■このスレッドのQRコード■ Powered by QRかきこ ■掲示板に戻る■ 関連ページ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50 【サド】悪の女とH 3【マゾ】 1 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/20(火) 19:24:25 ID:dZ07qg9u いじめが大好きな女子高生から残虐非道の悪の女幹部まで。 悪の女を捕まえたり、悪の女に捕まったり、時には悪の女とラブロマンス! とにかく「悪の女とH」が基本コンセプトのスレです。 ・創作/二次創作、どちらも歓迎。ただし実在人物はNG。 ・「やられ」・「グロ」表現が多少なりともある場合は投下前に注意書きをしましょう。   (悪の女が死んじゃう場合は下記に該当スレがありますのでそちらに投下しましょう) ・雑談や感想レスなど、書き手が投下しやすい環境を心がけましょう。 ◆前スレ  【つかまえて】悪の女とH 2【つかまえられて】   http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162820600/ ◆関連スレ  悪の女をつかまえて INエロゲ板   http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1152888591/  【戦闘】悪の女戦士を屠るスレ 3【やられ】   http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164572421/l50           悪の女を屠るのがメインの場合はこちらに(やられ・グロ表現があるので注意!) ◆悪の女を捕まえてスレ まとめblog (保管庫)  http://marrymeakujo.blog74.fc2.com/ 2 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/20(火) 19:26:21 ID:en7HIJNJ 2Get 乙 3 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/20(火) 19:26:32 ID:hbZDCZc8 乙ー 4 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/20(火) 19:27:47 ID:BDhrrdWH 死の4番 悪にはふさわしいな get 5 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/20(火) 19:45:33 ID:VrR95I32 1乙 6 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/20(火) 20:11:55 ID:/QQnwH/M 初代スレがないね 7 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:26:41 ID:6DY+xvKU 乙でーす 宣言通り投下です。以降14レスほど消費ですww 8 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:30:06 ID:6DY+xvKU 1 ∞ ∞ ∞ 永遠の美貌。 それを手に入れる為ならば、私はどんな犠牲も払おう。 綺麗だと? ふんっ、戯言だな。 誉め言葉など必要ない。 私が望むのは永遠に続く美貌、それだけだ……。 ふふっ、今日も満月の夜に悲鳴が鳴り響く。 ああ、ゾクゾクする。さあ、お前も私の美貌を保つ糧となるがいい……。 リアリスト・サイバーゲーム wolf woman dream in "oroti" 血の匂いがする。 爪に染み付いたこの匂いが、私を高い場所に運んでくれる。 満月の夜、この身に起こる高揚感。この心を支配する獣の本能。 「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 月の光を浴びた美しい私の姿を見て、ゴミ共が上げる悲鳴が心地良く感じる。 「ふふっ」 その悲鳴を聞いて、命を奪い去るこの瞬間。赤い光を浴びるこの瞬間。 ふふっ、ふふふっ、この快感が堪らない。 堪らない……。 「誰だ?」 足音が聞えて、私は仰向け寝ていた体を起こす。 「血を見るのが好きね、楽しい?」 漆黒の翼。それは鴉の持つ羽に似て、その妖艶さを際立たせる。 胸だけを隠す黒皮の布は、その大きな胸をしっかりとは包んでいない。 私と同じミニスカートだが、太腿から下は黒のレザーブーツ。 嫌な匂いだ、鳥の匂いなど嗅ぎたくもない。 「そんなに怖い顔しないでよ、同じ幹部でしょ?」 ウェーブした前髪、後束ねた一筋の髪が揺れ、私の心を苛立たせる。 四幹部の一人、バードウーマン。 「ふんっ、気安く話し掛けるな」 「それはないでしょう? もう少し仲良くして欲しいわね」 私は爪の血を振り払いながら、声を掛けてきたバードウーマンの隣に並ぶ。 そして、私が横を通り過ぎた時、その声は聞こえる。 「ボスから指令、"本部に戻れ"だそうよ」 「通信では駄目なのか?」 振り向いた私は、一瞬驚いた顔をしてしまった。 もっと早く言うべき事柄だ。少し間を置くのがこの女の悪い癖だ。 「クスクスッ、面白い顔ね」 「貴様、引き裂かれたいのか?」 何時も私の揚げ足を取ろうと目論む。まったく、いい気分が台無しだ。 「確かに伝え…」 「ううっ…」 バードウーマンが最初に反応して声を止める。 一人生きていたか……。 肩から血を流した男が、助けを求めるようにバードウーマンを見ていた。 「助けてくれ、頼む」 「可哀想に、随分と苦しそうね?」 馬鹿な奴だ、その女の姿を良く見ろ。 哀れみの視線を送り、優しく微笑んだその瞬間、お前は死ぬと言うのに……。 ゴキンッ……。 「がっ…」 男が声を詰まらせ、地面に体を落とすのが見える。 「クスクスッ…楽になって良かったわね…」 ボールを持つように空中を仰いでいたバードウーマンの両手が、物足りなそうに何度も手 を握り直す。 優しい微笑み。冷たい視線。骨の軋む音が、この女の何よりのご馳走。 バサッ……バサッ……。 ゆっくりと浸るように両手を下ろすと、その漆黒の右翼と左翼が、順番に大きく広がる。 その翼は私の好きな月の光を遮り、バードウーマンは暗い夜空に消えた。 9 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:31:16 ID:6DY+xvKU 2 ∞ ∞ ∞ 「ウルフウーマン入りま……」 そこで私は驚く、久しく見ない顔が瞳に映ったからだ。 「くくくっ、何だその驚いた顔は?」 「お前も呼ばれていたのか」 無数の白いカーテンが天井から揺らめいている。その男は目の前に立っていた。 黒い髪。青い瞳。血の通わない冷たい笑い。 「オロチ…お前が姿を現したと言う事は、裏切り者が出たのか?」 「さあな……くくくっ」 何が可笑しいのだ? 良く分からない奴だ。そう、私は何時も感じる。 デスサイドキャッスルに二人で入ってもう五年が経つ。 私は僅か数ヶ月で、この肉体と今の地位を手にした。 オロチもまた、四幹部に匹敵する地位を持っている。その仕事は裏切り者の処刑。 ガチャンッ……。 私がオロチの隣に並ぶと、一筋のスポットライトが辺りを照らし出す。 そして、目の前の大きなカーテンにその影は映し出される。 「二人とも来たか」 「はっ、月明光のウルフ。此処に」 「同じく、血溜まりのオロチ」 低いダミー掛かった声が部屋に響き渡り、私達は片膝を付いて胸に左手を添える。 このカーテンに映る影こそが、我らがデスサイドキャッスルのボス。 その正体は誰も知らず、分かっているのは男だと言う事だけ。 だが、この喉を裂かれるような威圧感は、正しくボスに相応しいと言えるだろう。 「う……」 唯一つ……。 「麗しき俺のウルフウーマン! 今夜俺と食…」 「お断りします」 この空気をぶち壊す性格さえ、何とかなればな……。 世界制服を企む一組織のボスが、部下の女を口説いてどうする?  まったく何時もの事ながら、オロチよりも性格が分からない人だ。 後にも先にも、こんな組織のトップに会う事は無い。私は確信する。 「残念…二人に来て貰ったのは他でもない、新たに現れた対抗組織の事だ」 「ダイモバスターズですね?」 "ダイモバスターズ" 最近現れた、警察や軍隊崩れが寄り集まった組織の名称。 「第六支部がほぼ壊滅状態になった」 「まさか、何かの間違いでしょう? あの場所は有機生命体を生み出す場所」 「そう簡単に落ちるとは思えないな」 オロチが私の言葉に続く。一つの倉庫に有機生命体が数百匹、並の兵器で太刀打ちなど 出来る筈もない。 「バックにどこぞの政府が付いたらしい」 「政府が……?」 私とオロチの視線が強くなる。 "手伝う側"を名乗るように、私達はテロリストなどの依頼を受ける事が多い。 その範囲は幅広く、敵対する政府の基地などの殲滅は容易にする。 当然、私達を敵対視する政府が、対抗組織に加担するのは分かるが……。 「自分の手を汚さずに民間に支援。ふんっ、正義が聞いて呆れる」 「危なくなったら関係ないと言い張るのか? くくくっ、面白い。ふはははっ!」 オロチが急に高笑いを始める。ボスの前で失礼だとは思わないのか? だが、本当に楽しそうに笑う奴だ。 私なら楽しそうな顔をするのは、あの瞬間だけで十分だと言うのに。 まったく、本当に何がそんなに可笑しいのだ? ――弟よ。 10 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:32:11 ID:6DY+xvKU 3 ∞ ∞ ∞ 「うぉぉぉ! この化け物め!」 激しい壁を抉る音、轟音が聞える。 その音は倉庫の壁に反射して、私の体を包み込む。 「ギャァァァァァァァ!」 目の前のダームワーム共が、銃弾の雨を浴びて粉々に崩れ去って行く。 「ハァ、ハァ、もうお前達だけだぞ! 降服しろ!」 「降服だと? お前如きにか?」 ジャキッ……。 男が両手に抱えたカトリング砲を向ける。その大きさは明らかに異常だ。 並の人間が扱えば、自分が吹き飛ぶだろう。 「女だからと言って手加減はしないぞ!」 戯言だな。私を女と見る時点で、お前は死んだも同然だ。。 男が引き金を引く、再び轟音が辺りを支配する。 「ふふっ、そんな弾など全て止まって見える」 「なっ」 真上に現れた私の声に、男が驚いて顔を上げる。 ザシュ……同時に、私の爪が男の背中を切り裂き、腕からその感触が伝わる。 男はゆっくり倒れると、同時に轟音も消え、荒い息使いが聞える。 「その今にも消えそうな息使い、堪らないな」 「何…だ?」 私が右手の変身を解くと、男が不思議そうな視線を送ってくる。 本来なら男の喉を切り裂くのだが、今日は体が熱い……。 「な、何してる?」 「分からないか? お前と楽しもうと言うのだ」 私達半獣の力を体に宿す者達は皆、この時期がある。 殺戮よりも性を求めてしまう瞬間だ。野性が本能的に求める行為、自制は効かない。 「んっ、んっ、チュク、レロッん、んっ、んっ……」 「うあっ」 動けなくなった男のベルトを外すと、チャックを下ろし、中を弄る。 そして口に咥え込み、何度も舐め、何度も吸い、手で反り返すを繰り返す。 ピチャクチャ、ピチャピチャピチャ。 いやらしい音が倉庫に響く度に、男が硬くなり、口の中で反り立つのが分かる。 シュシュッと男を指先でしごき上げ、舌先で男の先を何度も刺激する。 「も、もう…」 「ふふっ、もうイきそうなのか? 情けない奴だ……いいだろう」 私は男から口を離すと、男の体に馬乗りになり、背を向けて頭を下ろす。 そして、そのまま両手に持った大きな胸で、男を挟み込む。 「うぁ、く、くぅ!」 挟まれた瞬間、男がビクンッと動いたのが分かる。そのまま胸を寄せると、先の方を舌で 舐めながら、男に豊満な胸をぶつけてやる。 グニグニと胸を交互に上下させ、男の先がピクピク動くのが、舌先から感じ取れる。 「んっ!」 ドックン……熱いものが舌先から伝い、口の中に広がる。 私は口の中に広がったその味を、舌で転がしながら味わうように飲み込む。 「ふふっ、随分と溜まっていたようだな?」 私は男に体を向けると、未だに余力を残す男の先を手で摘み、私の中に導く。 「はぁん!」 ズブリと中にはまる感触がして、私は悦んで声を上げると、そのまま腰を動かす。 グチュグチュと私の蜜が男を包み込み、私は腰を前後に揺らし、時には左右に傾け、中を 掻き回される感触を楽しむ。 「も、もう駄目だ!」 「あんっ!」 パンパンパンパンパンパンパンパンッ! 男が腰を突き上げる。その快楽に、私は首を何度も左右に振り、長い髪が空中で円を描く。 同時に私の右腕が、メキメキと音を立ててその形を変えて行く。 「出るっっっ!」 ――ザシュン。 ドクドクと私の中に白い液が流れ込み、それは腿を伝って地面に落ちる。 地面に落ちた白い液に、赤い液が混ざり、辺りが混沌とした静寂に包まれた……。 11 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:33:01 ID:6DY+xvKU 4 ∞ ∞ ∞ 「くくくっ、お楽しみだったかウルフウーマン?」 「お前、終わるまで隠れていたな?」 私は倉庫の入り口に立つオロチに言う。 隠れていたと思うのは、あまりにも入ってくるタイミングが良過ぎるからだ。 「情報は聞きだしたのか?」 「ああ、そう言えばそうだったな」 "忘れていた"と私は動かなくなった男を見下ろして言う。 "くくくっ"とオロチは右手の綺麗な指先で、顔の右半分を覆いながら笑う。 漆黒の仮面。その仮面はオロチの鼻と目を完全に覆い、綺麗な顔が全て見えない。 更には牙のように飛び出した仮面が、オロチの左頬を完全に隠している。 「今は二人だけだぞ? 仮面は外せないのか?」 「無理だ。そのスカートと同じように、これは規定だからな」 秘密の処刑人。オロチの正体は誰にも知られてはならない、普段戦闘に出る時は、その顔 が知られないように仮面を付ける。嫌な事この上ない、更に……。 「AL、次のダーゲットは何処だ?」 「あいつが向かった、これでダイモバスターズの幹部は全滅だ」 名前まで変えなくてはならないのだ。 オロチの正体を知るのは、私を含めて三人だけ。 処刑人などと言う制度が知られれば、組織の志気が下がると言うボスの配慮だが……。 「オロチ」 「規定違反だぞウルフウーマン?」 そんな事は知るものか、今は二人だけだぞ? そう呼んで何が悪い? 「……姉さん」 そうだ。それでいい、その左頬に私が触れた瞬間だけ、お前は私の弟に戻る。 そして、私も……。 「姉さん」 お前の右手が私の頬に触れる。冷たい声が甘くなり、私の耳の中に響き渡る。 繊細な指先、五つの暖かい感触。あの時意外で私が微笑み、お前の姉に戻る瞬間。 この美貌と共にお前は永遠だ。お前の指先が、私の全てを潤してくれる。 オロチ……私の可愛い弟……。 「ウルフウーマン」 オロチが急に声を戻す。私もそれに反応して表情を元に戻し、入り口を見る。 「やっほー! 二人とも、元気ですかー!」 「その軽い雰囲気、どうにかならんのか?」 入り口の前でピョンピョン飛び跳ねている小娘が見える。 キャットレディ。これが本当に私と同じ四人の幹部に数えられるとは、とても思えない。 あまりにも行動が幼過ぎる。まあ、確かに内に秘めた残虐性は認めるがな……。 「情報は?」 「訊けなかったが?」 ギョとした顔でキャットレディが私を見る。この様子だと……。 「お前の方も同じか?」 「ALも? うぇぇぇん! どうしよう! ボスに怒られるよー!」 急に泣き出すな、お前の声は耳に響くと痛いのだ。 "敵の戦闘能力が異常だ、秘密を聞きだせ" そうボスは私達に言った。本来この任務は、私とオロチの二人だけで行う筈だったのだ。 「どうしよう! どうしよう! どうしよう! どうしよー!」 だったの……。 「お仕置きされちゃう! お仕置きされちゃう! お仕置きされちゃうー!」 だ…が…。 「二人のせいだからねー! 聞き出す前に殺しちゃうなんて最低だよー! バカー!」 「ええいっ! 煩いぞ黙れ! さもなくばお前の体をバラバラにして、二度と見れない容 姿に変えてやる!」 氷の静寂……。この私が、こんな小娘の愚痴に反応して叫んでしまうとは……。 オロチは楽しそうな顔で私を見ているが、私の経験からすると……。 この後、キャットレディは……。 「ううっ…うっ、うわぁぁぁぁぁん! 私は悪く無いのに怒ったー!」 私の耳を裂くようなキャットレディの泣き声、同時に聞える轟音。 倉庫の屋根が吹き飛び、更には辺りの機材が全て木っ端微塵に……。 オロチ、頼みがある……始末書はお前が書いてくれ……。 12 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:34:21 ID:6DY+xvKU 5 ∞ ∞ ∞ 「申し訳ありませんボス」 「情報を聞き出せなかった上に、敵の貴重な情報源を全て破壊しただと?」 私は一人、ボスの前で何時ものようにポーズを取り、深く頭を下げている。 先の戦いで敵の殲滅は果たしたものの、キャットレディの馬鹿者のおかげで、作戦の指揮 官だった私に、全ての責任が振ってきたのだ。 「ウルフウーマン……」 「は、はい……」 部屋の中に殺気が満ち溢れる。私が声に詰まるのは珍しい事だ。 それだけボスの威圧感は凄まじい。考えて見れば、私は今まで失敗を経験した事がない。 カーテンの陰から伝わる緊張感が、私の全身の毛を容赦なくブルブルと震わせる。 更には何時もピンッと立てている耳が、どうやっても垂れてしまう。 「覚悟は…いいな…?」 「ひっ…」 ――殺される。 私が始めて、恐怖に小さい悲鳴を上げる。 そして……。 「今日こそ食事してくれ! 麗しき俺のウルフウーマン!」 「………………」 もう何も言うまい……。 私は何時もの表情に戻ると、垂れた耳も元に戻り、無言でボスから背を向ける。 「あの時期だ」 「っ……」 ボスが静に言うと、私は入り口の前でビクッと体を震わせ、ゆっくり振り向く。 "あの時期" 嫌な言葉だ。 今の地位に立つ前にも、私はこの言葉を聞いた。 それは、ボスが言葉を発すると同時に、発動される戦いの合図。 そう、戦いの合図だ……この私の美貌を奪うかも知れない戦いの……。 この美貌、奴らなどに渡しはしない、絶対に……絶対に……。 ∞ ∞ ∞ ワァァァァァァァ……。 大勢の人の声が聞こえてくる。 周りに見えるのは、喊声を上げる観客達だ。それは、私にとって悪魔にしか見えない。 私の足元には、黒と白のまるでチェス台のようなリングが広がっている。 「くくくっ……」 私のパートナーが隣で嬉しそうに笑っている。戦いが大好きだから、それは分かる。 だが、私は不安しかない。何故ならこの戦いは……。 "四幹部入れ替えトーナメント" それは、ボスが不意に放つ一言で行われる。 四人の幹部を含め、実力の近い強者が蠢く魔のトーナメント。 私の力も今は封じられている。しかも……。 「気に入らん、何故二人も免除なのだ?」 確かに私とキャットレディは失敗したが、本来なら四人の席が用意される幹部の座。 それが二つになる。闘う回数も多くなる、そこに入れる確立も少なくなる。 このトーナメントで私はオロチと共に勝ち進み、今の地位を手にしたのだ。 「あの時は勝てた、だが……」 「何を怖がるウルフウーマン? 俺を誰だと思っている?」 ビー! 戦闘開始の合図が聞える。 「うぉぉぉぉ! ぶち殺してやる!」 「戦闘開始」 男と女の声が聞こえる。だが、私にそれが誰か確認する余裕はない。 漆黒の仮面に刻まれている、一筋の細長い線。 その隙間から覗くオロチの強い視線が、私の不安を拭い去って行く。 「ふふっ、そうだったな……」 そうだ、負ける筈は無いのだ。 隣に立つのは秘密の処刑人。それは即ち、どんな裏切り者よりも強い男。 ボスの左腕である証、ALの名を持つ男……。 ――我らに敵など皆無なのだ。 13 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:34:56 ID:6DY+xvKU 6 ∞ ∞ ∞ 「戦…闘…不…能」 開始数秒、私の拳をまともに腹に受け、女が苦しそうに後ろに倒れこむ。 今回の大会で、幹部に最も近い存在と言われていたらしいが、怪しいものだ。 私達の頭の中に埋め込まれるMチップは、ある程度体を強化してくれる。 どれ程強化出来るかは、本人の鍛え方しだいで大きく変わる。 「くくくっ、弱い、弱過ぎるな……面白くも無い、くくくっ……」 オロチの足元で、男が一人横倒しになっている。その瞳は、まるで光を発しておらず、散々 殴られた筈なのに、表情一つ崩してない。 「ふんっ、こんな弱い男とか……憂鬱だな」 私がオロチに話し掛けると、周りの観客の喊声が大きくなる。 これからショータイムが始まるからだ……。 「洗脳解除」 このトーナメントのシステムは、パートナーに男の奴隷を選ぶ事が義務付けられる。 カチッ……。 「うっ……うぁぁぁ!」 「叫んでいては気分が出ないだろう? 制御しろ」 女が手にしていたスイッチが押され、叫び出した男を見てオロチが言う。 「理解不能」 「私も気分が出ないな」 「超不服」 それは不服だろうな、この女はオロチの事を奴隷だと思っているのだ。 前回と同じパートナーと言う規定だ、文句ならボスに言うのだな。 カチッ……。 「ぐっ! くそがっ!」 男が痛みを制御され、私達に憎しみを込めた視線を送る。 「ふふっ、これから私を抱けると言うのに、何だその顔は?」 "勝利者は相手の奴隷と性行為を持つ" ハッキリってふざけた内容だが、これもボスの定めた事だ。 唯一つ、公開プレイがボスの趣味でない事を祈るだけだな……。 パンパンパンパンパンッ……。 「ああっ! 凄い! 凄い! この私がもうイッてしまいそうだ! ああっ!」 背中が冷たいな……。次からは柔らかいベットでも用意するべきだ。 男が私の中を何度も行き来する。その度に、観客が喊声を上げる。 突かれる度に私の体が上下に揺さぶられ、胸が何度も踊る。 ズブズブと私の蜜が男に絡み、その度の男の表情が快楽に溺れている。 「ひゃぁぁ! もう駄目! んっ! イク! もうイっちゃう!」 しかし、やはり制されるのは私の性には合わないな。 リードしてはいけないと言う規定もそうだが、感じてもないのに喘ぐなど邪道だ。 上になった方が、自分の思うように出来るのに……詰まらんな。 「はははははっ! 幾ら強がっていても女だな!」 「黙れ」 私の声が冷たく男の耳に届く、激しく振っていた腰の動きが止まる。 それを見て、ゆっくり男の首に両手を翳す。 「くくくっ、手伝ってやろう」 「なっ、止め……」 後から私を覗き込んだオロチの手が、私の胸を鷲掴みにした。 そして、直に私の思考は飛んだ。 「ん…くあぁ! ひゃぁぁぁぁ!」 オロチの手が私の胸を容赦なく揉む、指の間に飛び出した乳首を挟み込み、グリグリと左 右に引張る。 パンパンパンパンパンパンパンパンッ! 私の蜜が一気に溢れる。復活した男が私の中を何度も突く。 「止め…て、オロ、んぁ! ひゃぁぁああ!」 オロチの両手の人差し指と中指の間に、私の乳首が挟まれ、そのまま円を書くように回さ れる。挟まれた状態で上下に揺さ振られ、タプタプと言う音が、私の中に響いてくる。 胸から感じるその快楽が、男が私を突く感覚と重なる。 「きゃぁぁ! イクッ! イってしま、あう……ひゃぁぁぁぁぁぁぁ!」 ギュッとオロチに胸を絞り上げられ、私は中に入ってきた熱い感覚と共に、オロチの体に しがみ付いたまま、達してしまった……。 14 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:35:43 ID:6DY+xvKU 7 ∞ ∞ ∞ 「オロチ……」 「そう怖い顔をするな、あのままでは負けていた」 私はリングから下りた後、オロチを睨みながら細い廊下を歩いていた。 "奴隷を殺せば負け"そんな事は知っている。だからと言って、あれはないだろう? 弟に性行為を手伝って貰うなど、私の人生の中で天地が引っ繰り返っても起こらない。 そう思っていた行為だ。 「途中までは旨く演技していたのだ、後は奴が達するのを待つだけだった」 「くくくっ、その前に絞め殺そうしたのは誰だ?」 今回ばかりは笑っても許さんぞオロチ? あんな行為をもう一度したら……。 「ウルフウーマン? 顔が真っ赤だが?」 「何でもない……」 抜かった……。先程の感覚が脳にフラッシュバックした。 私はオロチから顔を背けながら、早歩きで移動する。 ドンッ! 「きゃっ!」 横を向いたまま歩けば、そうなるのは当然だが、驚いたのはそれだけではない。 「大丈夫かウルフウーマン?」 倒れそうになったのは、目の前で悲鳴を上げた女ではなく、私だったからだ。 背中にオロチの大きな腕を感じる。支えられたと気が付いた時には、その顔が見える。 細長い眼鏡、茶色い長髪は、肩の辺りで止まっている。 手にはファイルを持ち、白衣が良く似合う女だ。 「ドクター、申し訳ありません」 「私は大丈夫よ。物の弾みって怖いわね、貴女の方が倒れるなんて……」 呆然としていた私に、ドクターが笑顔を送ってくる。 全てのMチップのデータ処理、並びに有機生命体の管理を任される女。 オロチの正体を知る最後の一人だ。 「あら? 顔が赤いわね? 熱でもあるの?」 「違います」 あっさりと否定すると、私はドクターの横を通り過ぎる。 だが、それが絶対に不可能だと言う事も分かっている。 「駄目、今直ぐに医務室にいらっしゃい」 私の体の隅々まで知っているのは、恐らくこの人だけだろう。 ウルフの体を創ってくれたのはこの人だ、私とオロチにとっては母親同然の存在。 逆らう事など出来る筈もなく……。 「ドクター、お手柔らかに……んぁ!」 うつ伏せに寝かされた私の背中に、ドクターの容赦ない指圧が襲う。 確かに、疲れなど吹っ飛ぶのだが……。 「ドクター! 強過ぎ、くぁ!」 「大丈夫よ。力も戻したし、この程度なら……ふふふっ……」 今日は機嫌が悪いらしい……このままでは死んでしまう……。 幾ら体を半獣化しているとは言え、ドクターは体の弱いツボを全部知っている。 そこを責められたら終わりだ……。 グシャ……。何か今……潰れる…音が…。 「きゃぁぁぁぁぁ!」 「あら? 強過ぎたかしら……」 ドクター、一つ質問がある……実はドクターのMチップは特別製ではないのか? 戦闘以外で私が女らしい悲鳴を上げるなど……嫌、戦闘でも考えられない……。 「熱は無いようね。戦闘に支障はないわ」 「ありがとうございます」 恐ろしい人だ。命が在って本当に良かった、何が潰れたかは知らないがな……。 深くは考えないようにしよう……。 「それよりもウルフちゃん、さっきの演技凄かったわね」 「いえ、そんな事は……」 演技ではないのだが、それとドクター…その手に持っているメスは? まさか、この場で私を解体する気ではないだろうな……。 「ウルフちゃん、そこに横になってくれるかしら?」 「………………」 とにかく……逃げよう。 私は決意すると、ドクターが後ろを向いた隙に、風の如くその場を去った……。 15 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:36:49 ID:6DY+xvKU 8 ∞ ∞ ∞ トーナメントは順調に勝ち進んだ。 元々、前回戦った時もオロチは強かったが、特別にMチップを強化されているオロチは最 強だ。これなら、問題なく私の美貌は保たれるだろう。 そう……信じていた……。 バサッ……バサッ……。 私の目の前で、漆黒の左翼と右翼が、ゆっくりと大きく広げられる……。 漆黒の翼。それは鴉の持つ羽に似て、その妖艶さを際立たせる。 怪しい微笑み。怪しい視線。骨の軋む音が、この女の何よりのご馳走。 「バードウーマン? 何故お前が? 観客は何処だ?」 「クスクスッ、聞いていなかったの? 今日は特別試合なのよ?」 特別だと? 何の事だ? 今日は最終戦ではなかったのか? 最終戦に相応しい、この夜空が綺麗な闘技場。 それを、急に空から現れたかと思えば、特別試合だと? 「あら? ボスに聞いてなかった? 私と貴女で幹部の座を争うのよ?」 そんな馬鹿な……嘘だ! 私は力が使えないのだぞ! お前は半獣……。 嫌なイメージが私の脳裏を掠める"あの時期"まさか、あの言葉は……。 「ボスがね、貴女はもう用済みだって」 「戯言だ! 私を驚かそうとしても無駄だ!」 まさか……そんな馬鹿な……。 「くくくっ……」 「オロチ……?」 何故笑っている? 何故そんなに楽しそうに笑う……? 何故だオロチ? 嫌だ……こんな、こんなイメージなど要らない。必要ない……口を閉じろ、言うな! 「お前……私が処刑されるのを知っていたのか?」 「知っていた。全てな……くくくっ」 膝か砕けるのが分かる。感覚が全て麻痺して、私の両目から涙が溢れ出す。 信じていた。他の誰が私を裏切ろうとも、お前だけは……そう信じていたのに。 「お前を愛している」 「お前は死刑だウルフウーマン」 楽しそうに笑う、楽しそうに笑って私を見る。冷たい視線が痛い……痛いのだオロチ。 涙が私の頬を伝い、ゆっくりと膝の上に落ちる。落ちた瞬間、私は再び言う。 「お前を愛している」 「死に際に泣く女は汚い表情を見せる。お前は醜い」 「嫌……聞きたくない! 聞きたくない!」 綺麗だと、子供の頃から何度も私を誉めてくれた。そのお前が、そのお前が私を醜いと言 う。その口で私を醜いと、私が美貌を保つのは全て……全て……。 ――お前の為なのに。 「さようならウルフウーマン」 バードウーマンの冷たい手が、私の両頬を包む込む。 そんな……最期はオロチの手で、それすらも望んではいけないと言うのか? このまま、絶望に打ちひしがれたまま、私は死と共にこの美貌を失うと言うのか? 可愛い弟に裏切られたまま……死ぬのか? ミシッ…ミシミシミシミシッ……。 「なっ、何ですって!」 「ふぅぅぅぅぅ!」 頭の中で何か音がした……その音が私の悲しみを全て奪い去る。 私をあの美貌溢れる体へと変化させる。涙を枯らし、冷たい表情を保たせる。 バサッ……。 私の黒髪に混じる銀髪は、何者にも汚す事は出来ない。 メキメキッ……。 敵の喉を切り裂くこの爪は、何があろうとも折れる事はない。 後悔するがいい、この体に流れるウルフの血が、最高にまで高まる日を選んだ事を……。 ザッ……。 やはり、高い場所はいい……。 驚いた顔で見上げられるこの瞬間、その顔を切り裂ける悦び……堪らない。 この月明光に映し出される私の影を見て、脅えるがいい。 全てを支配するその影が、お前達の墓場だ。 「この快感が堪らない」 私は二人の喉元に爪を向け、妖艶に微笑んで見せた……。 16 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:37:51 ID:6DY+xvKU 9 ∞ ∞ ∞ 「ウルフウーマン……貴女、どうして元に戻れたの?」 悔しそうに私を見ているなバードウーマン? そんなに私の首を折りたかったのか? ふふっ、早くその翼で私の元まで来るがいい……。 「うっ……」 バードウーマンが急に翼を広げるのを中断する。私の殺気を感じ取ったのだろう。 勘がいい女だ。来ればその翼ごと、体を引き裂いてやったものを……。 「何処を見ているウルフウーマン?」 「っ!?」 バキィ……。 急に横から声がした。同時に私の頬に痛みが走り、体が真横に吹っ飛ぶ。 オロチが、何時の間にか私の隣に移動していた。 「貴様オロチ……」 「くくくっ、まさか変身するとはな。随分と往生際の悪い事だ」 何とか体勢を立て直すが、目の前が揺れる。油断したとは言え、ダメージが残る。 だが、オロチのスピードに翻弄されはしない。本当なら、今の攻撃で私の頭は吹き飛んで いた筈、体を捻る事で軽減出来た。集中すれば反応は出来る。 「貴様だけは許さんぞオロチ、今直ぐに殺す」 「やって見ろ、出来るならな……」 「舐めるな!」 私の体が風を切る、同時にオロチの喉元に爪を振るう。 サワッ……風が私の髪を靡かせる。 その瞬間が来た事を伝える為なのか、その感触は冷たく私の頬を撫でる。だが……。 「嘘だ…そんな」 「どうした? 引き裂くんだろう?」 爪がオロチの喉の前で止まった。それ以上進ませる事が出来ない……出来ない…。 そうだ、出来る筈などなかった……お前が裏切ったと知っても私は……。 「死ね」 「あっ…」 ガキィ……ン……。 砕けた……何者にも壊せない筈だった私の爪が、オロチの拳で砕かれた。 そして体中に走る痛み、オロチの拳が私の体中に食い込み、私を殺す。 ドゴォ……ン……。 「かはっ……」 腹にオロチの拳が深く減り込んで、私は腹を両手で押さえたまま座り込む。 地面に、オロチに砕かれた私の爪が散乱している。 まるで私の心を砕かれたようだ。体中を殴られた事より、この爪を見るのが一番痛い。 「綺麗な顔だな」 「え……?」 綺麗だと言ってくれるのか? 本心か? それとも、最期に掛ける情けか? 「その顔をグシャグシャに潰すのが楽しみだ……」 「オロチ……」 枯れた筈の涙が再び溢れた。その瞬間、私の耳に何も聞えなくなる。 まるで時が止まっているかのように、オロチの隣にバードウーマンが飛んで来た事も。 オロチがそれに振り向き、何かを話している事も。二人が驚いた顔をしている事も。 全てがスローモーションを見るように、私の瞳に映る。 そして……オロチが何か慌てるように、私の顔目掛けて拳を振るうのが見える……。 ゆっくりと、それは向かってくる。 何時も感じていたお前の手……あの暖かい指が、私の美貌を奪い去る……お願いだ。 ――止めて…くれ。 「姉さぁぁぁん!」 「オ…ロチ?」 パアァァァァァァ……ン………。 声が聞こえた……時が動いた。 私の目の前を、オロチの大きな右手が…その指が覆った。 それに、目の前のオロチが放った拳がぶつかった。 額に強い痛みが走った。同時に、私は顔を真上に向けていた……。 そして、空中に二つの黒い影が飛び、月明かりがそれを照らし出す。 「イヤァァァァァァァァァ!」 あの、暖かいオロチの指が……私の額を割った……。 17 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:38:33 ID:6DY+xvKU 10 ∞ ∞ ∞ ザァァァ……ザァァァ……。 波の音が聞こえる。背中には柔らかい感触が私を包んでいる。 「此処は……?」 「大丈夫?」 柔らかいベットの上で、私は目が覚めた。 隣に居るのはドクターだ。私を心配そうに覗き込んでいる。 「包帯?」 「憶えてないの?」 体を起こし、私が頭の包帯を触ると、ドクターが不思議そうに言う。 暫く私は目線を泳がせる。 何だ? 何か大切な事を忘れている気がする。大切な……っ! 「オロチ! オロチは!」 「落ち着いてウルフ、あの子なら無事よ」 急にあの悪夢が脳裏に浮かび、私はドクターの両肩に手を置いて揺さぶっていた。 だが、ドクターの言葉を聞いて、心が落ち着いて行くのを感じる。 「ウルフ、落ち着いて聞いてね」 ドクターが私に静に話し掛ける。 "四龍" ボスさえも知らない秘密の研究所で、その生命体を生み出す実験が行われている。 その最強の四人は、成長すれば私の地位を奪い去ると聞かされた。 そして……。 「ボスは四龍が完成した後、そのクローンを大量に作り出す気なの」 残念そうにドクターが私を見る。次の言葉で、私は絶望の穴に落とされる事になる。 ――全ての半獣は始末される。 カチャ……。 全てを知った私は、隣の部屋にオロチが居ると聞かされ、そのドアを開けている。 「姉さん」 「ドクターから全て聞かされた」 白いベットの上で、体中に包帯を巻いて、オロチが寝ていた。 痛々しい姿、気を失った私を庇いながら、必死に此処に運んでくれたそうだ。 バードウーマンとクローン達の攻撃は、それは酷いものだったに違いない。 その姿を見れば、嫌でも伝わってくる。 「オロチ、ごめんね……私がもっと早く気が付けば良かった」 「姉さんは悪くないさ」 「っ! オロチッ……」 包帯を巻いたオロチの右手が、私の頬に触れる。 私の頬に触れるその指が、何時もなら心を潤してくれる。 「指が…お前の、お前の温かい指が!」 「泣かないでくれ姉さん……俺は後悔はしてない」 消えたお前の指を目にして、私はその手を胸に抱いて、大きな泣き声を上げた。 オロチが私に優しく微笑んでくれる。気にするなと言ってくれる。 だが、何だこの気持ちは? 私は悲しい筈だ、オロチが傷付いて悲しい筈なのに。 なのに、どうしてもこの言葉が、この言葉が私の頭から消えない。 "お前がもう少し早く来てくれたなら、この美貌が傷付かすに済んだのに" 悪魔の囁きだ、耳を貸すな(憎い) 嘘だ、そんな事を思うはずが無い(憎い) 止めろ、私の頭の中に、私の頭の中にはもうMチップは無いのだ!(憎い) ドクターが取り外してくれたのだ! だから、こんな感情が生まれる筈は無い(憎い) 美貌…弟…美貌…弟…美貌…弟…美貌…弟…美貌! 美貌! 美貌! 美貌! 「止めてぇぇぇぇぇ!」 「姉さん?」 お前の為に、お前の為に私は美貌を保っていた筈なのに、何故こんなに未練がある? 右手に残る肉を裂く感触が消えない、あの高揚感が私をもどかしくさせる。 必要ないのだ! お前を失えば美貌など必要ない! 必要ない! 「姉さん」 オロチがそっと私の頭に右手を添える。そして、その体に私を抱き寄せる。 耳元で、お前が私に甘く囁く……。 言わないでくれ、私の中の本能が呼び覚まされてしまう、あの悪魔の心が甦る。 ――姉さんは、何時も綺麗だね。 18 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:39:48 ID:6DY+xvKU 11 ∞ ∞ ∞ ピピピピピピピッ……。 「ウルフ、本当にいいのね?」 「はい……」 コンピューターを操作していたドクターが、悲しそうな顔で私を見る。 私は本部に戻った。そして、ボスに自分の思いを打ち明けた。 "邪魔な弟を殺す為に、私はもう一度半獣になりたい" ボスはその言葉に大いに感銘を受けたらしく、私の思いを直に受け止めてくれた。 バードウーマンとドクター、七人のオロチだけが知る計画に加えてくれた。 そう……私は弟を裏切った。私の美貌を保つ為に。 私は最初から、こんな人間だったのだ。 弟など可愛くは無い、美貌を保つ理由が欲しかっただけ。 ピッ……。 ドクターがスイッチを入れ、私の脳に数多のデータが流れ込んで来る。 このインストールが終われば、私は忘れる。オロチと過ごした楽しい時間を全て……。 「クスクスッ……」 「っ……貴様!」 急に、ドクターが面白そう薄笑いを浮かべて、私の見ているのが分かる。 その表情、何処かで見た事がある。そうだ、この優しさの中に見せる冷たい視線。 これは……。 「貴様がバードウーマンだったのか!」 「遅い、遅過ぎる。気が付くのが遅過ぎる。クスクスッ……可愛い子ね」 面白そうに笑う、今まで私はずっとこの女に騙されていた。 全て知っていたのだ。半獣が全て始末される事も、その上で私とオロチを騙した。  私達は四龍を生み出す上での、唯の捨て駒だと知っていたのだ。 「ボスのお気に入りは、一人で十分よ」 「何だと? 何を……っ」 体が動かない。 今、私の頭にインストールをしたのは何だ? 声も出せない、指一本動かせない。 「あら? 可哀想に、データをインストールするのに失敗? このままだと、死ぬわね。 でも、事故だから仕方ないわよね?」 貴様……貴様! 許さん! 許さん! よくも……。 チリッ……。 「随分と楽しそうだなドクター?」 「ひっ……」 バードウーマンが一瞬でその表情を強張らせる。そして、その音は何度も聞える。 後からバードウーマンの首を持つ血の通わない指が、何度も重なり合い、チリチリと音を 出す。 「お、オロチ? どうやって此処に?」 「喋るな、今にもお前の首をへし折りそうなんだ」 「許して……お、お願い」 恐ろしい殺気が部屋を支配する。 