷりを積み重ねれば やられ女優として記憶するかもしれないが そんな事って現実にはありえないもんな。 248 :名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 23:05:56 ID:oI90RG2x 役者の人を前から知ってたりすると萌えられないのはあるなー。 249 :名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 22:19:03 ID:8ttqiPeV SSが投下されるまで、なんか話題ないのかね。 前スレの盛り上がりが一気に沈静化してしまった・・・ と、嘆いても仕方がないのでネタでも振ろう。 といいながらも、結構色々話してきたなぁなんて思った。 悪の女が男女どちらに屠られるのが好みかとかは話したし、 どんな悪の女が屠られるのが好きかも言ったし、某悪女紹介ブログでアンケートもやったし。 どんな悪の女がきっかけで、この冥府魔道の道へと進んでしまったかも話した。 シチュについても最近話したし・・・・あと何が残ってるかなぁ・・・・・・ 今某アンケートでもやってるが、悪の女のビッチ度つーか性的な性格についてはどう? 淫乱・潔癖あたりは基本で、ショタ喰いとか犯し殺すのが好きとか、 生乳をみられただけで赤面してしまい、隙を突かれて屠られるくらいウブだとか。 そういうの含めてどんなのがいいか。 250 :名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 01:39:54 ID:0PTKK341 やっぱ淫乱かな。 美青年喰いまくりでハーレム作ってるとか、ヤった後は殺すとか。 俺としては、ビッチ度ってのは「悪」の一部を構成してる気がする。 …屠りスレにいながらこういうことを言うとアレだが、 俺は悪女様に抱かれて殺されるなら本望だ。 251 :名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 04:00:35 ID:Ix1523MC クレイさんみたいな淫乱非道女が最も燃えるけど、下っ端や駆け出しザコなんかは清純でも萌えそう。 某メッカサイトで、年端のいってないくノ一が服を切り裂かれて全裸、 顔を赤らめてうろたえた所を一突きってのがあったけど、あのコマはたぶん生涯忘れられない。 252 :名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 00:34:25 ID:bvR06QQf >>249 そりゃ仕方ないな。 誰かも言ってたが捕まえてスレと違ってこっちは殺伐としてるし、住人は基本的に一匹狼的だし。 ま、俺は色々あってからあっちにゃ全然行ってないが。 下っ端ほど純情なのはアリだな。というかそうであってほしい。 素っ裸にされて真っ赤になった直後死亡とか最高だ。 253 :名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 10:00:17 ID:LhbOWrXn >>249 レズっ気がある雑魚に萌えます>性的な性格 ・見張り中に仲間とレズっていて、侵入してきた主人公にまとめて屠られる ・愛人関係の女幹部に捨て駒にされるor粛清される ・囚われのヒロイン(ノンケ)に手を出す。後に脱出したヒロインに屠られ ・民間人の少女を襲っているところを屠られる 等々妄想が止まりませんw 254 :名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 13:55:13 ID:LuC/IbrH >>251 おおっ、同士よ! 女らしさと清純さがかいま見えるシチュエーションで無残に屠られるのはたまらんよね。 で、生前の毅然とした態度からは到底考えられない、淫らで見っとも無い姿形で 裸体をさらして間抜けな体位で倒れている格好・・・・・ なんだかんだと悪の構成員なのにギャップがあっていい。 そういうのが一番非現実的でいいな。 255 :名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 20:40:56 ID:hhbCvqXU みんな、グロさの表現具合は、どれくらいまでOK? ・木っ端微塵で跡形もなく ・のーみそやハラワタをどんどんブチマケろ! ・首や手足が切り落とされる ・斬られて大きな傷ができるくらい ・殴られて顔が腫れたり、血吐いたりする程度 ・殴られ、呻いて倒れる程度 ・「やられ」というものがあれば、グロの度合いはあまり気にしない 256 :名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 21:35:45 ID:2k1vMSpD 木っ端微塵や脳天から股間まで真っ二つ等のハードな屠り方は大好きだけど 内臓とかをリアルに描写してるのはちと苦手かな 257 :名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 02:33:31 ID:srCS6ewL 自分自身は全部いけるけど、ドロドロに溶けるのはここの人はどうなんだろう。 あと変なこと聞くけど、何かでっかいものに踏まれてグチャグチャになるのは? ザクとか。 いや、もちろん血袋になった女の死体を描写する気はないけどね。 258 :名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 08:14:22 ID:0N/m5Cou ・斬られて大きな傷ができるくらい ・殴られて顔が腫れたり、血吐いたりする程度 ・殴られ、呻いて倒れる程度 ぐらいかな。 あまり跡形もなくだとあっけなさ過ぎてさらされ感がなくてちょっとね・・・・ でもグロさ強調もなんだかしつこ過ぎるし。 見っとも無くおっぴろげて倒れてるのが一番だな。 259 :名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 14:31:41 ID:KZS3OIXO >>255 女の顔が人相変わらない程度で、「死美人」の範疇に入るくらいなら、なんなりと。 あとこんな映像作品ありませんかねー。 ○強い非道女が正義男、一般男をぶちのめす ↓ ○強い正義女の愛する男が、非道女か、そいつのグループに殺される ↓ ○強い正義女が非道女をぶちのめす  >>243 そういうのも良いけど、なんという映画なんざしょ? 上の諸条件を満たしますか? 260 :名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 15:20:08 ID:dZ07qg9u >>258 漏れもそれくらい。 特撮より往年のアクションゲームとかから入ったクチなので… 261 :名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 18:01:31 ID:/QQnwH/M こいつら 前上博だな 262 :名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 23:37:20 ID:L6BDITjk >>259 ブルース・リー作品の王道パターンじゃないかw こっちもある映像作品ネタ。実際は男でしたが… 戦闘の果てに倒されて動けなくなる非道女。派手な戦闘のせいで崩れる戦場。 ↓ 上から岩か何かが崩れて降ってくる。動けない非道女、上を向いて絶叫 ↓ ガシャーン! 263 :名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 05:46:48 ID:TA43nhmw  暫く進んだ俺達の前に、妙な扉が立ちふさがった。  銀色の筒型の一部が見えているような感じで、こっちに向かって曲面に膨らんでいる。  ドアノブやそれらしき物はなく、廊下の壁にボタンが一つ。  そしてその上に張り紙がしてある。     〃汝の戦う敵を選べ〃 「なんじゃこりゃ、どういう意味だ」 「はぁはぁ、疲れた……もういいや限界だッ! 押すね!」  息の荒いピザ男は、あっさりボタンを押してしまった。  その途端どこかでモーターが回り出し、目の前の丸い壁が回転を始めた。  銀色の壁が右側へ吸い込まれ、変わって現れたのはガラス張りのショーケースのような部屋。  中にはさっきのスプーがいる!! 「ぎゃあああああああッ!」 「うわあああああああッ!」  ビビッたはずみで、俺はもう一度ボタンを押した。すると部屋はまた回転し、銀色の壁に戻った。 「こりゃ察するに敵のいる部屋が回転ドア式になってて、戦わない限りは先に進めないらしいな」 「問題はどの敵を選ぶか、だよな」  腕を組んで顎を撫でていると、ふと自分の尻ポケットにある携帯電話を思い出した。 「そうだ、ダークキッドもこのトラップに遭遇してるかもしれん」 「ちょっと聞いてみるか」ピザ男と一緒にメールを打つと、返事は即座に帰ってきた。  ,.――――-、  ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   | |  (・)。(・)|     | |@_,.--、_,>     ヽヽ___ノ  6回チェンジしたらザクが出たでござる                   の巻 「えっ、ザク!? ザクってあのザク!?」 「とんでもねーな! しかも倒したのかよ!」 「やっぱあっち行かなくてよかったな!」俺達はやっぱり酷いが気にしない。  というかいつもクールな彼がここまで壊れているとは、どれだけキツいルートなんだ。  考えていても仕方ないので、覚悟を決めてボタンを押してみることにした。ガラス扉の向こうに現れたのは…… 「うわっ、いきなりレールガン装備の邪神兵が五人だ!」 「チェンジ! 激しくチェンジ!」  もうあいつらと戦うのは嫌だ。俺は回転ボタンを全力で連打した。 「ナジカのメイドロボが二十人!」 「ぜってー嫌だ! チェンジ!」 「今度はシャーマンが三十人!」 「パスだパス、したらばでやれ!」  次は何が来るのかと恐怖を抱いて連打していると、妙な部屋が回ってきた。 「あれ?」もともと入っていたのは女淫兵が一小隊らしいのだが、それらはすべて壊されている。  そして代わりにガラスの向こう側から俺達をうさん臭そうに見つめているのは、 黒いアイマスクに黒いV字型のボディースーツ、黒ブーツといういでたちの女達だった。これは人間か?  驚いて連打するのをやめると、ガラス扉が開いて五人はバラバラと飛び出してきた。 「何だお前は! ここで何をしている!」 「いや、それこっちの台詞……」  頭が混乱している俺にかわり、ピザ男がずいと前に出て女どもを睨み付けた。 「おれ達は警察委託の仮面ライダーと、警視庁の刑事だっ! お前達は何者だぁ!」 「ふん、我らブラックレディースを知らんとは。日本の警察はとことん間抜けだな」  ブラックレディース……さっきは資料をよく読まなかったので詳細は知らんが、まさか現物に会うとは。  物珍しさも手伝ってジロジロ見ている内に、俺は妙な事に気がついた。  彼女らの持っているのは、自衛隊の89式小銃だ。ところどころ血がついている。 「……ピザ男、下がってろ」 264 :名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 05:52:42 ID:TA43nhmw ああ〜もう俺のバカ! また戦闘シーン手前で止まっちまった! というか坂下vsBLなんて、異種格闘技すぎてアイデア尽きました。 わずかに残った触手で『女王蜂大往生』発動させてエロく屠るかッ? それともハンドキャノンで銃撃戦に持ち込むかッ? スレのみんな、オラにアイデアをわけてくれーッ!! 265 :タイツ:2007/02/21(水) 13:45:06 ID:Flf/T4JN >>264 ハットリ君のAAが出たときは何かと思ったww こんな時こそネットでネタを拾うんだッ! イミフだ!痛いニュースだ!神速だ!ニュー速だ!アッー! 266 :名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 16:18:48 ID:6zsRaqOK 追い詰められたとこへダークキッドが颯爽と登場・・・!に一票 267 :タイツ:2007/02/21(水) 16:45:13 ID:Flf/T4JN 桃色の光はしばらく名残惜しげに風もない部屋の中をゆっくり漂い続けたが、やがて地面に溶け込むように落ち。消滅した。 気づけば、あれだけ部屋に巻き散らかされたタイツの白濁色のエキスも今はスッカリ消えてしまっている。 全ては夢か幻だったのか。あのラタとスクという名の若い娘の存在すらも、今生きている者の記憶の一部に成り果てようとしている。 …しばらくの沈黙。その中でタイツはごそごそと露出したブツを収めにかかっている。クリスタトスはタバコを吸っている。 「可愛がってた子猫ちゃんにしては随分とあっさり切り捨てたな」とタイツが彼女に言う……返答はない。白い煙だけが漂う。 "その子猫ちゃんを葬った張本人が何を言うか"とミユキは思った。しかもやり方が最低で最悪。 スムーズにブツを仕舞い終えたタイツはクリスタトスに向き直った。いつでも相手になるぜ、と仁王立ちで構える。 「別に切り捨てたワケじゃないわ。それに、あのコたちは十分"役に立ってくれたわ"…」 そう言いながら頬を掻くクリスタトス。掻いた辺り――左の頬の傍には黒い眼帯がある。妙に意味ありげな動作だった。 「スカした姿勢もここまでだぜ。次はオマエをSATSUGAIしてくれるわ〜!…っと!?」 威勢良く飛びかかろうとしたタイツだが寸前で踏みとどまった!彼女の袖口がホンの少し蠢いたのだ。 直後、何かがそこから矢のように飛び出して一直線にタイツに向かう。が、タイツの腕も動く!……ぱしっ。 ミユキには一瞬、タイツの腕の動きが見えなかった。それほどまでに彼は速い。 その手には見覚えのある金属質の蛇が掴まれている。手からはみ出した銀色の尻尾が滑らかにくねる。 放った狩人を掴まれたを見たクリスタトスは「あら」と残念そうな声を上げたが表情は変わらない。 タイツは不適に微笑んで"ハンタースネイク"をぐしゃりと握り潰す。蛇はその瞬間ビクリと痙攣し、動かなくなった。 「こんな小細工は通用しないぜッ!」 残骸を投げ捨て、自信満々で胸を張るタイツ。クリスタトスはすぐさま次の手を打つ。 両腕を同時に前に突き出す"前ならえ"の姿勢。その2つの袖口から、今度は尺の長いナイフが飛び出た。 マグロ解体用の包丁を思わせる刀に似た暗器が振るわれる腕からから数本立て続けに投擲される。 当たれば串刺しは逃れられない。タイツの冒険はここで終わってしまう!死神が笑うビジュアルが登場する! …だが、それらがタイツの身体を切り裂く前に、彼の手によって目にも留まらぬ速さで叩き落とされた。