変身する事も忘れたのか、バードウーマンは涙を流しながら、苦しそうに息をしている。 "殺してやる"部屋を支配した殺気を貫く声が、バードウーマンに止めを刺した。 ドサッ……。 ガクンッとバードーウーマンはその場に倒れ込み、ビクビクと体を震わせる。 「馬鹿な女だなお前は」 「な…に?」 殺気が消え、今度はオロチが哀れむように、バードーウーマンを見下ろして言う。 「お前も殺される、四龍が完成すればな直にな」 「嘘よ! ボスは私を愛しているわ!」 殺気の支配が消えると、束縛が解放されたのか、バードウーマンが立ち上がり叫ぶ。 「あの男に愛を求めるのは無駄だ、これを見ろ……」 「何よこれ?」 オロチが手にしていたファイルを受け取り、バードウーマンは怖がりながら開く。 そして……。 「嫌……こんなの嫌! あんまりだわ! あんまりよ!」 ファイルを開いたまま、バードウーマンは大きな泣き声を上げる。 そのファイルから覗いた文字を横目に見て、私は顔を歪めた。 ――第七クローン兵器バードウーマン。コードネーム"ドクター" 19 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:40:19 ID:6DY+xvKU 12 ∞ ∞ ∞ 「私がクローンだなんて! 七番目だなんて! そんな…そんな……」 「脳が在るだけいい、俺のクローン共はそれすら与えられなかった」 ファイルを抱えたまま蹲るドクターにの耳元で、オロチが優しく囁く。 "お前は心を持つ人間だ" 「んっ、んんっ! んぁ! 止めてよ! 止め……」 急に、オロチがドクターにキスをした。 ドクターは何度も嫌がり、追いかけてくるオロチの顔から、首を振って逃げる。 「お前は悲しむ事が出来る。お前は人間だドクター」 「んっ……ううっ、オロチ、オロチ……」 ドクターが急に大人しくなる。オロチを愛しい顔で見る。その唇を委ねる。 悲しみしか映してなかった瞳が、少しだけ嬉しさに和らいでいる。 「ドクター、どうして欲しい?」 「愛して欲しい」 そして、ドクターはオロチの顔を両手で包む込むと、そのまま誘うように、体を後の診察 台に倒れこませ、オロチの体がそれに付いて行く。 クチュクチュクチュ。 「きゃぁ! ああっ、凄い…指が、指がぁ!」 オロチの左手がスカートの中を掻き乱し、ドクターが首を振って悶える。 両足を重ねた状態で、オロチに右手で縛られ、その足先は天井に向いている。 締りが良くなったドクターの綺麗なそこが、オロチの指に押し広げられているのが見える。 「ドクター、そろそろ行くぞ?」 「はい…」 オロチがゆっくり、その重ねられた足に、その大きな先端を向ける。 それは、甘い蜜を垂れ流すドクターの入り口に狙いを定め――。 ズブッ、ズブブブブブブッ! 「きゃぁぁぁ! 入ってくるぅ! 私の中に入って来るぅぅぅ!」 一気に中に押し込まれて行く。 パンパンパンパンパンパンパンッ……。 診察台からお尻を突き出したドクターが、両足をオロチの胸に抱えられ、激しく突かれる。 締りが良くなったドクターのそこは、オロチが行き来する度に、ボタボタと地面に蜜を撒 き散らす。 「きゃぁぁぁ! 擦れる! 私の中が火傷しちゃうぅぅぅ! 熱い! 熱いぃぃ!」 ドクターが体を揺さぶられる度に、その体はうねりたそうにするが、オロチが完全にその 足を両腕で縛っている為、それが敵わない。 「ああっ! あああっ! きゃぁぁ! イクッ! もうイク! んぁぁああああ!」 ガタガタガタガタッ……。 診察台が何度も激しく音を出し、ドクターが乱れるのも激しくなる。 ドクターの長い足がオロチの首に絡みつき、首の後ろで何度もバタバタと揺れる。 「感じ過ぎちゃう! 変になる! 変に、あ、む、胸ぇぇぇ!」 オロチが体を前に倒し、両腕でドクターの足を縛ったまま、その胸を容赦なく揉む。 体を丸め込まれ、身動きが取れないまま、ドクターの足がビクビク痙攣する。 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ……。 「もう許して! もう許して! ごめんなさい! ごめんなさいぃぃぃ! あぁぁぁ!」 気が遠くなるようなオロチの責めに、ドクターが哀願口調に代わり、何度も首を振る。 だが、オロチはその言葉を無視し、両手に握った胸を、何度も胡桃を捻るように揉み、 ドクターの胸がグニグニといやらしく変化する。 ドックン……。 「あ、もうイク、イクイクイクイク! イッちゃうぅぅぅぅぅっっっ!」 ビクビクと体を痙攣させると、ドクターは頭を最大まで上に向け、絶頂を迎えた。 ドクドクと流れ込んだオロチの白い液が、ドクターから流れ出し、診察台を伝ってポタポ タと地面に落ちる音が、静かな部屋に木霊する。 「ううっ、ボス……ボス……」 ドクターは診察台から落ち、座り込んで下を向き、首を振って呟く。 「ドクター」 オロチがドクターの肩に白衣を掛け、体を包み込むように後から抱きしめる 「オロチ、オロチ……うあぁぁぁぁ!」 ドクターはオロチの体に抱き付くと、縋るようにその胸で大きく泣いた……。 20 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:41:21 ID:6DY+xvKU 13 ∞ ∞ ∞ 「オロチ……私」 「何も言うなドクター、分かっている」 長い行為が終わり、オロチがドクターの体を優しく診察台の上に寝かせる。 「姉さん」 そして、オロチが私に話し掛けて来る。 「お別れの前に、姉さんに話しておく事があるんだ」 お別れ……? そうか、殺すと言う事だな……。 当然か、お前を殺そうとしたのだ。殺されても文句は言うまい。 唯……顔だけは止めてくれないか? 出来れば、このまま静に脳を破壊してくれ。 それなら、この美貌を保ったまま死ねる……。 「俺達には、もう一人妹がいるんだ」 何だと……? こんな時に何の冗談だ? お前意外に、私に兄妹など……。 「キャットレディは俺達の妹だ」 「う、そだ……」 驚きのあまり、私は声を出した。 そんな馬鹿な事があるものか、奴は、あの小娘は! あの小娘は! 「そうだ姉さん。俺達はボスの血を引いている」 ボスの娘なのだぞ? オロチ、それは冗談なのだろう? 私達に親はいない、子供の頃から施設で育った。 その為に世間の風当は冷たく、社会にから疎外された。奪う事だけが全てになった! 人を殺しても悲しむ親はいない! 心が痛む事も無い! だから悪に染まれた! だが、お前は急に何を言い出す? 奴が私達の親だと言うのか? 子供を兵器にするよう な奴が親だと言うのか! それを始末すると言う男が、父親だと言うのか! 「悲しそうな目で、俺を見ないでくれ姉さん」 オロチ……? 何をする気だ? その決意に満ち溢れた目は何だ? まさかお前……。 「俺が全ての女達を奴から救い出す。あの腐りきった男に、姉さんを殺させて堪るか」 だから、姉さんはあの子を守ってやってくれ。俺の事は忘れて、思うままに生きてくれ。 だって、姉さんは俺を殺してまで、綺麗で在り続けたいんだろう? 俺の命を何時か奪いに来てくれ……その時必ず姉さんを助けるから……。 オロチの綺麗な指先が、コンピューターのボタンに向けられる。 待って……お願い待って……忘れるなんて、耐えられない。 もう殺そうと思わない、だから押さないで。この美貌は、永遠にその笑顔の隣で……。 「さようなら……俺の愛する姉さん」 行かないで……忘れたくない。 「俺を戦士にしてくれ」 行かないで……もう失いたくない。 「お前は確か元ボクシングの世界チャンピョンだったな?」 行かないで……もう耐えられない。 「ああ」 行かないで……私の側に…。 「その瞳は…まさか…青龍! こいつをあの場所に連れて行け!」 行かないで……その手で私に触れて。 「なっ、まさかそいつが五人目だと言うんですか!? そんな事が…」 行かないで……お願いだから。 「早くしないか!」 行かないで……置いて行かないで……。 「は、はいっ! 来るんだ!」 ウィィィィィン。 嫌……ドアが閉まる。オロチが行ってしまう……忘れたくない……。 行かないで……私の愛する 。 ――リュウ。 21 :HP-5000 [sage] :2007/02/20(火) 20:42:18 ID:6DY+xvKU 14 ∞ ∞ ∞ ゴボゴボッ……ザァァァァァ……。 「んっ……ふぅ……」 体を包んでいた冷たい感触が離れる。私の口から酸素マスクが外される。 やはり外の空気は美味しい、あの中では感じる事は不可能だな。 妙な夢を見ていた気もするが…忘れたな。まあ…何時もの事だ。 「今日は、何人のプレイヤーを戦闘不能にしたんだ?」 天井を見つめていた私は、その声に下を向く。 綺麗な顔をした男の姿が見える。手にはバスタオルを持っている。 「ふふっ、お前は何時もそこに居るな」 「お前、居ない時は凄く怒るだろ?」 そうだな、そこにお前が居ると私は安心する。 あの中で殺戮を繰り返す私が、この現実に戻って来てお前を見る。 その瞬間、私は何時も自然と微笑んでいる。 「お前の手は暖かいな」 「どうしたんだ急に?」 後からバスタオルを肩に掛けられると、私は何時も不意に、その右手を取る。 懐かしい匂いがするのだ。何時か感じた事がある懐かしい匂い、暖かさが……。 なあ、その指で私の頬に触れてくれないか? 何時までも何時までも、私の側に居てくれ……何処にも行かないで。 そして私だけを見て、この美貌は…… ――永遠にリュウの為に。 以上です。(_ _) 今回はburaコ、sisuコ、の要素が全開ですw……少しだけmazaコかな? 長らくありがとうございました! (次は誰を書こうかな……) 22 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/20(火) 22:20:47 ID:hbZDCZc8 GJ 23 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/20(火) 23:35:08 ID:/QQnwH/M gj 24 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/21(水) 00:30:37 ID:FhrgC1qe GJ!!! 25 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/21(水) 01:21:36 ID:AvBZfZ2E つか、こんなとこで埋もれんじゃね! ttp://www.bokkasha.com/01.html 出せ!リンの垂れ耳見たい!一冊なら買ってやる! つか、リン見たい!絵心のない俺のために書いてくれHP-5000! お前ならやれる!お前が創造するリンが見たい! 犬リン見たい! 猫ルカ見たい! 魔女っ子リリカ見たい! 今すぐ屠絵掲借りにGO! 一度も出て無いがリンに尻尾があること希望 逆レイプGJ!!! 26 :名無しさん@ピンキー :2007/02/21(水) 10:00:46 ID:TgbkGNvl 落ちるなよ!!!!!!! あ!!!!!!!! 27 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/21(水) 12:54:28 ID:Uv6JofYQ >>25 な、なんか凄い事にww 自費はちょっとww しかも私にも絵心はありませんので(_ _) 28 :名無しさん@ピンキー :2007/02/21(水) 15:46:53 ID:AvBZfZ2E そおかぁ! なら俺はリンの糧になってくるぜ! 最後の言葉は「出るっっっ!」出来まりだ! じゃ!さらばた皆! アデュ! 29 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/21(水) 17:28:46 ID:FhrgC1qe >>28 見事な逃げっぷりだな。 30 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 07:19:43 ID:FYFku635 >>28 あ〜らら、行っちゃった。 31 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 08:04:51 ID:ekfT9tak 保守保守 32 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 09:53:18 ID:KlfDIXxM >HP-5000 チャンピョンとかいう言葉のせいで、ギャグにしか見えない 保管庫で見たとき笑ってしまった 33 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 10:36:05 ID:HMB00PNa >>32 狙いか前回の台詞だからそのまましかなかっんじゃないか? ボクシングだとチャンプか?w ともあれGJ 34 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 11:09:04 ID:HMB00PNa >>33 訂正 なかったんじゃないか? 俺もHPうつったかなW 35 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 12:34:25 ID:mJt1xZtH =((( ^^)つ すっこし遅めのおっ昼休み〜投下あっるかな〜♪ ___ | パソ | (  ゜)ンッ? ||________|| チャンピョン・・・・・・・・・・・・。 (lll゜□゜)間違えたーーーーー! てな訳で、正確には“王者”です(爆) (嘘です。やっぱり変かなぁ・・・) 36 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 13:12:15 ID:jOE5RsVv 一般的表記は「チャンピオン」だろうな。 「チャンピオン(Champion)とは、選手権大会(Championships)や選手権試合(Title match)を 勝ち抜いたタイトル保持者、あるいはスポーツ競技などの優勝者に与えられる称号である。 選手権者と称されることもある。 ボクシングの世界チャンピオンは、敬意を込めてチャンプ(Champ)と呼ばれる事がある。」 (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) 37 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 14:04:27 ID:XnF9iROg >>35 面白いからいいんじゃない? 堅すぎてもなんだしねw 38 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 14:42:07 ID:0z1MKl/Q HP素かよw 39 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 14:42:43 ID:E9KzgS7M おまいらチャンピョンでどんだけ盛り上がってんだよwww 40 :sage :2007/02/22(木) 15:12:42 ID:9ILa73R7 ググると チャンピョン=311,000HIT チャンピオン=11,900,000HIT 結構皆間違えてるから平気だぜw 41 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 15:14:24 ID:9ILa73R7 ↑間違った…。 42 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 15:42:43 ID:gVC3w6AI チャンピョンを知らない層ばっかりか… いや、確かにジャンプの漫画の中ではマイナーだったけど ジェネレーションギャップを感じずにはいられない俺という存在なのだわ 43 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 15:52:14 ID:vGVmqljW そんなマンガあるんだ 44 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 17:02:00 ID:HMB00PNa 保管庫のカウンタおかしくないか? 最高記録にはおよばないが・・・ 45 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/22(木) 21:47:40 ID:AXJy9rHK それいけチャンポン 46 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/23(金) 00:26:30 ID:lYRP0qF1 >HP 前にHP(ホムペ)開いてなかったか? なんか文体似てる気がするんだか・・・ しかもバナーとかリンク全然してないから人居なくて10いってたかどうか・・・ 内容ダンチだけど獣人ネタだったしかも二日で消えたから仲間内で「幻二」って呼んでたんだが・・・ HPの名前最初の文字「ニ」最後の文字「ド」なんだが違うか? もしそうなら絵心あるはず んで、亀レスだがシチュで前スレ523氏の洗脳のSSで、実は洗脳された振りをしてたを提案 47 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/23(金) 00:53:24 ID:C1vxHSwf >>46 これはもうシチュのアンケート決定の方向なのか? だったら俺は、悪の女に掴まった正義の男が、沢山の悪の女に襲われると言うのを提案。ハァハァ・・・。 これは逆レイプになるか? 細かいとこまで言って良いのかな? 48 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/24(土) 03:53:19 ID:7rtfylAo ちょっと流れぶった切って質問。 あと一週間で雛祭り、娘さんがいる榊家もお祭りイベントなわけだが、 その場面を見たい俺は今から作者さんにねだっといた方がいいのだろうか。 あとブルーの本職はイソ弁(まだ自前の事務所もてない貧乏弁護士)でFA? 49 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/24(土) 13:09:21 ID:in3rGinW ドカベン? 50 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/24(土) 18:17:32 ID:in3rGinW ひな祭りの前にバレンタインがあるから まずそっちをよろしくお願いします 51 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/24(土) 23:35:58 ID:w8xVzojp >>48 んーそんな感じかな? ま、書いてる人間がそもそも法律関係どころか文系ですらないんでアレですが。 ひな祭りね。 努力してみる 努力してみるけど… 間に合わなかったらゴメンと先に言わせて貰う >>50 言われて気付いて書いてみた 例によって短い上にエロくないこと謝罪しときますw HP-5000氏のエロくて長い文章に嫉妬w 52 :223 [sage] :2007/02/24(土) 23:37:25 ID:w8xVzojp 血のバレンタイン… 施錠された所長室の扉をレッドと二人で破った先には、そう形容せざるを得ない光景が広がっていた。 顔面蒼白なレッド。泣き出しそうな顔をして震えているピンク。 そして…血の海に沈んでいる上司。 「…みんな落ち着け。これは密室犯罪だ。」 彼等二人の目線が俺に集まる。 もっとも俺もあまり冷静とは言いがたい精神状態だ。 ただ、こんな時だからこそ状況を正確に分析せねばならない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 司令の状況:呼吸および心音あり。息はあるようだ。 切り傷、刺し傷といった刃物傷はおろか殴打された痕跡すらない。 何者かが侵入した痕跡も無いこの状況と合致はする。 鼻から多量の出血があり、口元に茶色い【何か】がこびり付いている。 手には… 「チョコレート?」 …外傷はないから、内的な要因が問題だろう。 で、内的要因として可能性が高そうなのは… いやしかし、チョコ食べて鼻血だしてぶっ倒れるなんて漫画みたいな展開…、いくら何でも…。 …ありえるか。アイツが絡めば。 そうなれば、こうなった経緯もなんとなく想像がついた。 「…謎は、全て解けた。」 「何!?本当か!?」 「一体、なにが原因だったの?」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53 :223 [sage] :2007/02/24(土) 23:38:58 ID:w8xVzojp 「犯人はある意味お前だ、ピンク。」 言葉を失う二人、そして別々な反応を示しだす。 「そりゃ、アレだけ顎でこき使われてたら俺たちと同じで動機なんていくらでもあるな。…それにしてもある意味ってどういう意味だ?」 やっぱりお前も「動機」あるのか? …ある意味の正確な意味はおいおい話すさ。 「な、何で私なのよ!?そりゃ動機は否定はしないわ!!でも、私って証拠あるの!?」 …動機、認めちゃったよ。てかうちの所長、人望無さすぎ…。…まぁ犯人断定は証拠じゃなくて消去法だけどな。 「なぁピンク。あのチョコレートに見覚えは無いか?」 「チョコって…。!!あ…。」 「昨日の晩、うちの黒百合と何をやってたか当然、覚えているよな?」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『ブルーに黒百合、お邪魔します!』 『ん?ピンク?こんな時間に何だ?』 『ふふ。そうか。明日が決戦の日だものな。旦那様。悪いけど席を外してもらえるかな?』 そして居間まで届く芳ばしく、甘い香り。それに混じった不穏な会話。 『ところでピンク。隠し味にこんなのはどうかな?わが社の新製品だよ。』 『…こ、これは!?』 『意中の殿方もこれでイチコロだよ。…ただ、興奮作用が強いから血圧上昇に気をつけないといけないかな。』 『血の気の多いあいつなら多分大丈夫よ。…興奮作用は量に依存するのよね?たっぷり入れちゃおっと。』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「そして余ったチョコで義理チョコを作り、司令に渡した。…その結果がコレだ。」 そう。年を食った司令にはこのチョコの刺激が強すぎてK.O.。おそらくこんな結末だろう。 「…ピンク。お前。」 …えらく凹んでるな?レッド…。なにかこの推理で気にかかることでもあったか? 「違うわよ!!黒百合にチョコの作り方を教えてもらって、媚薬を入れたのも間違いないわ!!…でも、私は本命1つしか作ってない!!」 …はぁ!? じゃあ、こういう事か? 「…レッド用に作ったチョコを司令がちょろまかした。…そして自爆、か?…だから施錠もされてた。」 重い。ひたすら重い沈黙。 「ぅうう。」 その沈黙を破る呻き声。 ドスッ!! 鈍い音と共にその呻き声は消える。 俺とレッドはアイコンタクトを交わし、今見た事を忘れたことにする。 うん。仕事だ。仕事しないとな。冒頭よりさらに悲惨になっている光景を極力無視して、とりあえず自分のデスクに向かう。 …その夜、媚薬の効果は凄かったことを報告しておく。 黒百合から口移しでチョコを貰ったせいでお互い歯止めが効かず大変だった…。 54 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 00:19:10 ID:ATUfU0L6 GJ第一号! 最高〜!   HPもバレンタインネタ書いてみないか? 55 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 00:38:31 ID:ATUfU0L6 リンが味方だとブルー夫婦のようには行かないかな? スレ違いになるか・・・。 それにしても司令ちょろまかすなよww レッドお前・・・。 56 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 00:56:33 ID:Fjv51Dwt 司令最高だw つか、レッド+媚薬のコンボはとんでもないことになる悪寒。大丈夫かピンク。 57 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 01:15:01 ID:u2+d1TNE GJ2 ピンクも黒百合の方法で渡せばよかったなww でも、それだとそのままその場でレッド暴走しそうだww 58 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 02:11:54 ID:9FG+eFvJ (;´Д`)は、歯止めがきかず、どう大変だったのですかッッ!? 59 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 02:27:58 ID:pIFwbJ+6 雛まつりクレクレ厨です。 仕事で忙しくて久しぶりにスレ覗いたら顎はずれた。 司令……あんたホントに正義の味方か?wwwww 作者さんGJッ! 60 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 07:09:04 ID:CSIa5YVG 誰も突っ込まないから黙ってたんだが、気付いててスルーしてた人も結構いたのか >>42 神様は左利きです 61 :HP−5000 [sage] :2007/02/25(日) 10:25:54 ID:OXoEkiCB 代理投稿です。非エロ,バレンタインネタ。1レス消費 62 :HP−5000 [sage] :2007/02/25(日) 10:26:47 ID:OXoEkiCB 突然ですが! 皆注目〜! 今なら私が可愛い笑顔を送るよ♪ 注目したかな? じゃあわたくし事、リオサイドキャッスルの謎の美少女! ル……危ない。メルンちゃんから連絡で〜す! この度、我が社では『かなり後れてバレンタインキャンペーン』を行いますv 商品所詳細は以下の通りです。 商品bP 甘い甘いクロショコラ! 口にした瞬間に広がるあま〜い感触に、もう貴方の心はメロメロ! 一度噛んだら半生チョコが口一杯に広がりますv ホワイトのリボンが付いた箱で送られて来るよ♪ 商品2 少し大人なブラックココアチョコ……。 ほろ苦い恋の味、悲しい気分になるかも知れないけど、そこはチョコの力で元気一杯! 舐める内にほろ苦さが堪らなくシビアになり、涙と共に全て洗い流してくれますv ピンクのリボンが付いた箱で送られて来るよ♪ 商品3 欲望渦巻く大人の世界……カカオ100%チョコ! その名の如く、ぜ〜たい食べられた物じゃありません! ですが、愛があればその位は平気ですよね? ね……? じゃあそう言う事でv 噛んだ瞬間悶絶するような衝撃、もしかしたら癖になるかも♪ ヴァイオレットのリボンが付いた箱で送られて来るよ♪ さ・ら・に! 今なら何と!  それぞれイメージキャラクターの女の子が裸にイメージリボンを巻く。 と言う、超悩殺セクスィースタイルで貴方の元にお届け! お好きな商品をお問い合わせ下さい、念じるだけで今夜夢の中に届きます♪ 届かなかった場合でも、苦情は一切受け付けないのでよろしくね♪ それじゃ……あっ、そうだ……以降注意事項で〜す! 《商品に関する注意事項》 お届けに上がる女の子は、お客様の好きなように扱って頂いて結構です。 ご利用の際は以下の注意事項をお守り下さい。 商品1甘い甘いクロショコラ! 女の子はかなりボーイッシュな子です。 扱う時は優しくお願いします。もし乱暴に扱うと……。 商品2少し大人なブラックココア……。 女の子はキツメです。ですが虐めてあげると大人しくなります。 もし成すがままになっていると……お客様がMの方にはお勧めできません。 商品3欲望渦巻く大人の世界……カカオ100%チョコ! この商品を選ぶお客様は、「女王様」「高笑い」に反応する方お勧めです。 弄ると少し大人しくなりますが……最後は甘噛みされて夢心地に……。 以上が注意事項です。 ご注意)商品3の商品に関しては、オプション「鞭」がもれなく付いてきます。 以上の事を踏まえた上で、振るってご利用下さい。 てな訳で、メルンのラブラブ通信でした〜♪ まったね〜♪ とんでもない物を書いてしまった……。 またお会いしましょう(_ _) 私も榊家読みた・・・あれ? 先に投下されてる・・・榊家GJ!!! 63 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 11:48:50 ID:afye5x2Z >>61 代理投下ってことはまとめ人さまですかな? 作品取り纏めも含めて速く正確なお仕事振り乙です。 >>HP-5000氏 注文方法を明記してくれないと頼めないじゃないかw 3のチョコ責めと別の責めを受けきってみたいと感じた俺はドM 64 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 15:35:49 ID:8unW9p3b >>223氏 GJですよ〜いやぁ〜もうお腹一杯ですw 司令wレッドもそろそろ覚悟の決め時か?w >>HP-5000氏 念じれば届く?なら全員念じとこう・・・死ねるかな?w オプション鞭なら弄るなんて勿体無いw シチュのアンケートも良いけど、このスレに投下されているキャラアンケートはどうだろう? 作者さんに許可が要るから難しいかもしれないが、好きなキャラに投票してランキング決めるとか面白そうだが。 もちろん作者さん本人は違う人のキャラに投票するルールで。 これだと作者さんの人気も分かるからあまり良くないとも思うのだが・・・。面白そうだw と、突拍子もない事を提案してみるw 65 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 15:55:22 ID:NfNEicjl 作者さんの人気も分かるからあまり良くないんで反対。 66 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 16:08:11 ID:8unW9p3b >>65 やっぱりそういう意見出てくるよな・・・(T T) 作者さんさえ気にしなければなぁ・・・orz 67 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 18:37:40 ID:ATUfU0L6 キャラの特性だから、作者の人気とは関係ないのでは? ザーラ様に一票。(;´Д`)ハァハァ・・・。 68 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 20:24:35 ID:nWirnbCy 榊夫妻も捨てがたいが、 オレもザーラ様に一票。 (*´Д`*) 69 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 21:44:23 ID:/Jj5M+Fx 話自体の好みと、キャラの好みは違うからな。 俺はキュレイア様に一票だ。 70 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 22:09:28 ID:u2+d1TNE 是非とも上に乗られたい リンに一票 後、一番のチョコ貰っとくw 71 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 22:49:22 ID:mGseW9MR ザーラ様か ネリア様か・・・決められん 72 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 22:51:39 ID:Q8gKmyJx >>71 くっ!改造ナンバー71号は俺の同士 73 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 22:52:58 ID:y34l29JS いつの間にか投票になっとる… >>72 その表現いいなw 74 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/25(日) 23:03:57 ID:Q8gKmyJx >>73 >>4は四天王getでw 75 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 00:16:23 ID:5/TAV1aH ザーラ様もネリア様も素晴らしい が、俺は手ごろなサイズっぽい偽乳の幹部のおねーさんに一票w …続き読みたい 76 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 00:32:21 ID:ByocUSGa ザーラ様もネリア様もキュレイア様も黒百合様も・・・最近出たリンも良いし・・・う〜ん。悩む・・・。よし! やはりザーラ様に一票!wwwww 気になったんだが何故リンは様がつかないのだろう? 一度もつけてる奴いないような・・・。 77 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 00:45:40 ID:3qBhHNZy >>76 そういやそうだな・・・はて? 俺は紗羅に一票。 ・・・覚えてる人居る?俺はかなり壷、マニアックだろか? 78 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 00:48:04 ID:3NT1N+3K 決めた! 俺はネリア様への愛を貫くぜ! 79 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 01:00:00 ID:ByocUSGa >>78 ネリア様で来たか〜! 俺も迷ったんだけどなw 提案、好きなキャラのファンクラブとかどうだ? そこで提案者特権! 俺は今からザーラ様FC会員1を名乗るぜ! ザーラ様好きは後に続くべし! ・・・と言っても名乗るだけで活動は無いがなw 80 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 01:03:29 ID:3NT1N+3K >>79 >>71で相当迷った俺としては是非2を名乗りたいwww 81 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 01:05:09 ID:ByocUSGa >>80 ようこそ同士よ!w 名乗った時点で2は君のものだ! さあ! みんなも続け!w 調子に乗りすぎたかな・・・www 82 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 01:07:23 ID:f8Lc98lo あれ,ファンクラブって怪人1号,2号じゃないのか? 83 :ザーラ様FC会員1 [sage] :2007/02/26(月) 01:09:27 ID:ByocUSGa もし、ザーラ様に対してレスする時はこの名前にしようw 寝るか・・・明日までに増えている事を期待w >>82 ザーラ様が入ってればOKと言う事で、bヘ名乗った順ねw 84 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 01:13:40 ID:RSfm+ytF >会員No.(名乗った順) 矢車シャドウ隊を思い出した。 85 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 01:29:30 ID:3qBhHNZy お、俺はザーラ様FC会員3! 間に合った〜!w 86 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 01:39:53 ID:f8Lc98lo よし,ザーラ様四天王(No.4)get! 87 :名無しさん@ピンキー :2007/02/26(月) 02:04:14 ID:3qBhHNZy >>4の人? 来るかなと思ってたよw 88 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 04:10:59 ID:Yan86q5M ザーラ様に濃厚なフェラチオされたい(´д`) 前スレに出てきたレネーラ様も好みなんだが、まだ活躍してないからなぁ 89 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 19:42:15 ID:BY8/bygG ついに前スレが 書けなくなった! 前スレ お疲れ様 90 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 22:47:41 ID:IwKeGrNV キュレイア様会員番号No.1とザーラ様会員番号No.5の座は俺がいただいて行きまつね 91 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 00:26:27 ID:DiDLrD+5 誰も申しでないか・・・ならネリア様FC会員1とリンFC会員1は俺のものだ。 >>76 >>77 リンって名前が可愛い過ぎるからだと思う名前は結構重要だ。まあ俺は好きだけど。 だが俺はネリア様に一票。悪いなリンw 92 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 01:29:26 ID:/oVOmLJB じゃあ漏れは偽乳さん(名前不明)FC会員No.1を名乗らせてもらうぜ! 93 :ザーラ様FC会員1 [sage] :2007/02/27(火) 02:50:25 ID:Sdug+9he ネリア様取られたー!(つT) やはり浮気心を出したのがいけなかった! 俺はこれからもザーラ様一筋です! ( ´Д`)ざ〜ら〜さ〜ま〜か〜む〜ひ〜あ〜! それにしてもひょんな発想からここまで発展しているとはw 94 :ネリア様FC会員1 [sage] :2007/02/27(火) 03:20:44 ID:DiDLrD+5 >>83 >>93 なるほど伽羅に関する事言えば使えるわけだな? なら(;´Д`)最後になんて言われたんですかー! コメントの最後に叫ぶと楽しいなw 95 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 03:54:54 ID:glaC3OJS 混沌としてるな〜・・・ 96 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 04:37:52 ID:T+Irixzy カオスついでにネタ投下して寝る。 ttp://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-2562.html 俺はタンザニアに行くぞジョジョーッ!! 97 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 12:15:57 ID:2UdD1j+r いってらっしゃい 98 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 13:36:06 ID:1dbz6kR8 >>96 そのニュースそこらじゅうに貼られてるなw しかしソースを読むと、どこにも「童貞」とも「女悪魔」とも書いていないという罠。 