激しい衝撃音が響く! 刃を直に素手で打ったにもかかわらず、その手はまったく傷ついていない。速さだけでなく、硬さも相当なものだ。 「危ないな。どうやって隠し持ってたんだよ…」 叩き落した大型ナイフからクリスタトスに目線を戻すと、またナイフを持っている。左手に一本。普通の大きさだ。 「ふふ。女には秘密がたぁくさんあるものよ―――このナイフみたいに、ね」 不適に微笑むクリスタトスがそう言いながら手元を動かした。瞬間、小さい作動音とともにその刃が丸ごと飛んでくる! タイツはその仕掛けに怯まずに拳で刃の横っ面を打撃。刃は煎餅のようにバキンと砕けた。だがタイツは一瞥もくれず、 そのまま彼女に猛然と突っ込む。握り締めた拳をそのままに、クリスタトスの胸めがけて一直線に突進する。 「どりゃー!一・撃・必・殺・ッ!漫画なら大ゴマの4隅にそうでっかいフォントで書かれるくらいのICHIGEKIをお見舞いしてくれる!」 怒号と共に腕を振るう!この一撃に全てをぶっかけ…じゃなくて、賭けるタイツ! しかし、突っ込んできたのは彼女も同じ――飛び道具を追いかける格ゲーの基本スタイルをとってクリスタトスが迫る! 268 :名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 16:47:49 ID:Flf/T4JN タイツとクリスタトス、両者が真正面からぶつかり合う! 体格的には前者の方が遥かに有利。クリスタトスは大柄だが鍛えてあるようには見えない。筋肉隆々のタイツには所詮及ばない。 だが彼女は肩からタイツに当たりに行く。一瞬、また暗器を隠し持ってるのでは、と思ったタイツだが、彼女は普通に攻めてきた。 初手はタックルの姿勢から腕を大きく振り上げる手刀。弧を描くその"太刀"は切れ味が良さそうだ…タイツは回避を選んだ! 「接近戦を挑んでくるとは予想GUYだぜ…っと、アンタはおにゃのこだったな」 「女は奥が深いものよ。浅ましいヒーローさん――今こそ"血風"の2つ名の意味を教えて上げましょう…」 ぞっとするような声音で告げるクリスタトス。羽織ったトレンチコートが大きく翻り、裾がタイツに向かってくる。 先の手刀と同様、まるで刃のように襲い来る。目くらましでないと察したタイツは身に降りかかるコートを大きく避けた。 …追撃は続く。勢いよく身体を回転させるクリスタトスの足元で「カチン!」という硬い金属質の音が鳴る。 次の瞬間、回し蹴りがタイツの首〜顔めがけて繰り出される。その靴の踵の辺りに銀色に光る尖った何か…仕込みナイフだ! 今度は避けずに腕で(刃の付いた部分を避けつつ)足の一撃を受けて流す。大した衝撃はなく、割と非力だ。 ……更に連続攻撃。タイツの喉を水平に切り裂かんとする手刀。さすがに喉で手を受けるわけにはいかない。 正確に見切って軽く上体を引き、先端を避ける。立て続けにもう一方の手が襲い来るが、今度は振るわれる途中で突きに変じた。 真っ直ぐタイツの心の臓を抉らんとする槍の如き一撃を更に身を捻って回避するタイツ。 刹那、彼女の手が突きから更に変わって薙ぎ払うように振り切られたが、タイツの回避の前に虚しく空を切った。 ――どうやら彼女の攻撃は"斬る"ことを目的としたものらしい。それなりに速度はあるが力がない。 だが速度だけは、ある。攻め方を分析する間にもコートの裾が馬鹿でかい刃となって振るわれる。 よく見ると、裾の縁一面に複数の刃がずらりと並んでいるのが見える…スカートカッターだ!当たれば当然、身を裂かれる! それも何なく避けるタイツ!だが、反撃する暇も与えず次の蹴りがローリング・ソバットとなって放たれる。勿論、刃付きだ。 前例に倣ってそのスネの辺りに腕を当てて対応するタイツ。力強く来た方向へ押し返す! 足を返された反動でよろめくクリスタトス。だが、反動で動くのかは彼女だけではない、コートも派手に翻る。 その軌道は内部に刃がびっしり刃のように並んでいる重みでぶれることなく綺麗な半円を描いて翻る。非常に性質(たち)が悪い。 危うく顔を真っ二つにされそうになったタイツはここで初めて慌てて回避した…だが、完全に避けきれず、肩を裂かれる。 浅く切られただけだが、傷口からは見る見るうちに血が滲み、確かにダメージとなってタイツの脳に刺激が伝達する! 「げっ!わりと痛ぇっ!」 「ふふ、このまま…血祭りにあげてあげようかしらぁ…」 タイツの肩口を見て僅かに興奮した様子でクリスタトスが不気味な笑みを浮かべた。 269 :名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 16:49:58 ID:Flf/T4JN クリスタトスの連続攻撃は傍目からすれば独楽の様に見える。 手刀・足・マントが代わる代(が)わるタイツへ突きつけられる。それを全て捌くタイツ。その2人を壁際で見るミユキたち。 「あれを相手にするのはゴメンだわ。あの女の刃にかかれば血を纏った風が舞い、相手は死ぬ…ってわけ?」 目の前でギュンギュン勢いを増して展開される攻めを見てミユキが身震いする。 さほど広くない室内でも2人は巧く立ち回り、決して壁際に追い詰められることはない。2人して器用に動き、螺旋を描く。 ブロフェルドは黙って2人の様子を見つめている。指先で長く垂らした灰色の髪を弄りながら真剣な表情で見入っている。 もし彼女がクリスタトスの相手なら、接近戦に付き合わず飛び道具で攻めるだろうか、とミユキは思った。 そんな見物人を他所に、タイツとクリスタトスの攻防戦は続く――… 「ちっ!意外と…やるなッ!」 そう苦しげに言いながら全く呼吸が乱れてないタイツ。彼は一撃必殺の時を待っている。 迂闊に手を出しては腕を落とされ足を裂かれ首を切られる。常に前方は刃の嵐だ。手数は多くは踏めない。一発で決めねば… 「まだまだこれからよ。まだまだ…まだまだまだまだ……ふふふふふ…」 タイツの狙いに気付いているのかいないのか、判然としないクリスタトスの顔にも汗一つ浮かんでいない。 激しい動きを絶え間なく続けているにもかかわらず、平気の平左だ。タイツが倒れるまで、何度でも試みを繰り返す… だが、同じことを繰り返すばかりが能ではない。彼女のスタイルはあくまで…暗器だ。 「フュッ!」…攻めの合間に細かい何かがクリスタトスの口元から放たれる!銀色に光る、数本の短い線?―――毒針ッ! 「うおっ!?」気付いたタイツは慌てて顔を背け、手の平で小さな針を受ける。次々に刺さる針。だがあまり痛くはない。 眼を潰しにかかったそれらは手で受け止められることで大した被害はならなかった。安心と焦りがタイツの心に生じる。 だがその安心を破り焦りを助長するクリスタトスのナイフ攻撃!タイツは再び刃を粉砕せんと拳を横から振るう。 豪腕が鞭のようにしなって黒い刃を打ち砕く寸前で、その刃が小さな作動音とともに"飛んだ"!スペツナズナイフだ! しれでもタイツは冷静に対応する。筋肉の鞭は再び波打ち、飛んできたナイフの先端を地面に叩き落した。 クリスタトスは柄を脇に捨てて回し蹴り・スカートカッターを連続して繰り出してけん制してくる。 彼女の靴には前後(爪先と踵)に刃が備わっていたがタイツの身体を切るには至らない。大きく振り回されるカッターも大外れだ。 回転するクリスタトスの体。その際にがら空きになった茶色いコートの背中…そこに、タイツは勝機を見出した! 「今だ砕ッ!」奇襲でないので叫んでもOK牧場な台詞を張り上げてタイツが今、必殺の『ギャラクティカなんとか』を放つ! 肉の腕は大筒と化し、鋼の拳が唸りを上げる!その前には、クリスタトスの細い背中などベニヤ板の如く砕かれることだろう… そして数瞬後に、狙い通りタイツの拳がコートの背を打ち…服越しに彼女の肉の壁と骨を砕――かなかった! "ボフッ"という柔らかく曖昧な衝撃。それが彼女"抜き"のコートを撃ってしまったということだと…タイツは即座に察知した。 はっとなった時には、コートの背を越え、レディースーツ姿のクリスタトスが高々と跳び上がっていた! 270 :名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 16:52:16 ID:Flf/T4JN まるでスローモーションのような光景。いつの間にか刃が仕舞われていたクリスタトスの革靴がタイツの膝を踏む。 その反動でより高く跳ぶ。タイツが見上げた彼女の顔は喜びに満ち満ちている。 彼女の両腕の先には大きな銀色の鉤爪が飛び出ている。スーツの袖を突き破って生えた獰猛な刃を備えた腕を広げた姿は 猛禽類のような恐ろしさと美しさを内包している。だが、見惚れている暇はない――― 鋭い爪、いや…凶器の宿った羽無き翼が閉じられる瞬間、僅かに歪んだクリスタトスの笑顔には…途方もない狂気が宿っている。 「死ね」とも言わず、笑い声も上げず、静かに、だが神速で左右からタイツを分断せんと迫り来る銀の翼。 その脅威を前にタイツは…その場を動かない。戦慄や恐怖で臆しているのではない。時は、満ちたのだ。 クリスタトスは笑っている。ホンの少し…先の歪みとは別の変化があった。跳んだ反動で広がる灰色の髪の裏で、 隠された左の黒い眼帯がずれた。だがそれだけだ。別段、気にすることもない変化だった。 タイツはその場で力を僅かに溜めると… 「覇ッ!」――自らも両腕を振り上げた。その姿は翼というよりは戦斧を勇ましく振るう姿に近い。 バギィン!……ひどく険しい破砕音。少なくとも、肉の腕が砕ける音では、ない。 「ぎっ!?」 ここで、初めてクリスタトスが悲鳴らしい悲鳴を上げた。笑顔は笑ったまま苦痛に歪み、滑稽な表情を成す。 その両腕は、脆くも粉砕されていた。銀の翼はキラキラと淡い反射光を輝かせながら舞い散り、それに朱が混じる。 彼女の白い手もまた、斧でかち割られて細い指があらぬ方向へ曲がっている。爪が割れて血が流れて飛ぶ。 …それほどのダメージを与えてもなお、タイツの迎撃は収まらない。左右双方の鉤爪を討った豪腕はそのまま静かに身体の中心へと 収束して、2つの斧は一つになる。唯一つの"一撃"と、化す。手の表面がタイツ越しに赤くなるほど強く握られる拳! その両の拳が超必を表す眩い閃光を"キラーン"と放つ!狙いは一点。クリスタトスの右胸。すなわちオッパイ! 腕が砕かれた痛みと衝撃で動けないクリスタトス…狂える瞳はなお狂喜している。その異相を、タイツは真正面から睨みつける! 『風殺―――金剛拳ッッ!!!』 …嗚呼、なんというデビルリバース。触れただけで即死もの。これは間違いなく最終判決懲役200年。 実は『神・砂・嵐ッ!』とどっちか迷ったんだがサイレント・マジョリティを考慮した。意味は各自辞書を引いて確かめてくれ。 …轟!と放たれた拳が風を呼び、スクリュー気味に回転しながらクリスタトスに向かう。 その風は局地的な死の竜巻と化して場を荒らす。その勢いでコートや血が舞い上がった! 避ける術も防ぐ手段も無く、全くの無防備でその制裁を一身に受け止めるクリスタトス! ドン!とタイツの拳がクリスタトスの胸に狙い通りぶつかる激しい衝突音が辺りに響いた! 一撃をまともに浴びた彼女の右胸は蹴られたサッカーボールのように大きく内部に向けて凹む。その中をも巻き込んで… 「――がはっ!」派手に血を吐くクリスタトス。砕かれたのは胸だけではない。彼女の身体は、たった一撃で貫かれたのだ。 そしてしばらく、彼女の身体はタイツの突き出された両腕で刺し貫かれたかのように中空に留まっていた。 271 :名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 16:54:15 ID:Flf/T4JN …先ほどまでの戦いから一転。静寂が灰色の室内を支配する。ミユキもブロフェルドも思わず息を呑む。 その眼前で、タイツがクリスタトスを宙吊りにしていた腕を収めた。力なく落下するクリスタトスの肢体。 タイツの起こした風で"バサッ"と舞い上がったコートも、そのまま地面に落ちてカッターの仕込まれた部分が耳障りな衝撃音を立てる。 それと同時に、両翼をへし折られたクリスタトスの惨めな身体が床に落ちて弾力のある音を上げた。 「がはっ…はっ……はがぁッ……」 叩きつけられた彼女はその場で転がって傷みに身をよじらせた…タイツの勝利が確定した瞬間だった。 クリスタトスはそれまでの姿勢が嘘のように身を丸くし、直撃を受けた胸に手をやる。だが、そこに元の膨らみは存在しない。 大きく穿たれた穴。あまりの威力に変形して戻らなくなった右胸からは血液が止め処なく漏れ出て灰色の床を朱に染める。 「は…はっ……はははははははッ……ッ」 それでも、この女は不適に笑う。時折、笑うとともに身体が痙攣してその弾みで口の端から血が流れ出る。 ミユキはその様にゾッとなって隣にいるブロフェルドの袖を掴んだ。彼女はそのミユキの手に己が手を添える。 タイツも不気味に思ってクリスタトスを見つめる。必殺の一撃をぶつけて、これ以上の攻撃が必要とは思えないが油断はしない。 「なにが可笑しい。思いっきり迎撃されて壊れたか?」 「は…はばッ……あははははは……痛い。いたぁい。あははははは………」 寝返りを打って大の字で仰向けになり笑い続けるクリスタトスはどう見ても狂っている。 灰色の髪は大きく乱れ、元あった美しさはすっかり失われている。その傍で、眼帯が静かに外れて落ちた… 「!」タイツは初めて露わになった彼女の左眼を見てギョッとした。その左眼は、右の黒とはまるで違う"金色"だった。 「あはははは…痛い……ほんとぉに……あは……はははぁ……」 じょじょに勢いを失う彼女には、負けたことに対する感慨などまるで感じられない。淡々と笑い、自身の苦痛を嘆き続ける。 その眼に涙が浮かぶ。が、涙は彼女の右目からしか流れなかった。左の金色の眼は無感情に上――天上を見つめている。 「…おい」 奇妙に思いつつ恐る恐る声をかけるタイツ。もしこのままずっと笑い続けてるのならトドメでもさしてやろうか、と思っている。 が、その必要はないようだ。勢いを失くしたクリスタトスの笑みは、傍にいるタイツの耳にも届かなくなるほど小さく萎んでいく。 (そろそろ逝くか?…結局コイツ抱いてないなぁ) そんなことを考える。流石の変態タイツでも血塗れで瀕死の女幹部に方天戟をブチ込む趣味はない。 女戦闘員を自慢のエクスカリ棒(バー)で逝かせるのは望むところだが、犯ってる内に素で死ぬとかは引く。微妙なラインだった。 その耳に密やかな声が届く。弱弱しいが確かに、眼下の女の声だ。彼女は無事な方の乳房を左手で掴みながら呟く。 「……ふふふ……死ぬの……私。……でも………楽しみは―――……………っ……」 台詞を最後まで言い切ることなく、クリスタトスの唇の動きが停止する。流れていた涙も止まる。 左胸を揉んでいた手に力が無くなり、その場にパサッと落ちた。 …それっきりクリスタトスは動かなくなった。 遂に生命活動を止めたかとタイツが思った直後、彼女の見開かれたままの瞳の、その左眼が突如"蠢いて"露出した。 