99 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 14:12:51 ID:uQvaWvdx ちょいぐろw ポポ・バワ(黒魔術大全より) その悪魔は現地の人間の間ではそう呼ばれていた。 「翼を持つコウモリ」は汚らしい、油にまみれたような茶の翼で音も無く近づき、 鋭い牙で男根に食らいつく。血をいくらか吸い、牙の毒をたっぷりと流し込むと その作用で勃起した男根を今度は下の口で食らう。 体中に毒が回り意識を手放すまで悪魔は哀れな男の体を手放さない。 運悪くこの光景を目撃してしまったものはその場から速やかにはなれよう。 ポポバワが獲物の体から離れたら、それは悪魔の子供たちの食事の合図なのであるから。 次の日の朝には骨と毛髪のみがそこに散らばっていることだろう。 ポポ・バワに襲われた男の死骸には常に頭蓋が無いと言われる。 専門家の間では頭蓋に子供を生みつける、 ある程度知能のある生き物であるから戦利品コレクションとして回収しているなど 様様な説があるがポポ・バワの生態自体が謎に包まれており詳しいことは今後の研究にゆだねられそうだ。 関係ないけど。 戦闘タイプの悪女が多いけどわるい魔女とか需要ある? 100 :名無しさん@ピンキー :2007/02/27(火) 15:00:00 ID:2UdD1j+r 100GET 101 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 17:17:31 ID:6APomiLf >>99 ゴッドサイダーかよw 悪い魔女は激しく需要あり。 102 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 18:26:26 ID:2UdD1j+r 女悪魔を仲間に出来る 女神転生とかか 103 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 18:51:44 ID:glaC3OJS 女神転生は魅力的な女悪魔の宝庫だよな。 104 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 22:17:46 ID:OBIwFV21 そこでメガテンでは必ず最初にピクシーを仲魔にして最後まで絶対に外さない俺、参上。 流れ斬りだが、ゲキレンジャーの女幹部メレが予想外にイイキャラだった。 イケメンボスにはメロメロのエロエロ声で話し掛けるのに、敵や敗北した部下には ドスの利いた声で恫喝する…コスチュームも露出度高いし、ある意味王道。 ヴェドゴニアってゲームで気弱巨乳眼鏡っ子が吸血鬼に血を吸われて、真っ赤なエロ ボンテージに身を包んで主人公宅に押し入ってきた時はビックリしたのと同時にスゴい 興奮した。 ヴァンパイア化して超絶サドになったかと思ったら、それ以上に強い相手に脅されると 元のビクビク小動物系なマゾっ子に戻るとことか特に。 長文ゴメ。 105 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/27(火) 23:04:25 ID:PKuCcyJr ここ始めて見た。ヒロインを悪が嬲って堕とすってのはよくあるが、正直このスレに感動。 悪の女とラブラブになったり改心させたりってのもあるんだろうな。返り討ちもあるようだが。 106 :名無し募集中。。。 [sage] :2007/02/27(火) 23:56:19 ID:2RIeStOs ザーラ様やキュレイア様のような幹部も好きだけど ミナみたいな雑魚戦闘員が好きだ 107 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 01:36:09 ID:mYr7jjR1 >そこでメガテンでは必ず最初にピクシーを仲魔にして最後まで絶対に外さない俺、参上。 漢だな…。俺は金剛神界で挫折した(真1)。そして何が悲しいってメガテンスレ落ちてる件orz それにしてもまとめブログ見てみたけど、役職無しの平戦闘員ってほとんどないのね。 リュウナ外伝のエリナ姉さんも戦闘隊長って役職あるし、むしろ真の雑魚戦闘員ってミナだけ? 108 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 03:49:33 ID:iGOpAyg8 すまんがミナってだれ? 109 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 04:10:48 ID:P0BmD0+X >>108 女戦闘員の誤算(後編)、に出てくる子だと思う。 (保管庫参照) 110 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 04:20:32 ID:MGO1D1Aa >>108 >>109 新人さん?保管庫で読んでみ、俺は好きな話しの一つだw 111 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 07:18:57 ID:Gep1iBdr 去年あった大和仮面の続きを楽しみにしてたりする。 112 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 17:26:51 ID:vAnHgc6M >>105 新たな世界にようこそ。…確かにマイナーな世界だけどw …なぜマイナーなのかいまだによく分からん、という疑問も消しがたい俺。 分かっちゃいるんだが…。 113 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 17:31:41 ID:58TE54y9 ミナ良かったよな。 大和仮面ってホルスニュウだっけ。あれも面白かった。 114 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 20:59:45 ID:P0BmD0+X 【リン】リアリスト・サイバーゲーム【リュウ】 このスレは、本スレ「悪の女を捕まえて」より生まれた。作者HP−5000氏の作品について語らうスレです。 突如として、本スレに現れた長文&感動を呼ぶ作品を投下したHP−5000氏。 「実を言うと、リュウ過去編もその場で書く→投下→書く→投下でやってました」二代目スレ悪の女とH 2より。 この御言葉が本当なら、彼は神と言わざる終えません。 彼の作品について熱く語り合いましょう。 注意:レスの本文から、作者様はかなり繊細な心の持ち主のようです。作者に対する暴言などは絶対に止めましょう。 実は俺ファンなんだけどこんなの立てたら叩かれるかな? 115 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 21:02:04 ID:owrJ22ag とりあえず誰も得をしないのは確かだな 116 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 21:03:20 ID:P0BmD0+X >>115 即答ありがと、やっぱ止めとく。 117 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 21:15:39 ID:Gep1iBdr 悪の女とのHの話って、 1.悪事を罰したり誅したりするために嬲り者。 2.敵対という葛藤の中で恋愛。 3.悪の女を恋仲になって改心させる。 のパターンがあるみたいだな。 おまいらはどれが好き?俺は3。たまに2。 118 :名無しさん@ピンキー :2007/02/28(水) 21:17:45 ID:P0BmD0+X 俺も3かな。 1は嬲った後にフォローあればOK 119 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 21:22:55 ID:1zUC5pBl 2メインそのパラレルとして3。時々1。 120 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 21:52:08 ID:MGO1D1Aa 絶対2。3もまあまあ、1は>>118と同感。 121 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 22:00:09 ID:qXVlJtz9 >>117 ・・・逆レイプは? 122 :名無しさん@ピンキー :2007/02/28(水) 22:23:05 ID:0NDi5Y6g オレは1と3のミックスで、悪事に対する罰を与えているうちに 悪女と恋におち、改心させるみたいなストーリーがBEST! 123 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 22:38:40 ID:iGOpAyg8 どうでもいいが一週間で百を超える なんて 124 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 22:43:10 ID:P0BmD0+X >>123 最近の理由はカオスFC会員制度の発端。 >HP−5000氏の長文も少し噛んでる予感w 125 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 22:45:31 ID:mYr7jjR1 >>121 4. 逆レイプされた挙句、人生の墓場逝k(ry 126 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/28(水) 22:47:00 ID:qXVlJtz9 >>125 ありがとう 44444444444444444444444444444444(ry 127 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 00:12:02 ID:hzSzNYbd なるほど、それら全てのシチュ備えているザーラ様が人気出るわけだな… 128 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 00:56:45 ID:k8RYbch3 皆はどんな系列の悪の女が好き? 1 組織の幹部女。 2 パシリされて、直に正義の男にヤられちゃうような下っ端女。 3 魔女っ子。 4 獣人女。 5 悪魔女。 この中に居る?後はどんなのあるかな? 129 :名無しさん@ピンキー :2007/03/01(木) 01:02:42 ID:QTl/S6vt どれも魅力的で決め兼ねるな。 しいていうなら一番。 130 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 01:07:00 ID:QTl/S6vt >>128 つか、お前自身は二番だろ?詳しく書きすぎてバレバレだぞw 131 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 01:10:58 ID:k8RYbch3 >>130 つい私情がはいりまつた・・・・・orz 132 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 01:15:19 ID:CCP/yPVG >>128 この内容、ちょっと前にまとめブログでアンケートしてたよ まだご覧でないのかな? …で、俺は1。 どうせなら2に対する熱いパトスを文章化してくれ。 女戦闘員モノ、ほとんど供給がないし。 133 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 01:18:26 ID:hzSzNYbd 1と5を兼ね備えたもの 134 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 01:26:51 ID:k8RYbch3 >>132 じゃあ・・・。 「く、今日は何て付いてないのよ」 「さあ! 覚悟するんだ!」 前進黒のピッタリとしたタイツ姿の女戦闘員が、目の前に迫り来る男を見て焦りを見せる。 赤いスタイルの戦闘ヒーロ風の男は、手にビームサーベルのような武器を持ち、それを女戦闘員に向ける。 以降レッドと呼ばせてもらおう。 「こ、こないでよぉ!」 女戦闘員は、ムッチリと体から飛び出る胸を揺らしながら男から背を向けて逃げ出す。 だが・・・。 ピシャァァァ! 「きゃぁぁ!」 女戦闘員の体を、赤いビームサーベルが切り裂き、タイツがジュウジュウと音を出して溶けていく。 「ううっ・・・」 全身穴だらけになったタイツを見て、女戦闘員は恥ずかしそうに零れ落ちた胸を隠す。 大き過ぎるその胸は、手で隠しただけでは抑えきれない。 「凄い胸だな・・・」 「な、何よ・・・? 何を・・・きゃぁぁ!」 ビームサーベルがしまわれると、レッドが急に自分の股間に手を添え、そこから男のビームサーベルが顔を出す。 あまりに大きいそれは、女戦闘員の顔の前で揺れて今にもくっ付きそうだ。 「命が惜しかったら・・・わかってるな?」 「い、イヤァァァァ!」 男はそのまま欲望のままに、泣き叫ぶ女戦闘員に向かって飛び掛っていった。 こんなもんかな? 135 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 01:34:39 ID:QTl/S6vt >>134 溶ける服は激しくそそる! ジュウジュウとか、擬音が入っている・・・まさかHP? 136 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 01:42:20 ID:k8RYbch3 >>135 さ〜どうかな〜・・・。 ちょっと馬鹿っぽかったかな? 137 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 01:50:19 ID:CCP/yPVG >>134 掴みから萌えた …ただ、これだけでは起承転結の起のみですな 承としてヒーローの蛮行にフォローの要素を入れるとか 転としてそれが恋心にころがるイベントをいれてみるとか 最後にいろいろあってハッピーエンドの結を入れたら立派な作品ができあがるじゃないか 138 :MP−500 [sage] :2007/03/01(木) 02:15:42 ID:k8RYbch3 >>137 久々に火が付いた。俺が俺である内に書いてやろうじゃないか。 「止めてよ! やめてぇ・・・」 女戦闘員は何度も抵抗したが、その抵抗も虚しく、巨大な男根に突き刺されてしまった。 「ははははっ! そのエロい姿が堪らないぜ!」 男が女の中をかき乱し、何度も女の中を深く突き回す。 「ううっ・・・」 こんな筈ではなかった・・・。 女戦闘員は、心の中で何度も繰り返す。 悪の組織、デスサイドの下っ端戦闘員になって一ヶ月。 組織の上司からは何時ものように虐められ、何度もパシリにされ・・・。 でも、何時かあの男たちを見返してやろう、そう思って生きてきた・・・。 私は虐められっ子だった。会社に入れば蔑まれ、女だからと言う理由で仕事も貰えなかった。 そん時思った、この醜い社会を全て破壊して、私が正義になる。 でも・・・。 「あ、ああっ! もうだめ・・・もうだめ!」 「いい顔だな! もっと苦しめ悪め!」 私の中を男が突き回す、その大きな感触は、私の中を裂くように痛い。 これが、悪に走った私の末路度というの? 認められたかっただけなのに・・・。 「ああっ! 死んじゃう! もう駄目ぇ!」 何故だろう・・・? レッドの心にある感情が芽生えた。 似ているのだ・・・。女戦闘員が、初めて好きなったあの子に・・・。 何時も笑顔で俺の事を応援してくれた。会社に入り、仕事も満足に出来ない俺を励ましてくれた。 この子を守りたい・・・。その思いで俺は、ドラゴンバスターズ。正義の味方になった。 だが・・・。 「ははっははっ・・・はっ・・・」 「え・・・?」 女が不思議そうに、腰を動きを止めた俺を見る。 あれ・・・? この表情・・・。何時も、上司に虐められて泣きそうになっていた・・・。 「レン・・・か?」 「っ・・・まさかリュウヘイ君・・・? そんな・・・」 二人の中で何かが動いた。 それは、お互いの事を知らなかったからではないだろう・・・。 変わり果てたレンを見て、男が寂しそうな視線を送る。 自分の敵になってしまったリュウヘイを見て、レンは涙を流す。 二人にもう言葉は必要ない・・・。 そう・・・お互いを知り、全てを取り戻した男が居る。 そう・・・自分の愚かさを知り、全てを失った女が居る。 二人はこの先、数々の苦難を乗り越えなければならないだろう・・・。 だが、二人の行く先には、明るい希望が満ち溢れている。 何故なら・・・。 ――二人の心は二つで一つなのだから。 こんな感じか? 最初をギャグにしすぎたからしっくりこないな・・・。 あと、前にHP開いてたとか言ってた奴な、あれ開いてたぞ。パソがクラッシュしたから止めた。 絵はあいつには無理だな。俺も今は書く気は無いから・・・。 それじゃまた会おう。  139 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 02:17:20 ID:k8RYbch3 そん時→その時な。俺も誤字多いな・・・。即興だから勘弁してくれ。 140 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 02:31:15 ID:CCP/yPVG GJ! 顔見知り設定に萌えた ってか即興でこれってアンタ、どれだけ恐ろしい人なんだw アンタの雑魚戦闘員に対する熱いパトスには感服したw 141 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 02:41:37 ID:QTl/S6vt HPがダブルカルチャーだたとは・・・。 ネタにしろそうでないにしろ、あんたは神だ。 激しくGJ! 142 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 03:27:35 ID:rk5QyAR1 前スレの最後の方で盛り上がった、筋肉質悪女の雑談時に少し書いたSSの完全版を投下します。 143 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 03:38:41 ID:rk5QyAR1 深い深い山の中、満月で照らされた草原で死闘が繰り広げられていた…… 「ハハッ、よくも部下達を殺ってくれたねぇ、このまま締め殺してあげるよ」 ショートカットの大女に掴まり、男は足が浮いたかと思うとベアハッグを喰らった。 女とは思えぬ鍛え上げられた両腕が男の身体を万力のように締め付ける。 「グハァッ」肺から空気が漏れ出る。 女は世界征服を企む悪の組織マッシュルーガの戦闘隊長レイア、 男は組織を裏切りたった一人で敢然とマッシュルーガに立ち向かう自由と正義の戦士、方城カイである。 山中にあるキャンプ場の客を拉致し、カイを誘き寄せて仕留めるのが組織の作戦であったが、 難なくカイにキャンプ客を救出されてしまい、続く戦闘でレイアの部下達はすべて殺されてしまっていたのだ。 「ククッ、あんたも年貢の納め時だよ、あたいに抱かれながら逝っちまいな」 そういって自信満々の笑みをこぼすレイア、苦悶の表情を浮かべながら何とか逃れようとするカイ。 さっきから筋肉質な巨女とは思えぬほどに大きな乳房が押し当てられているのだが、その感触を楽しんでいる暇など到底ない。 まさに絶体絶命、このままでは背骨を折られやられてしまうのも時間の問題であった。 しかし、ひょんなことからチャンスは巡ってきた。カイのもがいている腕がレイアのある部分をこすったのだ。 それは、彼女がブラをしていないため汗ばんだシャツから浮き出てしまった乳首であった。 「ンンッ」 いつもの野太い声からは想像できないほどレイアは可愛らしい声をあげる。一瞬、両腕の拘束がゆるんだ。 「今だっ」 カイは渾身の力でレイアの両腕をふりほどいたかと思うと、彼女のデカ乳に掌底を叩き込んだ。 「ハァァァァンッ」 ブルンッと乳がたわんだかと思うとレイアの大きな身体が吹っ飛ばされ、大木に全身を強く叩きつけられた。 カイは唯一鍛えられていない弱点だとはいえ、女の乳房に技を極めたことを少し後悔したが、 相手はマッシュルーガの戦闘隊長である。心を鬼にしてとどめをささんと痛みで呻くレイアにむかってゆっくり近づいていく。 「やってくれるじゃないか」 レイアは自分のいまだ残る「女」につけこまれたことを戦士として恥じ、ヨロめきながらも立ち上がった…… 144 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 03:43:06 ID:rk5QyAR1 カイは普段は温厚な青年であるが、マッシュルーガの構成員に対しては非情であった。 平気で人を毒ガス散布やハイジャックなどで何千人と殺し、 世界征服などという誇大妄想にとりつかれた集団にかける情けはもたなかった。 彼らがどんなに命乞いをしようとも、顔色一つ変えることなく今まではとどめをさしていたのだ。 そんなカイであったが、レイアと対峙してその氷の心に少しだけ亀裂が生じていた。 いや、彼女がいつもどおりであったら何の躊躇もなく殺していただろう。 普段のレイアは身体のラインがほとんどでない強化装甲服を着ている。 そしてカイよりも頭一つぶん大きな体躯に低い声も手伝って、性別を意識することなどまったくなかったのだ。 しかし今回、カイの策は彼らの強化装甲服を強力な酸をつかって脱がせ、弱体化させてから倒すといったものであり、 その作戦の成功によって、彼女はシャツとパンツだけというあられもない格好となった。 そしてカイは知ってしまったのだ、レイアが「女」であることを。 彼女は筋肉質なボディからは想像できないほどの大きな乳房の持ち主であった。 そしてブラもしていないためシャツごしに乳首が浮き出てしまっていたし、 陰毛を剃っているのか汗で濡れたパンツごしにも縦の割れ目がうっすらとみえたのだ。 男だと思ったことはないが、レイアを女としても意識していなかったカイは、一瞬とまどい動きが止まってしまった。 その隙をつかれ、レイアに抱きかかえられたのだが、それがまた彼女に対し女を意識してしまう結果となった。 押し当てられた柔らかな胸の感触、乳首とカイの腕がこすれあったときに喘ぎにも似たいやらしい声。 そして、レイアの拘束から抜け出たとき、とっさに放った彼女の胸への掌底は フニュリとした女の乳房だけが持つ感触をカイの手に残していた。 145 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 03:44:36 ID:rk5QyAR1 カイは女を殺したことは一度もなかった。なぜならマッシュルーガの構成員の99.9%が男であったからだ。 彼らにとって女は性欲を満たし、身の回りの世話をする奴隷でしかなかった。 そんな組織にとってレイアは特殊な存在である。 戦闘部隊にいるというのも信じられなかったし、ましてその戦闘隊長をしているというのだから。 レイアにとどめをさそうと近づいたものの、心に迷いが生じてしまっていた。 掌底のダメージから抜け切っていない彼女を倒すのは簡単である。 いや、彼女は戦闘隊長――改造手術を受けている可能性も高く、獣人態に変身すれば闘いは長引くだろう。 しかしそうなれば、カイも同じくマッシュル−ガによって改造されているので戦闘形態に変身すればいい。 互角以上に戦えるだろうし、レイアに女を意識せずに屠ることもできるかもしれない。むしろカイはそれを望んでさえいた。 146 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 03:48:58 ID:rk5QyAR1 「フンッ、あたいの美しい姿をみせてやるよっ」 苦痛に顔をゆがませながら、そうカイにむかって云うレイア。 カイは少し安心してしまう。これで心おきなく戦えると。 「変身っ、ハァァァァァァァッ」 そんな叫びとともに、レイアの全身から金色の毛が生え、顔も人間と獣じみてくる。 「モチーフは虎か……」 カイは小さくつぶやく。 「フフフッそうだよ。あたいの変身時の名はタイガールーガ、人の数十倍の力であんたをグシャグシャに引き裂いてあげる」 レイアのその自信に満ちたセリフが終わらないうちに、盛り上がった彼女の身体が着ていたものをちぎりとばした。 カイの眼に獣毛におおわれているとはいえ、ブルンブルンッと揺れる大きな乳房と、股間の割れ目が飛び込んでくる。 (こいつはマッシュルーガだ、人類の敵だ、化け物だ……) またも動揺したカイは心の中で、何度もそう繰り返す。 「さぁっ、あんたもウルフルーガに変身しな、あたいと正々堂々闘うんだよっ」 完全に獣人化したレイアはすぐに襲い掛かろうとはせず、カイが変身するのを待つ。 彼女の「戦士」としてのプライドが不意打ちをすることを拒んでいたのだ。 ウルフルーガとはカイの変身体名である。カイ自身はそう呼ばれるのを嫌っているが組織の者は大体彼をそう呼ぶ。 カイも臨むところだと変身しようとした瞬間、レイアの身体に異変が起こった。 「ハァァァン、何、これっ、か、身体が燃えるように熱いっ」 そんな叫びとともに、彼女の変身が解けていく。 顔が本来の彼女のものとなり、全身をおおっていた毛もすっかりと消え、体格もひとまわり小さくなる。 そして一糸まとわぬレイアの鍛え上げられた肉体があらわになった。 そう、何も隠すものがない彼女の裸がカイの眼の前にあらわれたのだ。 「な、なんでっ」 羞恥心といったものに欠けているのか、胸や股間を隠そうともせずただただ驚くレイア。 原因はレイアの乳房に打ち込まれたカイの技にあった、掌底は身体の外側よりも内側に深刻なダメージを与える。 彼女の心臓部にある変身回路に損傷を与えていたのだ。 もちろんカイは狙ってやったわけではない。偶然の産物である。 カイはやっと戦う覚悟が決まったというのに変身を解かれ、 鍛えられ美しくレイアの裸体をまざまざとみせつけられたことで、またも心に迷いを生じさせていた。 147 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 03:51:41 ID:rk5QyAR1 「くそぉっ、こうなったら」 そんな言葉とともにレイアは乳を卑猥にたゆんたゆんと揺らしながらカイにむかって蹴りを放つ。 陰毛が剃られた股間が広がり、彼女の秘所が今にもみえてしまいそうだ。 普段のカイならその足をとって反撃することも可能であったが、 筋肉質で女らしさに欠けるとはいえ、ここまで女であることを主張されれば動揺してしまい避けることしかできない。 そんなカイの気をよそに、レイアは突きや蹴りといったコンビネーションを駆使しながらカイに襲いかかる。 「ハハハッ、どうした防戦一方じゃないか。フンッ、大したことないねぇっ」 そういいながら、レイアの顔は何故かどんどんと火照ってくる。眼もどこかトロンッとしてどこか色っぽい。 (女に裸で襲い掛かられたら、ゲイでもないかぎりこうなるぞっ) 心の中でそんな突っ込みをいれながら、彼女が戦闘による昂揚だけではすまされない興奮状態にあることを危惧していた。 (まさか、男だけじゃないのか……)カイの嫌な予感はあたった。 「ホラホラッ、ンンッ、逃げてる…だけじゃなくフゥンッ……反撃でもして、アアァッ、してみな……」 レイアの挑発に色っぽい声が混ざってくる。自覚がないのか、それとも意識しないようにしているのか。 カイはさっきとは異なる覚悟を決めて……彼女の興奮し勃起している乳首を二本の指で軽く突いた…… 「フヒャアァァァァァンッ」 レイアはそんな喘ぎのような絶叫とともに、巨体をくねらせ悶えると、その場にペタンッと尻餅をついた。 「やっぱりか……」 呆れたようにカイはそうつぶやいた。 マッシュルーガの幹部クラスは獣人への変身能力を持っている。 そして、その変身が解除された時、とてつもない性的興奮状態となるのである。 彼らのその興奮の犠牲になるのは……罪もない女たちであった。 手あたり次第に目に付く女を犯して、時には勢い余って殺す。 カイが死闘を繰り広げた組織の幹部のなかには性処理用に何人もの女奴隷を常にそばにおいている外道もいた。 そんな、欠陥ではなくどうも故意に付加されていると考えられるその機能はレイアも例外ではなかったのだ。 148 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 03:55:09 ID:rk5QyAR1 「くそっ、こんなときに……」 そういいながらも彼女の手は自らの胸と股間にのびていく。 とどめをさすなら今だ。戦闘を続けられないレイアの顔面や胸に拳を突き入れ殺すことは簡単である。 カイはそうは思うものの、身体が拒否している。 それどころか、おのれのイチモツがだんだんと固くなっていくことに気付く。 彼女が自慰をして興奮がおさまってから戦うか……カイは、それも馬鹿みたいに思えた。 ならば見逃すか……憎いマッシュルーガとはいえ、女を殺すことにためらいがあった。 しかし、レイアを見逃したせいで罪なき人々が殺されるかと思うと、カイはその選択肢もはずした。 「フゥン……ハァハァッ、ダメ、気持ちいいっ」 そんなカイの葛藤をよそにレイアは自らを慰めはじめている。 豊かな乳房がフニュフニュと彼女の手によってかたちをかえていく。 指で弄っている秘所もだんだんと濡れてきているようだ…… カイが必死で考えないようにしていた最後の選択肢。それは彼女を抱くことであった。 人質にされる危険もあるため、マッシュルーガとの終りなき死闘をはじめてからカイは人との積極的な付き合いを避けていた。 カイも改造されたとはいえ、男であり、その性欲は人並みにある。 なのに、ここ数年一度も女を抱いていなかった。 人との触れ合いさえも禁じていたカイの心に、眼の前の女を抱きたいという衝動がおきても仕方のないことであった…… (くそっ、なるようになれっ) 情動に屈したカイは、自慰にふけるレイアを押し倒し、彼女の乳房を力強く揉んだ。 「アヒャァァァッ、やめっ、やめな。ヒィィッ、て、敵にこんな辱めを受けるなんて……ンンンッ」 喘ぎながら、レイアの中に残った戦士としてのプライドがカイの行為を拒否する。 もし、彼女が性的興奮状態になかったら犯される前に舌を噛み自害していたかもしれない。 しかし、今のレイアは普段の彼女ではない。肉体の欲求を満たすことが何よりも優先されるケモノであった。 「あ、もっと優しく、ハァァッ、こんなの許せないのに……ンアァッ、身体がダメ、反応しちゃうよ……ハァァンッ」 レイアの肉体は鍛えられていることもあって肉感的な女特有の柔らかさはない。 腹筋も割れているし、まるで男の肉体に触れているようだった。 しかし胸だけは違った。彼女の乳房は大きく、どこまでも柔らかく、乱暴に揉みしだくカイに女を感じさせた。 女ボディビルダーを想像してもらえればわかるように、 全身をくまなく鍛えれば胸の脂肪はとれ、まるで男の胸板のようになってしまうことがある。 しかし、レイアは胸筋を鍛えるような、胸が小さくなるような運動をできるだけ避けていたのだ。 男に負けないような逞しい肉体を手に入れたいと思う反面、 成長するにつれどんどん大きくなっていった、女たちが羨み男たちの眼が釘付けになる巨乳を失うことをためらったのだ。 彼女の捨て切れなかった「女」の部分、それが胸であり、そのまま弱点ともなった。 149 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 03:57:59 ID:rk5QyAR1 カイは両手で乳房をこねくりまわし、口で勃起した乳首を吸い転がす。 レイアは最初のうちはペシペシと力の入らない拳でカイを叩いていたものの、 敏感すぎる胸を執拗に責められ、いつしか普段の彼女からは想像できないほどいやらしい喘ぎ声をあげはじめた。 「アァァッ、ダメこんなの、ち、ちくしょう……あたいがこんな、いやっ、フワァァァッこんなのあたいじゃないよっ」 必死に敵に身体をまさぐられ感じてしまっている事実をレイアは否定しようとする。 レイアは淫乱ではなかったが、セックスは嫌いではなかった。しかし、いつもは彼女が主導権を握っていた。 部下の戦闘員や捕虜から好みの男を選び、男よりも大きなその巨体で馬乗りになる。 そして騎乗位で満足するまで犯し、征服感を味わうのが何よりも好きだったのだ。 なのに、今は立場が逆転してしまっている。興奮して自由のきかない身体をいいようにされている。 死ぬほどくやしかったが、レイアは自分を怖がって誰も主体的に動こうとしない男に呆れもしていたので、 こんな風に犯されることに何ともいえない昂ぶりを覚えていた。 「男女だとばかり思っていたが、何とも可愛い声で啼くじゃないか……  何とかいえよ、レイアッいつも男をいたぶり殺しているおまえと一緒だとはとても思えないぞ」 男よりも強い、そう主張したいがために成人男性ばかり殺すのが彼女の普段の行動である。 特に警察官や格闘家を殺す時の彼女の表情は悦びで満ち溢れている。 「オ、オッパイ、ンァァッ、ばっかり、ヒィィンッ責めやがって……そんなに乳恋しいかい、このマザコン男っアァァッァアッ」 「いい、度胸じゃないか」 その負け惜しみのようなセリフがカイに火をつけた。両手の指で彼女の薄紫色の乳首をつまむとニュゥとひっぱったのだ。 「い、いたひぃぃっ、やめ、あたいダメになっちゃうよ……あっ」 カイは挑戦的な笑みを浮かべると今度は乳首を少し強く犬歯で噛んだ。 「ダメェ、いたひぃぃっ、けどちがうの、ダメなのぉっ。あたいの身体おかしいよ、感じちゃうんだよぉぉぉっ」 凛々しい顔を切なげに歪めて、自分の今の状態を思わず言葉にしてしまうレイア。 そんな初々しい反応にカイのイチモツはジーンズのなかでもうはちきれんばかりにパンパンになっていた。 150 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 04:02:08 ID:rk5QyAR1 カイは胸ばかりを責めていた右手をスっと彼女の秘所へと持っていく。 そこには溢れんばかりの淫汁でしとどに濡れていた。 「ヒアァァッ」 それをたっぷりと指にすりつけると、濡れ光るその指をレイアにみせつけた。 「すごい濡れ方だなぁレイア。おまえは間違いなく女だよ。どうだ、俺のモノが欲しいか」 サディスティックな衝動に突き動かされ、いつものカイからは想像できない言葉が紡がれ彼女を挑発する。 「ハァハァハァッ。誰がっ、あんたの粗チンなんて欲しがるものか。さぁっ、さっさとあたいを殺しな」 「本当にそうかな……」 そういったカイは指を彼女の蜜壷に突っ込むとニュルリとした突起物――クリトリスを探り当て、 指先で焦らすかのように、ゆっくりと何度もこすった。 「ヒィィィィッ、あ、そこはダメだよッ……アヒアヒアヒッ、すごひぃぃダメそこだけはぁぁぁっ」 レイアはのけぞるようにビクンッと跳ねたかと思うと、狂ったかのように悶える。 カイはその後も何度かクリトリスを責めたあと、ピタッとすべての行為をやめ、 レイアの手をおさえつけて組み伏せた状態になったあと動かなくなった。 驚いたのは彼女である。軽くイってしまいそうになるほど責め続けていたカイが何もしなくなったのだから。 「ちょっ、どういうつもりだい。あたいをどうしようっての……」 「さぁ、どうするつもりなんだろうな」 そのままで数十秒……先に耐えられなくなったのはレイアであった。 胸が股間がうずくのだ。このままでは狂ってしまうと、愛撫されたい、肉棒を突っ込んで欲しいと肉体がわめくのである。 「ね、ねぇっ。あたいを犯すんじゃなかったのかい……」 「なんだ、嫌がっていたんじゃないのか……」 レイアはあからさまなカイの行動にイラツキながらも、イキたいという肉体の要求に勝てない。 「なら、ひとおもいに殺しとくれよ。もう、オカシクなっちゃいそうなんだ……わかったよ、あたいにこう言って欲しいだろ。  望みどおり言ったげるよ。……胸を揉んでおくれ、あ、あんたの肉棒をあたいの膣にぶち込んでおくれよぉぉぉっ……」 プライドをズタズタにされながらもレイアは切なげに叫ぶ。 「いいだろう。望みどおりにしてやるよ」 カイは精悍な顔をニヤリとさせるとジーンズからガチガチに勃起したおのれのイチモツをとりだした。 レイアはハッと息を呑む。 なぜなら今まで咥えこんできた、どの男根よりもカイのそれはデカかったからだ…… 151 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 04:09:02 ID:rk5QyAR1 「す、すごいよっ。悪かったよ、粗チンなんてもんじゃないっ。さ、さぁっ、早くそれであたいを貫いておくれっ」 イキたくて辛抱ができないのか、レイアはモノ欲しそうにそれをみつめながら云う。 「ああ……」 カイは左手を彼女のひきしまった腰にやると、右手でおのれの肉棒を誘導し、 咥えこみたくてタマらなそうな彼女の蜜壷へ一気に挿し入れた。 「ウヒィィィィィィィッ」 「クォォォォォッ」 とんでもない大きさの肉棒を挿入され喘ぐレイア、カイも同時に絶叫する。理由は彼女の膣にあった。 胸以外はこれでもかというほどにレイアは鍛えこんでいる。 日々の鍛錬が彼女の膣筋をイチモツを締め付ける力を強烈なものにしていたのだ。 喰いちぎらんばかりにグイッグイッと絞めつけるレイアの膣はカイの想像をはるかにこえていた。 「すごいぞ、レイア。最高だ。こんなキツくて気持ちいいオマンコははじめてだ」 あまりの刺激にカイは正直にそう答える。 「あ、あたいもだよ。なんて大きさだいっ、コ、コワれちゃいそうだ。さぁさぁッ、は、はやく動かしてっ」 彼女の求めに応え、カイはゆっくりとストロークを開始する。 パンパンッと肉のぶつかる音が戦闘員たち死体で埋め尽くされた人里離れた山中にこだまする。 「ハァン、ンアァァァ、ンンッ、いいよ、いいよぉぉぉっ、オッパイもあたいのオッパイもぉぉぉっ」 カイは卑猥に揺れ動いていたオッパイを鷲掴みにすると、揉みしだいた。 腰の動きをはやめるカイ、乳房を押し上げるようにこねくりまわしながら二人は絶頂へと登りつめていく。 「ファァァッ、あたいイクよっ、もうダメッ、死んじゃうよっ、もうダメダメダメだめぇぇっぇぇぇっ」 ついにイってしまうレイア、その瞬間の締め付けはカイのイチモツに耐え切れないほどの快感をもたらした。 「俺もだっ」 とっさにレイアの膣から男根を抜いたカイは射精する、 ドピュドピュッと飛んだ白濁の精液は彼女の鍛えられた肉体を汚すかのようにまき散った…… 152 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 04:11:20 ID:rk5QyAR1 いつもなら一回達することでおさまるはずの性衝動が今回に限ってはおさまらなかった。 やはりカイの攻撃によりレイアの体内の回路がおかしくなっていたのだろう。 狂うかのような性への渇望がレイアを支配しつづけた。 カイも溜まりに溜まっていた性欲をいい機会とばかりに満たすことにしたが…… それも続けて四回も射精した頃には戦闘員たちとの戦いの疲労もあって限界がきた。 「なんで、なんで、あたいおかしいよっ、ダメこんなの本当にコワれちゃう死んじゃう……ハァァァァァンッ」 乱れた服をととのえたカイは、自らの手で火照りつづける肉体を慰めるべくオナニーに没頭するレイアを一瞥する。 「このまま、イキつづけて死ねばいいんじゃないか。  おまえに殴り殺されたり蹴り殺されたりした人たちよりは痛くないだけ幾分マシな死に方だろうさ」 カイは冷たい言葉を投げかけながらも、自分で女を、レイアを殺さなくてすんだことに安堵する。 