「―――なんだぁ?」 不気味な光景に思わず後退するタイツ。クリスタトスはどう見ても死んでいる。金の瞳の眼球だけが独りでに動いているのだ。 その眼は彼女の目蓋を抜けて顔から降りると、3本の足を生やして逃げていく…よく見ると、それは金細工の施された金属の足だ。 「ひゃあっ!」 目玉が"キャリアー"に運び去られる姿を前にしたミユキは短い悲鳴を上げて飛び上がった。 足付き目玉はそのまま、ブロフェルド乱入時に扉が消し飛んだ出入り口へゴキブリのような動きで向かい、廊下の闇に消えていった… 272 :タイツ:2007/02/21(水) 16:56:42 ID:Flf/T4JN クリスタトス戦終了。まだまだ続くぜ! >>270で改行の限界に挑戦したが、結構入るね〜。 273 :名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 17:08:56 ID:qATKytqO リアルタイムキタ━━(゚∀゚)━━!! クリ姉さんとの激闘GJ! 反撃必殺で一撃死ってあたりが激萌え、むしろ激燃え。 セリフのエロさかっこよさがたまらんかったです。フォーエバー・クリスタトス。 ちなみに改行は60行まで行けたはず。 >>264 ざんねん! さかしたのぼうけんはここでおわってしまった!! …ごめん嘘w 274 :名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 19:33:03 ID:TA43nhmw 新作だー新作だー(゚∀゚) すさまじい戦闘描写がまさにバトルものの醍醐味を十二分に味あわせてくれます。 手に汗握るとはこのことかッ! しかし左目のオヤジならぬ本体は、何か策があって逃げているのだろうか…… あ、皆さんいろいろアイデアddです。 色々と織り交ぜて考えます。 275 :名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 15:51:26 ID:gVC3w6AI タイツがマトモなガチバトルしとるゥーーーーー!? 276 :名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 00:50:11 ID:yteWNg53 >>273 60行!そんなに入るのか…(孤独のグルメ風味) >>274 これでも>>243の激闘の末の"乳にキック"には遠く及ばないぜ!オッパイは女の人の弱点らしいですだよ。 目玉はちゃんとある場所へ向かって逃げてるんで無問題(もーまんたい) つーか、まとめの人に怖がられた orz >>275 タイツはエロくもエグくも闘えるオールマイティーなヒーロー(?)なんだぜ!だぜ! 次の次(!?)あたりでまた"お馬鹿な方向"に走ってるのでお楽しみにw 277 :名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 09:28:03 ID:7rtfylAo とにかくタイツ仮面は最高だぜwww 278 :タイツ:2007/02/24(土) 19:25:28 ID:69mjtZw7 「き、気色悪ぅ〜。なんなのよあれ〜」 "走る目玉"の逃走を見送った後にミユキがボソッと文句を垂れながらタイツの方に近寄る。 傍にいるのは2人分の死体だけ。ラタとスクは欠片も残っていない。他に誰かが出てくる様子もないので少し安心している。 「それにしてもアンタ、今回は"割と"真面目に敵をやっつけたじゃない」 珍しく感心した風なミユキ。タイツが倒したクリスタトスの遺体を見下ろす。 彼女の顔は『某SPACE ADVENTURE』で出るような隻眼と化しており、左の目玉が抜け出たのが事実であることを物語っていた。 タイツもその死に顔をチラリと見た後、ミユキとブロフェルドに向かって仁王立ちになってこう答えた。 「いつも言ってるだろうが…(ビシッ!)俺は昼夜問わず女戦士を屠る正義の味方!(ギュイーン!)タイツ仮面!(ジャキイィーン!)」 派手だがとびきり安っぽい効果音(SE)を上げながらタイツがポーズを取って叫ぶ。音の出所は不明。 そういえば以前採石場で"氷牙の剣"をあっさり屠ってたっけ。ミユキは記憶の片隅からそんな事を思い出した。 タイツはその場で"美食戦隊 薔薇野郎"のプレイヤーみたいにコロコロとポーズを変えて悦に浸っている。 そんな彼を前にミユキは「はいはい」と適当に返してうな垂れるしかなかった。付き合いきれないぜ…と呆れた、次の瞬間っ! 「ア…アバババババババ!!アーーバババババババババババッッ!!!!」 突然、彼らの後ろから物凄いだみ声での笑い声が響いてきた――そこには死体しかいないはず。ミユキはそう思っていた。 「アバババ……アーッババババババ!!!」 それは地の底から這い寄る怪物の挙げるような、およそ人のものとは思えぬ奇声だ。それを聴いてブロフェルドが驚愕する。 「! ス、スカラマンガ!」 彼女の視線を追ってミユキとタイツが振り返った先には――全身が自身の鮮血で紅く染まった年若い女が立っていた。 脚は内股になり、膝がガクガクと笑っている。体の各所が小刻みに震え、血を垂れ流している。 血はクリスタトスの暗器によって内部を食い荒らされた背中と首、それ以外にも鼻や口などを伝ってボタボタと漏れ出る。 その姿は…どう見ても死体だ。だがその紅く染まった目がギラギラと物騒に輝き"それ"が生きていることを如実に表している。 「アハ!アバ!アバハバハバハハハハ!」 何が可笑しいのか、それとも既に発狂しているのか、血にまみれたスカラマンガは笑い続ける。 目は双眸とも真っ赤で、血が凝固して出来ているのでは…と思えるほどに異様だ。もちろん、笑うごとに血が吐き出されていく。 ブロフェルドは無駄だと知りつつも彼女を止めようと呼びかけた。 「スカラマンガ、それ以上動いては―――…」 「だ、だば…だばば…黙(だば)れェ!あた、あたたた、アタシにに、指図(ざじず)じないでぇぇ!」 姉妹の声を遮って辛うじて『言葉』らしく聞こえるものを発し続ける喉。大穴が開いて、とうに使い物にならなくなっているはず。 ミユキはそのおぞましく足掻く姿を見て彼女達が『兵器』と呼ばれる所以を垣間見た気がして寒気を覚えた。 「バ!ババ!バッガ!バッカぢゃないの!アンダラ…勝(が)てたづもりになっでるなんでで……ェェ…」 「! どういうこった!?」 タイツはミユキと違って臆する様子もない。いつでもこの死に損ないを地獄に返送する気でいる。 それでもスカラマンガは気にする風もない。否。そんな余裕などないのだ。とにかく、目の前の連中に八つ当たりしたいだけなのだ。 「グ…グリズダドズは、まだぁ…死(ぢ)んでいない…」 「「!?」」 息を飲む2人。ブロフェルドだけが顔をしかめるだけでそれ以上の反応を示さなかった。知っている、という風だ。 タイツたちの足元には、確かにクリスタトスの体が横たわっているし、間違いなく死んでいる…2人は意味が分からなかった。 279 :名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 19:27:39 ID:69mjtZw7 おッ、オマエだぢは…このビルを出る前(ばえ)に、じ、じ、じじ……死(じ)ぬ…!あ、アバ、あばばばばばばば!」 天を仰ぐように鮮血に塗れた高笑いを発するスカラマンガのズタボロの裸身。その姿に正気は垣間見えないが、狂言とも思えない。 