どうせ、もう少しすればマッシュルーガの救援部隊が駆けつけ、彼女をどうにかするだろう…… もし、このまま狂い死んでもそれは仕方ない。どちらにせよカイ自身がどうにかしてやれることでもなかった。 「じゃあな、トドメはささないでおく。縁があったらまた会おう……  そうだ、一つだけ忠告しておく。次にあったら容赦はしない。女であろうと何であろうと地獄に叩き込んでやる」 そう吐き捨てるかのようにいうとカイは振り返ることなくその場を去った。 「お、覚えておきなさいよっ、ハァァンッ、今度こそあたいが、ンアァッ、殺してやる……ウヒィィッ  ダメまたイッちゃう、何なのこれぇぇぇっ、ヤダ、イクッ、イクゥゥゥゥゥッ……」 一人山中に置き去りにされた、レイアは満月におのれの痴態を晒しながら今日七度目の絶頂に達した……                                                                   了 153 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 04:12:57 ID:k8RYbch3 RTで見させて貰った・・・。 タイガールーガ・・・獣人は俺の心のBible。かなり興奮した。一人称「あたい」もかなりグッと来る。 女を捨て切れなかったレイアに一票。 ウルフルーガか・・・リンとコラボさせたいな・・・良ければ一度だけ好きに使ってくれ。 起きていたカイがあった。 次もあるなら期待している・・・。 G.J.! Nice beast woman! 154 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 04:13:52 ID:rk5QyAR1 以上です。殺伐としてて愛も何もあったもんじゃありませんが……よければ感想お願いします。 155 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 04:15:52 ID:k8RYbch3 >>154 割り込んで悪かった。 156 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 11:37:32 ID:uLAweocW >>154 GJ! 正直筋肉女にはぴくりともきてなかったんだが、これは萌えた。 157 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 13:54:06 ID:memHrBJF やっぱり筋肉系の一人称はアタイがいいなハァハァ超GJ 職人がいっぱいで嬉しいハァハァ 158 :HP-5000 [sage] :2007/03/01(木) 22:30:49 ID:k8RYbch3 ちょっとフライングして今書いてる悪の女の設定の一人を投下します。 頭の中に何人か居る内の一人なので、本作で出るかは不明です。 読んでみて下さいm(_ _)m 以降2スレ消費(注:少々エグイ) 159 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 22:31:28 ID:WYmRTBaG レイアたんキタ━━━(゚∀゚)━━━!! ひゃっほう!マッシヴ悪女萌えの俺に直撃。 …が、おかげで書こうと思ってたネタが全部パァだっ。 ちくしょう、GJすぎるぜ! 160 :HP-5000 [sage] :2007/03/01(木) 22:31:32 ID:k8RYbch3 混沌とは何処から来るのだろう? 「化け物……」 「化け物? このあたしが? なら、あんたも同だねぇ」 脅えている男が、一人の女を見て苦しそうに顔を歪めている。 「俺はお前なんかとは違う! この悪女め!」 「ははっ、面白い、面白いよあんたの価値観」 女はその顔を見ると、妖艶な薄笑いを浮かべながら、軽く右手を上げる。 体を包むのは黒を基準としているスーツだ。だが、そのスーツは普通のスーツとは違う。 スーツの上着は黒い着物のような形をしているが、首周りはカッターシャツの襟。 丈の長い上着は、太腿辺りまで伸び、腰を赤い帯で縛っている。 赤い帯から下は、ヒラヒラとしたミニスカートにも見える。 「ここで殺すのは簡単だけど、どうだい? あたしとゲームしないか?」 「ゲーム?」 バサッ! それは黒い孔雀を連想させる。 その扇子が女の口元を覆い隠し、にっこりと笑うその目線が妖艶さを際立たせる。 「あたしを犯してくれないか?」 「なっ」 扇子から透けて見える女の口元が、少しだけ微笑み。その言葉を口にした。 ――私が先にイったら殺してもいいよ。 パンパンパンパンッ……。 「はぁぁ! あんたいいよ! こんなに感じたの久振りだよ!」 「く、何て締め付けだ……」 男にとって、それは今までに感じた事の無い感覚だった。 女の中に入った瞬間、男はその快楽に直に達しそうになったのだ。 男を包むねっとりと粘りつくような感覚。 腰を振り、女の中を行き来する度に、それの粘りつく感覚が絡み付いてくる。 「もっと……強くしておくれよ、もっと感じさせておくれ、もっと…もっと……」 「う、あ……くそっ!」 今にもイきそうな男を見て、女の中が急激に締め付ける強さを増す。 スブッ……パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ! 男はその余裕な表情に刺激されたのか、女の足を両腕で抱え、真上から突き落とすように 中を行き来する。 「ああ、そうだよ! その調子だ! あ……くっ、ああっ!」 ジュブジュブと音が鳴り、両膝をピッタリとくっ付けたまま、女が悦びのを挙げ、ハの字 に男の体から飛び出した両足の先が、何度も痙攣するようにピクピクと動く。 着物に納まり切らない大きな胸が、何度も円を書くように揺れ、着物の奥で突起した乳首 が、何度も中から着物を擦る。 「ああ、凄いよあんた! あ、すご、あああっ! イきそう! もうイきそうだよぉ!」 「もう限界だっ!」 男は先に達しそうになり、慌てて女の両足を縛っていた腕を振り解き、その大きな胸に目標を定める。 胸を揉み扱いて、更に女の感覚を高めようとしているのだ。 「む、ね……触りたいのかい? けど、そこは……」 「駄目だとは言わせないぞ!」 女が少し困った顔をすると、男は弱点だと思ったのか、勢い良く着物の隙間から胸を鷲掴 みにする。 「う、うわぁぁぁぁ!」 「ふぅ……忠告する前に触るからだよ。シラけちゃったねぇ」 女はそう言うと、急に女の中から男が引き抜かれ、後ろに倒れて悶絶しているのを見る。 「手が、俺の手がぁ!」 男の両手が、真っ赤な色に染まっている。 女は、その様子を見ると立ち上がり、着物の襟を掴んで男に近づいて行く。 「見ろよ。あたしの体、綺麗だろぅ……?」 「う、うわぁぁぁぁ!」 赤黒い体。その体は例えるなら、黒い水晶玉に映る赤い影。 彼女はデスサイドキャッスル、四人の幹部の一人……その名もシャークウーマン。 着物の中に隠す、その黒と赤の入り混じるラバースーツのような体。 その体に触れたものは皆、必ず血を流し……死ぬ。 161 :HP-5000 [sage] :2007/03/01(木) 22:32:15 ID:k8RYbch3 「さぁて……イけなかった事だし、死んで貰うよ」 シャークウーマンは、ゆっくりと体をクネらせながらモデルのように歩き、男に近づく。 長い美脚を包むのは、木目の細かい網タイツだ。 ザ……最初に黒い網タイツを穿いた左足が、男に向かって一歩前に出る。 ザ……次に、赤い網タイツを穿いた右足が、男に向かって一歩前に出る。 「う、うわ……」 「あたしはねぇ、男と女と言う異物同士が混ざり合う瞬間、それに悦びを覚えるんだよ」 「な、なに…?」 ダンッ! 「がっ!」 赤い網タイツの先、黒いハイヒールが男の胸板を強く踏み付ける。 両手を括れた腰に添え、シャークウーマンは何度もグリグリと男の胸を踏みつける。 「それを……」 ミシミシミシッ……。 男が恐怖に声を詰まらせる。シャークウーマンの僅かに微笑んでいた笑みも消え、その容 姿がどんどんと豹変して行く。 「あんたは……ぶち壊してくれた。あたしの犯される悦び! 混沌を汚した!」 ガンッ! 「ぎゃぁぁぁ!」 胸に乗ったまま、シャークウーマンは黒いタイツの先、赤いハイヒールが男の顔を蹴る。 蹴られた瞬間、男の顔が苦痛と衝撃で歪み、女の足を振り解いて叫び声を上げる。 「さぁて、今日はご馳走だねぇ……」 バサッ……後の腰帯に刺していた扇子を取り出すと、同士に頭の後ろで二つに分けて束ね られた赤と黒の長髪が、左右対称に揺れる。それは、足元まで延びている……。 ミシミシミシミシッ……。 黒い右腕に刻まれた一筋の赤い線から、後ろに向かって三角形のヒレが突き出す。 ギザギザのノコギリのようなそのヒレは、まるで血の色のように赤い。 「あんたの肉、美味しそう……」 最後にシャークウーマンが微笑むと、その後で男の悲鳴が鳴り響いた……。 162 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 22:32:58 ID:k8RYbch3 以上です。>>159 ごめ、かぶってしまったw 163 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 22:36:46 ID:WYmRTBaG >HP-5000氏 割り込んでしまってごめん。リロードしろよ俺 orz それはそうとエロいしカコイイ! 俺も喰われたいw 164 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/01(木) 22:39:35 ID:k8RYbch3 >>163 ん・・・ありがとうv じゃあ候補に入れときますw さて・・・そろそろ書き始めようかな・・・。 165 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/02(金) 00:14:13 ID:NC7xkE+Y 読み進むうちレイアたんが脳内でサクラ大戦のカンナに変換された俺、参上。 シャークウーマンも酷薄そうな性格がステキ。 職人さんたち悶絶GJ。 166 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/02(金) 00:21:51 ID:Dy0j0q5B >>165 水狐大好きw 蜘蛛女(名前ド忘れ)も好きw あとは・・・色々好きw サクラ大戦は結構宝庫w でも・・・水狐も蜘蛛女も最期はキツイ・・・(T T) 167 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/02(金) 00:33:30 ID:aBJjXhZ+ >>104 ヴェドゴニアの気弱巨乳眼鏡っ子の吸血鬼Verはエロ過ぎだったし、ダントツで好きだった。 吸血鬼化眼鏡っ子のEDも欲しかった。確か眼鏡EDの文化祭で吸血娘コスしてくれたのが印象に残ってる。 しかし、あの作品ではリァノーン様も好きだった。数千年生きた吸血姫、巨乳、主人公との微妙な関係と最高。 >>166 俺は1の紅のミロクも3のナーデル嬢も好きだぜ。 168 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/02(金) 00:37:08 ID:Dy0j0q5B >>104 同士光臨!吸血鬼系は激しく萌える! 吸血鬼化眼鏡っ子はギタリストとの恋が果敢無すぎた(T T) 夢の中のリァノーン様イイ!・・・てか、エロゲ板の方でするべき内容だった・・・orz 169 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/02(金) 00:37:55 ID:Dy0j0q5B >>167 スマソ間違った 170 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/02(金) 00:53:01 ID:wsy8Yn66 (;´Д`)レイアタン、ハァハァ・・・。 (;´Д`)シャークサマS&M?ステキダ-! 171 :48 [sage] :2007/03/02(金) 01:02:25 ID:ocpN2OsA >>152 学生時代に運動部やってた頃、ベンチプレスを俺以上に挙げるちょいゴツめの女子の先輩とストレッチした時、柔らかい皮下脂肪越しの筋肉の感触にドキドキした過去を思い出した なによりマッシヴな女人の力の入っていないポカポカ殴りに萌えた >>161 本編待ってるw …163が喰われる候補なら、俺はヒールで踏まれる候補に志願す(ry 172 :sage :2007/03/02(金) 17:05:01 ID:JrcY1DAR HP楽しみにしてるw 慌てなくていいからな。誤字脱字が多いが内容で勝負だw 173 :HP-5000 [sage] :2007/03/03(土) 00:19:32 ID:K4zJbWYi >>172 最近多忙だから今回はゆっくり書いてるw でも、誤字脱字は必ずと言っていい程……w 悪の女設定その二。 前回、先に投下されたのでボツになった悪の女の設定を投下します。今回で設定投下は最後です。 読んでみて下さい。m(_ _)m 以降に2.レ.ス.程消費w 174 :HP-5000 [sage] :2007/03/03(土) 00:20:10 ID:K4zJbWYi 螺旋。それは永遠に続く時の流れに似ている……。 「ふぅぅぅ!」 「くっ! 食らえ!」 男が手にマシンガンを持って、目の前の女に銃弾の雨を降らせる。 「ふっ!」 だが、一瞬女の体が深く地面に伏せたかと思うと、次の瞬間それは来た。 ――ザンッ! 「ぐぁぁぁ!」 「ふむ……反応は上々じゃな……」 男の後ろで話したその女は、倒れ込んだ男を見下ろして言う。 藍色ショートヘアーが良く似合う女。だが、頭から出る耳は人間の物ではない。 例えるならそれは、ジャングルの王者、虎に似ている。 「儂の攻撃は効いたか?」 「な、何だと……?」 男が不思議そうに女を見上げる。 儂と言うからには年配なのだろが、少女にしか見えないからだ。 「儂の爪は痛かったのか、と訊いておるのじゃ!」 女が四つん這いになって男に向かってズイズイと詰め寄り、男の顔を覗きこむ。 お尻の上から生えた、二つの虎模様の尻尾が揺れる。 その尻尾は何度も重なり合い、ロープのようにも見える。 「っ……」 その時、男は頬を赤くしてしまった。 青紫のカッターシャツの間から、小振りな胸が覗いていたからだ。 張りのいいその胸は、カッターシャツの隙間から側面だけを見せる。 「何じゃ? 顔が真っ赤じゃぞ?」 「う、煩い! 殺すなら殺せ!」 「むぅ……儂は指図されるのは嫌いじゃ……」 女はそう言うと、男の肩に顔を近づける。切り裂いた赤い肉が、そこには見える。 「あまり綺麗に裂けてはおらんな……やはり駄目か……」 その時、男は次に取った女の行動に絶句する事になる。 ピチャピチャ……。 「……な、何してる?」 「傷を舐めておる。見れば分るじゃろうが?」 ようやく男が声を出すと、女は何度も傷口を舐める。 そして、男の肌に付いた血を全て舐め切った後、再び口を開く。 「悪いが発情の季節なのじゃ、儂と褥を交わして貰うぞ」 「なっ」 ドサッ……。 言うが早いか、女は男の首を掴んで自分の上に男を倒れ込ませる。 ゴクッ……。 胸板に当たる女の貼りのいい胸は弾力があり、まるでドッジボールのようだった。 「さ、触ってもいいのか?」 「好きにせい」 了解を得ると、男は相手が何者かも忘れて胸を強く鷲掴みにする。 「ん……んっんんっ!」 女が男の下で頬を赤らめ、口に尻尾の一つを咥え込んで体を捩る。 弾力のある胸は強く握ると、中身がマシュマロで出来ているかのように柔らかかった。 パンパンパンパンッ! 「んっ! あふっ! くぁ……良いぞ! ああっ、感じてしまう!」 「き、気持ちいい……も、もうイきそうじゃ……」 女の片足を抱え、真横から男が女の中を行き来する。 行き来する度に、女の体は地面に向かって捻られ、女の両腕に挟まれた胸が、重なり合っ て擦れ合う。 女の二つの尻尾がもどかしそうに、お互いを締め付けて渦を巻く。 パンパンパンパンパンパンパンッ! 「ああっ! もう駄目じゃ! 落ちる! もう落ちる!」 女は体を最高にまで捻ると、両胸を地面に付けてブルブルと震えだした。 「うぁ……もう出る! 出すぞ!」 「あ、ああっ! 落ち、る。熱っ……落ちるぅぅぅぅ!」 そのまま両肘を立てて頭を抱えると、女は中に流れ込んできた感覚と共に達した……。 175 :HP-5000 [sage] :2007/03/03(土) 00:21:08 ID:K4zJbWYi 「ふむ……中々良かった、これなら……」 「甘く見るなよ……」 女の上に重なり合うように果てていた男は、背中越しに冷たく言い放つ。 「後ろを見せたお前の負けだ!」 「何を……しておるのじゃ?」 女は急に体を起こされたかと思うと、後から男の太い腕が首に回るのを見て、不思議そう に言う。 「このまま絞め殺す!」 「ほぉ? この儂に向かって……絞め……殺す?」 男の体が凍り付く。後ろを振り返るように、見上げて来た女の視線……。 怪しく笑う顔は、まるで恐怖を感じていなかった。 ミシミシミシッ……。 「な、何だお前!? 何だって言うんだ!」 「むっ、少し太くし過ぎたか……」 男の腕が、急に女の首から弾き飛ばされる。 女の首が男の腕に負けない程に太くなっていた。そして、女はそのまま首に手を添える。 彼女の名はタイガーウーマン。 その体に秘められた能力は……。 「こんな事も出来るぞ?」 タイガーウーマンはそう言うと、両胸に両手を添える。 ミシ……ボンッ! 「うっ……」 「どうじゃ? 大きい方が好みじゃたかのう?」 音がしたかと思うと、そのカッターシャツの内側から、巨大になったタイガーウーマンの 谷間が覗いていた。 彼女はその体の筋肉を利用し、変化をさせる事が可能なのだ。 それは、部分変化だけに留まらない……。 シュゥゥゥゥゥ……。 体中から湯気を立ち昇らせ、その体が変化して行く。 「ふにゃぁん! どうじゃ? 今度は大人の体と遊んでみとうはないか?」 猫が取るポーズのように四つん這いになると、タイガーウーマンのカッターシャツに張り 付いた胸が、軽く垂れて揺れる。 その姿は既に少女の体型を通り越し、プロモデル並の体型だ。 「化け物が! もう二度と御免だ! 死んでもやるもんか!」 男は落ちていたマシンガンを拾い上げ、再びタイガーウーマンに乱射する。 「そうか、ならば……」 ミシミシミシミシミシミシッ! 「なっ……」 タイガーウーマンの体が、見る見る内にその姿を再び豹変させる。 カシャン……カシャン…カシャン…。 そして、その体に当たった弾は、全て地面に音を立てて落ちて行く。 「儂の体に傷を付けようなどと、片腹痛いぞ!」 「うあぁぁぁ!」 「逃がさん!」 ボディビルダーのような体に変化したタイガーウーマンが、巨大な尻尾を男に向ける。 バシュゥゥゥ! 「ぎゃぁぁぁ!」 男の体に向かっていった二つの尻尾が、男の体に絡み付き、その体を空中に浮かせる。 まるで螺旋階段のように絡み付いたその尻尾は、決して男を逃がす事はない。 その尻尾の絡み取られた者は……必ず死を迎える。 「やはり爪などに頼るより、儂は力で捻じ伏せる方が好きじゃな」 「がっ、ぐぁ……」 タイガーウーマンが男の体を、自分の顔の前に移動させる。 男の両足がバタバタと揺れるが、その揺れは徐々に収まっていく。 「もう一度抱けば長生き出来たものを……もう少し楽しませて欲しかった……」 寂しそうに言うと、タイガーウーマンは男を解放する。 ドサリと地面に倒れ込んだ男は、もう二度と起き上がる事はない。 「この時は長過ぎるな……次の男はどれ程持つものか……ああ、長い……」 タイガーウーマンは、悲しそうな視線を空をに向かって投げる。 その瞳に映るのは……。 176 :HP-5000 [sage] :2007/03/03(土) 00:22:28 ID:K4zJbWYi >>172 最近多忙だから今回はゆっくり書いてるw でも、誤字脱字は必ずと言っていい程……w 悪の女設定その二。 前回、先に投下されたのでボツになった悪の女の設定を投下します。今回で設定投下は最後です。 読んでみて下さい。m(_ _)m 以降に2.レ.ス.程消費w 以上です。 どこかの兄弟を二で割ったような子でした。皆さんならどっちのタイプがお好みかな? 最後の意味有り気な台詞は気にしないで下さい、演出です……たぶん……。 (この素晴らしい場を借りて、少しだけ失礼します。 皆さんには私の書く文章に込められた願い、伝わっていますでしょうか? きっと悪の女達にも、色んな想いが在る筈なのです。 悪の女は「女」です。悪の女にも恋する権利も、生きる権利もある筈なのです。 何故、多くの作品に出てくる彼女達は、無残な死を遂げる者達が多いのでしょうか? 救いなどあったものではありません。最期の時位は、そう感じませんか?  この場に投下する文章の全ては、子供の頃から想い続け、今日に至る私の願いです。 私は、彼女達を表現する事に命を掛けています。 この想いだけは、絶対に否定されたくなかった。 編集者様、見ておられますか? あの時の私の事を憶えていますでしょうか? 耐え切れなくなった私の想いを、この場で打ち明けた事を皆さんにお詫びします。 どうしても、皆さんに伝えたかった私の想いです。失礼しました) それじゃ皆さん! また会いしましょう!wwwwww ちなみに私は、アダルトチェンジ(どっかで聞いた言葉だ)した方がタイプですw 177 :HP-5000 [sage] :2007/03/03(土) 00:23:15 ID:K4zJbWYi >>176 あらら、間違えていれてしまつたw 178 :MP-500 :2007/03/03(土) 00:34:29 ID:1ypSfOVw 何て言う事を・・・。 親友の無礼をお許し下さい。 二度と顔は出させません。 179 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 00:42:17 ID:Fqo6USvC シャークウーマンもタイガーウーマンも萌えた、GJ。 HP-5000のSSは短編の方がまとまってて好きだ。 ただ、なんだろうな〜。もう少し、自分語りを自重してみないか。 せっかくの良作なのに萎えてしまう時があるし、もったいないよ。 あんたを批判する人もいるけど作品を貶めているというよりは、 どちらかといえばその前後のレスでの言動に対するものが多いと思うんだ。 他の職人さんもひょっとしたら馴れ合いたいとか思ってるかもしれないけど、極力レスおさえてるだろ。 少しだけでいいから、俺のいったことを考えてくれないか。 180 :MP-500 :2007/03/03(土) 00:52:11 ID:1ypSfOVw 暖かい言葉に感謝します。 本人はもう見てないので、代わりに御礼を申し上げます。 今後、無いようにさせますので、皆さん気になさらぬようにお願いします。 181 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 01:19:13 ID:hMioe8t6 >>HP-5000氏 GJ!今度は婆さん口調の悪女ですかw今まで居なかったんじゃないか? ただ、こういう板だけにスンナ派の趣旨に賛同してる人が大部分だしな。 >>MP-500氏 もう来ないなんて悲しいこと言わんでくれ せっかく文才あるんだから さて>>48=59氏。171のレス書いた変な性癖持ちは俺だorz 別のスレでの雑談で使った名前を消し忘れたせいで貴殿の性癖を疑われるような米書いてしまった 謝罪と賠償の意味を込めてリクされてた雛祭りな話書いてみたから勘弁してくれ …やっぱりエロないけど。 182 :223 [sage] :2007/03/03(土) 01:20:17 ID:hMioe8t6 「なぁ。」 「何かな?旦那様。」 玄関でスーツと鞄を黒百合に預け、居間に足を踏み入れたところ鎮座している巨大な飾り物。 いわゆる雛飾り。しかも7段15体とフルに揃っている。 「…こんな大層な物、いつ買ったんだ?」 「これは嫁入り道具の時に持ってきたものだよ。」 「それは気付かなかったよ。…あの時、トラック2つも荷物があったからな。」 彼女の蔵書に調理器具に実験機器にとありとあらゆる品々に紛れていたら気が付かないだろう。 息子が誕生した暁には端午の節句あたりには年代モノな鎧人形が出てくるかもしれない。 …ただ、主役たる娘はベッドに入って眠っている。もっとも少し遅い時間だ。こればかりは仕方ないだろう。 「さて、そろそろ日付が変る。片付けるとするか。」 「…え?もう数日位いいじゃないか。」 「ダメだ。娘が行き送れたらどうするともりなんだい?」 「俺としては…。」 「好都合…って意見は却下するよ。」 「…。」 「私の娘である以上、当然彼女は私の遺伝子を受け継いでいる。男の好みが一致する可能性も排除できないし、その結果とんでもないファザコンになって君とインモラルな関係になられても困る。それよりはさっさと良い男でも捕まえてもらわないとな。」 「…そこまでは流石に無いだろう。」 「ともかく3時間以内に片付ける。これは決定事項だよ。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 183 :223 [sage] :2007/03/03(土) 01:20:47 ID:hMioe8t6 その日、俺が(コードネーム:レッド)見た光景…。あの禍々しさしさはおそらく一生忘れられないだろう。 「ようブルー、どうした?何か半端じゃなく凹んでいるが…。」 こいつのテンションが低いのはいつものことだが…。それは常に精神状態がニュートラルなだけであり、これだけ負のオーラを放っているのは珍しい。 「…あぁ。昨日、雛祭りだっただろ。娘が嫁に行ったらもうやることは無いのかなってな。」 「少し気が早いんじゃないか。あ…お前の娘とはいえ、あの黒百合の娘でもあるか。急に男を連れ込んで「お父様。私、彼と結婚します。今までお世話になりました。」くらいの展開はあり得るな。」 むしろ黒百合の娘だ…。初対面で逆レイプをかます位もやりかねないかもしれない。…が、口にしてブルーがこれ以上凹まれても困るから黙っておく。 「…ふふふ。どこぞの馬の骨なんぞに俺の娘をやれるものか。今のうちから虫除けの策でも…。半径10m以内に近づいた野郎は…。ふふ。ふはははははは。」 な?何だ?ブルーの闘気が高まっている?何か俺、気に障る事言ったか? 「ちょっと待て。少し落ち着け!ってか怖いぞその笑顔!…ピンク!…お、おい?何でお前まで黒いオーラ放ってるんだ?」 助けを求めた先には…同質の黒いオーラ!? 「…ふふ。あはははは。お父様…。なんで雛飾りを4月中旬まで片付けなかったのよぉ!!そのせいで私はっ!」 ピンク!?お前もか!? く、司令は2月14日から入院が続いているし、居たとしても役に立つと思えない。 突っ込み役のブルーが壊れた以上、俺がやらねばだれがやる…と言いたいところだが如何せんボケ体質の俺には解決策がイマイチ見えてこない。 ブルーの方は黒百合にでも頼んで一発殴ってもらえば正気に戻るかもしれないが…。 …ピンクはどうすれば元に戻るんだ?どーすんの俺!? 184 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 03:24:27 ID:U21vYFeA ディモールトGJ! やっぱ榊夫妻が一番だよ(*´ω`*) 185 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 03:54:35 ID:V3FjHcmq きくりの下着(ふんどし)姿よりも あいか骨女の下着姿出してくれ 186 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 03:55:18 ID:V3FjHcmq ごばくw 187 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 09:04:09 ID:akvzPgW8 >>182>>183 激しく乙。 母親として律儀な黒百合にも笑えるが、 まだ2歳かそこらの娘を、将来嫁にやる時のことまで考えてしまう ブルーの気の早いマヌケな父心にワロタ 榊夫妻の娘は、母のような正統派の悪の女に育つのか はたまた正義のファザコン娘となるのか・・・・・・ レッドも早くピンクを幸せにしてやれよ 彼女、貴様の単なるセフレなのか?w ちなみにあのおなじみの童謡「うれしいひなまつり」は (就寝中の弟子の顔面にウンコする拷問を働くような悪の巨魁であった) 大詩人・サトウハチローが昭和10年に作詞したものだが、 彼は前年、自分の所に子供たちを留めたまま、最初の妻と離婚してしまった。 (当然、アフォの夫の方に責任がある離婚だった) で、母親を失ってしまって寂しい思いをしている子供たちのために、この歌作ったって話だ。 突然だが 「究極超人あーる」で、敵役の生徒会長・西園寺まりいが あーるの作った「コウガマン」のプロモビデオ中で 過剰メイクによる「悪の女」姿を見せていて、 それが彼女の高慢なキャラとルックスにあまりにハマりまくっていたので 「さすがゆうきまさみ」と思ったのを思い出した。 188 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 09:06:26 ID:K4zJbWYi 榊家GJ!!! どーすんのレッドw 189 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 09:36:01 ID:QX8iddI5 GJ! レッドよ。転職、してみなら? 190 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 11:04:17 ID:OKzpvpaR >>187 >「究極超人あーる」で、敵役の生徒会長・西園寺まりいが >あーるの作った「コウガマン」のプロモビデオ中で >過剰メイクによる「悪の女」姿を見せていて、 >それが彼女の高慢なキャラとルックスにあまりにハマりまくっていたので >「さすがゆうきまさみ」と思ったのを思い出した。 たうぜん声は川村万梨阿。 本人だからねぇ。 いろいろエピソード満載の人妻だから、はまりすぎ・・・ 191 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 11:12:58 ID:HUKMZMhg 馬鹿だなぁ。本当はレッドもピンクと結婚したいのさ。 単にスレ違いだからそこまでいけないだけさ。 192 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 21:11:32 ID:/UTbPio3 一旦ピンクを洗脳してもらって悪のヒロインと化したところで レッドが「お前が好きだー!」と叫べば正気に戻って大団円かもしれないじゃないか 193 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 22:31:00 ID:JJxLl3dd ゆうきまさみで思った。 榊夫婦の娘はあれだ。 パトレイバーの後藤隊長の女版みたいになるんだ。 立場は正義の味方なのに資質・考え方・手段が悪党という感じに。 194 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/03(土) 22:47:16 ID:Fqo6USvC 黒百合がジワジワと萌えてくるのはなんでだろう。今回もメインじゃないのに萌えた・・・・ 続編読むごとに彼女をどんどん好きになってる自分がいる。最初は好みってわけでもなかったのにな。 195 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/04(日) 00:36:48 ID:5XOc8wGA >>192 それなんてGガンダm(ry …悪堕ちのフラグが立ったヒロインと言えばキュレイア様に出てきたレイリン、続編出たときには立派に堕ちているんだろうか 196 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/04(日) 04:01:29 ID:p5icXwQX 榊家の人GJ 娘を嫁に出しても、また黒百合孕まして、娘を作れば無問題だぞ>ブルー 197 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/04(日) 06:49:10 ID:fXtQ5GQn パトレイバーで榊というと整備の神様だよね。 純粋文系のブルーと開発系の黒百合のうしろで、 効果音を背負って立っているおやっさん。 実は榊は黒百合の名字で、ブルーは婿養子。 黒百合の性格はおやっさんゆずり。 義父のおやっさんは孫に対してだけベタ甘だけど、 ブルーは頭が上がらない。 などと妄想してみる。 198 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/04(日) 08:02:39 ID:khagzaFH キュレイア様は今でもインパクトあるよなぁ。 キュレイア様視点での話も見たいな。意外とヒーローフェチの悪役だったりしてw 199 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/04(日) 17:23:29 ID:KB456gGN ドラマCD版プリサミの清音さんは最高だったよ 200 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/04(日) 19:13:28 ID:KB456gGN 200get 201 :MP−500 [sage] :2007/03/04(日) 21:51:23 ID:cmKAl6QW HP=138のMP。 178=180のMPとは別人。 書き上げた未公開の作品を、此方に投下させて頂きます。 以降6レス程消費。(非エロ) 202 :MP−500 [sage] :2007/03/04(日) 21:52:06 ID:cmKAl6QW 時は今この時代より遥か未来、未来年号レニアスX年……。 その時代、人々は終に人類全ての夢である『永遠』を手に入れていた。 『レニアスの長寿薬』 時の科学者レニアス=ダブルロードは、己の名を命名した小さな丸薬を作り出した。 『半永久ナノマシン』 小さな水晶玉に数多にプログラムされた機械と言う名の長寿薬が、人を不老の体へと変えたのだ。 水晶玉の中に何本も張り巡らされた、メビウスの線……。 永遠を手に入れた事で人々の心の欲望は緩和され、数多に起こる無駄な争いを止めたかに見えた……。 そう、見えた……。 メビウスダブルロード 〜始まりの序曲、違う兄妹の道〜 永遠とは何処から来るのだろう? それは人が永遠の命を望む事が全ての始まりにして、残酷な未来を夢見る始まりなのかも知れない。 「終わりだな……もう終わりだ……」 男が一人、太陽を背に女を見ている。 白い髪。青い瞳。赤く揺らめく炎に似た熱い声。 「終わり……そうかも知れない」 女が一人、冷たい大地を背に男を見ている。 黒い髪。赤い瞳。透き通る水に似た冷たい声。 「俺と共に来い」 太陽を背にしている男は、手にした細長い剣を振り翳し、地に伏せる女に向けて走り出す。 白い刀身の中心に刻まれる、青い一筋の線。それは青空を連想させる。 「交わる事は許されない」 地に伏せていた女は、手にした細長い剣を振り翳し、太陽を背にする男に向けて走り出す。 赤い刀身の中心に刻まれる、黒い一筋の線。それは夜空を連想させる。 「貴方さえ……この世に生まれ来なければ……」 「お前の風を何時までも感じたかった……俺を許してくれ……」 白と赤。二つの光は激しい音と共にぶつかり合う。 それはまるで、絶望の音を奏でる演奏の序曲のようだった……。 ∞―――――∞―――――∞―――――∞―――――∞ 203 :MP−500 [sage] :2007/03/04(日) 21:52:57 ID:cmKAl6QW 「博士」 「ロイ君か?」 まん丸の眼鏡をしていた男は、手にしていた本を机に置いて立ち上がる。 優しいその視線は、声を掛けたロイと言う青年を見ている。 彼の名はレニアス=ダブルロード。永遠を研究する科学者。 「お早うございます博士。昨日の解析データを持って来ました」 「ふむ……ん、反応は上々のようだね。体に違和感は無いかい?」 「痛みも拒否反応も見受けられません。これはもう成功したも同じですね」 笑顔で言う青年の名はロイ=ロードスター。レニアスの一番助手にして、彼の実験体第一号。 「嬉しそうに言うね君は、怖くは無いのかい?」 「恐怖は過去に捨てて来ています。僕の全ては彼女ですから」 ロイは綺麗な白髪を揺らすと、レニアスに頭を下げて扉の外に消える。 「レニアス……」 「やあ……今日は体の調子がいいのかい?」 ロイが消えたドアを見て立ち尽くしていたレニアスは、優しい笑みで横を向く。 そこに見えるのは、一人の女の姿。 「レニアス……愛している」 「私も愛しているよ」 レニアスは彼女の側に近寄ると、その体を抱きしめる。 そして、耳元で囁いた。 ――お前の病気は私が必ず治す。 ∞―――――∞―――――∞―――――∞―――――∞ 204 :MP−500 [sage] :2007/03/04(日) 21:53:59 ID:cmKAl6QW 風を感じる時がある。 木の日陰に寝そべると、涼しい感触が頬を撫でる。 木の枝が揺れると、枝と葉が奏でる音が聞えてくる。 草木の間から覗く、数多の太陽の光……。 それはまるで、その演奏を照らし出す無数のスポットライトのようだ。 そう……それは、青年にとって至福の時。 「お兄様」 芝生の上に寝そべっていたロイは顔を上げる。 体を起こし、声がした方に視線を送る。そこに見えるのは、一人の少女の姿。 「お兄様。嬉しい……同じ時の中に休息を得られた……」 少女がロイに満面の笑みを投げる。黒い髪が風に靡き、太陽の光がそれを輝かせる。 彼女の名はレン=ロードスター。レニアスの二番助手にして、彼の実験体第二号。 ロイとレンは血の繋がらない義兄妹の関係。 「あっ……」 「レン!」 小走りに走り寄って来たレンがよろめいたのを見て、ロイが慌ててその体を支える。 トックン……。 心臓の音が聞える……レンの奏でる鼓動が、ロイの腕から耳に伝わる。 「無理しちゃ駄目じゃないか」 「平気です。お兄様に会えたから」 暖かい腕の感触を感じる。ロイの腕が彼女の背中を支え、彼女の心は満たされる。 そう……それは、少女にとって至福の時。 青年が少女に語りかける。 ――僕か必ずレンの体を治してあげるからね。 少女が青年の言葉に頷く。 ――私はお兄様を信じています。 二人の笑顔が交差して、その場に暖かい風が吹いた。 ∞―――――∞―――――∞―――――∞―――――∞ 205 :MP−500 [sage] :2007/03/04(日) 21:55:01 ID:cmKAl6QW 絶望とは、時に奏でる音と共に姿を現す事がある。 ガチャァン! 地下の暗い研究所で、その音は聞えた。 「うわぁぁぁ!」 「博士! 止めてくれレン!」 ロイの体に博士がぶつかる。 ぶつかった博士の眼鏡は割れ、その頭から一筋の血が出ている。 「お兄様……」 「レン……レン!」 レンの黒い目から赤い水が流れだし、その瞳を赤く染めて行く。 薬が完成し、世界に無償で配られて半年。それは突然起きた。 数多に世界に放たれた薬の約半数が、プログラムの暴走を引き起こしたのだ。 そして、暴走を起こした全てのナノマシンは、女の体に宿った物だけだった。 その暴走を仕組み、世界を混沌に落とそうと企んだ者が居た……。 それは……。 「レニアス……愛しているわ。永遠に……」 女は愛して止まない、病気を治してくれた男に微笑み掛ける。 「何故だ! お前の体を治したのは! こんな事をさせる為じゃない!」 男は自分を裏切り、ナノマシンに死の暗号をプログラムした女に叫ぶ。 ルコ=ダブルロード。 後に、彼女は悪の最たる人物として、世界に名を轟かせる事になる。 「お兄様、お兄様……苦しい、苦しい……」 「レン! お願いだレニアス! レンを元に戻してください!」 苦しそうにレンが自分の体を抱き、地面に両膝を付いてうずくまる。 その姿はナノマシンの暴走により醜く歪み、今にも壊れてしまいそうに見える。 「もう手遅れ、新たな人類に代わるか……死ぬかだけ、そして……母なる力の全てで、 男と女の入り混じる混沌とした世界を変えて見せる。」 ルコは苦しむレンを見て薄笑いを浮かべ、そう言い放った。 ――世界は母なる力に落ちるべくして、生まれたのだから。 ∞―――――∞―――――∞―――――∞―――――∞ 206 :MP−500 [sage] :2007/03/04(日) 21:56:01 ID:cmKAl6QW 「うあぁぁぁ!」 「どうしたレン!」 レンが急に立ち上がる。右手を大きく広げ、天井に向けて振り上げる。 バシュン……。 音がした……そしてそれは、レンの体の中から姿を現した。 赤い剣。その剣はまるで血の色のように赤く、刀身を闇のように黒い線で覆う。 悲しみと苦痛から生まれたその剣は、絶望の黒い光を放つ。 「素晴らしい赤……これから起こる、女による世界の創造を映しているようだわ」 ルコが呟く。優しい視線でレンを見る。その瞳は、一切の罪悪感を感じる事の出来ない妖艶さがある。 「嫌ぁぁぁ!」 レンが右手に持った剣を見て悲鳴を上げる。 己の中から現れたその剣を見て、恐怖で悲鳴を上げる。 彼女はもう……永遠の生命を通り越した唯の兵器になっていた。 「うわぁぁぁ! よくもレンを!」 ロイがルコに飛び掛る。手には足元に落ちていた鉄パイプが握られている。 それはもう、ルコの顔面を捉えようとしている。 ザンッ……。 音がした……それは、ロイにとっての絶望の音だった。 「レ……ン?」 「お兄様さえ居なければ……」 絶望の声、自分の体に走った痛みと共に、ロイはその言葉を聞いた。 ――私は人間のまま死ねたのに。 ∞―――――∞―――――∞―――――∞―――――∞ 207 :MP−500 [sage] :2007/03/04(日) 21:57:20 ID:cmKAl6QW ザンッ……。 音が聞えた。その音は希望を照らし出す太陽の光のように……。 「きゃぁぁぁ!」 「終わりだな」 男が地面に倒れ込んだ女を見る。その女の体は人間の体ではなった。 両肘から後ろに突き出る剣。それは綺麗な弧を描いて長く伸びている。 「もう苦しむ必要はない、心を素直に表せ」 「はい……」 パキィィィン。 音が聞えた。その音は女に見られた憎しみの表情を緩和させる。 白い刀身の中心に刻まれる、青い一筋の線が出す優しい光が女を包む。 「ありがとう」 女の顔が笑顔で一杯になり、男に体を預ける。 「すぅ……」 同時に、静かな寝息が男に聞える。 その寝息を聞きながら、男は静に空を見上げる。 見上げた先の空に映る女の顔を見て、男は呟く。 「お前が悪の道を進むと言うのなら、俺は何時までも正義と言う名の仮面を被ろう。 俺は何時か、必ずお前の元に辿り着く。それが俺がお前に与えてしまった苦しみを感じ、そして……」 ――罪の償いになるのだから。 以上です。HPと内容が似るのは彼との「テーマ」が同じ為です。 暗い内容ですが、宜しければ感想を頂けると嬉しいです。 208 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/04(日) 22:40:32 ID:K68GTadN >MP 微妙にスレ違いだと思う。 作品事態は面白いけどホームページあるなら、そっちに公開するのをお勧めする。 209 :名無しさん@ピンキー :2007/03/04(日) 23:05:51 ID:K68GTadN 訂正 作品自体 210 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/04(日) 23:23:22 ID:PpTHNvcw このスレは「悪の女とH」であって、「ほれた女がおかしくなって悪人になった」は、スレ違い。 211 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/04(日) 23:25:24 ID:EadKsk// 微妙にHPさんにしてみてもMPさんにしても戦闘とストーリー主体で エッチに行くまでものすごくめんどくさい感じがする… 212 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/04(日) 23:36:23 ID:GP3Fc4Jt まあ、戦闘とストーリーはある程度あった方が その世界観やキャラに感情移入しやすくはなるんだけどね。 213 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/04(日) 23:59:39 ID:cmKAl6QW 皆さんの御意見感謝します。 確かにスレ違いでしたね。今後気をつけます。 byMP−500 214 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 00:25:12 ID:xUIqN1si ttp://705.gamushara.net/oneesan/data/683548.jpg 215 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 02:30:50 ID:uC/E3yud 別板で白雪姫の継母にスポット当てた小説投下されてたけど、こんな雰囲気の話ってここの住民的にアリ? 逸話や童話世界でエロパロ http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162899865/40-46 216 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 15:16:51 ID:1IIq40KV さあ 217 :会員No4 [sage] :2007/03/05(月) 16:30:05 ID:r1KR/MI6 真の悪の女ならば自分の美しさには自信がある。鏡などに「世界で一番美しいのは誰?」という様な幼稚 な問いをする女はセンスを疑う。むしろ男女に関わらず,自分と同等に美しい者,自分より美しい者を見る と賞賛し,可愛がりたくなってしまうのが悪の女なのだ! と,ザーラ様なら言ってくれるはずだ 218 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 17:26:39 ID:dFbSqnaV >>217 なんかガンスミの「鉄の女」ゴールディを思い出した。 ゴールディもかなり強烈な悪の女だよな。タイトスカートもいいがパンツスーツもイイ。 219 :館員2 [sage] :2007/03/05(月) 17:30:27 ID:URjhBvvW >>217 その可愛がるってのは当然性的な意味だよな? 220 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 18:34:15 ID:cXyPK9E9 なんか、あの○○派っていう樹形図が欲しくなるな。系統だてて面白くなると思うんだが。 悪の女を陵辱したい派―最終的には恋愛に発展していくよ派               ―奴隷になるまで陵辱しつづけるよ派               ―あれ、いつのまにか自分が責められてる!?(途中で攻受逆転派) 上手くできんがこんな感じで。 221 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 18:36:42 ID:r1KR/MI6 >>220 イかしたい派とイかされたい派かw 222 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 19:02:22 ID:G3BEDsXT HP-5000の話って逆レイプされて死ぬんだな なら擬人化した凶暴な(ryスレにいったほうがいいんじゃないかと 223 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 20:18:24 ID:7YURseP9 悪の女ってあれか? 男から金騙し取ったり、保険金目当てで殺しちゃったりするのもそうなのか? 224 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 20:19:50 ID:7KDrJ/dE >>223 まぁ・・・他に適切なスレがあるだろ 225 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 21:15:25 ID:r1KR/MI6 >>223 国家転覆 国際組織犯罪 無差別大量虐殺 ここら辺 226 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 21:19:38 ID:SrHeGpwn >>223 そんなリアルじゃなくてもいいだろ。いろいろあるじゃん。 例えば若さのためにひとの生気を吸うとか、世界征服しようとするとか 改造人間になって人々を殺戮していくとか、 悪の秘密結社で下っ端をこき使ったりとか 正義のヒーローである旦那を夜な夜な絞り取るとかさ 227 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 21:58:47 ID:wk85pweX >>222 人間が獣化するから擬人化とは違うと思う 228 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 22:20:51 ID:wk85pweX >>226 読んでなかったw 最後のw 229 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 22:24:44 ID:CQ/3IKPy >>215 みんな否定的だけど俺はすごいアリ。紹介ありがとう。 かつて力を持った女が崩れる瞬間ってすごい好きだ。嫉妬も人間臭い感じがして良い。 理想は弱気になった悪のお姉さんを懐柔/説得/説教して俺専用悪のお姉さんにするのがイイw 230 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 22:46:24 ID:icKq8L/a >>229 俺専用っていいなw 俺も最初からMな悪の女よりSな悪の女屈服させたい派w 231 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 22:52:47 ID:r1KR/MI6 むしろ「面白そうだからしばらく生かしておいてあげるわ」と言われてつきまとわれたいな 232 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 22:54:44 ID:icKq8L/a >>222 遮るけど・・・ どう見ても一部しか読んでない奴の意見だな一度保管庫で全部よんどけ 連投スマソ。 233 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/05(月) 23:33:28 ID:yjqaDv82 同じ日だから溯ってないと思う 234 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:01:23 ID:G3BEDsXT シャークウーマンとかタイガーウーマンとか屠るスレにいってほしい ってか作者自体が 235 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:01:29 ID:HiKLO/ow 類別 ┣悪の女を陵辱したいよ派(成敗派) ┃ ┣恋愛に発展していくよ派(純愛派) ┃ ┃ ┗相性が良いから関係が続いている(ツンデレ派) ┃ ┣奴隷になるまで陵辱しつづけるよ派(鬼畜派) ┃ ┗あれ、いつのまにか自分が責められてる!?(逆転派) ┣悪の女に陵辱されたい派(愛の虜囚派) ┃ ┣耐えるしかない!派(我慢汁派) ┃ ┃ ┗くっすまん…みんな(負け犬派) ┃ ┣好きにしてくださいよ派(従順派) ┃ ┗今に見ていろ!派(反逆の一撃派) ┃   ┗やっぱりだめでした(降参派) ┣合意の上で派(和姦派) ┃ ┣相性が良いから関係が続いている派(快感派) ┃ ┃ ┗セックスから愛が始まる派(大人の愛派) ┃ ┣障害が大きければ萌える派(大恋愛派) ┃ ┃ ┣…すまんみんな…俺は(裏切り派) ┃ ┃ ┣一緒に俺と来い!もっとすばらしい世界があるんだ!(脱会派) ┃ ┗精子をかけた戦い,いざ勝負!派(宿命のセックスバトル派) ┣女幹部の同僚の卑怯な罠に女幹部共々はまり,新薬の実験台にされて仕方なくSEX派(強制派) ┃ ┣あなたならいいわ…(突然の告白派) ┃ ┗解放後に気になって仕方ない(状況が作る派) ┗ぐはっ!(庇って死亡派) 236 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:16:28 ID:t6ui4Auf >>235 乙w ただどうせなら強制派に「できたみたいだ」の人生の墓場逝き派の追加を希望w 237 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:28:52 ID:O9Ukj/na >>234 それはHP−5000氏の腕を見込んでか? それとも内容が気に入らないからか? 男が葬られるのは向こうにしてもスレ違いだろう内容的には悪の女とHと言う体制は崩してないからいいはずだ >>222にしても他のスレに行かそうとする発言止めろ本人が悪の女が死ぬのは嫌だって言ってるだろう来てくれなくなるぞ >>235 乙! ここまで性格に分析できるとは・・・俺は一番上のツンデレ希望w 238 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:33:49 ID:0jR2nr9Q 庇って死亡派行くよ! 「今くらい格好つけさせろよ…」って言ながら悪女の膝の上で彼女の涙に濡れながら死ぬ! 239 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:35:23 ID:O9Ukj/na >>238 も、萌えたw 240 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:38:23 ID:rw1kY8gs ぐああっ 樹形図作りに手間取ってたら>235に先を越された… しかも俺のより面白いじゃないかorz 241 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:42:45 ID:HiKLO/ow もう貴方には興味はないわ…(y=-( ゚д゚)・∵;; ターン派)も入れておくべきだったろうか… 改良すべきならみんな頼む 242 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:45:24 ID:rw1kY8gs ええい、せっかくだから投下するぜ! …先に言っておくが単純だからな。怒るなよ。 陵辱したい派 ┬─純粋陵辱派─┬─ 有無を言わさずレイープするよ派(過激派)          │          │          │          └─廃人にするよ派          │           └─ 発展陵辱派─┬─奴隷になるまで陵辱し続けるよ派(努力派)                     . │                        ├─最終的には恋愛に発展していくよ派(穏健派)                    .  │                     └─いつのまにか自分が責められてる!?(潜在逆レイプ願望派) 陵辱は嫌だよ派 ┬─和姦派─┬─ 敵味方のまま葛藤したいよ派(矛盾愛好派)      .      │       .│                          │      .      │       .├─愛の力で更生させるよ派(理想主義).  ├─何も解決してないけど      .      │       .│                          │   とりあえず結婚したよ派(ブルー)       .     │        └─自分が悪に走るよ派(堕落主義)     .│     .       │                                   .│     .       └─逆レイプ派─┬─愛が芽生えるよ派(耽美派)────┘                       │                     .    ├─肉奴隷にされるよ派(肉体愛情派)                       │                      ├─反撃するよ派                       │ .    │                       │ .    ├─ 感じさせて虜にするよ派(技巧派)                       │ .    │                       │ .    └─ 隙を突いて陵辱に持ち込むよ派(潜在レイプ願望派)                       │                       └─そのまま壊されてもいいよ派(破滅願望派)                            │                             └─ むしろ殺されたいよ派(破滅願望過激派) 243 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:46:19 ID:rw1kY8gs うわっ…しかもガタガタだorz 244 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:48:29 ID:O9Ukj/na >>234 和姦派 逆レイプ派の一部 最終的に何も解決してないけどとりあえず結婚したよ派(ブルー) になるのかよw 245 :名無しさん@ピンキー :2007/03/06(火) 00:48:36 ID:TwCX0uFq 「よく見ると可愛い顔してるじゃないか」の ┣悪の女に陵辱されたい派(愛の虜囚派) ┃ ┣気に入られちゃったよ派(愛玩化派) も追加よろしく 246 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:50:06 ID:TwCX0uFq ageちまった。すまん 247 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:52:22 ID:O9Ukj/na >>244 >>242 こっちだったスマソ 248 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 00:56:08 ID:RktYxxc/ 発展陵辱の最終的には恋愛に発展していくよ派(穏健派)いいなぁ。適度にバイオレンス適度に甘い感じが。 あとy=-( ゚д゚)・∵;; ターン派萌えwwww 249 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 01:01:26 ID:E9R9PdEr オレは純愛派であり突然の告白派でもある 250 :改”悪”版? [sage] :2007/03/06(火) 01:43:39 ID:HiKLO/ow 悪の女を陵辱したいよ派(成敗派)  ┣恋愛に発展していくよ派(純愛派)  ┃ ┗相性が良いから関係が続いているよ派(ツンデレ派)  ┣奴隷になるまで陵辱しつづけるよ派(鬼畜派)  ┃ ┣良心の呵責に苦しむ派(回帰派)  ┃ ┗貴様は一生俺の肉便器だ!(廃人派)  ┗あれ、いつのまにか自分が責められてる!?(逆転派)     ┣すいません,長官,脱走されました(ヌケ作派)     ┗バイバイ,ボーヤ♪y=-( ゚д゚)・∵;; ターン(主人公の器じゃないのよ派) 悪の女に陵辱されたい派(愛の虜囚派)  ┣もう好きにしてくださいよ派(従順派)  ┃ ┗失望したわ…y=-( ゚д゚)・∵;; ターン(失望派)  ┣よく見るとカワイイ顔してるじゃない(愛玩具派)  ┃ ┣部下にならない?(転職派)  ┃ ┗あなたにはもう興味がないわ…y=-( ゚д゚)・∵;; ターン(使い捨て派)  ┗耐えるしかない!派(我慢汁派)               ┣今に見ていろ!(反逆のチャンスをうかがう派)    ┃ ┣ふっやはり幹部とはいえ…女だな(卑怯派)    ┃ ┣やっぱりダメでした…凄すぎます(降参派)    ┃ ┗甘い!y=-( ゚д゚)・∵;; ターン(意外と女幹部は冷静でした派)    ┗すまん,みんな…(俺は負け犬だ派)        合意の上で派(和姦派)  ┣相性が良いから関係が続いている派(快感派)  ┃ ┗セックスから愛が始まる派(大人の愛派)  ┣障害が大きければ萌える派(大恋愛派)  ┃  ┣俺はあいつと共に行く!!(悪への寝返り派)  ┃  ┣俺と来い!もっとすばらしい世界があるんだ!(正義勧誘派)  ┃  ┃ ┗y=-( ゚д゚)・∵;; ターン(悲恋派)  ┃  ┗利用していただけさ!y=-( ゚д゚)・∵;; ターン(裏切られ派)  ┗精子をかけた戦い,いざ勝負!派(宿命のバトルセックス派) 女幹部の同僚の卑怯な罠に女幹部共々はまり,新薬の実験台にされて仕方なくSEX派(強制派)   ┣あなたならいいわ…(突然の告白派)   ┗解放後に気になって仕方ない(成り行き派) 危ない!(庇って死亡派)   ┣本当にバカな男…(回想・新しい命派)   ┗今のうちだ!逃げろ〜!(草葉の陰で泣く派) 251 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 01:48:14 ID:RktYxxc/ ターン多いなwww 252 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 01:50:18 ID:HiKLO/ow >>251 実際元々敵対してるわけですしw 253 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 01:54:09 ID:ACl7oBWo >>222 >>234 日付変わった瞬間レス乙! 誰にでも好みあるがテンプレのどこに荒らしていいと書いてある?気に入らないなら黙ってスルーしろ! 今度似たようなレスしたらもう皆お前をスルーするレス見ててHPが来なくなったらお前のせいだからヨロシク で、俺は最終適にブルーと同じ待遇になりたいw 254 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 02:10:04 ID:R430Rrpv 悪の女萌えの醍醐味でもあるからなターンはw 255 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 09:25:52 ID:ecYCL8gA 分類表作った職人さん方GJ!! これはテンプレ入りすべきだな んで投下の際には○○派と表記するといいかも 256 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 10:09:52 ID:ptDiEB+q 本当にGJだな!>220が提案してからわずか半日でつくられるとは思わなかった。 テンプレは賛成だな。まあ、SS投下の時の表記はネタバレになるし職人さんの判断でいいだろうけど。 257 :正義Ver [sage] :2007/03/06(火) 10:38:35 ID:HiKLO/ow 正義バージョンも作ってみた 正義の女を手篭めにしたいよ派(征服派)  ┣恋愛に発展していくよ派(純愛派)  ┃ ┣相性が良いから関係が続いているよ派(ツンデレ派)   ┃ ┗あんた見たいなやつ誰がついていってやるっていうのよ派(ポスト副官になるよ派)  ┣お前のような強い女は私にふさわしい派(戦闘マニア派)  ┃ ┗お前は先に行け派(後で勝負派)  ┃   ┗なんで私のことなんかかばうのよ!(墓標派)  ┣さぁ、来るがよい(ヘッドハンティング派)  ┃ ┣抗えない!ごめん、みんな私いかなくちゃ(運命の少女派)  ┃ ┗あなたとはいけない!(抵抗派)  ┣陵辱しつづけるよ派(鬼畜派)  ┃ ┣貴様は一生俺の肉便器だ!(廃人派)  ┃ ┣あなたには新薬の実験台になってもらいましょう(マッドサイエンティスト派)  ┃ ┗お前は今日からダーク○○○(洗脳派)  ┣あれ、いつのまにか自分が責められてる!?(逆転派)  ┃  ┣ひ、ひ、必殺技ですか?(しょせんは戦闘員派)  ┃  ┗逃げられるようでは甘いようですな○○さま(ほかの幹部に無能呼ばわり派)  ┃    ┗女!てめぇ絶対犯す(逆襲派)  ┗げ、幻覚だったのか!?ギャー!(お前術かけられてたよ派) 正義の女に成敗されたい派(アボーン派)  ┣お姉ちゃんは僕に優しくしてくれた!派(改心派)  ┣てめぇとの勝負はまだまだよ派(熱血ストーカー派)  ┃  ┗けっ俺は別に味方じゃねえぜ(何だかんだで派)  ┗あれ?俺いつの間に俺組織の邪魔してね?(無意識にお役立ち派)      合意の上で派(和姦派)  ┣相性が良いから関係が続いている派(快感派)  ┃ ┗セックスから愛が始まる派(大人の愛派)  ┣障害が大きければ萌える派(大恋愛派)  ┃  ┣俺が間違っていたよ!!(正義への寝返り派)  ┃  ┣そんなことで世界は平和になると思っているのか?(力への支配勧誘派)  ┃  ┗利用されているとも知らずに?!y=-( ゚д゚)・∵;; ターン(裏切り派)  ┣精子をかけた戦い,いざ勝負!派(宿命のバトルセックス派)  ┗僕は○○だったのさ(悪の記憶を思い出したよ派)   マッドサイエンティストの卑怯な罠に美形の幹部とヒロイン共々はまり,新薬の実験台でSEX派(強制派)  ┗す、すまない・・・お前の初めてを(良心の呵責派)    ┣べ、別にいーわよ!派(けっこう好みだったり派)     ┗所詮はあなたも同じ○○○よ!(組織的対立派) 258 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 23:01:59 ID:k3YeDjdF う〜ん・・・正義女は萌えないなぁ。 259 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 23:07:43 ID:t6ui4Auf >>257 乙なんだが… もっと適切なスレが別にあったりするんだよね 正義のヒロインを嬲る http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163248450/ 260 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/06(火) 23:12:30 ID:HiKLO/ow うむ,すれ違いだったようだな…スマヌ 261 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 00:16:22 ID:BFwxfM0y よくよく考えたら悪×正義じゃなくて 悪×悪もあるんだよな 262 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 00:29:10 ID:sQQ5Ux9B >>261 悪の女とって言うタイトルだからね、悪同士って何があった? オロチはデビルマン系のヒーローだと思ってたけど、含まれるのか? 263 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 00:34:38 ID:xg60ZUZi 初代スレで戦闘員と怪人が女戦闘員を輪姦する話とか あとエロ無しだったら黒百合の上司の夫婦の話(外伝)とか それにしてもまだ書かれてないシチュって結構あるものだ… ところで樹形図職人方、2代目スレの魔王様みたいなヤンデレも含めて頂けないかな? 264 :名無しさん@ピンキー :2007/03/07(水) 00:45:17 ID:sQQ5Ux9B 便乗して悪×悪の図も出来れば希望w見てみたい 265 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 01:08:25 ID:sQQ5Ux9B >>263 スマンもう一個だけ、女戦闘員で思い出した。 HP〜本編書くので忙しいかも知れんけど、良かったらまたザコ系の女戦闘員書いてくれw 266 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 01:18:19 ID:xg60ZUZi >>265 あぁ、幼馴染が戦闘員なあれね 短い話だったけどネタも文章もいいものだったな 267 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 01:24:17 ID:sQQ5Ux9B >>266 だよねwHPさえ苦にならなければ短編で書いてって欲しかったりするw 268 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 02:51:06 ID:BFwxfM0y 時間的な段階別に派閥修正してみた 死亡ルートを削除してみた A 悪×正義 1.悪の女を陵辱したいよ派   ┣貴様は一生俺の肉便器だ!これが正義だ(従属派)   ┣必ず借りは返す!あっあっあああ派(逆襲かも〜ん派)   ┃┣取りあえずあなたの側にいさせてもらいましょうか派(永久監視派)━3へ   ┃┗くっなぜ勝てない派(何回も再戦派)┻あなたの側にいたい(圧倒派)━3へ   ┣あれ、いつのまにか自分が責められてる!?(逆転派)━2へ   ┗こんなの初めてよ…(感動派)━3へ 2.悪の女に陵辱されたい派   ┣もう好きにしてくださいよ〜派(全開全力待機派)   ┗耐えるしかない!派(我慢汁派)                ┣今に見ていろ!(反逆のチャンスをうかがう派)     ┃ ┣ふっやはり幹部とはいえ…女だな(卑怯派)━1へ     ┃ ┣す,凄いわ━3へ     ┃ ┗やっぱりダメでした…凄すぎます(降参派)     ┣すまん,みんな…(俺は負け犬だ派)     ┗よく見るとカワイイ顔してるじゃない,私と来ない?(転職派)       ┣Yes!(だって人間だもの派)━Bへ       ┗とりあえず否定(プライド派)━┻脱出して体制を立て直す(逆襲派)━1へ 3.純愛ルート派(和姦派)  ┣相性が良いから関係が続いている派(快感派)  ┃ ┗セックスから愛が始まる派(大人の愛派)  ┣障害が大きければ萌える派(大恋愛派)  ┃  ┣俺はあいつと共に行く!!(悪への寝返り派)━Bへ  ┃  ┗俺と来い!もっとすばらしい世界があるんだ!(正義勧誘派)  ┗精子をかけた戦い,いざ勝負!派(宿命のバトルセックス派) 4.状況が作るんだ派(状況派)  ┣長い時間,共闘しなくてはならない状況で一緒にいてできちゃった(相互理解派)━3へ  ┣女幹部の同僚の卑怯な罠に女幹部共々はまり,新薬の実験台にされて仕方なくSEX派(強制派)  ┃┣あなたならいいわ…派(突然の告白派)━3へ  ┃┗解放後に気になって仕方ない派(状況が作る派)━3へ  ┗力の暴走で強姦するよ派(覚醒派)    ┣この状況を利用してやってしまえ派(外道派)━1へ     ┗す,すまない…(良心の呵責派)━3へ 269 :HP-5000 [sage] :2007/03/07(水) 04:17:42 ID:M8+Mz5Qn タイガーウーマンの()内文章、スレ違い作品メビウスダブルロード本編。タイガーウーマン後の親友の無礼発言、レスの前後の妙な受け答え=MP リアリストサイバーゲーム本編&短編。並びに女戦闘員=HP 俺の別人格が起こした混乱の詫びと、リクエストに答えて書いて見た。読んで見てくれ。 以降4レス消費。 270 :HP-5000 [sage] :2007/03/07(水) 04:20:07 ID:M8+Mz5Qn 1 その日、ドラゴンバスターズのクールガイ。ブラックは人生の分岐点を迎えていた。 ピシャァァァ! 「ぎゃぁぁぁ!」 全身真っ黒なタイツ姿の戦闘員が、巨大な黒いブーメランを体に受けて、泡と共に消滅する。 「雑魚ばかりか……弱いな。もうお前一人だ、覚悟を決めろ」 「あんなに沢山居たのに……」 あたりに散乱する男戦闘員を見ながら、女が一人悔しそうに顔を歪めている。 全身ゼブラ色の水着のようなタイツに、黒いスパッツ。 水着はかなり際どいハイレグ、更には後ろから見れば、その張りのある尻を強調するTバック。 足にはやはりルーズソックスのようなゼブラ色の履物。 例えるなら、エアロビに出てくるお姉さん風な女戦闘員だ。 『ゼブラン』 男戦闘員の中に混じっている。実力も大して代わらない紅一点のような存在が彼女だ。 「例え悪でも俺は女を苦しめる趣味は無い、一瞬で楽にしてやる」 「くっ……」 ブラックが手にしたブーメランを振り翳し、女の顔に狙いを定める。 頭を水泳帽のような帽子で覆い、目や鼻の見えないゼブランは、赤い口紅の綺麗な唇を軽く震わせて恐怖を表現している。 「この私がお前なんかに! 唯じゃやられないわ!」 「アホ、唯じゃやられないの時点で、お前の負けだ」 ピシャァァァ! 「きゃぁぁぁ!」 無謀にも正面から飛び掛かって行ったゼブランの体をブーメランが襲い、ゼブラ色のタイツが穴だらけになる。 ドサッ……。 「ううっ……」 「ちっ、やっぱり生きてるか」 ブラックが戻ってきたブーメランを受け取ると、悩ましげな姿になったゼブランを見て呟く。 先ほども言ったが、彼は例え悪でも『女』に対してはどうしても甘くなる性格なのだ。 そして、同時に彼には妙な欲求がある。 グニッ……。 「……何をしてるの?」 「胸を揉んでいる。しかし……あまり大きくないな」 「余計なお世話だわ……」 女はツンッと顔を横に向けると、自分が何をされるのか理解したのか、そのまま大人しくブラックに体を委ねる。 ブラックの欲求、それは悪の女を屈服させて更正させたいと言う欲求だ。 271 :HP-5000 [sage] :2007/03/07(水) 04:21:10 ID:M8+Mz5Qn 2 クチュクチュクチュ……。 「あ、んっ! 随分と…手…慣れてるのね……」 破れたタイツの間から指を入れられ、ゼブランは仰向けに寝たまま体を捩る。 「まあな、何人も抱いてるからな」 「私が初めてじゃないのね……んっ!」 プチュプチュプチュプチュプチュ! ゼブランはブラックの指が早まったのを感じると、一瞬見せた表情を崩して口を覆う。 叫ばないようにしてもどかしそうに震えるその両手が、ブラックには堪らなく可愛く見えた。 「起きろ」 「んっ!?」 ゼブランは急に体を起こされると、ブラックの胡坐を掻いた足に据わらされ、そのまま唇を奪われる。 「はぁ、ん、凄いわ。最高よ。こ、こんなに興奮するなんて…んっ!」 「はぁはぁ、俺もだ、沢山の悪女を抱いたが…お前ほどの奴は初めてだ」 何度もゼブランとブラックの舌が絡み合い、お互いの息づかいも激しくなってくる。 パンパンパンパンッ……。 「ああっ! 凄いわ! こんなに大きいの初めてよ! もうイク! もうイクゥ!」 「くっ! 何ていいんだ! こんな締め付けは初めてだ!」 ブラックはゼブランの背中を抱きしめ、そのまま据わらせた状態で中を行き来する。 巨大なブラックが中を行き来する度に、ゼブランの腰が激しく振られる。 振られる度に甘い蜜がブラックを伝い、いやらしい音が鳴り響く。 「んんっ! もうイきそうだわ! イクッ! イクイクッ! イクゥゥゥゥ!」 「おぁ!」 ドックン……。 「ああああああっ! 凄、熱いのが私の中に、入って……」 最高までに締め付けたゼブランの中に放たれた白い液が、中にあった甘い蜜と共にブラックを伝う。 ドサッ……。 「はぁ、はぁ、はぁ……」 ブラックはそのまま後ろに倒れると、肩で息をして大の字に寝転がる。 数多の悪女を抱いてきたブラックも、ゼブランの最高な感触に完全に力を使い果たしてしまったのだ。 272 :HP-5000 [sage] :2007/03/07(水) 04:22:05 ID:M8+Mz5Qn 3 ズプッ……。 「なっ!?」 「何してるの? 第二ラウンド始めるわよ?」 まだ余韻を残していた自分を掴まれると、ブラックは再び感じたあの快楽に体を起こす。 ゼブランがブラックに馬乗りになり、口元に妖艶な笑みを浮かべていた。 パンパンパンパンパンッ! 「うあぁぁ! も、もう無理だ!」 「無理だ何て嘘ばっかり、じゃあこの硬さは何なの?」 既に力を使い果たしたブラックは、ゼブランの激しい責めに気を失いかけていた。 何度も締め付けられ、ブラックが激しく擦られ、ねっとりとした蜜が絡み付く。 「もう一度だけ貴方を感じたいの、どうせこのまま掴まれば私は処刑でしょ?」 「そ、そんな事は……」 寂しそうなゼブランの顔、それを見た瞬間、ブラックはこの言葉を言おうとして止めた。 『俺がさせない』 仮にも正義の味方が、悪に向かって言っていい言葉ではないのだ。 状況から見て、ブラックの責めに落ちなったこゼブランは、このまま行けば確実に……。 その時、ブラックは叫んでいた。 「だったら俺の女になれ! そうすれば! 何時までも俺のそばに居れる!」 「貴方の女……? 貴方の…女…」 ゼブランの表情が少しだけ嬉しさに微笑を見せる。 パンパンパンパンパンパンパンパンパンッ! 「うあぁぁ!」 「ああんっ!」 そして、腰の動きが更に早くなり、二人はそのままお互いを感じ合いながら果てた……。 273 :HP-5000 [sage] :2007/03/07(水) 04:22:50 ID:M8+Mz5Qn 4 チャキッ……。 「じゃあ行くぞ」 「ええ……」 ブラックは背中にブーメランを装着すると、ゼブランに声を掛けて背を向ける。 その心は陽気に弾んでいる。形は違っても、女一人を救う事が出来た事に満足しているからだ。 「……馬鹿な人ね」 「!?」 トンッ……。 急に首筋に衝撃が走り、ブラックの視界が揺れる。 ドサッ……。 そして気が付いた時には、彼はその身をうつ伏せに地面に横たえていた。 「悪の組織に属する私が、そう簡単に貴方の言う事を聞いて改心すると思ったの?」 「うっ……だ、が……あの表情に嘘は…無かった……」 「ええ、嘘は無いわよ。嬉しかったわ……凄く嬉しかった」 バサッ……。 ゼブランは帽子から出る綺麗な金髪を片手で靡かせると、腰に片手を添えて軽く足を交差させるように右足を出す。 「私は悪の組織デスサイドの幹部になる夢がある。その夢の為には、恋愛なんてタブーなのよ」 「そ、んな……」 「命は置いていってあげる。私が幹部になれたら、今度は私が貴方を勧誘するから覚悟しておいてね」 ブラックが、その黒いマスクの下の隠した顔が歪んでいるのが、切ない声で感じ取れる。 