困惑するミユキと「ちくしょー、まだなんかネタがあるのか〜」とぼやくタイツ。それを見かねてブロフェルドが口を出そうとする。 だがスカラマンガが烈火の如き視線でそれを封じた。眼光は衰えておらず、今にも"再死"しそうな状態とは思えない程の迫力だ。 「ネネ、ネダバレはば、ダメだぞブロ姉ぇぇ〜グブブブブ…!お、オダノジミ(お楽しみ)ばは、ご・れ・が……ら……ッッ!!」 と、言いたい事を言い切った途端、遂に力尽きるかと思われた刹那、その裸身が真っ赤に燃え始めた! 「だあァーーーーーーーーーーーーッッ!!あーーーーっばばばばばばばぁーーーーっ!!」 「!? スカラマンガッ!止めなさいッ!!」 ブロフェルドが他の2人より一瞬早く彼女の動きを察したが、もうキレる所までキレてる姉妹は止められそうもない。 已む無くこの手で倒そうと手を振りかざす、その前に―――タイツの暑苦しい背中が無言でそれを制した! 「に、兄さん!そこを退いて下さい!そいつ殺せない!」 「ドサクサに紛れて古いネタを口走ってんじゃねぇ!好き勝手ほざきおって!俺はこいつみたいな頭パー子(死語)が好かんのだお!」 ビキビキ、タイツに包まれた頭の側面に音を立てて青白い血管が浮き出るのが見える。ミユキは悪寒に襲われた。 「黙(だば)れ変態(ベンダイ)ッ!!グリ姉にぶっ殺ざれる前ににィィィ……ッ……アダヂが焼ぎ尽くジデグレルルルルゥゥゥッ!!」 瀕死の身体に最後の火を灯すスカラマンガ。身体はこれで何度目かの"烈火"の如き赤みを帯び、人型の炎のように燃え上がる。 周りの空間がその高温によって揺らぎ、歪んでいく。陽炎が彼女のほっそりとした(凹凸のない貧相な)裸体を不確かなものにしていく。 「 変 ☆ 態 ☆ 上 ☆ 等 ☆ ! ! ! 」 それに対してタイツは筋肉を盛り上げ、不気味な裏声で「爆・肉・鋼・体ッ!」などと呟きながら肥大化した!…って、 「勃起しただけぢゃないの!この変人ッ!」 「魔王マーラ様!我に力ををををを!」 「無視かよッ!?」 「姉さん、無駄です。こうなったら兄さんは無敵です」 ―――この間のやり取り、僅か3秒。タイツは天を仰ぎ、陰茎の形をした神様に祈りを捧げる! 「あ、あば…やっば、あんだらバカだわ!!!あばばばばばばばばば!!ばばばばばばばばばああぁぁぁぁーーーーッッ!1!」 やり取りを見て呆れた笑み…らしき声を張り上げながら"烈火"のスカラマンガが襲いかかって来た! なりふり構わぬ突進。両腕を狂ったように振り回し走ってくる!その熱い肌は触れただけで皮や肉が蒸発する、だが―――― 「キチ○イ熊のAA(アスキーアート)でも貼ってろバカマンッ!!」 タイツは真正面からスカラマンガの小憎らしく、悪魔っ娘っぽい顔を左ストレートで殴りつけた―――! 左の拳は吸い込まれるように彼女の顔面にクリーンヒットし、彼女の発する高熱をあっさり無視して食い込んでいく! 「ブブッ……ッッ!?!?―――バッギャアア嗚呼アア嗚呼ァァァァッッッ!?!!」 顔面を粉砕されたスカラマンガは、常人には発音不可能な断末魔を挙げながら元来た方向…後方に吹っ飛んでいく。 そのままコンクリートの壁に頭から突っ込んでいって"グシャア!"と派手で汚らしい紅色の花火をぶち撒けた。 「ミクシィッ!!」と吼えたのを最期に上半身が粉々に砕け、彼女は今度こそ本当に地獄へ旅立った… ――"烈火"のスカラマンガ…タイツの黄金の左で身体をことごとく粉砕され、再起不能(リタイヤ) 280 :名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 19:28:43 ID:69mjtZw7 >>277 その一言で頑張れる俺がいるぜッ!    ∩___∩    | ノ      ヽ/⌒)  あばばばばばば   /⌒) (゚)   (゚) | .|  / /   ( _●_)  ミ/   ∩―−、 .(  ヽ  |∪|  /    / (゚) 、_ `ヽ  \    ヽノ /      /  ( ●  (゚) |つ   /      /      |  (入__,,ノ   ミ あびゃばあびゃあばばば  |       /       、 (_/    ノ  |  /\ \       \___ ノ゙ ─――、  | /    )  )       /\       _  ヽ  ∪    (  \    (⌒0 /\     ヽ (_ノ        \,,_)    `ヽノ   /  、   )O 281 :名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 09:03:59 ID:pIFwbJ+6 日曜の朝から結構なものを拝ませて頂きました。 死亡→HP1で復活→またやられる のフルコースとは。 こいつぁ縁起がいいぜ! タイツ仮面の進撃を阻むのは、もはや神でも仏でも無理ッ! そう、コーラを飲んだら月賦が出るくらい確実じゃッ! そして俺も頑張……うはwwwwまたサブマシンの電源はいらねwwww ざんねん! さかしたの原稿はここで\(^o^)/オワタwww ……書き直してきま〜す…… 入 。。。 282 :タイツ:2007/02/25(日) 15:09:09 ID:MsiMKCXw >>381 そこでシャドウゲイトを出しますかwwwご愁傷様です(-人-;) そういえば私も先月「ノートPCの液晶画面を割ってしまう」という事故をやりました('A`) まだ見えてる部分からなんとかデータを"視覚的に"見出し、なんとかして逃がして新PCに移し変えました。 見る見るうちに画面が崩れて得体の知れない液状っぽいのが画面を覆う惨状は恐ろしかったです…… 283 :名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 03:48:08 ID:T6mqcHAp >>282 誤爆? なにはともあれお疲れさんです。 284 :名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 09:17:04 ID:7SKvFT+D 安価ミスだろ。 タイツの人はアクションシーン好きなのかな。小説的というか漫画的な表現が多いね。 285 :ダークキッドvsブラックレディース:2007/02/28(水) 00:03:19 ID:ycLTmr6d 短編投下します。3レスほど、物語の時系列はいつか決めます。 286 :名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:07:04 ID:ycLTmr6d 「もっと、もっとよっ、ハァァッ」 細く長いモデルのような足をM字に開脚し、女が指でクチュクチュと音をたたせながら秘所を弄くっている。 整った顔をもの欲しそうに切なげに歪め、ひたすら自慰にふける女の名はヴァスナ。ブラックレディースの処刑官である。 彼女のオナペットは用済みとなり惨殺されていく捕虜、そして彼らの断末魔だった。 眼の前で繰り広げられる惨劇。彼女が考案し趣向をこらした処刑がアジトの地下室で毎夜連続しておこなわれている。 今日の犠牲者はいつもより多く四人。 一人はノコギリで四肢を切断された後、失血でショック死するまで放置された。 一人は水槽に落とされ、必死で強化ガラスを叩き割ろうと試みながらも溺れ死んだ。 一人は油を全身にかぶせられたあと、数百度の熱をもった鉄板の上で踊らされ焼け死んだ。 