そして、ゼブランは最後に、彼にこう言ってその場を去った。 「そうだ……名前、知りたいでしょう? 私はセツナって言うの……いい名前でしょう?」 「せ、ツナ……俺は……」 「今は聞かないわ。貴方を勧誘しに来るまで取っておきたいもの……でも、勧誘しに来るかは、気が変わったら知らないけどね」 だって……。 ――私の名前は刹那だもの。 274 :HP-5000 [sage] :2007/03/07(水) 04:23:54 ID:M8+Mz5Qn 5 「ブラック!? どうしたんだ! 大丈夫か!」 「ヨロヨロじゃない!」 ブラックが基地に戻ると、赤い革ジャンを着た男と、口元を覆い隠したアサシンのような戦闘服の女が駆け寄ってくる。 彼は刹那に逃げれてしまった。 「平気だ、少しドジっただけだ」 ブラックはそう言うと、二人に軽く手を振って通り過ぎ、通路の奥に消える。 『羨ましい』 二人を見てそう感じたからだ。 ドサッ……。 「ふぅ……」 個室のベットの上に大の字に横になると、ブラックは溜息を付く。 その灰色の天井に映るのは、口元だけ笑っている女の姿が映っている。 「セツナか……お前を殺すも生かすも俺次第、そう言いたいのか?」 その女にブラックは話し掛ける。 刹那……それは、一度でも選択を間違えれば彼女を殺してしまうと言う恐怖の言葉。 この先、彼は何度も彼女と衝突する事になるだろう。 だが、どんな形であろうと彼は未来で必ず彼女の隣に立っている。 何故なら……。 ――彼の選ぶ選択に、狂いなど在る筈が無いのだから。 以上だ。 計算ミスで一レス多くなった。 前回の話を発展させ、あらゆる要素を入れて見た。楽しんで頂けたかな? また会おう。 275 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 05:16:53 ID:sQQ5Ux9B キタ―――――(゚∀゚)―――――!!! リクエスト答えてくれて乙! 今回はブラックの話しすかっ!本当に色んな要素入ってて感激です! 無茶苦茶GJ!!! ブルー夫婦や貴公のような数多くの職人に囲まれてこのスレは永遠に不滅だー!!! 276 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 14:46:30 ID:BFwxfM0y 悪×悪 基本SSスレッドだから分類表でレスが埋まるといけないので http://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date34378.lzh 277 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 15:31:35 ID:lx4+LnQ1 キタキタキタ―――――(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)――――→!!!キター三兄弟(笑) >HP-5000氏 マジでやってくれたな!役職無し戦闘員萌えの俺に爆弾を投下してくれた! 爆発GJ!!!!! >>268 樹形図職人さん素晴らしい! 分岐させるだけでなく、選んでいく内に本当の自分の好みが分かる仕組みだな! 俺は最終的に大恋愛派になった! 此方も激烈GJ!!!!! 278 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 18:58:57 ID:sQQ5Ux9B >>267 またまたリクエストこたえてくれて乙w 悪×悪も良いな〜!てか、こんなに幸福で良いんだろかw 279 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 19:13:27 ID:sQQ5Ux9B >>278 >>276 スマスマ。興奮しすぎた 280 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 22:17:35 ID:504SW99N 二週間で約三百なんて 281 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 23:10:27 ID:BFwxfM0y 漫画家の長谷川裕一が昔「もっとすごい科学で守ります」って本出してたけど ここに出てくる作品を統一した世界観で見てみるっていうのもおもしろそうだなぁ〜と思った 282 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/07(水) 23:49:26 ID:xg60ZUZi >>274 GJ! 幼馴染と別なシチュだが殺伐した中の甘さがイイw  >>276 ちょw そこまで頑張ったのかよw はげしく乙w にしても最近、流れすごいよな… 職人方の投下頻度も高いし、保管庫の管理人氏も片っ端から収納してるし 挙句に樹形図まで出てくるとは1スレ目の頃には夢にも思わなかったw 283 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 00:41:02 ID:9pxc2pL/ FANとして少し,疑問点などがあったので,考察してみた シュバルツ・ヴァタリオンは捕虜は許さないのか? そうは言っても戦闘員の中には『ヴァンガード』側に逃げるモノもいるだろう(ザーラが良い例である)。 捕虜をわざわざ殺しに行くのだろうか? そもそも捕虜になるようような下級の戦闘員を殺すまでもない。 あらかじめマインドコントロールしておけば良いのである。または厳しい情報統制がしかれており, アジトが無数にあってわからないようにしてあるだろう。シュバルツ・ヴァタリオン側が社会の深くまで 浸透していない限り無理なので,よってこれはブラフの一種だろう。 ザーラさんって偉いの? ザーラさんは情報総括の責任者と言うことになっている。だが,本当に階級的には上なのだろうか。 情報総括の責任者なのに男会いたさに戦場に向かうだろうか(戦闘隊長ならまだしも)? 仮説として第一にゴルノフ博士が強化人間手術の際にザーラが味方になるようにし向けたと言う可能性。 第二はザーラさんにもマインドコントロールされており,最高幹部と言っても情報機関はいくつもあり,たとえザーラ さんが何かばらしても対したいことはない。 第三はそもそもシュヴァルツ・ヴァタリオン自体が下部組織である可能性。 とこんな事考えてた。 284 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 01:19:36 ID:tnnFHqpI >>283 組織の掟に「裏切り者は処刑」と入っていれば、洗脳されていようが何だろうが処刑。 一人見逃すと、ザコ戦闘員だろうが幹部だろうが組織内に示しがつかないから。 と、それっぽいことを語る俺はザーラ様FC会員1番w 285 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 01:26:30 ID:tnnFHqpI >>284 bニ番・・・同じ意味じねぇか阿保か俺orz 286 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 01:36:10 ID:0Ecq3CjL >>283 ま、その辺りは作者様に聞くのが一番確実ではないかと もっとも作者様、ここしばらくは忙しいみたい 287 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 04:09:32 ID:YubD/7sH 諸事を全部片付けられるまでお預けか・・・ 288 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 10:07:36 ID:HaMlJQE4 シリアス悪女とギャグ悪女どっちが好き? 289 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 14:15:24 ID:eG7wUDyV ドジッ子悪女か天然悪女、どっちも好き 290 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 14:40:19 ID:YubD/7sH >>288 どっちかって言うとギャグかなぁ。 291 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 16:21:07 ID:sr1QASJj 通常はシリアスだけど、色恋が絡むと「ふ、ふぇぇ?」となってしまうのがイイ。 292 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 19:34:01 ID:9pxc2pL/ シリアスな悪が好きです 分類表↓ http://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date34506.lzh 番号付いているところが何かしらのルートに行くか終末系のルートです 悪ルートはあれ以上やると膨大な可能性になるんだなぁと今日はここで終了 293 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 19:39:10 ID:z1W+nVU3 >>292 ちょwすごいね! これから自分が何になるか試してみるw お疲れGJw 294 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 19:44:57 ID:z1W+nVU3 >>293 悪の女を陵辱したいよ派からスタートして、最終的に純愛ルートの旅立ち派になったw 295 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 21:32:07 ID:z1W+nVU3 そう言えばこの前季節外れの雪が降った・・・そこで思い出したのが子供の頃やった雪合戦。 悪と正義チームに分かれて雪合戦・・・・・・あの夫婦だと、どんなになるのだろう・・・・・・。 と、独り言を呟いて落ちる俺w そう言えば「お雛様」あったけど、女の子は「子供の日」は適用されないのかな? でも、ホワイトデーもあるか・・・。 今度こそ落ちるw 296 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 21:33:11 ID:T32lvGD8 >>292 まとめGJ……なんだが、その…… 4−Aが、とても怖いことになっているんだ。 297 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 22:07:43 ID:9pxc2pL/ サンクス 修正版 http://www.vipper.org/vip460627.lzh.html 298 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 22:48:20 ID:CFEM+N8T 見れないよ 見れるツールがないと言われた 299 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 23:00:18 ID:9pxc2pL/ >>298 LhazかLhaplus で解凍 中身はtxtファイルだ 300 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/08(木) 23:08:35 ID:CFEM+N8T ありがとうございます 300get 301 :223 [sage] :2007/03/09(金) 00:24:19 ID:5GaPEzgj >>292 乙w この話は3-Jになるのだろうかw >>295 諸事情によって今月中旬〜下旬の投下は難しそうなのでフライングで投下。 子供の日は何とかネタ作れそうだけど、雪のお題は今すぐはちょっと思いつかない…。 例によってエロくないが、謝罪も賠償もs(ry 「なぁブルー。」 「何だ?レッド。」 「俺たち、クッキーを作ろうとしているんだよな?」 「間違いない。」 来る3月14日。ピンクへのお礼の品(一日遅れになったが何とか貰えた。ちまみに普通のチョコだった。)に迷っていた俺はブルーに相談したところ、こんな返事が来た。 『俺ならクッキーでも焼くつもりだ。なんならお前もどうだ?』 何でも最近、料理にハマり黒百合に習っているとか。 俺は迷う事無く誘いに乗り、そして榊家の台所に立つ今に至る。 …ちなみに雛祭り明けに暗黒面に堕ちていたブルーは、黒百合のビンタ一発で正気に戻ることができた。 ピンクは昼飯に誘ったころには元に戻っていたが、何が彼女をこちら側に引き戻したのか俺には未だに判りかねる。 さて、榊家の台所だがしっかりした造りのシステムキッチン。…だが何かが違う。 この違和感の正体を明らかにするためにブルーに対していくつかの質問をしてみる。 302 :223 [sage] :2007/03/09(金) 00:25:07 ID:5GaPEzgj 「…これは何だ?」 「砂糖とバターと小麦粉、卵、牛乳だな。」 「…食材じゃなくてこっちの器具の話だ。」 「メスシリンダーと電子天秤だが。」 「計量カップと測りじゃないのかよ!?」 「これを使えば秤量誤差は小さくなる。」 「…それはそうだろうが。…あと何でエアコン動かしてるんだ?別に今、寒くも暑くもないだろ?」 「温度と湿度を一定させる為だな。とくに粉モノを扱うときには重要だ。」 「…なにより聞きたいのはこの服装だ。」 「白衣だがどうした?なにか問題でもあるのか?」 …どこから突っ込めばいいんだ!?ボケ体質の俺には皆目検討もつかない…。 そもそも黒百合も普段からこんな化学実験っぽい料理しているのだろうか? もっとも、ブルーも黒百合以上に合理主義者的な面があるから、彼自身が好んで使っているだけかもしれないが…。 ただ、それ以上に気に掛かるこれだけは聞いておく。 「…黒百合って調理中はこの格好なのか?」 「いや。エプロンだったり割烹着だったり調理服だったり、ごく稀に裸エプロンだったりとそんな感じだ。気分次第ってところだろうな。」 「はっ裸エプロン!?」 色んな意味で頭が真っ白になる。無理にでも突っ込みの台詞を考えるべきか、それとも裸エプロンなピンクの容姿でも想像してみるか。それが問題だ…。 …でもアイツのスタイルじゃ似合わない気もする。 ちなみその後、俺の家に来て台所に立つピンクの後姿を見るたびに煩悶する様になってしまった。 303 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 04:01:48 ID:5r+uKYMJ GJッ! 黒百合の割烹着(;´Д`)テラミタス 304 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 13:46:41 ID:h0bF+8N+ たしかに見たいですな 誰か絵を書いて欲しい 305 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 14:08:04 ID:toCCBpkJ 前スレに正義の味方絵師がいたぞ。絵と偽乳の続きキボン 306 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 15:23:44 ID:yz4s6Ylf どちらにしろ書くなら作者様に一言了解をたのむぞ まあ、前回書いた絵師様のも反論なかったから平気だと思うがなw 307 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 15:25:21 ID:OfAe2Uu6 昔、音楽の授業で『魔王』(マイファーザーマイファーザーのアレ)習った時 歌の中に出てくる魔王の娘は、きっとエロそうなお姉さんなんだろうなと 密かに考えていた。 308 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 18:34:49 ID:2wuZYbWq おまえすごいなw 309 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 19:33:43 ID:Sxq3BZJh はっ裸エプロン!? 俺はレッドと同じ思考レベルらしい・・・その後の台詞を見て唖然としてしまったw GJ! 310 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 19:45:15 ID:NtuLGokh >>302 割烹着テラモエスw >>307 あ、あるあるあるwww何怯えてるんだ息子、世界広がるぞ!とか思いながら聞いてた。 311 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 20:43:32 ID:pIcm29+s >>307 霞の悪魔っぽいな バビロニア72柱の悪魔を女化したらけっこうエロイことになると思った 312 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 21:20:35 ID:NtuLGokh 人頭から猫やカエルの頭が生えて首から下は蜘蛛足のバエル子とかですか。 313 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 21:24:41 ID:Sxq3BZJh >>311 人間の姿に化けるのも居た気がするけど・・・女って多かった? あれも解説によって変わるからな 314 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/09(金) 22:05:55 ID:Mt7fdJHv わたしはいま まちのはずれにある あくのひみつけっしゃの あじとのまえにいる このなかにいる あくのおんなかんぶを たおすのが わたしのしめい せいぎのせんしなのだから てきの おんなせんとういんをみつけた →ひっさつわざ わたしは かはんしんから せいぎのがんを だすと かのじょにおそいかかった はっ!ゆかがない わたしは ふかい ふかーい やみの なかへと てんらくした そして そこによこたわる どくろたちのなかまになるのを まつだけになってしまった。 ざんねん!! わたしの せいぎは これで おわってしまった!! 315 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/10(土) 03:07:24 ID:/LQDd0np ひっさつわざ→セルフ でセルフ顔謝ができますwwwwwww 316 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/10(土) 12:09:35 ID:uGR5bRoA 悪の女に相手にされず死ぬまで放置プレイ このエンドは今までなかったな… 317 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/10(土) 18:18:15 ID:lgHmBaLv >>315 自分に顔射かw 318 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/11(日) 00:43:53 ID:dSWsyVwL 見えた 319 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/11(日) 01:56:58 ID:VhoPqmLY >>318 おい?一体、何が見えたんだ!? ザーラ様の胸か?キュレイア様の生足か!?偽乳ねえさんの胸パットか!? 320 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/11(日) 02:07:43 ID:wObDhtXc いどう→あくのおんな わたしはいっちょくせんに はしりだす  はっ!ろうかがすべるのをわすれてた わたしはそのままたおれこみ そのゆたかなむねのなかに かおからたおれた いきができないまま わたしのいしきはどこかとおくへいくのだった ざんねん!わたしのせいぎはおわってしまった 321 :名無しさん@ピンキー :2007/03/11(日) 08:51:01 ID:dQtTSM7b >>313 あの72柱で女性形を取るのはゴモリーだけだったはず。 アスタロトなど原型に女神を持つものも入るが、人間形は男性。 まあ、悪魔に本来性別は無いとも言うから、女性形にさせるのは ありだろうが。 322 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/11(日) 11:44:54 ID:Zjp5Sc9j >>320よ しんでしまうとは なさけない おまえのこかんに せいぎはやどっていないのか 323 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/11(日) 13:35:02 ID:VhoPqmLY >>320 ちょっと前のどじっ子悪女話と併せてこんな電波受信したw 「けけけ警察さんですかぁ? あのぉ、か、下半身裸の変な男の人が勝手に入ってきて、そのぉ私の、む…胸に顔を突っ込んできたんですよぅ。 しかも離れてくれないんです…。た、助けて下さい。」 「不法侵入に強制わいせつ罪ですか…。判りました。今向かいます。」 324 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/11(日) 15:00:40 ID:bQlse5oA 官憲に頼る悪女に萌えたw 325 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/11(日) 15:03:59 ID:n34hvd/Z 行ったら悪女さんもハイレグとかだからわいせつ物陳列で現行犯逮捕か厳重注意だな。 326 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/11(日) 15:16:32 ID:wObDhtXc これは念入りに取り調べるしかありませんね 327 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/11(日) 18:29:56 ID:IrR26brh 逆に正義の味方に悪女攻めはないのか。 最後に改心するのはスレの住人的にあれかもしれないが、 悪女は桜の美しさって言うのもあるからな。 328 :ザーラと龍牙(の二次創作 [sage] :2007/03/11(日) 20:35:35 ID:wObDhtXc 龍牙「特技は吸い出しとあるが?」 ザーラ 「そうよ。吸い出しよ。」 龍牙「吸い出しとは何のことだ?」 ザーラ 「テクニックよ。」 龍牙「テ、テクニーク?」 ザーラ 「そうよ。テクニークよ。複数の敵からエネルギーを吸い取れるのよ。」 龍牙「・・・ゴク、その吸い出しはヴァンガードにおいて闘ううえで何のメリットがあると思うか?」 ザーラ 「そうね。襲って来られても守れるわ。」 龍牙「いや、ヴァンガードにお前を襲うような輩はいない。それにどちらかというとお前が襲うよな?」 ザーラ 「でも、龍牙なら襲ってくるわよ。」 龍牙「いや、俺のことは問題じゃなくてですね・・・」 ザーラ 「今日は100ではさんであげるわよ?」 龍牙「ふざけるな!それに100って何だ。だいたい・・・」 ザーラ 「100cmよ。巨乳とも書くわ。センチメートルというのは・・・」 龍牙「聞いていない!もう戻れ。」 ザーラ 「あれあれ?ひくひくさせてるわよ?使うわよ。吸い出し。」 龍牙「ああ。使えよ。吸い出しとやらを。それで満足したら帰って再戦だ。」 ザーラ 「運がよかったわね。今日は大丈夫な日よ。」 美沙「二人とも帰れよ。」 329 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/11(日) 20:58:12 ID:RS12/uG1 >>328 面白いんだが・・・ これは著作権大丈夫なのか? 330 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/11(日) 23:44:04 ID:ndDBUTMK 自分のことを指摘されて丁寧語になるところで激しくワラタw 331 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 00:54:15 ID:TJ+YtHDQ >283氏の疑問にも答えたいとは思うのですが、あんまり長々と説明するのも野暮なので‥‥。 白状しますと、一話限りのネタとして作ったのをむりやり連作にしたので、 ツッコミには脆いです。 >>329 >328氏のようなネタとしてなら,二次創作は一向に問題ありませんです。 というか、私は爆笑しましたw GJ&thx! 以下、ザーラの話の外伝その2。第一話前夜〜第四話前夜を別の場面から。 ※ザーラは脇役です。 ※筋肉属性が含まれています。苦手な方はスルーしてください。 9レス程度消費予定です。 332 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 00:55:25 ID:TJ+YtHDQ 「くっ‥‥! 屈辱だわ‥‥!!」  《シュヴァルツ・バタリオン》情報統括私室。大股で帰還した部屋の女主人は怒りも露わに そう吐き捨てると、豪奢な作りの椅子に身体を投げ出した。 眉間を指で押さえしばし苛立ちを抑えると、ぱちんと指を鳴らす。 「――どうぞ、ザーラ様」  まもなく、影のように現れた女、リサが丁重な仕草でグラスを運んできた。そこへ深紅の液体を なみなみと注ぎ、うやうやしく差し出す。ザーラと呼ばれた女は返事もせずにそれを受け取ると、 優雅さを取り繕うこともせず一気に半分以上もあおった。 「例の件、ですか」  静かに、リサが切り出す。主の怒りの内容は想像がつくが、秘書官という立場上 それを聞かないわけにはいかない。幸い、そのような仕事に彼女は慣れていた。 「――次が最後ね」  ようやく落ち着いたのか、ザーラは大きく息をついた。 「手間取りすぎたわ‥‥。子飼いの戦闘員を使いすぎた‥‥」 「では、戦闘部門に応援を――」 「冗談じゃない」  またしても不機嫌に吐き捨てる。情報部門と戦闘部門は犬猿の仲だ。情報統括である彼女が この提案を呑むはずはないと分かっていたが、それでも秘書はそう言わざるを得なかった。 《ヴァンガード》の超強化人間、黒瀬龍牙――その捕獲作戦はザーラの独断で数度繰り返され、 いずれも手痛い失敗に終わっていた。戦闘部門は彼女の失敗を冷淡に座視し、 その凋落を待っている。すでに首領からは距離を置かれ、このまま無為に兵力を失えば 彼女の全盛時代が幕を閉じるのは明らかだ。  焦りがザーラを蝕み、普段の冷静さを失わせている――そのことが、リサにとっては何よりも 苦痛だった。彼女はザーラに心酔しているのだ。男女を問わず見ほれてしまうほどの美貌、 匂い立つ色香、そして酷薄なまでの冷徹さ。だが、龍牙にこだわり始めてからのザーラは 常軌を逸していた。冷静さも判断力も、到底ザーラとは思えない。そもそも本来の彼女ならば、 「捕獲」作戦などというリスクばかりが高まる作戦を取り上げるはずがない。 せいぜい自勢力に被害が出ないよう、他の部門に対応を押しつける程度だろう。 「しかし、これ以上は‥‥!」 「‥‥忘れたの‥‥?」  事実上の副官としての使命感、そして個人的な思いから抗議する秘書を、氷点下の視線が にらみつける。そしてグラスをリサに渡すとゆらりと立ち上がった。 「私は欲しいものはすべて手に入れてきた。地位も、権力も、快楽も、何もかも。 欲しいと思って諦めたものは何一つないのよ。そして決めた。龍牙を手に入れる。 私に跪かせ、心も体も服従させる――そう決めた」  背後に立つ秘書に、振り向くこともなく言う。それはむしろ自分自身に言い聞かせるかのようだ。 ――しばし唇を閉ざすと、決然とした口調で宣言した。 「次の作戦に移る。‥‥今度は私自身が囮になるわ。リサ、指揮に移って。これが最後よ‥‥!」  * * * * *  大きめの瓦礫に長身の女が腰掛けていた。長身、というよりむしろ巨躯と言った方が 適切かもしれない。身長は180センチを越え、逞しい腕や脚は並の男性よりも太い。 だが、防具の下からも存在感を主張する胸やむっちりとした尻は明らかに女性であることを 示している。顔立ちには体躯と同様に荒々しい性格がにじみ出ているが、 それでも美形に分類されるだろう。 「‥‥やれやれ‥‥つまらねぇ‥‥」  ため息とともにつぶやくと、その女はさも退屈そうに伸びをした。頭を左右に振ると 派手な赤毛が風に舞い、同時にゴキゴキと音が響く。横の部下からタバコをひったくり、 一息吸い込むとふぅっと大きく煙を吹く。そして仲間が作業をしている方に視線をやった。 333 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 00:59:07 ID:TJ+YtHDQ  ――基地はものの見事に吹き飛んでいた。地上部分は完全に消え去り、その地下だけが 辛うじて残骸を晒している。情報統括ザーラが自ら囮になる、という大胆な作戦――その結末を、 無残な基地跡が雄弁に物語っていた。  事後処理とその警戒のために引っ張り出されたルベーナ隊は、わずかに残った死体の処理などを 適当に手伝った後、思い思いの場所で待機している。久々の出動とあって張り切っていた ルベーナは先ほどから愚痴を垂れ流すばかりだ。  彼女は戦いたいのだ。銃弾の飛び交う中に部下を率いて突撃し、恐怖に染まった敵を殴り殺し、 引き裂き、血にまみれた闘争を楽しみたい――「狂戦士」の異名を持つルベーナの、 血なまぐさい欲望。その衝動は「事後処理」「現場警備」などという地味な場にいるだけで、 苛立ちという形で余計に高まってくる。ひっきりなしにタバコを吸い、伸びをし、不平を垂れ流す。 不穏なオーラが高まるのを察して部下の上級戦闘員たちはよそよそしく視線をそらし、 それがさらに彼女を苛立たせた。 (次に近寄ってきた奴、誰でもいいから殴ってやる‥‥くそったれ‥‥)  物騒なことを心の内でつぶやいていると、遺体を瓦礫の下から探している連中が にわかに騒がしくなった。特に興味はないが、こうしているよりは暇つぶしになるだろう。 そう考えたルベーナは重い腰を上げ、タバコを肩越しに投げ捨た。 ‥‥背後で「熱っ」という声が聞こえたが、気のせいだろう。  その辺りは死臭と肉の焦げる匂いが立ちこめていた。基地跡周辺に漂う焦げ臭い匂い、 埃の匂いと相まって何とも言えない悪臭だが、ルベーナにとってはなじみの匂いだ。 戦闘員の死体――多くはほとんど完全に吹き飛んでしまったらしい。数十人はいたはずの 戦闘員も、骸さえ残せなかったようだ。おそらく人間だったらしい影が壁に焼き付いていたり、 戦闘服の切れ端が肉片と共にこびりついていたりしていることから見て、おそらくここが 決戦の場所――敵の切り札、あの黒瀬龍牙と戦闘が行われ、そして爆破された場所なのだろう。  その残骸の中で、情報部門所属の上級戦闘員が数人、そして統括付きの秘書官らしき女が 固まっていた。彼らが囲んでいるのは、ぼろぼろになった切れ端――戦闘用ボディスーツの一部だ。 黒地に、赤のデザイン。最高幹部にだけ許された強化素材。これを着ていたのは―― 「ザーラ‥‥さ‥‥ま‥‥」  秘書官がつぶやきとともに崩れ落ちた。乾いた瓦礫に、ぽたりぽたりと大粒の滴が落ちる。 声を上げて泣き崩れる彼女を尻目に、ルベーナはその場を立ち去った。  * * *  満月が高く昇っていた。肌を切るような夜風が吹く。ルベーナ隊は基地跡を遠巻きにして、 敵が近づいていないか気を配る。囮に用いた程度の施設とはいえ、基地は機密を含んでいる。 それに今は情報部門が混乱し、こちらの防諜能力は激減している時だ。敵につけいられる隙は 極力抑えろ――そういう指示だった。なんというつまらない仕事か。 ぼやきたくなるのを我慢するのは、なかなか気力が必要だった。 (‥‥まだ泣いてやがる)  風に乗って聞こえたすすり泣きに、下級幹部は毒づいた。  ザーラの死など、彼女にとってはどうでも良い。所詮、他部門のトップだ。情報戦などという ちまちましたものは彼女の好みではなかったし、第一、あの女の振る舞いには虫酸が走った。 自分の美貌を鼻に掛け、男をたぶらかすことにしか興味がない――ルベーナの目には そう映っていた。それゆえ、ザーラの死に情報部員たちがショックを受け、 あまつさえ嘆き悲しんでいるというのが不思議でならない。 (戦闘統括が死んでも――アタシは痛くもかゆくもねぇな)  彼女はそういう女だった。彼女の部下も大差ない。ルベーナが死んで、 部下が泣くかどうか‥‥怪しいところだ。  その時、遠くで何かが動いた気がした。  * * * 「“空色みみずく”から“森の巣箱”へ。敵さんは基地跡でまだごそごそやってる。 ‥‥なあ、いつまでここに張り付いてりゃいいんだ?」 「――了解。予定どおり夜明けまで監視してください」 「‥‥了解。あとな、このかわいらしいコードネームはなんとかならないのか?」 「何ともなりません」  ぶつり、と無情にも通信が閉じる。ちっ、と男――《ヴァンガード》戦闘部隊員、佐竹翔は 舌打ちをした。彼の任務は、基地跡にほど近い森から敵情を監視することである。 大木に背中を預け、一息つく。 334 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 01:01:29 ID:TJ+YtHDQ  敵の基地を吹っ飛ばしたのはいいが、なんで俺がこのクソ寒い中で監視しなければならないんだ ――口には出さずぼやく。この仕事にそれほどの意味があるとは、彼には到底思えなかった。 黒瀬とその「捕虜」――名前も身分も明かされなかったことを考えると、 よほどの重要人物なのだろう――二人からの情報によると、吹っ飛んだ基地は囮だったらしい。 囮と言うことは、大した機密などない。敵がうろうろしているのは被害の確認と、せいぜい残りの 「二級」機密の隠滅のためだろう。はっきり言えば、そんなものは放っておけばいい。 だが、上官がやれと言うからにはやらねばならない。 (敵さんも大変だな。この寒い中で警戒か‥‥)  ふう、とため息をつき、高感度の暗視スコープで敵の警戒網を確認する。――違和感があった。 間隔がわずかに違う。あの岩と、その左右にいた戦闘員の距離――縮まっている‥‥? 「妙だ‥‥あの岩に、たしかガタイのいいねーちゃんが――!?」 「――そりゃあアタシのことかい?」  声が聞こえた瞬間、鈍痛と共に彼の意識は落ちた。  * * * * *  翌日。コンクリート打ちっぱなしの殺風景な廊下で、にらみ合いが起きていた。 一方は軍人のような制服をきっちりと着込んだ女と、二人の事務職員。もう一方はつなぎの 黒いレザースーツを着崩した大柄な女。ファスナーはへその辺りまで下り、見事な谷間が 露出している。胸元からは乳輪が覗かんばかりだが、気にする様子はない。 「困ります! 尋問は我々の仕事です、早く身柄を移してください!」 二十代の初めだろう、きまじめそうな女が顔を赤くしてくってかかる。ザーラの秘書官であり、 事実上の副官でもあったリサだ。泣きはらした赤い目が痛々しい。交渉のためにわざわざ服装を 整えたのだろうが、それが逆に立場の悪さを露呈していた。 「知らないねえ、あいつをつかまえたのはアタシだよ。 こそこそ嗅ぎ回るだけが能の事務屋もどきに、尋問なんて野蛮なことはできないだろ?」  リサより頭一つ分は背が高いルベーナが、片手を壁について高圧的な物言いで嗤う。 「バカにしないで下さい! あなたがた戦闘部に、繊細さが必要な尋問なんてできません! 我々がします!!」  さっきと同じ言葉を繰り返す。頭数では三対一だが、迫力という面では勝負にならない。 情報統括ザーラの戦死――それは部門間の勢力争いに激変をもたらした。 権謀術数に長け、自らの性的魅力をも駆使して自勢力を大幅に伸張させていたザーラ――彼女が 舞台から消えたことで、情報部門は急速に勢力を減じていた。その余波が、このにらみ合いである。 「とにかく、ここから先は戦闘部の縄張りだ。それ以上ごちゃごちゃいうなら‥‥」  言葉を切り、嫌な笑みを浮かべる。ふくれあがる殺気に、情報部員たちは悔しげに退散した。 その背中を鼻で笑うとルベーナは踵を返し、情報部員たちとは逆方向へ向かう――突き当たりには 独房があるのだ。分厚い鉄の扉、窓には鉄格子が入った前時代的な牢には、捕虜に気を遣わない 彼らの性格がはっきりと表れていた。重い扉をこともなげに開けると、廊下からの光に男の姿が 浮かび上がった。 「気分はどうだ、色男」  翔はうつむき、壁に作り付けになったベッド‥‥と言うのもためらわれるほど粗末な板に 腰掛けたままだ。首には鉄の輪がはめられ、そこから延びた太い鎖が壁に取り付けられている。 「返事くらいしろよ。気分は?」  顔を掴み、むりやりに上を向かせる。端正な顔はアザだらけになり、痛々しく腫れている。 「‥‥良いように見えるか‥‥?」  弱々しい声がそう答える。 「‥‥ちょっと元気はなさそうだな」 「‥‥ちょっとじゃないっての‥‥」  首をかしげながらこともなげに答える女に、げんなりした声が漏れる。 「軽口を叩けるなら十分だ。――良いことを教えてやるよ。 お前の身柄は当分アタシが預かった。喜びな」  一体何を喜べと言うのか。――彼女に囚われてからここへ放り込まれるまで、 翔は戦闘員たちから徹底的に暴行を受けたのだから、そう思うのも当然だ。 《シュヴァルツ・バタリオン》の戦闘員とは違い、《ヴァンガード》の隊員は生身の人間が ほとんどだ。一晩の暴行はこたえた。 335 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 01:04:09 ID:TJ+YtHDQ 「くっくっ‥‥分かってないみたいだな‥‥。いいか、良く聞け。 捕虜の尋問は普通、情報部門の連中がやる。が、お前らがザーラを殺してくれたおかげで 奴らの勢力はガタガタだ。尋問の権限もアタシら戦闘部門がもぎ取れそうでね。 ‥‥はん、まだ分からないのか? 今まで通り奴らに尋問されたら、お前はもう殺されてるよ ――あいつら、頭を潰されて怒り狂ってやがるからな。ま、そういうことだ。感謝しな」  恩着せがましくそう言う。しかし、彼はやはり解せなかった。 そもそも、《シュヴァルツ・バタリオン》は捕虜を取るなどという人道的な組織ではない。 苛烈な拷問の後、容赦なく殺す。ということは、誰に預けられようと運命は変わらない。 それに、今朝簡単な食事が与えられてからは暴行も尋問もない‥‥不審だった。 そして、下級幹部であるというこの女がわざわざ様子を見に来るというのも理解を超えていた。 何もかもが解せなかった。 「一体‥‥どうするつもりなんだ」 「ふふ‥‥さあな。とりあえず部下にはお前をもう少し丁重に扱うよう、じっくりと諭してやった。 ‥‥ま、しばらく休んでろ。今日は忙しそうだ‥‥後でまた来る」  一方的にそう言うと、ルベーナは振り返りもせずに独房を出て行った。 ガシン、と閉まる重い音を聞きながら、翔は首をひねるほかなかった。  ――余談ながら、ルベーナの辞書で「諭す」というのは「顔の形が変わるまで殴る」ことを指す。  * * * * *  夕食が与えられた後、翔はますます首をひねる羽目になった。部屋が変わったのだ。 コンクリートで囲まれ寒々とした独房から、狭いながらもまともな部屋に移された。 ベッドにはクッションがあり、暖房までついている。何より不審なことに、どう見ても 生活感があった。しかも、作り付けの棚に置かれた妙に不似合いな花瓶には、 百合が生けられている。  逃亡防止用の首輪――許可無く部屋を出ると爆発する、という心温まるシロモノだ――を 付けられてはいたが、それでも部屋の中では自由に動けるらしいというのも謎だった。 部屋の真ん中で立ちつくし首をひねっている間に、気配がした。足音、解錠音、そして―― 「おっ、いたな。具合は?」  やたらと嬉しそうに入ってきたのは、大柄な女――ルベーナだった。なんであんたが、と 思わず呻く翔に、彼女はにたりと笑う。 「ふふ。まだ気づかないか‥‥。お前にはアタシのストレス解消手段になってもらう」  冷たいものが背中を流れ落ちる。まさか、サンドバッグにされるのか? 「お前はなかなかいい男だからなあ‥‥。気に入ったんだよ、殺さずにおいてやる。 だが、条件がある」  翔は美人の母親と、それと結婚したジャガイモ顔の父親に感謝した。が―― 「アタシを満足させろ。 うちの男どもは甲斐性なしでな‥‥抜かずの二発もできないとかぬかしやがる。 最近は出動が掛からなくてアタシはイライラしてるんだ」 「ちょ、ちょっと待ってくれ!」 「待たねえよ、バカ」  言うやいなや翔の胸ぐらを片手で掴んで持ち上げると、ベッドへ放り投げる。 「うぉわっ!?」  ――ぼすっ。 「っつぅ‥‥。‥‥ちょ、ま、待ておい――」 「くっくっ‥‥いいねえ、その反応。犯しがいがありそうじゃないか‥‥頑張ってくれよ、色男」  小動物のようにおびえる翔をからかいながら、ルベーナは四つんばいになって襲いかかった。 がっしりとした褐色の腕が肩を押さえ込み、筋肉質な脚が男の脚を固定する。 戦闘部員ではあってもやや華奢な翔は、それだけで身動きできなくなってしまった。 下級幹部と言うからには筋肉・骨格の強化はされているのだろうが、それ以前に視覚的な力強さが 翔を圧倒する。 「さあ、逃げられるもんなら逃げてみな‥‥」 「落ち着け、なあ、もっとこう、紳士的に、ムードを高めながら――」 「興味ないな。アタシが欲しいのはチンポと快感だけだ。さあ、かわいがってやるよ‥‥」  首筋を舐め上げたかと思うと、強引に唇を奪う。 336 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 01:07:06 ID:TJ+YtHDQ 「んむぅっ!!」  抗議の悲鳴が漏れる前に唇を封じられ、くぐもった呻きが響く。だがルベーナはそれに構わず、 舌で唇を割り、歯列をなぞる。歯をこじ開けようと探るが、動転している翔は必死に食いしばる。 女はしばらく唇を重ねたまま考えていたが、すぐに強硬手段に出た。肘で肩を押さえたまま、 男の鼻をつまんだのだ。息が詰まり―― 「ぶはっ! んぅううっ――!!」  口で息をした瞬間、一気に舌が入り込む。熱い舌が徹底的に口内を攻めてゆく。 上あごの裏を舐め、舌の裏をかき回し、抵抗する翔を翻弄する。 「ん‥‥ふぅっ‥‥んんっ‥‥はむ‥‥ん‥‥」  少し熱を帯びた吐息が、女の鼻から漏れる。唇から唾液が溢れ、翔の口の周りを濡らしてゆく。 いつの間にか抵抗は弱くなり、力が入っていた腕もだらりと垂れる。ルベーナも押さえ込む力を 緩め、翔の頭を抱きかかえながらキスを続ける。密着していた唇にも少し隙間が空き、 互いに舌を絡め合う。くちゅっ、ぴちゃっ、とときおり唾液の音が熱い吐息とともに漏れる。  ‥‥ちゅっ‥‥。  ようやく、唇が離れた。男の目は焦点が飛んでしまい、ただぼんやりとルベーナを見るばかりだ。 「ふふ‥‥そんなに良かったか? 案外うぶだな‥‥」  粗暴な言動に似つかわしくないテクニックで捕虜を翻弄すると、手の甲で口の周りを ぬぐいながら笑う。その顔もやや上気し目には情欲の光がちらちらと燃え始めているが、 翔はそれどころではない。 「さて、と。そろそろ本題に入ろうか‥‥」  そう言いながら、すでに指先は実行に移っている。自分のレザースーツをあっという間に 脱ぎ捨て、そして翔が捕らえられたときから着ている戦闘服を手早く脱がせる。 本人の感情とは関係なくパンパンに張り詰めた男根が勢い良く跳ね上がり、彼女の顔に当たった。 「あ‥‥。元気じゃないか‥‥キスは弱いくせにこっちは十分立派だな。 ‥‥ああ、男の匂いだ‥‥たまらない‥‥」  亀頭に鼻を近づけ、うっとりと声を漏らす。そして下半身を男の顔の方へ向け、 むっちりと肉付きのいい尻と早くも湿り気を帯びた股間を顔へ押しつけた。 「ほら、舐めろ。お前のもしゃぶってやるから‥‥っ! そう、そうだ、舌全体を這わせて‥‥」  硬くそそり立った肉棒の根元を掴みながら、男に指示する――同時にびくんと身体が震える。 「あっ、ん‥‥っ! はぁっ、そこ‥‥そこ‥‥ぉ!! いいぞ、上手い‥‥はむ‥‥んふぅ‥‥くはっ‥‥んん‥‥」  じゅるじゅると卑猥な音を立て、互いに秘部を舐め、しゃぶり、すする。 翔が指先を肉穴へ差し込むと、女はぴくぴくと震えながら鈴口に舌を差し込む。 熱くざらつく感触に男が腰を浮かせると、女は一層強くしゃぶりあげる。口いっぱいに頬張り、 頬の粘膜に亀頭を押しつけて愛撫する――というより、むしろ男を味わい、ペニスで口内を 愛撫させているといった方が適切だろう。 「‥‥ちょ‥‥ま、待ってくれ、そんなに吸われた‥‥ら‥‥!」  だが抗議には耳を貸さず、ルベーナは思い切り吸い上げた。瞬間、熱い粘液が吹き上げる。  ごくん、ごくん‥‥こくん。  男をくわえ込んだまま、喉を鳴らして粘つく液体を飲み干してゆく。あまりの刺激に 翔はがくがくと腰を震わせることしかできない。 「‥‥ふぅ‥‥。いい味だ‥‥。ふふっ、持久力はまあまあだが精力はあるみたいだな。 まるで萎えない‥‥」  四つんばいになったまま、振り返って笑みを見せる。 褒めてはくれたようだが、翔にそれを喜ぶ余裕はなかった。とてもではないが、 「女と秘め事をしている」という気になれないのだ。相手が敵だという以前に、何か猛獣に 襲われているような気がしてならない。実際のところ、その光景は翔の感想にかなり近いのだが。 ルベーナは身体を向き直らせると、いまだガチガチに固まったままのペニスに指を這わせ、 その先端を淫裂にあてがい‥‥腰を落とす前に、口を開いた。 「さてと‥‥いよいよ本番だ。 楽しませてくれ‥‥言っておくが、アタシが不満を感じるようなら――」  熱っぽくハスキーな声が、急に冷たさを帯び始め―― 「――薬を使ってむりやり勃たせて、お前が廃人になるまで抱いてやる。 ‥‥いや、それともめちゃくちゃに引き裂いてやろうか‥‥? くくっ‥‥そうならないように気合いをいれろよ、色男。 あはぁ‥‥もう我慢できない‥‥いくぞ‥‥」  好色と残虐という二つの本性をのぞかせたが、しかし火が付いてしまった彼女はやはり情欲が 圧倒的に勝るようだ。凶暴な、しかし妖艶な笑みを見せると、濡れそぼった肉穴が 翔に食らいついた。 337 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 01:08:49 ID:TJ+YtHDQ 「‥‥ぐぁ‥‥っ!」 「んぁ‥‥っ、はぁ‥‥ふふ、いい感じだ‥‥奥まで‥‥来る‥‥!」  肉棒の根元が見えなくなるまで腰を落とし体勢を整えると、ルベーナは満足そうにつぶやいた。 だが翔はそれどころではない。吸い付くような名器、というわけではないが、その締め付けと 膣温はただごとではない。煮えたぎるように熱い淫肉が絡みつき、締め上げ‥‥その感触を どうにか堪え忍んだと思ったとたん、ルベーナが腰を動かし始めた。 「あっ、っく、はぁっ、あぐっ‥‥いいぞ、硬い‥‥! かはっ、ぁ、っく、中が、えぐれて‥‥くっ――お、おい!? ちょっ‥‥早いぞっ!!」  そう。何度も往復しないうちに翔がひどく顔をゆがめ、それに女が気づいたときには もう遅かった。張り詰めたペニスが規則的に脈打ち、精液を吹き上げた。強烈な快感とともに 「やってしまった」感が翔の頭を占領するが、どうやらそれどころではなさそうだ。 ルベーナが顔をのぞき込む。不満どころか怒りに近いのは一目瞭然だ。  ――やばい。  本能的に危機を察知した翔は、女が口を開く前に思い切り腰を突き上げた。 まだ萎えていない男根がガツンと子宮口を衝く。不意を打たれたルベーナは 思わずのけぞり――翔の捨て身の反撃が始まった。大女の腰を掴み、下から突く。 じゅぷんっ、という湿った音とともに熱い膣内を直進し、硬い亀頭が勢い良く奥底にぶつかる。 その衝撃が子宮を振るわせ、電撃のような快感が脳髄を貫いた。 「かはっ‥‥!!」  視線が宙を泳ぎ、半開きの唇から下を突き出す。だがその程度では止まらない。 生存本能のなせるわざなのか、すでに二度射精してしまったというのに疲れを見せない肉棒が 彼女の淫肉を激しく連打する。 「あぁっ、ぐぁっ、あひっ‥‥!! お、おぁっ、ま、待て、激し――くぁああぁあっ!!」  抗議しようとしたその声もよがり声の中に途切れてしまう。絶体絶命の男は、自分でさえ 信じられないほどの勢いで、組み敷かれながらも女を責め立てる。 豊かな胸を振るわせていたルベーナはついに翔に覆い被さり、その逞しい腕で絡みつきながら 悶え狂う。 「すご‥‥い‥‥!! っく、イッちまう‥‥アタシが‥‥こんな‥‥簡単に‥‥――っ!!!」  身体をこわばらせビクンビクンと痙攣すると、ほぼ同時に翔も震えた。 「あ‥‥あふ‥‥っ。お前‥‥っ、なかなか‥‥――っ!?」  熱い息を耳元で感じていた翔は、不思議な感覚にとらわれた。――突如、腰が動いた。  ズグンッ!! 「うぉあっ‥‥!! そ、そん‥‥なっ!!」  奇襲攻撃にルベーナはまたしても呻く。翔の反撃――意志とは無関係の衝動に後押しされた、 強烈な反撃はまだ終わっていなかったのだ。女の膣内で熱せられた肉刀が、快楽に酔う媚肉を突き、 えぐる。主導権を完全に奪い取った翔は、彼の運命を握っているはずの女から 一旦ペニスを引き抜き、そして背後から一気に貫いた。――咆吼に、空気が震えた。  腰が弾む。反射なのか本能なのか、それとも何かが目覚めたのか、翔自身の理解さえ超えて 腰が動く。全身に汗を光らせて悶える大女を凄まじいまでに狂わせてゆく。がっしりと筋肉質な、 だが女性らしい曲線に彩られた肢体を掴み、愛撫し、舐め、そして肉の快楽を叩きつける。 「っくぉおおぁぁぁあああっ!!! あぁあっ、はひぃっ‥‥っ!! い、イく、そんな‥‥っ、アタシが、ま、また、イかされ‥‥る‥‥!!」  髪を振り乱し、驚愕と悩乱の表情をない交ぜにしてのけぞり、そして言葉もなく達した。 くずおれる隙も与えず、肩をつかんで奥底を撃ち抜く。悶え、喘ぎ、絶叫し‥‥快楽の波に 溺れながら、ルベーナは狂乱の度合いを強めてゆく。四つんばいになり、髪を振り乱して 快楽を貪る。その常軌を逸した悶えざまに翔の欲望が共振し、もはや恐怖感など無関係に 腰を叩きつけ、愛撫し、女を追い詰めてゆく。狂ったように嬌声を上げているのが 敵の凶暴な女だということは、もはや彼の頭から消え去っていた。まぎれもない肉欲に二人は 飲み込まれてゆく。 338 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 01:12:20 ID:TJ+YtHDQ  * * * 「くあっ! お、あぉおっ!! そう、そう‥‥だ‥‥っ、ひぐぅっ――そ、そこぉ‥‥っ!!」 「はぁ、はぁ‥‥ここ、か?」  息を弾ませながら、腰を使ってガツンガツンと突く。突っ張っていた腕が折れ、 ルベーナはがくりとベッドに崩れた。――時間が経てば経つほど、ルベーナは狂う。 翔も彼女の弱点を探り当てたらしく、ピストンや愛撫も効果的なものになり――行為の荒々しさは 減じたが、絶叫はますます激しくなってゆく。分厚い背筋が目立つ背中にべったりと汗がぬめる。 股間からあふれ出る液体が太ももを伝い、汗と混じり合ってベッドに染みを作ってゆく。 「っくぁああっ!! イっく‥‥イくイくイく、イ‥‥くぅううう!!!」 「ぐぅっ!!」 「おぁあああああっ!! はぁあ、っく――あああああぁぁぁぁああっ!!」  シーツにしがみつき、涎の染みを広がらせながら女は咆吼し――ようやく、二人は崩れ落ちた。 大きく肩で息をしながら、褐色の女は仰向けに転がった。六つに割れた腹筋が荒い呼吸とともに 上下し、それにあわwせて大きな乳房がゆさゆさと揺れる。その唇を、翔は思わず舐めた。 「‥‥んっ‥‥。はぁ‥‥やるじゃないか、色男‥‥。気に入ったよ」 「‥‥そりゃどうも」  生きるためとはいえ、浅ましい行為をし、しかも求められもしないのにキスまでした。 しかし「気に入った」という女の一言が二人の関係をはっきりと示し、それが翔を 正気に返らせてしまった。だが、焼け付くような一晩は彼にとってもあまりにも激しく‥‥。 (生きるためだ‥‥こいつに気に入られてる間は生きていられる。 だったら、気に入られるように振る舞うのは当然だよな。そうだ。当然なんだ)  心の底に沈殿した何か不思議な感情を、彼はそう言い聞かせることで無視した。 しかしそんな葛藤は突如妨害された。後ろからしなやかな肉体が抱きつき、耳元に息を吹きかける。 「最高だったぜ‥‥アタシが知ってる中で一番良かった‥‥。 これから毎日頑張ってくれよ、ふふふ‥‥」  獰猛な肉食獣はにたりと笑うと、翔を振り向かせて唇を重ねた。貪るような、だが丁寧なキス。 美しい猛獣と身体を絡み合わせながら、翔は自分の分身が明日も頑張ってくれることを祈った。  * * * * *  轟音が立て続けに響く。銃声、怒号。 まさに奇襲だった。戦闘員の大半が出払いルベーナ隊だけが残っていた基地に、 《ヴァンガード》が襲いかかった。正面を一般戦闘部が攻撃、敵を引きつけている間に 精鋭・特殊戦闘部が背後から急襲――戦況は《ヴァンガード》の意のままに推移していた。 「貴様が龍牙か‥‥ふふふ、楽しめそうだな」 「‥‥女か‥‥だが、覚悟しろ」  戦闘音をBGMに、二人は対峙していた。黒ずくめの男と、大柄な赤毛の女。 空間に濃密な殺気をみなぎらせ、にらみ合う。ジャキッ、という音とともに、ルベーナの両手首に 装備された籠手から鋭い鈎爪が飛び出した。  ――ズズンッ!  爆発音、振動。それが合図だった。  二つの影が弾丸のように跳ねる。女の鈎爪が迫る、払う。拳を手甲で受け流し、 その瞬間に蹴りが男の胴を打つ――空振り。しゃがんだ姿勢からハイキックが跳ね上がり、 女の頭を刎ね飛ばす――上体をむりやりに反らして避けるが、防具の表面で火花が散る。  ――ドオ‥‥ォン‥‥  轟音、激震。バランスを崩す前にルベーナは後方へ大きく飛び、一気に距離を取る。 仕切り直しだ。もう一度構え、にらみ合う。 339 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 01:15:30 ID:TJ+YtHDQ 「――こっちは確保したぞ!!」  突如響いたその声に、龍牙の視線がぴくりと動く。ルベーナが跳んだ。凄まじい瞬発力で 一瞬のうちに距離を詰め、鈎爪が首に迫り――  ――ドムンッ!!  鈍い、音。 「な‥‥に‥‥!?」  ルベーナは目を見開いた。腹に、強化素材で作られたはずのプロテクターを、拳が貫いていた。 ――拳の動きなど、見えなかった。  ドゴオォォッ!!  動きの止まったルベーナに回し蹴りが炸裂した。バランスを取ることも勢いを殺すこともできず、 女は廊下の反対側まで吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた。 そして一瞬の後、ずるり、と崩れ落ちる。 「‥‥がはっ‥‥!」  立ち上がろうとするが、体は言うことを聞かない。血反吐を吐き、べしゃりと倒れ伏す。 (――なんて‥‥ザマだ‥‥。援護‥‥はっ、来るわけねえな‥‥。 ああ‥‥このまま、死ぬのか‥‥) 「待て! 待ってくれ、黒瀬!!」  その声は唐突に響いた。とどめを刺すべく歩みを進めていた龍牙が、止まる。 「お、おい待て!」 「放せ! 止めなきゃいけないんだよ!! ――黒瀬! 待ってくれ、そいつは――」 (‥‥あの‥‥声‥‥?)  * * * * *  真っ白だった。視界一面が白く、まぶしい。‥‥しばらくするとそれは徐々に 陰影を伴った光景になり、ようやくそれが室内であることを認識できるようになった。 「‥‥なんだ‥‥ここ‥‥」 「気がついたか!?」  脇から突然、声。男が心配そうに声を掛けた。 「よかった‥‥三日間も目を覚まさなかったから‥‥」 「翔‥‥? ‥‥ここは‥‥」  見たところ、病室のように見える。が、見覚えのない光景だった。少なくとも、彼女の組織に こんな病室らしい病室はない。 「《ヴァンガード》の医務室だ。かなりの怪我だったから心配し――お、おい、無茶するなよ。 ‥‥っと、先生呼んでくる。おとなしくしてろよ」  敵組織の名を聞き跳ね起きる‥‥ことはできなかった。全身に激痛が走り、苦悶の声を上げて ベッドに沈む。その様子に少し悲しげな顔を見せ、翔はその部屋から出て行った。 その足音を聞いているうちに強烈な睡魔がルベーナに取り付き――次に目が覚めたとき、 彼女はひきつった悲鳴を上げる羽目になってしまった。 「な、なん‥‥っ‥‥龍牙!? それにあんた――!?」  三つの顔がのぞき込んでいた。長らく彼女を楽しませてきた男と、彼女に死の淵を覗かせた男。 もともと冷静さに欠ける彼女は後者を視認した時点で大あわてだったが、もう一つの顔が さらに問題だった。‥‥いけ好かない部門のいけ好かない総責任者――死んだはずの、 情報統括ザーラだった。 「さすが“狂戦士”ルベーナね。 龍牙に蹴られて生きてるなんて‥‥頑丈さだけは大したもの、ってところかしら」 「あ、あんた生きて‥‥いや、なんでここに‥‥」  感心のしかたの嫌味さに噛みつくこともできず、ルベーナは呻く。 「ふふ、まあいろいろあるのよ。ねぇ、龍牙?」 「あ、ああ‥‥」  艶やかな微笑に対し、返事はなぜか歯切れが悪い。 「あぁん‥‥ちゃんと返事してよ‥‥」  龍牙にすり寄り、耳元で囁くザーラ。 「ま、待て、おい‥‥! 人前で‥‥」 「いいじゃない‥‥この二人だって『そういう関係』みたいだし‥‥。 ‥‥んんっ‥‥はぁん、もっとして‥‥」  キスをせがむ女を拒みかねる龍牙。とてもではないが、《シュヴァルツ・バタリオン》を 震撼させている男とは思えない。 340 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 01:17:55 ID:TJ+YtHDQ (‥‥こんな奴に負けたのか、アタシは)  疲れがどっと押し寄せてくる。ふと、見慣れた男と目が合った。 「‥‥なあ‥‥なんでアタシを助けた‥‥?」 「あれだけしておいて‥‥見殺しにできるかよ」  翔は少し顔を赤らめ、目をそらす。 「ふふ‥‥」  自然と、笑いがこみ上げる。あばらが痛い。なんだ、なんの冗談だよこれは‥‥。 全身の痛みに顔をゆがめつつ、ルベーナは笑い――つられて翔が笑う。龍牙とザーラは 壁際でお楽しみ中。互いに股間をまさぐりながら、濃厚なキス‥‥甘い喘ぎが漏れてくるのは 時間の問題だろう。 「っつ‥‥翔、アタシにも――してくれよ‥‥」  これはこれで、いいかもしれない‥‥唇を重ねながら、ルベーラはそう感じた。  捕虜の扱い、今後の処遇――知りたいことはいくらでもある。捕虜になったことが 組織に知られれば刺客も放たれるだろう。だが、今は忘れよう。今は、生きてこの頼りない色男と ともにいられることを楽しもう。 なんと言っても、あのザーラでさえよろしくやっているのだから――。 (終) 341 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 01:19:39 ID:TJ+YtHDQ 以上です。 342 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 01:25:03 ID:YskoXAWC >>341 一番槍GJ! 343 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 01:58:52 ID:53YXPrZh GJ ここの悪女たちを集めたエロゲーやりてえなあ 初日はザーラ様攻略、二日目はネリア様攻略、三日目はキュレイア様攻略…… 344 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 02:51:07 ID:h4OneGNP GJ! というか筋肉悪女はホントに希少なんで、もう「ありがとう」と言いたい。 ところで副官の方も気になるんだが・・・ 345 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 02:54:22 ID:NJivbBNs >>343 四万くらいなら即座に出せる。 346 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 03:02:40 ID:asQuikgr GJ! むちむちなルベーナと軍服なリサタソにときめきましたよ それ以上に顔の形が変る程の折檻受けた部下と火の付いたタバコをぶつけられた部下に嫉妬w 347 :328 [sage] :2007/03/12(月) 08:32:20 ID:kSoO5VuE GJ! 作者様,認めていただき,有り難うございます・・・ 次は嫉妬に狂ったリサ×ミサに違いないと大胆予想&希望 348 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 12:50:03 ID:51ZtbGpn 翔良い男だよ翔。ルベーナ可愛いよ。もうみんな結婚しちゃえよ。 349 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 13:46:46 ID:NJivbBNs やっぱ悪女とニャンニャンするには、テクニシャンで尚且つ絶倫じゃなきゃダメってコトか・・・ 350 :二次創作(監視者編) [sage] :2007/03/12(月) 16:15:49 ID:kSoO5VuE 蛮「ねぇねぇ,龍牙さん,あの女とまたエッチしてるわよ」 我道「ほ〜んと節操ないわね〜,ルベーナとかいうのも増えたし」 黒「でもでも仲が良いしぃ」 知医務「あっ黒ちゃんもああいう風にされたいんだ?」 黒「ちっ違うよ〜!」 蛮「剥いちゃおうか」 一同「賛成」 351 :埼玉県富士見市にお住まいのいとうよしお君(8さい) [sage] :2007/03/12(月) 17:56:43 ID:53YXPrZh こんばんわ いとうよしお8さいです きょうぼくがおはがきをだしたのは あくのかんぶのおねえさんたちの おっぱいのおおきさがしりたいからです SSをかいたさくしゃのみなさん あくのおねえさんたちのすりーさいずを どうかおしえてください 352 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/12(月) 23:55:26 ID:lTIbkHqf おたよりありがとう。 8さいであくのおねえさんがだいすきっていうのはすごくえらいね。 でも、おねえさんたちのおっぱいのおおきさはおしえられないんだ。 このすれっどはおとなむけだから、よしおくんにはちょっとはやいんだよ。 ごめんね。 親御様へ 大変将来性豊かなお子様です。 建前論はさておき、これからも悪の女に興味を持たせるような教育をお願いします。 353 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/13(火) 00:15:42 ID:r1h9qY0m GJ! ルベーナ様・・・ハァハァ・・・。 しかし・・・最近・・・レイア様にタイガウ様(勝手に略すw)に・・・。 筋肉系がこんなに沢山・・・ハァハァ・・・うれしいw 他のスレでは考えられないな・・・職人さんたちありがとうw >>351 >>352 ワロタw 俺もスリーサイズ知りたいw 354 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/13(火) 01:30:08 ID:E35daLJ5 ウオオオッ!? き・筋肉がまたキター! 前スレで盛り上がったおかげだな!俺も職人様方に御礼を申し上げる。 よし・・・三人の筋肉悪女に囲まれて寝てるのを想像して寝よう・・・ハアハア・・・うひょょょ・・・も無理でしゅ・・・み、みんなの逞しいふとももが・・・しひゃわてだー・・・筋肉ブーム・・・到来・・・か? はっ!?あれ・・・?幸せな夢みてたきがしたのに・・・今一度! ・・・・・ハアハアwww 355 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/13(火) 01:53:44 ID:QDVlIVnI 筋肉娘ねえ 春麗とか不知火舞とかならいいんだが 356 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/13(火) 01:59:07 ID:/R3M/NH8 女性ボディビルダーは、子供が欲しくなったら トレーニングやめて腹筋柔らかくするらしいね。 357 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/13(火) 02:46:50 ID:r1h9qY0m >>270 ttp://503.gamushara.net/bbs/costume/html/senzai32.html 彼女ってこんな感じかな? >>355 ttp://www.opantsu.com/kawayusu/src/1173721542584.jpg これぐらいならOKかな? 358 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/13(火) 04:45:39 ID:UKHeldDT 外国の通販番組のインストラクターのお姉さん体型とかはいいね 359 :二次創作 飲み会編 [sage] :2007/03/13(火) 21:03:51 ID:NM1tyI2e プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッ 黒百合「ん わたしだ 黒百合だ!」 ???「へっへっへっ 幹部さんよ 初めてお耳にかかるなあ」     黒百合「おっと きると後悔するぜ なにせ娘の命が かかっているんだからなあ」 ???「なに! 娘になにをした!」 黒百合「きさまは だれだ!」 ???「まあ あせるな。そこにある TVをつければ わかるかもよ」 カチッ 黒百合「きさまぁ〜」 ???「あんたは やりすぎた。返して欲しくば,あの店まで来るんだな。 警察を介入させるなら 娘の命はないものとおもいな!」 黒百合「くっ・・・ねぇ,いい加減この誘い方よさない?」 リサ  「いや・・・商売癖で」 悪の女(知略系の)緊急飲み会の日だった。 黒百合「はいはーい,遅れてスイマセン,ザーラさん」 ザーラ「まだみんなまばらですよ〜,リサ〜適当に注文しておいて」 リサ「あの・・・ここ領収書つきますよね」 ネリア「遅れて済まないわねぇ。時空を超えて,私たち参上♪なんちゃって」 一同「は〜い,いらっしゃい」 ネリア「何しろ,ここに来るのに一つ国潰して来ちゃったから〜♪ね〜魔子ちゃん」 魔王「マイナスエネルギー使うには殺すのが一番ですから。,あとその呼び方やめてください」 リサ「いいのかなぁ?こんな設定で」 ザーラ「いいんじゃね?ねー先輩,うぃ〜」 黒百合「うんうん」 リサ「ダメだ・・・この人たち,もう酔ってる」 360 :二次創作 飲み会編 [sage] :2007/03/13(火) 21:04:22 ID:NM1tyI2e 偽乳(仮)「こんばんわ〜」 リサ「あ,ギニューさん」 偽乳(仮)「違う!私の名は・・・」 リリカ「到着!あれ?なんか後ろで泣いてる人いるんだけど」 ザーラ「気にしないであげて・・・」 黒百合「行き後れのOLを感じるわ・・・」 偽乳(仮)「私なんて・・・うわああああん!!!」 リサ「その前に誰も物理存在ですらないリリカについて言及しないのが恐ろしい・・・」 黒百合「んじゃ,乾杯といきましょうか」 リサ「最初の一杯はミルクなんですか?」 ザーラ「ええ,濃厚でドロドロなミルクよ」 リサ「ホルスニュウのとかじゃないですよね」 リリカ「タダノミルクダヨ」 リサ「画像が微妙にポリゴンになってるぞ!あんた!」 黒百合の娘「ママ,私も私も」 黒百合「はいはい,あなたもね」 一同「カンパーイッ」 黒百合の娘「ねぇねぇ,ネリアさん」 ネリア「なぁにお嬢ちゃん」 黒百合の娘「ネリアさんって何歳?」 ピキッ ネリア「17歳よ」 黒百合の娘「でもダークエルフなんでしょ?」 ネリア「永遠に17歳よ」 ピキピキッ 黒百合の娘「17歳じゃお酒飲んじゃ駄目なんじゃないの?」 ネリア「ガキィイイ!!!殺したろか!」 偽乳「冷静沈着なネリアさんが切れた!」 黒百合「だめ!聞いちゃダメ!」 ザーラ「魔子ちゃん!バインド!バインド!」 魔王「その呼び名やめてください」 リサ「胃が痛ぇ・・・」 リリカ「酔っぱらっちゃった〜」 終 361 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/13(火) 21:20:57 ID:QYJy/9Za >>359-360 禿ワロタ ほのぼのムードの飲み会参加してー! 362 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/13(火) 21:54:24 ID:OGS+uiU4 >>359-360 冒頭のやり取りがファイナルファイトで懐かしくなったw 363 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/13(火) 22:09:48 ID:AGB8teHE なんとひきょうきわまりない! せっしゃもさんかいたす! 364 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/13(火) 22:44:49 ID:LyBxUTFu ちょw 偽乳姉さん捕まえてギニューとは酷すぎw しかも年齢ネタをネリア様に振るのかw …この話と同時刻に龍牙たち野郎共があたふたしてる図を勝手に想像してしまったw 365 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 01:15:19 ID:kelbTPFY ミン大尉萌えな俺は悪女好きな素質があるのだろうか 366 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 01:22:01 ID:OqmWg0XK ここに来てる時点で十二分にあるのでは? 367 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 01:59:04 ID:wRw2RRe/ ドラグナーの? あれも筋肉系グラマー悪女だな 俺はワンピでは「ニコ・ロビン」よりも「ミス・オールサンデー」が好きだ 368 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 02:52:19 ID:RiYPPs/a >>360 リリカ映像なのに酔うw ただ惜しいことに実は彼女血筋でかなり強かったりしますよ? まあ油断させるの好きっ子だから宴会の場に居る人たち変身させられないように気をつけてw 雑談だけで投下無しw >>351 胸のサイズ? 取りあえずリリカは胸に顔埋めると窒息死しますよ? 近い内にまた会いましょう。 長文失礼。 369 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 03:10:48 ID:Ff8Snb+D >>359 >>360 和むな〜こんなの好きだ〜今度はもっとキャラ増やしてくれ〜・・・ G〜j〜! >>364 同意 >>368 丁寧語・・・MPの方だな かおうめると窒息死・・・したいなw 370 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 03:52:50 ID:Ff8Snb+D 思いついた・・・偽乳はやはり「乳パッド」が知略系かw 次回投下を期待して二次元作者様の反応をキボン 次はきっと「雑魚系飲み会」と予想してみるw 371 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 09:26:18 ID:wq+1npVc >360 何気に娘さんも普通に参加しとるが…将来の知略系悪女確定ですか?w ブルーに合掌。 372 :>>359-360 [sage] :2007/03/14(水) 09:49:02 ID:gmXurQN0 キャラ またお借りしました ザーラ→スタンダードだったので使いやすかったです。どれとも組もうと思えば組めるので リサ→ツッコミか酔いつぶれ系しかありませんでした 黒百合→娘関係で掘り下げるしかないだろとの思い。ちなみにこの飲み会で榊さんって言っちゃダメ! 黒百合の娘→火に油を注ぎます。こないだ体育会系の幹部も交えた飲み会で「この中で誰が強いの?」と聞いていました 偽乳(仮)→不運系で描きました。たぶん隅の方でうなだれてると思います リリカ→機械なので,酔ってるプログラムでも入れたのでしょうwたぶん ネリア→テレビで井上喜久子さんの声を聞いていたらこんな感じになりました。そういやエルフだとこの中で年上かも 魔王→一番ダウナー系ロリっぽいイメージがあったので 体育会系の人達はたぶん開始直後に腕相撲大会とか始めそうなので 呼ばなかったのかもしれません まぁネリアさんとか魔王さんがおこったら酷いことになりそうですが 373 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 17:50:26 ID:S8P4xJon いつの間にか惨殺スレ追い抜いてる 374 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 18:47:22 ID:hHuLOQ9U こっちには愛があるから。 375 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 18:53:24 ID:S8P4xJon サクラ大戦3かよ ナーデル仲間に出来れば良かったのに 376 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 19:53:44 ID:gmXurQN0 悪の女と正義の男の肉体が一体になってしまうという夢を見た・・・ 377 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 20:36:16 ID:Ff8Snb+D >>376 そ、それでアレはどっちのだ!? まさか・・・ガタガタ(((;゚Д゚)))ブルブル・・・。 378 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 20:42:06 ID:gmXurQN0 >>377 昼は男で夜は女になってしまってた 379 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/14(水) 20:47:23 ID:Ff8Snb+D >>378 ヴェルバリャかよw  始めに思いついたのこれって・・・俺古い・・・orz 380 :埼玉県富士見市にお住まいのいとうよしお君(8さい) [sage] :2007/03/14(水) 23:15:20 ID:wRw2RRe/ こんばんわ またおはがきだしました あくのおねえさんたちはさいぼーぐとかきょうかにんげんとかがおおいですが みんなおっぱいがとってもおっきいのはしゅじゅつによるものですか? それともてんねんのおっぱいですか? 381 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 00:04:12 ID:61HtaKuy ああ、偽乳さんが埼玉県富士見市に飛んでいったぞ。 正義の味方、よしおくんを守ってやってくれ! 382 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 00:14:36 ID:8nRS37Nw 流石,悪の女,子供とはいえ容赦がないw 383 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 00:45:18 ID:v3pmACm6 >>381 オプションで栗色ツインテールとゼブラ色エアロビお姉さんも後からくっついてったの見たぜ! そういやあの二人もあまりいない貧乳だたな 384 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 00:51:24 ID:v3pmACm6 >>383 せっかくだから命名 『ひっんにゅっう三人組』w リーダーはギニューさんw 385 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 01:48:13 ID:OFAS/iyU いとうよしお君の無事を祈りつつ… 黒百合さんは並より少し大きい程度と青い人が言ってました 胸も身体能力も天然モノという事までは聞けましたが、スリーサイズの具体的な数値に関しては 「俺以外の人間に知る権利は無い。それとも法廷で知る権利を訴えるか?」と一蹴されました >>372 濃厚でドロドロなミルクって… 何を飲ませてるんだwしかも娘にもw もし使う予定があるなら未だに決めてなかった娘の名前は「あおい」にでもしておいて下さいw で、こないだの体育会系の幹部も交えた飲み会の詳細希望w >>384 どうせなら特戦隊の方がw 386 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 02:01:10 ID:qVgU4KpB いとうよしおくんが悪のお姉さんたちに筆下ろしされるSSきぼんぬ 387 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 04:17:39 ID:qVgU4KpB ミリアリアって、この頃はひんぬーだったのに 軍服着たら途端に巨乳になった。 388 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 04:19:06 ID:qVgU4KpB ごばくwwwwwwwwwwwwwwwwwww 389 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 09:45:39 ID:v3pmACm6 >>385 再命名 『偽乳ギニュー特戦隊』 390 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 09:57:02 ID:v3pmACm6 >>386 どうせなら止めに入った野郎達混ぜて驚愕Zpきぼうw 言い出しといて消えるw 391 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 10:06:35 ID:8nRS37Nw >>385 情報公開請求だ!正義の味方(公務員)であるブルーにプライバシーなどねぇ! 