最後の一人は足を荒縄でくくられ二人の戦闘員に左右違う方向に引っ張られ、今まさに股を裂かれようとしていた。 ヴァスナは一人につき一回ずつ、まるで義務であるかのように絶頂に達していた。今日は三回イった計算になる。 「フゥンッ、ゆ、ゆっくりやるのよ。ジワジワと、ンンッ、私がイくのと  ハァァッ、同じくらいのスピードでねぇ、フヒィッ。わかってるでしょ、アァァッ」 あまりの興奮のため、喘ぎ声を混じらせながらもヴァスナは部下である黒いビキニスーツの戦闘員たちに指示を出す。 上級戦闘員の証である赤のビキニスーツを半脱ぎ状態で、自らの指で蜜壷をかきまわし、豊満な乳房を揉みしだく。 ブラックレディースは通常、V字に胸元が開いたボディスーツをコスチュームとしているが、 こういった特殊任務につく部署にはそれぞれ独自の衣装が与えられる。 処刑を主な任務とするヴァスナたちは露出度の高いビキニ、そして口元をマスクで隠しているのが特徴である。 この扇情的な格好は処刑される愚かな者たちへのブラッククィーンからのせめてもの慈悲だともいわれるが、 組織に所属する彼女たちでさえよくは知らない。 ただ、彼女たちの姿態をみて、死ぬ前の男たちは狂ったかのように勃起しながら逝くことは事実である。 「やめて、やめてくれぇ。何でもする、おまえたちのいうことは何でも聞くからぁぁぁぁぁっ」 三十半ばの、ヒゲも剃らず生やしたままの全裸男が反り返るほどに男根を勃起させたまま必死で命乞いをする。 股を裂こうとする二人の戦闘員はフフフッといやらしい笑みを浮かべ、聞くそぶりもみせない。 「いいのぉっ、もっと泣きなさい、もっと叫びなさい、もっともっとっ苦しんでぇぇぇっ、ハァァァンッ」 ヴァスナは男の必死の叫びが彼女の性的興奮をもたらすのか、 濡れそぼった陰部を突き出すかのような痴態を晒しつつ、ただただオナニーに没頭している。 287 :名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:13:45 ID:ycLTmr6d 地下の処刑室には死体を捨てるダストシュートがある。その金属蓋が音もたてずに開いた。 そばにいた幼さの残る童顔の戦闘員が瞬間的に吸い込まれるようにその中に消えた……しかし、誰も気付かない。 かわりに出てきたのは長髪の青年――BLの天敵、復讐の鬼ダークキッドであった。 ダークキッドは一瞬で状況を把握し、行動にうつる。 ……処刑室にはヴァスナ含め残り五人の戦闘員がいたが、彼女たちの命運は彼の登場によって完全に尽きた。 まずは疾風のごときスピードでダークキッドは一人目の犠牲者となる戦闘員へと近づいた。 彼の眼の前には、焼死した死体を片付けようと冷めた鉄板の上で前かがみになっていた戦闘員の肉感的なプリッとしたお尻が一つ。 ダークキッドは顔色一つ変えることなく、その尻の割れ目に喰いこんだTバックごと、腕から飛び出した刃をズブリと突き刺す。 「ヒギャッ」 そんな短い悲鳴が終わらないうちに死の刃は彼女の股間から胸までを裂く。 尻を突き出した格好で突っ伏すように絶命する戦闘員。 瞬間、無駄な動作一つなく跳躍したダークキッドが降り立ったのは、 水槽から溺死した死体を引き揚げようとしていた戦闘員の白く艶かしい背中であった。 「ヒャッ、落ちッ」 もちろん、戦闘員は蹴りにひとしいその勢いに耐えきれるはずもなく、ドブンッと死体とともに水槽の中へ。 ダークキッドは躊躇なく、金属の重い蓋を閉める。 水中に落ちた衝撃でビキニスーツがズレ、紫色の乳首をツンと勃起した大きな乳房があらわになる。 そのいやらしげな乳をたゆんたゆんと揺らしつつ、戦闘員は水の中でのたうち、もがき苦しんでいる。 次にダークキッドの標的となったのは男の左足につけた縄を引っ張っていた戦闘員であった。 このあたりで、やっと彼女たちも事態の急変に気付いたが、認識はできてもどうしようもないこともある。 一対一の戦闘では相手にもならないのに、不意をつかれたこの状況において彼女たちのなす術はなかった。 ダークキッドの腕に生えたバイオブレードが戦闘員の両腕を斬りおとす。 「アヒャァアッ、ヒャァァッ」 信じられないかのような悲鳴ともつかぬ驚きの声をあげながら、 とめどなく血が噴き出る腕の付け根をみせびらかすような動きをする戦闘員。 そんな彼女の狂態をみてもダークキッドはまったく躊躇しない。 ブゥンッ そんな空を切り裂く音とともに、 ダークキッドの拳が戦闘員の口元を隠すマスクを突き破ったかと思うと、そのまま彼女の美しい顔ごと頭部を粉砕した。 そのまま間髪いれずに残る最後の下級戦闘員にむかって疾走、横薙ぎに一閃。 それですべてが終わったかのように、きびすを返しオナニーの態勢のまま固まってしまっているヴァスナにむかって歩き出した。 「えっ、ちょっと……」 プツプツッ、胸と股間のビキニをつなぎとめていた布がちぎれ、爆乳といってもよいほどの大きな乳房がブルンッと揺れる、 瞬間、戦闘員の胸の下あたりに赤い筋が真横にできる。 しかし、彼女自身はその死の線を視認することはできなかった。 彼女が日頃から自慢していた天然Iカップの乳房で隠れてしまっていたのである。 「え、あれ?」 下半身が上手く動かせないと彼女が思った時にはすでにどんどんと身体の上と下がずれていき…… 自分の身体に何が起こったのか理解したときには、大量の血を出しながら天地がひっくり返っていた。 288 :名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:22:20 ID:ycLTmr6d 「ダ、ダ、ダ、ダークキッドッ」 ヴァスナは痴態はそのままに必死であとずさりしながら、死神の名前を叫ぶ。 彼女の顔にさっきまでのいやらしい表情はまったくなく、恐怖でひきつってしまっていた。 「ご名答。ああ、生きていて欲しかった男はすでにお前達にバラバラにされていたんでな。  おまえに聞きたいことはないし、命乞いなんて一切無駄だから安心して地獄に行け。  しかし、いつもいつも狂ってやがるとは思っていたが、こんなに胸くそ悪いのは久しぶりだよ」 「こ、こんな無抵抗の女を殺して、へ、平気なの。ね、ねぇ、そうっお金も身体も何もかもすべてあげるから」 「人の死ぬ様みてイってる外道を殺すなんて平気だし、  汚れた金も淫乱な牝ブタの身体も欲しくはない。  俺がもらうものは最初っから決まってる、おまえの命だ」 そう吐き捨てるように云うダークキッド。いつにも増して彼の瞳には怒りの炎が燃え上がっていた。 「ひ、ひぃぃぃっ」 情けない悲鳴をあげ、泣き叫びながらヴァスナは扉にむかって這い寄ろうとする。 そこには処刑官としての毅然とした態度も、上級戦闘員であることの矜持もなかった。 ダークキッドは淫汁で濡れたヴァスナの股間を片手でギュッときつく掴むとひょいと軽々と持ち上げた。 「いたっ、やめ、やめなさい、やめて、やめてぇぇぇぇっ」 二十七歳の誕生日。自分へのご褒美だと、一日で四人もの処刑をおこなったヴァスナは、 おのれのセミロングの髪を振り乱しながらイヤイヤと首を振る。 豊かな乳房も左右にブルブルッと卑猥に揺れ動くがダークキッドは動じない。 「おまえに対する処刑方法はすでに決まってる。斬られる痛みってのを少しくらい味わってから逝け」 「え、やめっ、許してっ、ひぃぃぃぃぃっ」 ダークキッドは空中に、天井スレスレにまでヴァスナを放り投げた。 「イヤァァァァァァァッ」 「ウォォッ」 両腕のバイオブレードがダークキッドの気合とともに彼女を切り刻む。 