392 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 13:01:10 ID:R/5zX8+J >>391 いやブルー弁護士だから。 公務員ですらないから。 393 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 14:24:03 ID:KvlIsgDb 公務員戦隊はデカレンジャー だけだっけ? 394 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 17:21:39 ID:Wq/aMXQL チェンジマン、ジェットマンは軍所属だったような。 395 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 17:56:32 ID:8nRS37Nw 正義の味方は公務員じゃなかったのか ギニュー特選隊より 特選牛乳隊の方が良くないかな?w 396 :名無しさん@ピンキー :2007/03/15(木) 19:01:12 ID:v3pmACm6 >>395 リーダーホルスニュウになるやん・・・・・・。 でも採用w 397 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 19:14:55 ID:Ds6bjJZb >>396 ageなら指定いらないぞw ホルスニュウがリーダーってw すでに貧乳じゃないしw 何気にホワイトボードの前に立つホルスニュウの前に並んで正座して指導を受けてる三人を思い浮かべてしまったw お題「乳がでかくなる方法」 んで、ホルスニュウは実は天然なのに無理やり大きくしたと三人に勘違いされて指導 三人が真剣だから断わるに断れず・・・内心バレタラヒキニク決定でガクブルと震えてる 想像力豊か過ぎるだろか? 仕方ない・・・誰かに投下してもらえると信じて見守ろう・・・w 398 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 19:32:21 ID:8nRS37Nw ところでホルスニュウってアメリカ産?オーストラリア産? 399 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 19:36:40 ID:Ds6bjJZb >>398 予想・・・国産肉99パーセント!残りは人肉・・・か? アメリカ産だと狂ってしまうきが・・・モード「狂牛病」・・・ンモォォォォ!w 400 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/15(木) 20:43:49 ID:KvlIsgDb 400 401 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/16(金) 00:41:08 ID:dqc5UksS >>400 GTE乙〜 もう400超えたのか。 このペースだと月末にはいっぱいになる気がするな・・・ 作者様方流れに適応するのが速いよな・・・ 最近「筋肉系」が流行ったら反応したし・・・ レスで軽く雑魚系の反応が来たら反応してくれた作者様もいるし・・・ あげくに分類表作った職人様や二次で盛り上がりを入れてくれる作者様も・・・ 投下純度が呆れるほどに良いし・・・何時来ても雑談楽しくて飽きないし・・・ もしやここの住人神だらけか? ど、どんだけ恵まれてるのだwwwww 今更ながら感動wwwww 402 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/16(金) 00:43:19 ID:dqc5UksS >>401 GETだた 403 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/16(金) 02:58:58 ID:OTRBHtZO 確かにこのスレ居心地いいよな さて、筋肉と胸で盛り上がったが次の御題は何が適当だろうね 悪女に相応しい趣味とか… 404 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/16(金) 08:47:37 ID:vvA7g5v1 俺も何かSS書きたいんだけど、なんかSSのコツってある? 小説との違いとか 405 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/16(金) 09:32:12 ID:7WA21EnW まず全裸になって東を向き、三度礼拝を行う しかる後に冷水を全身に浴び、身を引き締める さらに「南無八幡大菩薩、我に文章を与えたまえ」と三度唱えた後 盃に注がれた酒を一気呵成に飲み干し気合を入れる これをやるとSSが驚くほどスラスラ書けるよ 406 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/16(金) 09:37:00 ID:vvA7g5v1 なんと!? よし、早速試してみるぜ!(;・`д・´) 407 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/16(金) 11:03:00 ID:gT7++HYb まず全裸になって東を向き「あーお腹でてるなぁ」とメタボリックを嘆き しかる後に冷水を全身に浴びようと思ったが、冷たいのが嫌だとお湯をかぶり さらに「南無八幡大菩薩、我に文章を与えたまえ」と三度唱えた後 盃がなかったのでコップに注がれた酒を一気呵成に飲み干したら酔いが回って… ダメでした。 これって悪女の陰謀でしょうか? 408 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/16(金) 11:09:25 ID:IisdGmhJ ククク……まんまと罠に引っかかったな。 こうして少しずつ一般人を堕落させていけば私達の活動もたやすくなると言うものだ……。 409 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/16(金) 19:14:12 ID:A9P+xN+v 「ぬわぁ!!!」 彼の名は司馬耕作。彼の特長は言うなれば,平凡,平均。ある悪の秘密組織の一員である。 とはいえ,彼の仕事は定時に出勤し,書類を書き,書類にはんこを押し,退勤する。いわば組 織の事務員である。このさえない男の運命はある朝,唐突に変わってしまうのだった。 「あ,あ,あ,あ,あじとがほうかいしてるぅううううううううううううううううううううううう!!!!!」 辺りには瓦礫の山々が広がっていた。 「うっううう・・・」 「おいっそこに誰かいるのか!?」 「僕です・・・研究班にいたカツレツです」 「おお!カツレツ」 このメガネグルグルな少年の名は勝山列車。人体改造とか新兵器開発とかしていた研究所の若 手職員だった。 「マッスルレンジャーがやってきて『今日で番組打ち切りだからてめぇらぶっ殺す』とか言いながら グレートマッスルロボ持ち出してアジトを破壊していったんです」 「首領は!?」 「アジトに居ましたから・・・たぶん」 「そうか・・・」 (『世界制服』とかそんなこと思って無くて,待遇が良いから勤めているだけだった。なくなってみると 悲しくなってきた・・・俺,以外とここ好きだったのかなぁ) 「ばかもの!」 バコッ 「グヘッ!」 「なにをボサッとしておる!」 振り向くとそこにはピンクの髪に左右を縦ロールの女の子がいた。 「なっなんだ!?この少女は」 バコッバコッ 「儂を忘れたか!首領であるぞ!首領!」 「痛い!鎌で殴るな!何を言って居るんだ。首領はもっと巨大だぞ」 ドコッドコ 「あれは儂の強襲用鎧じゃ!あんな馬鹿でかい奴がおるわけないだろ!」 「ぐはっ!えっじゃあ本当に首領?」 ゲシッドコッバコッ 「二度言わせるな!よし,ヌケ作,キテレツ 行くぞ」 「ヌケ作・・・」 「キテレツ・・・」 「あのなにをしに・・・」 「新組織結成じゃ!」 「えぇええええええええ!!!!!」 to be continueed こんな感じで書けばよいのかのぉ・・・ 410 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/16(金) 20:23:14 ID:sBoZUbIP ぜひ続きをよろしくお願いします 411 :HP-5000 [sage] :2007/03/17(土) 00:15:08 ID:4UAu8kXN >>403 趣味ですか……。 悪女に相応しいかは不明ですが、こんな感じでよければ前回の続きみたいな感じですが……。 これ以降、6レス消費させて頂きます。(例によって即興で見直し甘い) 1. 「ゼブラスティ様」 「何? 私のティータイムを邪魔するなら、それなり報告でしょうね?」 カチャ……。 手にしていたレモンティー入りのマグカップを置くと、全身ピンク色タイツの女戦闘員を見る。 彼女の名は『ゼブラスティ』ゼブランと言う女戦闘員が上級位置に来ると、その名前が与えられる。 「そ、それがそのぉ……」 (あら? 怖がらせ過ぎたかしら……) 口元をピンクのマスクで覆っている女戦闘員は、胸の前で両手を組んでモジモジし始める。 ゼブラスティが上級戦闘員と言っても、まだ周りは雑魚ばかりの部下。 更に上の幹部クラスから見れば、ゼブラスティも唯の雑魚なのだ。 だが、その女戦闘員にとってはゼブラスティは雲の上の存在。 緊張してしまうのも当然の事。 「ごめんね、少し意地悪だったわね」 「あっ……い、いえ! 私はそんな……」 ゼブラスティは立ち上がると、まだ幼さの残る目をしている女戦闘員の頭を撫でる。 彼女は気性が荒いタイプと言われるゼブランタイプには珍しく、部下には優しい事で有名だった。 「あの……地下から凄い威圧感が来て夜眠れなくて……モンスターでも居るんですか?」 「地下から……? ああ、あれね」 「え? ゼブラスティ様?」 ゼブラスティは立ち上がると、女戦闘員の手を取る。 そして、『私の趣味を教えてあげるわ』と一言話し、扉の奥に二人で消えた。 412 :HP-5000 [sage] :2007/03/17(土) 00:18:46 ID:4UAu8kXN 2. ガチャンッ……。 「きゃぁ!」 「ふふっ、暗いの苦手なの?」 カチッ……。 地下へ続く扉が閉まると、可愛く小さな悲鳴を上げた女戦闘員の声に、ゼブラスティは笑いながら電気のスイッチを入れる。 「入るのは始めてよね?」 「は、はい! 私は今期入隊したばかりです!」 「あらあら? 今はプライベート、敬礼は必要じゃないわよ? 入隊の時、私の説明聞いてなかったのかしら? お仕置きが必要ね」 ゼブラスティが言うと、女戦闘員は『あわわっ』と慌てふためいている。 「ふふっ、冗談よ。いらっしゃい……」 それを可愛く感じながら、まるで妹を見るよう微笑でゼブラスティはその手を引いて歩き出した。 コッ、コッ、コッ、コッ……。 (ど、何処まで行くのかな? ジメジメしてるのが気持ち悪いよぉ) 右手を引かれ、ゼブラスティのゼブラ色のレザーブーツが鳴る度に、女戦闘員は表情を曇らせる。 胸の前で左手を軽く握り、オロオロと辺りを見渡している。 そして、その脳裏には不安が過ぎる。 『女新隊員のお決まり、破廉恥な行為を強制的にさせられる』 が、頭を過ぎったからだ。 細い階段の左右の壁にある扉を通り過ぎ、ゼブラスティは更に奥に進む、それが女戦闘員の不安を掻き立てる。 (SMかな? それともレズプレイかな? それとも複数? 覚悟してたけど……怖いよぉ……) ドンッ……。 「きゃぁ!」 「何してるの? 着いたわよ?」 女戦闘員は考え事をしている内に、止まっていたゼブラスティの体に背中にぶつかっていた。 「ご、ごめんなさいごめんなさい! どうかSMだけは許してくださぁい! うぇぇん!」 「SM? ああ、あの恒例行事なら私はしてないわよ……泣いてる顔、可愛いわね……素質あるかもよ」 「ふぇ? 素質?」 ガチャ……。 「え……?」 意味有り気に微笑んだゼブラスティに引かれ、女戦闘員は不思議そうに中に入る。 カチャン……。 「えっ!?」 「どう? 私のコレクションは?」 女戦闘員が目を丸くする。ゼブラスティは面白そうにその様子を見ている。 「うぉぉぉぉ! ゼブラスティ! 今日こそ俺を選べぇぇぇ!」 左右に広がる巨大な檻の中に、大勢のヒーロー風な男達が群がっていた……。 413 :HP-5000 [sage] :2007/03/17(土) 00:21:03 ID:4UAu8kXN 3. コッコッコッコッコ……。 「それじゃあ、今日は初めての子が居るから貴方お願いね」 「は、かしこまりました」 片手を腰に添えて歩いていたゼブラスティが、一人の緑色のアイマスクをした男を指刺して言う。 「ちぃぃぃぃ! 可愛い子だったから俺がやりたかったぜぇぇぇ!」 同時に、周りで静にしてい男達の残念そうな声が聞こえてくる。 ゼブラスティの趣味……。 それは、自分の魅力で屈服させた男達を『ペット』として飼う事だった。 そして、彼女は定期的に男を選び『ゲーム』を楽しむ。 ガチャンッ……。 「ううっ……やっぱり、こうなるんですね……分りました」 小さな個室に来ると、女戦闘員は口元のタイツを両手で掴み、思い切り下に引張る。 伸縮性のあるタイツは、そのまま女戦闘員の胸辺りまで広がり、肌を露わにさせる。 「何してるの?」 「ですから……これから、その男の餌食に……」 女戦闘員は胸の下までタイツを下ろすと、抑制されていた胸がプヨンと飛び出し、そのまま男の前に立つ。 そして瞳を閉じ『どうぞ』と言った。 「ぷっ」 「ぷっ」 「ふぇ?」 ゼブラスティと男が噴出したかと思うと、お腹を抱えて笑い出したのを見て、女戦闘員が妙な声を上げる。 「見てるだけでいいのよ、ちなみにこの男は『マスクマスターズ』の元グリーンマスク、知的派だから良かったわね」 「知的派ですか……そう言って頂けるとは光栄ですね」 ゼブラスティは男の首に手を回すと、そのまま濃厚なキスをする。 『肉体派なら襲われてたわよ』 そして、ゼブラスティは男の服を剥ぎ取りながら、ポカンとしている女戦闘員に呟いた。 414 :HP-5000 [sage] :2007/03/17(土) 00:26:39 ID:4UAu8kXN 4. ピチャクチャ……ピチャクチャ。 「んふっ、ん、ん、んっ……あむっ、レロッ……ん、ん、ん……」 「くっ、流石ゼブラスティ様……何時もそのテクには感服します。では私もそろそろ失礼して……」 グリーンマスクは、ゼブラスティの綺麗なピンク色の割れ目に舌を這わせる。 ピチャピチャピチャピチャ……。 「ふはっ! ぐ、グリーンもっ、相…当、ああんっ!」 69の状態で下から反り立つ大きなペニスを根元まで咥え込んでいたゼブラスティが、吸い出した汁を口から撒き散らしながらよがる。 「この甘い蜜の味が溜まりませんね……失礼しますよ」 ジュブブブ! 「きゃぁ! 指が、私の中で暴れ……」 ゼブラスティは、ゼブラ色のマスクに開いた穴から覗かせる瞳をウットリとさせる。 グリーンマスクの指のテクは、一瞬で相手の思考を奪い去るのだ。 ジュブジュブ! ジュブブブ! プチュプチュ! カリッ! 「ひっ!? ダメェェ! そこは弱いのよぉ! 噛まないでぇぇ!」 「失礼、ですがこんなに溢れてきましたよ」 「虐めるなんて酷いわ……なら、私も負けられないわね」 「ぬあっ!?」 クチュクチュクチュクチュクチュクチュ……。 反撃に出たゼブラスティの攻撃に、グリーンマスクがビクッと反応する。 「レロッ…ンッ……」 ペニスの皮を下まで捲り、そのまま釣竿を舐めるように下からゆっくりと先端まで舐める。 「ピチャピチャピチャピチャ、ん、ん、ん……クチュクチュ……」 舐めた跡に先端の割れ目を、舌先を捻らせて何度も抉るように刺激する。 「あむっ! ん、ん、ん、ん、ん……レロッ……ん、ん、ん、ん……」 「くあっ!?」 その後大きなペニスを口に含み、根元まで一気に飲み込む。 「くっ、奴隷とは言え、私は嘗て舌先のマスクと呼ばれた男! 舐める勝負では負けません!」 グチュ……。 「あっ!?」 ゼブラスティの割れ目を大きく指で押し広げ、ゼブラスティは奥深くに舌を入れる。 そして、ゼブラスティが口に含んだペニスを吐き出した時点で、この勝負は決まった。 415 :HP-5000 [sage] :2007/03/17(土) 00:31:30 ID:4UAu8kXN 5. ブチュブチュブチュブチュブチュ! 「あ、ああっ! イク、イクイクイクイクっ! 舌だけで、やっぱりハメる勝負に変えっ! ああああっ!」 「今更変更は無しですよ? この分だと時間の問題ですね、外出許可は頂きました」 『ゼブラスティのゲーム』 それは、『テク』『ハメ』の二種類がある。 『テク』ならお互いのテクニックを駆使して先にイかせた方の勝利。 『ハメ』なら前座無しにお互いの体力が続く限り行為をし、『参った』と言った方の負け。 ゼブラスティに勝てば、男は一ヶ月の外出許可が得られるのだ。 「さて、そっちが攻撃しないなら体制を変えます」 「ああっ、あああっ……」 グリーンマスクは起き上がると、ゼブラスティが成すがままに体を仰向けにされる。 そしてM字型に固定されると、そこには綺麗なピンク色の割れ目がヒクヒクと、その時を待っている。 「お覚悟を」 「っ!? あ、ああああっ!? ああああああああああ!? んんんっ!」 ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ! 下腹部に感じた衝撃に声を上げたゼブラスティは、恥ずかしそうに両手で口を覆い隠し、声を殺す。 『んっ、んっ』と耐えて体を捩るその姿は、多くの男性の心を掴むだろう。 ゴクッ……。 (す、すごぉい……こ、これが大人のセックス……あ、あれ? な、何この感じ?) その光景を見ていた女戦闘員は、喉を鳴らしながら体の異変に気が付く。 ――体の内が焼けるように熱い。 「もう我慢できない! ああんっ!」 グニッ……。 既に腰の部分までタイツを下ろしていた女戦闘員は、片手で左胸を揉む。 クチュ……。 そして、余った方の手でタイツの上から割れ目を撫でる。 二人の激しい勝負の模様を見て、女戦闘員は欲情してしまったのだ。 クチュクチュクチュクチュクチュクチュッ! 「き、気持ちいいよぉ! ヤダァ! 止められないぃ!」 手に納まり切らない大きな胸を、下から捲るようにして何度も揉み、乳房の先端が円を描く。 割れ目を撫でる指の動きが早まり、タイツに甘い染みが広がって行く。 ビクンッ……。 「あぁ!? イクゥゥゥゥゥゥッッッ!」 「オナニーで、イクの、始め、て……感じるぅぅぅぅぅぅ!」 ゼブラスティと女戦闘員が同時に体を震わせ、背中を仰け反らせながら絶頂の声を上げた……。 416 :HP-5000 [sage] :2007/03/17(土) 00:36:49 ID:4UAu8kXN 6. ザッ……。 「ではゼブラスティ様、一ヶ月ほど失礼します」 「ええ、楽しんで来るのね……」 「お土産を期待していて下さい、では……」 グリーンマスクは緑色のシルクハットを取ってお辞儀をした後、緑色のマントを翻してその場を去る。 「ゼブラスティ様……本当に大丈夫なんですか?」 「何が?」 暫くしてグリーンマスクの姿が消えると、後で見ていた女戦闘員が複雑な表情をしている。 「だってゼブラスティ様、こんな行為は厳禁です」 「そうね……バレたら処刑ね」 『捕虜を取る者は死刑処分』 これは、組織内に伝わっている一番有名な掟だった。 女戦闘員は地下から戻ると、その事を思い出して顔面蒼白の状態だった。 秘密を知らない知っているは関係無く、その部下も例外なく処分されるからだ。 「怖い? だったら転属届けを出しなさい、いい上司を紹介するわ」 「えっ……?」 女戦闘員が目を丸くする。 危ない部隊に留まろうとする者など、居る筈が無い……。 そんな事を言えば、必ず逃げ出す者ばかりだと思ったからだ。 「貴方の先輩、知らない人は居ないわよ」 「じゃあ……」 「そう……あの子達は、私の理想に付き合ってくれてるの」 女戦闘員は唖然としているが、ゼブラスティは真剣な顔で話し出す。 「私はある男を組織に引き込みたいの、この趣味はその予行練習」 「男……? その人が……好きなんですか?」 「好きよ。でも……何度誘っても答えはNO……だから、色んな男を魅了して方法を探しているの」 悪の組織に居る女が、たった一人の男の為に命を懸ける。 世間から見れば馬鹿らしい事だろう……だが、現に彼女の周りには多くの人が集まる。 そして今日も……。 「わ、私もお側に居させてください! ゼブラスティ様の側で戦いたいです!」 「そう……ありがとう」 ザワッ……。 口元が軽く微笑むみ、赤い口紅が際立つ。それはゼブラスティの顔を美しく際だ出せ、その背中に風が追い風が吹く。 彼女の趣味は、一歩間違えれば身を滅ぼす過酷なもの……だが、彼女がそれを止める事はない。 何故なら……。 ――その趣味は彼を迎えて完成するのだから。 ∞―――――∞―――――∞―――――∞―――――∞―――――∞―――――∞―――――∞―――――∞ こんな感じでしょうか……。やはり、表現を変えた方がエロさは増しますかね? >>409 実は私……『昔の日本のお姫様口調』に弱かったりするのでかなり萌えましたw つづきワクテクして待ってますw そ、それに! ぜ、是非とも! あの知的な夫婦の趣味を!w またお会いしましょう 417 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/17(土) 00:45:04 ID:4UAu8kXN 体性→体勢、です。 やはり色々やってる・・・。後はもうご愛嬌でよろしくw 418 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/17(土) 01:09:58 ID:qBwo0tGz >>411 GJ!!! これ以降6レスってあんた、最後の名無しレス予測してるのかw 即興でこんなもの書くあんたに恐怖を感じるのは俺だけだろうか・・・ 419 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/17(土) 02:16:09 ID:P8ciiv3k >>409 首領様の獲物は鎌ですかw 荒っぽい【正義の味方】の名前と手口から、 なぜか失職したマッシブな悪女がトレーナーに付いていたと想像してしまったw 続き待ってるw >>417 ちょw 舌先のマスクってなんだよw エロさの中に伏線どころか笑いのトラップ仕掛けるのかよw 420 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/17(土) 02:26:35 ID:RLCP+629 >>416 その男がごっつ気になる 421 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/17(土) 02:56:44 ID:tj576SAy ブルーだったりして・・・・・・。 なぁっはっは。そんなわけないですよね。 ですからそのイスをおろしてボグハァ 422 :名無しさん@ピンキー :2007/03/17(土) 03:05:16 ID:qBwo0tGz く、黒百合様が暴走しとるぞ!? ブルー!出番だぞー!今机掲げてるから巻き込まれないようになw 423 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/17(土) 12:43:16 ID:tE2A8F6J >>404 小説は説明文とかハッキリと細かいところまで書くのに対し SSは簡潔に書く気ガス 424 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/17(土) 13:27:51 ID:qBwo0tGz >>404 質問の後で投下してる人と同じならそんなかんじで問題ないよ面白いし 俺の意見だとSSは小説と違って説明を端的に、世界観をいきなりバトルなんかで最初に表現そしたら後はネタを考えてその後の話しに付け加える 榊家の作者様とかはそのスタイルかなリアリス系は少し小説に近いけどあれはも多分次回作の事は頭に入れて無い気がする 個人的見解では話しの中にうまく次回に繋がる「謎」な言葉をのこして後から話しを考えるかなり高度な技術だと思ってる 長々とスマ 425 :4 [sage] :2007/03/17(土) 19:35:24 ID:27DIU9cb 首領 司馬耕作 第一話 「やめて!いや放して」 事務職風の制服を着た長い髪の女性が男に無理矢理男子トイレに連れ込まれて いる。入り口の外の壁にはおそらくその女性が呼んだであろう警備員が二人の されている。 「わかったから!わかったから!!酷いことしないで!入り口のIDカードなら 教えてあげるわよ!」 「ダメだな…俺をバカにしやがったからな! たっぷりかわいがってやるぜ!」 ビリィイイイ!!!  男は胸ぐらを掴むとその握力で強引に服を引き裂いた。 「きゃああああああ」 「おい! なんで俺を入れないんだよ!」 ここは秘密組織『デス・トラクション』のアジト。昇進試験の日,会場受付で 一人の男が女性係員と口論していた。 「所属の隊長をボコボコにする奴を誰が試験を受けさせるっていうのよ!」 「るせーな! あいつが俺を見下しやがったんだよ!」 つい三日前のことだった。突然,隊長に声をかけられた。入団試験の学力テス トについてしつこくバカにされた。短気な男はすぐにぶち切れ,日頃の怨みも あったのか,上司を再起不能にした。 「だいたいあんたみたいな乱暴な人が出世できないわよ!」 「ほう…そうか。では乱暴に行きますか」 男は彼女ににじり寄り,肩をつかんだ。 「痛いじゃない! 人を呼ぶわよ!」 「あの制服の中にこ〜んなエロい体を隠しているとはなぁ」 無惨に引き裂かれた服の下から桃色をした形の良い乳がこぼれる。 背後に回ると彼女の高鳴る鼓動が聞こえる程密着し,そこからその双丘をもみ しだく手を伸ばす。 「あっ」 「カワイイ声を出すじゃないか。感じてるのか?」 「誰があんたなんかにぃ!あっ…あぁあああ」 耳元に息を吹きかけ,頬から下をはわせる。同時にいやらしい手つきで乳首を つまんだ。 「どうだい?」 「この…悪党っあっ!」 下半身に手を伸ばすと,わずかな湿り気があるのが確認できた。 くちゅくちゅ・・・ 「前戯なしでもいけそうだな」 右手を男は嘗める 「やめっああん! そんな汚い…あっ」 「しているのか?」 「はぁ,はぁ,はぁ,オナニーなんて…してない…」 自分でもよく知らない部分を弄ばれ,その快感の逃げ場所を荒い呼吸に求めた。 「『俺はオナニーしてるのか?』なんて聞いてないぞ。淫乱め」 「はぅ!」 言葉によって辱められ,彼女の顔は途端に赤くなる。 「すぐに入れてやるよ」 ズボンから自身を取り出し,割れ目にあてがった。 426 :4 [sage] :2007/03/17(土) 19:35:55 ID:27DIU9cb 「やめて!はじめてなの,ああ」 「良かったな,俺が初めての男で」 そう言うと一気に膣に突き入れた。 「あぁああああああああああああああ!!!」 割れ目から赤い乙女の証が伝っていった。 「本当に処女だったんだな。締め付けてきやがるな」 「あぁあああ…」 初めて体内に入る違和感と痛み。体が二分されてしまうような気分だった。 「ところでお前,名前は?」 「誰が…あんたなんかに…あぁああ かすかな抵抗も耕作にとっては嗜虐心を引き立てる材料にしかならず,ゆっく りとした動きによって征服していく。 「…動かさないでぇええ…事務の…東山リリィ」 「なるほどなぁ…すぐによがらせてやるよ」 「いやぁあああん!あっあっあっあっあああああっあっあっ」 彼女の意思に関係なく抽送を開始する。 「あっ!あああ!あっ!」 快感と痛みを伴う行為と辺りに充満する性の臭いは彼女の脳を麻痺させていっ た。緩急を加え,前後だけでなく上下左右の動きを取り入れて,出し入れをす る。 「あっ!あっ!!もう…!あっあっあああ!!!」 最初は痛みを訴えるだけだったその声も,徐々にそれとは別に何かを求めるよ うな声に変わっていった。 「あっはっ!あああ!!!あっあっあっああ!あん!!!怖い!!」 「すごい締め付けだな!俺もそろそろだ!膣中に出すぞ」 「やっダメ!出さないで!あっあっ!あっあああああああああああん!!!」 絶頂と共に膣中に欲望の塊をぶちまけた。 「いやぁああああ…出てる。私の中から白いの…」 「それじゃあこれはもらっていくぜ」 IDカードを奪い取った男はぐったりとしたリリィをトイレに放置すると再び試 験会場に向かうため,一仕事終えたような顔をして廊下に出た。 「…」 トイレから出るとあるはずのアジトの壁は消え,見えるのは瓦礫の山々と澄み 切った青空。そして遠くに見えるビル群だった。 「なんじゃこりゃぁあああ!!!」 紹介し忘れたが彼の名は司馬耕作。デス・トラクションの戦闘員改め元戦闘員 であり,この物語の主人公である。 427 :4 [sage] :2007/03/17(土) 19:36:35 ID:27DIU9cb 「で,どうすんのよ」 「なんで付いてきてるんだ?」 デス・トラクションは市内にいくつもの隠れ場所を持っていた。ここもその一 つである。 「人の制服ぼろぼろにして何様のつもりなのよ!私の初めてまで…」 「良かっただろ? 俺と楽しんでたからアジト襲撃時に生き残れたんだぜ?」 「ムキーッ! だいたいあんた達ザコ兵が弱いからあんな打ち切り戦隊ものに 負けるのよ! その上,経費の無駄遣い! セクハラ! 警察沙汰。みんな私 達裏方が何とかしてるのよ!」 そこら辺のモノをリリィは投げつける。 「うるせぇ!命かけてるのは俺たちなんだ!多めにみろ!」 「キャッ」 耕作はリリィを押さえつける。 「また犯すの? やれるもんならやりなさいよ! あんたのチ○ポをかじり取 ってやる!」 「………フン。新しい就職先も制服も用意してやるよ」 「へっ?」 「デス・トラクションは無くなった。この地域を巡って他の地域の組織が介入 してくるだろうな。4月になったら番組改編期だから正義の味方さんもやって くるぜ。その混乱に乗じて新しい組織をたてんのよ。そうだな俺の苗字をもじ って『シヴァ』なんていうのはどうだ?」 「バカらしい…」 「んだと!」 「構成員を雇うお金がなくちゃダメでしょうが…あんたどうせ一文無しでしょ」 「うっ…銀行強盗でもすればいいだろ!」 「すぐに捕まるわよ?」 「怪人カプセルさえあればなんとかなる!」 「ないじゃない…だいたいアジトがつぶれてるから在庫もないわ」 怪人カプセル。それはデス・トラクションの開発したヒトの遺伝子を組み換え ることができる薬品。それを飲めば強力なパワーと肉体を持つ怪人へと人間が 進化できる。 「畜生…あきらめるしかないのかよ」 「(弱きになるところもあるのね…あっ!)当てが一つだけあるわよ…」 「なにっ!? 教えてくれ!」 リリィに掴みかかる。 「とりあえず手はなしくれない? 息苦しくて話しづらいんだけど。」 「すまねぇ」 「研究所に出入りしていた大学生の子がいたはずだわ。自分で研究したいから ってサンプルを一つ借りて行ったはずよ」 「そうか…大学生。くけけ」 「うっこいつ…」 「さぁお嬢さん,そのカプセルを渡してもらおうか,でないと」 そう言うと耕作は下半身のブレードを出す。 「ひぃいいい!!!」 そのグロテスクで赤黒いモノを見まいと少女は顔を隠す。 「犯そうとするな!」 大学構内の研究室。どこから持ち出したのかリリィのハンマーの音が鳴り響く。 眼鏡をかけた少女の名は大川いずみ。大学の研究室で生物学の研究をしている。 「いってぇ…」 「あのバカはほっといて,例のカプセルなんだけど,持ってるわよね?」 「は,はい。最近まで成分解析を行っていました。しかし,凄いですね。人間 の遺伝子を変える働きがあるんですね。これだったらどんな病気も治せる特効 薬が作れるかもしれない。私もこんな研究してみたいなぁ」 「研究熱心なのね」 「はい,あっ! これお返ししますね」 いずみは赤いカプセルを脇から出す。 「そうはさせんよ」 428 :4 [sage] :2007/03/17(土) 19:37:33 ID:27DIU9cb 「誰だ!?」 そこには二人の筋骨隆々とした男二人組が立っていた。 「私の名はマッスルイエロー」 「マッスルグリーン」 「てめえら,打ち切りで終了した奴らじゃねーか」 「フフフ,最近では第2期体制というのがあるのだよ」 「させるかよ!」 耕作はマッスルイエロー殴りかかる。 キンッ! 「き,効かねぇ!?」 「一瞬にして体を鋼鉄に変えたのだよ。まぁ君のようなザコ戦闘員なぞもとよ り相手にしていないがね!」 「うわぁあああ」 「耕作!」 ドガァアアア! マッスルイエローが腕を振ると簡単に耕作は部屋の反対側に飛ばされる。 「さぁお嬢さん,その人たちは悪い組織の一員なんだよ。そのカプセルと一緒 に来てもらおうか。それとそこの君も保護してあげよう。ハッ!ハッ!ハッ!」 異様に発達した大胸筋をぴくぴくさせながらいずみに迫ってくる 「あんた達みたいなキモい奴ら願い下げよ!」 「嫌!嫌!筋肉星人は嫌〜」 「そうだ,こっちに渡せ!」 「いやぁあああ!おちんちん!」 耕作の下半身から肉棒がはみ出していた。 「ちょっと汚いモノしまいなさいよ!」 「うるせぇあいつらのせいでチャックが壊れたんだよ!」 「さぁお嬢さん,こっちに!ハッ!ハッ!」 「マッスルいやぁあああ!!!」 カプセルが手から離れ,放り投げられる。 「すぐに蹴散らしてやるぜ,シヴァ・ブレェエエエエエエド」 両手を構えると電気を帯びた剣が出現した。 「大したパワーのようだ。だが,私たち二人のマッスルパワーに勝てるかな? かな?かな?」 「大胸筋!大腿筋!内転筋!上腕二頭筋,三角筋,僧帽筋,上腕三頭筋,大腿 四頭筋,ひらめ筋,平滑筋」 「セリフがなげぇえええええええええ!!!」 「まだセリフが!あばば!!!!!!」 「がばば!!!!!!」 剣を振り下ろすと100万ボルトの電流が流れる。 「せ,せせせせせいぎは必ず…」 ボオオオオオオオオオオンッ! 研究室を爆風が包み込む。 「フハハ! 強い奴が勝つ!」 「下くらい着なさいよ」 「おっきい…」 三者三様である。 429 :428 [sage] :2007/03/17(土) 19:39:36 ID:27DIU9cb 428の文章間違いです 「誰だ!?」 そこには二人の筋骨隆々とした男二人組が立っていた。 「私の名はマッスルイエロー」 「マッスルグリーン」 「てめえら,打ち切りで終了した奴らじゃねーか」 「フフフ,最近では第2期体制というのがあるのだよ」 「させるかよ!」 耕作はマッスルイエロー殴りかかる。 キンッ! 「き,効かねぇ!?」 「一瞬にして体を鋼鉄に変えたのだよ。まぁ君のようなザコ戦闘員なぞもとよ り相手にしていないがね!」 「うわぁあああ」 「耕作!」 ドガァアアア! マッスルイエローが腕を振ると簡単に耕作は部屋の反対側に飛ばされる。 「さぁお嬢さん,その人たちは悪い組織の一員なんだよ。そのカプセルと一緒 に来てもらおうか。それとそこの君も保護してあげよう。ハッ!ハッ!ハッ!」 異様に発達した大胸筋をぴくぴくさせながらいずみに迫ってくる 「あんた達みたいなキモい奴ら願い下げよ!」 「嫌!嫌!筋肉星人は嫌〜」 「そうだ,こっちに渡せ!」 「いやぁあああ!おちんちん!」 耕作の下半身から肉棒がはみ出していた。 「ちょっと汚いモノしまいなさいよ!」 「うるせぇあいつらのせいでチャックが壊れたんだよ!」 「さぁお嬢さん,こっちに!ハッ!ハッ!」 「マッスルいやぁあああ!!!」 カプセルが手から離れ,放り投げられる。 ガシッ 耕作は右手でしっかりとカプセルを掴む。 「おっしゃぁあああ!!! ゲット! よし飲むぜ」 「ちょっと待って! カプセルのもう一つの特性知ってるわよね?」 「パワーが強ければ強いほど,身体的適合者が少ないって言うんだろ?」 「そうよ。もし,そのカプセルが首領クラスとかだったらあなたが適合する確 率は0(ゼロ)に等しいのよ! 適合しなかったら体の組織という組織を破壊 されるのよ!」 「はん! だったら俺の運命もそれまでよ。それにそんなこと行ってる場合か よ。第一なんで俺の顔の事お前が気にするんだよ! もしかして惚れてんのか?」 「違うわよ!」 「じゃあ飲むぜ!」 ゴクッ その赤いカプセルを丸呑みする。 「へっへへへ。なんともねぇじゃねえか。むしろ力があああ!!!いてぇええ ええ」 耕作の中で雷のような激しい痛みが走る。 「どうしたの?」 「いてぇえええんだよ! 体中が!」 「拒絶反応が起こってるんだわ…」 「うわあああああああああ」 「フハハ! 見たまえグリーン。拒否反応を示したようだ」 「その様だイエロー。今の内に保護してしまおうかハッ!ハッ!ハッ!」 「やめなさいよ! 保護って名目で洗脳するんでしょ!」 「正義の教えをこうのだよ!世界ってすばらしい,世界ってすばらしいと耳元 で三日三晩ささやいてあげよう」 「そんな気持ちの悪い洗脳は嫌よ!」 「マッスル嫌〜!」 430 :428 [sage] :2007/03/17(土) 19:42:32 ID:27DIU9cb バリバリバリィイイイ!!! 「な,何だ!? こ」 「へへへ! 俺様,超ふっかーーーーーーーーーーーーーつ!姿形は変わ ってねぇがみなぎってくるぜ。ここだってピンピン!」 「服着ろ!」 「きゃあああ」 イエローとグリーンは身構える。 「すぐに蹴散らしてやるぜ,シヴァ・ブレェエエエエエエド」 両手を構えると電気を帯びた剣が出現した。 「大したパワーのようだ。だが,私たち二人のマッスルパワーに勝てるかな? かな?かな?」 「大胸筋!大腿筋!内転筋!上腕二頭筋,三角筋,僧帽筋,上腕三頭筋,大腿 四頭筋,ひらめ筋,平滑筋」 「セリフがなげぇえええええええええ!!!」 「まだセリフが!あばば!!!!!!」 「がばば!!!!!!」 剣を振り下ろすと100万ボルトの電流が流れる。 「せ,せせせせせいぎは必ず…」 ボオオオオオオオオオオンッ! 研究室を爆風が包み込む。 「フハハ! 強い奴が勝つ!」 「下くらい着なさいよ」 「おっきい…」 三者三様である。 「私,研究室いられなくなっちゃった」 「ごめんね…私たちのために」 「いいんです…私,この際ですから田舎に帰ります」 「おいっ!お前,俺の部下にならないか?」 「え?」 「なに巻き込んでるのよ! だめよ,こんな奴」 「ここじゃあできない人体実験とかもさせてやるよ。なんならさっきのカプセ ルの研究もできるかもしれないぜ?」 「本当ですか? お願いします」 「そうか…精進せぇよ,クックック」 「こいつ…」 続く 昨日投稿した司馬の性格だと物語が進まなくなりそうなので180度変更しました。 組織の女と言うことなので,まぁこういう人たちもいるだろうという気持ちで書きました。 431 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/18(日) 00:02:42 ID:GclblTh8 悪×悪はこのスレ初だな。期待してます。 432 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/18(日) 00:14:15 ID:/NR/RM9d >>430 早速の投下GJw 今度は本番付きですかw しかもキテレツ君が女性ですかw なにより司馬さんの性格変りすぎっすよw 個人的な希望言わせて貰えたらリリィさんも前に投下された女首領様くらいの悪さ加減が欲しいですな 悪の組織に属してた為にエライ目に遭ってる常識人で純な彼女がどこまで黒く染まるか楽しみにしてますよw 433 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/03/18(日) 12:49:06 ID:BOjSmAJy gj