ヴァスナの美しくトップモデルのようなプロポーションの肉体が死神の手で見事に解体されていく…… ボトッボトッボトボトボトッ 数瞬後、ヴァスナは十数個の肉塊となって血に染まったコンクリートむきだしの地面に落ちた…… 「救出は失敗と……やれやれ。まぁ、おっさん、よかったな助かって。  ああ、感謝はしなくていい……っと、したくてもできないか……」 股を裂き殺されそうになった男は恐怖から解放されたためか、 それともダークキッドのあまりに一方的で圧倒的な暴力をみせつけられたためか、失禁しながら気絶していた。 「さて、と……じゃあ、あとはこの世に不必要なゴミの大掃除といこうか」 ダークキッドはブラックレディースのアジトを殲滅すべく処刑室の扉をバンッと開くと、 いまだ数十人のBLの戦闘員たちが潜伏している戦場へと飛び出して行った…… 「ゴボッゴボゴボッ……」 ダークキッドが部屋から出てちょうど一分後、 水槽の中で涙や小便を水の中に混じらせながら、酸素を渇望し、必死でのたうちまわっていた戦闘員がついに力尽きた。 白眼をむき、苦しみぬいた壮絶な顔のまま、先に自らが溺死させていた男と絡み合うかのように水面に浮かび上がる…… そして……やっとブラックレディースとダークキッドによって展開された惨殺空間に静けさがもどった―― 289 :名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:24:19 ID:ycLTmr6d 以上です。たまにはシンプルに「やられ」を、というコンセプトで書きました。 290 :名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 01:03:31 ID:Q/OkBG1X なんという濃密な短編!乙です!!! 291 :名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 02:02:39 ID:XLuH6ctE 最初に悪逆非道ぶりを見せて、その後に無様な死に様を描く! やはりクレイさんはツボを押さえるのが巧いね。乙! 292 :名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 04:02:03 ID:+azt2tqA クレイさん乙GJッ! 短文のうちにこんなにやられを見せて貰えるとは、やはり本家はすごい。 殺して殺して殺しまくるダークキッドは本当にこのスレのヒーローです。 293 :名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 00:47:35 ID:aBJjXhZ+ 無惨にやられるエロいお姉さんたちをみると、 そのもったいなさからか、むしょうに生前の彼女たちのセックスシーンとかがみたくなってしまう。 けど、彼女たちが最後には屠られるという前提があっての萌えなので、 悪の女とHスレではスレ違いになる気がするし、こっちでも微妙な気もする。 294 :名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 14:38:39 ID:kbd/V+7V >>243の 女対女バトルシーン収録完全版 ttp://www.youtube.com/watch?v=cOWi00Gr-7I&mode=related&search= 迫力は最高峰。 295 :名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 15:00:47 ID:0DYBnwqM >>243 >>294 殴って蹴って倒す不殺型のSS書いてみようかな…… あんまり文章書くの得意じゃないけど 296 :名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 01:55:34 ID:zYdTPN4i >>293 同じく。むしろ、女戦士が「明日から大変だから」といってHしてるのは脳内ではオレだったりするw で、死に際にオレの名前を叫ぶの。あ〜かわいそ。 あと、リンチのスレで見たことあるんだけどボコボコにされた子を助けて結果的に付き合うことになったという・・・ 女戦士にそれを当てはめて萌えたり。 こういうことってどこに書いたらいいのか分からない。 297 :名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 02:35:24 ID:Fqo6USvC >>296 前者の屠られること決まっている悪女のHはここで書いた方がいい気がする。 ただ、後者の悪の女がボコボコにされてるのを助けて仲良くなるっていうのならあっちのスレで好まれるだろう。 ところでさ。このスレは悪女が屠られることでハァハァして、 あっちはもったいないといってHするのが主なわけだ。どちらとも悪女を愛でていることには違いないよな。 では、悪女に萌えをまったく感じない連中は彼女たちが正義男に屠られるシチュを マンガやアニメ、特撮で読んだり、観たりした時、何を考えているんだろうな。 悪の女なんか萌えないし、死んでも構わないと軽く流すのか。 それか生きていても害しかない悪の女が死んで正義が勝ったことにスカッとするのか。 少なくとも悪女萌えの人が持つモヤモヤした感情はないんだよな。どう思う? 298 :名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 08:58:43 ID:GzdjUIXu >>296 応援するぜー。 ボコボコにされてる悪女を助けるってことは、 『イヤボーン悪女』という新ジャンルが誕生するかもしれんよ。 >>297 色んなファンサイトとか見ても、大方はヒロインばっかマンセーして 敵女はスルーしてるよな(`Д´) 奴らは基本的に俺達と違って頭脳がまn…… いや、感情的に書くと荒れるからやめとこう。 299 :名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 17:39:03 ID:kfWvInoD >>267 俺は勿体ないなーと思いつつ屠られるのを楽しみにしてるw ふたばの"二次元実況"風に言うと「貴重なマ○コが…」だな。 シーネ派とスンナ派の間にすら溝があるというのに、その埒外の事を見据えるなどなんと難しいことよ… 某18禁ゲーの敵女をヒロイン化する計画を密かに考えてる馬鹿な俺。 だがローゼンメイデンをアニメ版で銀様マンセー作品にしてしまった制作スタッフと 同じ事をしているに過ぎないのでは、と思えてきて自己嫌悪中('A`) 300 :名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:03:48 ID:Fqo6USvC >>299 300get! 敵女をヒロインにすると屠られない矛盾w エロゲに敵女悪女がいっぱい登場して欲しいが、 やられちゃうようなあくまで脇役じゃないと、このスレ向きにはならないんだよな。 結局戦う変身ヒロインゲーのおこぼれみたいに登場するくらいが関の山みたいな・・・・ 理想としては変身ヒーローvs悪女軍団で屠ることもHすることもできますってゲームが俺はいい。 「貴重なマ○コが…」で思い出したが二年前のルパン三世で、 ブラッディエンジェルスのザコたちがやられたり捕まえられたりしたとき、確か実況でそれが連呼されてたw。